| 【発明の名称】 |
仕切弁の弁体ガイド構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】竹原 順治
【氏名】北川 精規
【氏名】宮崎 隆行
【氏名】永 義仁
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| 【要約】 |
【課題】弁体の円滑な昇降動作と全閉時おける安定姿勢の確保を同時に具現する。
【解決手段】弁箱12の内部に弁体31を配置し、弁体31を弁箱12の流路35を全閉する位置と全開する位置とにわたって案内する一対のガイドレール36を弁箱12の内側面に相対向して配設し、弁体31の両側部のそれぞれにガイドレール36に係合する案内溝38を設け、ガイドレール36の案内面36aと案内溝38の底面38aの間に所定間隙αを形成し、ガイドレール36の終端位置に案内溝38の底面38aに摺接する姿勢矯正部39を設けた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 弁箱内に弁棒の軸心方向に移動する弁体を配置し、弁体を弁箱内の流路を全閉する位置と全開する位置とにわたって案内する一対のガイドレールを弁箱の内側面に相対向して配設し、弁体の両側部のそれぞれにガイドレールに係合する案内溝を設けた仕切弁において、ガイドレールは、頂部の案内面において弁体の案内溝の底面に所定間隙をあけて対向し、弁体の全閉位置に対応する終端位置に溝底面に摺接する姿勢矯正部を有することを特徴とする仕切弁の弁体ガイド構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、上水、下水、工業用水、農業用水等の配管用バルブとして使用する仕切弁に係り、仕切弁の弁体ガイド構造に関する。 【0002】 【従来の技術】この種の仕切弁には、例えば図4に示すようなソフトシール弁がある。図4において、ソフトシール弁11は、弁箱12の内部に弁箱内流路13を横切る方向に出退する弁体14を配置しており、弁体14は弁箱内流路13と弁体収納空間15との間で出退自在に設けている。弁体収納空間15は弁箱12の弁体収納部16と蓋部17とで形成しており、蓋部17の頂部にパッキン箱18を設けている。弁棒19は、雄ネジ部において弁体14に装着した雌ネジコマ20に螺合し、頭部にキャップ21を装着している。 【0003】弁体14は、弁棒19の雄ネジ部を収納する中空状の基板部の全面にゴムライニング22を施してあり、弁体14の縁部のゴムライニング22によって弁体シート23を形成している。弁体シート23は上流面側と下流面側にそれぞれ形成しており、全閉位置において弁箱12の弁箱シート24に圧接する。弁箱12は内側面に弁体14の昇降を案内する左右一対のガイドレール25を上下方向に配設しており、弁体14は両側の部にガイドレール25に係合する案内溝を形成したガイド部26を設けている。 【0004】この構成により、弁体14の開閉操作は、キャップ21および弁棒19を回転駆動して行う。弁棒19の回転に伴って雌ネジコマ20および弁体14は、ガイド部26に設けた案内溝でガイドレール25に案内されながら弁棒19の軸心方向に移動し、弁体シート23が、弁箱シート24に当接して弁箱12の内部の流路を全閉する位置と、弁体収納部16に待避して弁箱12の内部の流路を全開する位置とにわたって出退する。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上記した構成において、ガイドレール25の頂部の案内面とガイド部26の案内溝の底面との間には所定の間隙が存在し、この間隙によって弁体14の円滑な昇降動作を確保している。しかし、この間隙の存在によって弁体14が弁棒19の軸心に対して傾くことがあり、全閉状態において弁体14が傾斜した状態となると、弁体シート23がそのシール面の全面にわたって圧接せず、シール性が損なわれる問題があった。 【0006】本発明は、上記した課題を解決するものであり、弁体の円滑な昇降動作と全閉時おける安定姿勢の確保を同時に具現する仕切弁の弁体ガイド構造を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記した課題を解決するために、本発明の仕切弁の弁体ガイド構造は、弁箱内に弁棒の軸心方向に移動する弁体を配置し、弁体を弁箱内の流路を全閉する位置と全開する位置とにわたって案内する一対のガイドレールを弁箱の内側面に相対向して配設し、弁体の両側部のそれぞれにガイドレールに係合する案内溝を設けた仕切弁において、ガイドレールは、頂部の案内面において弁体の案内溝の底面に所定間隙をあけて対向し、弁体の全閉位置に対応する終端位置に溝底面に摺接する姿勢矯正部を有するものである。 【0008】上記した構成により、弁体は案内溝でガイドレールに案内されながら全閉位置と全開位置とにわたって移動する。このとき、ガイドレールの案内面と弁体の案内溝の底面との間隙が弁体の円滑な移動を確保する。全閉位置においてガイドレールの姿勢矯正部が弁体の案内溝の底面に摺接し、ガイドレールの案内面と弁体の案内溝の底面との間隙が無くなり、姿勢矯正部が弁体を基準姿勢に安定保持し、弁体シートが全面にわたって均一な面圧でシール性を発揮する。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施の形態に係る仕切弁は先に図4において説明したものと基本構造において同様であるので、特徴的部位について説明し、他の部位については図4の符号を参照して説明する。図1〜図3において、弁体31は、中空状の基板部の全面にゴムライニング32を施したものであり、縁部のゴムライニング32によって一対の弁体シート33を上流面と下流面にそれぞれ独立して形成している。 【0010】各弁体シート33は、弁体上部の縁部に形成する上部弁体シート33aと、弁体下部の周縁部に形成する下部弁体シート33bとで構成し、上部弁体シート33aと下部弁体シート33bは双方の端部において連続している。弁箱12は、内部に上部弁体シート33aに当接する上部弁箱シート(図示省略)と、下部弁体シート33bに当接する下部弁箱シート34を設けている。弁体収納部16の内側面には、流路35を全閉する位置と全開する位置とにわたって弁体31を案内する一対のガイドレール36を相対向して配設している。弁体31は両側に設けたガイド部37にガイドレール36に係合する案内溝38を設けている。 【0011】ガイドレール36は、頂部の案内面36aにおいて弁体31の案内溝38の底面38aに所定間隙αをあけて対向し、弁体31の全閉位置に対応する終端位置に幅の広い姿勢矯正部39を設けている。姿勢矯正部39は案内溝38の底面38aに摺接して弁体31を基準姿勢に保持するもので、基準姿勢において弁体31はその中心が弁棒19の軸心上に位置決めされ、弁体シート33の全面にわたって面圧を生起する。 【0012】以下、上記した構成における作用を説明する。弁体31の開閉操作に際し、弁体31はガイド部37の案内溝38でガイドレール36に案内されながら全閉位置と全開位置とにわたって移動する。このとき、ガイドレール36の案内面36aと弁体31の案内溝38の底面38aとの間隙αが弁体31の円滑な移動を確保する。 【0013】全閉位置において、ガイドレール36の姿勢矯正部39が弁体31の案内溝38の底面38aに摺接し、ガイドレール36の案内面36aと弁体31の案内溝38の底面38aとの間隙αが無くなり、姿勢矯正部39が弁体31を基準姿勢に安定保持し、弁体シート33が全面にわたって均一な面圧でシール性を発揮する。 【0014】 【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ガイドレールの案内面と弁体の案内溝の底面との間に形成する間隙によって弁体の円滑な移動を確保するとともに、ガイドレールの終端位置に設けた姿勢矯正部が全閉位置において弁体を基準姿勢に安定保持し、弁体シートの全面にわたる均一な面圧でシール性を発揮し、安定した止水能を実現できる。このため、小さな弁棒の操作トルクで確実な止水を行なうことができる。しかも、弁箱に製作に際しては、高精度が必要な部位は姿勢矯正部のみであるので、寸法精度管理が容易で製作し易いものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001052 【氏名又は名称】株式会社クボタ 【識別番号】000142595 【氏名又は名称】株式会社栗本鐵工所
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| 【出願日】 |
平成11年6月10日(1999.6.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100068087 【弁理士】 【氏名又は名称】森本 義弘
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| 【公開番号】 |
特開2000−346211(P2000−346211A) |
| 【公開日】 |
平成12年12月15日(2000.12.15) |
| 【出願番号】 |
特願平11−163151 |
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