| 【発明の名称】 |
仕切弁の開度計 |
| 【発明者】 |
【氏名】竹原 順治
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| 【要約】 |
【課題】マンホール底部など土砂等が流入し易い箇所に配置される仕切弁の開度計が、流入土砂によって故障を起こす事がなく、また、土砂を除去すれば正確な開度が判別できるようにすることを課題とする。
【解決手段】弁棒1と一体となって回転する回転輪2と、該回転輪2から回転運動が伝達され弁体の開度を示す開度指示部9とが密閉容器内10に収納され、該容器10の前記開度指示部9に対面する面が透明とされ、該透明な面を介して前記開度指示部が外部から観察可能とされてなる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 弁棒と一体となって回転する回転輪と、該回転輪から回転運動が伝達され弁体の開度を示す開度指示部とが密閉容器内に収納され、該容器の前記開度指示部に対面する面が透明とされ、該透明な面を介して前記開度指示部が外部から観察可能とされてなる仕切弁の開度計。 【請求項2】 請求項1における仕切弁の開度計において、密閉容器内の自由空間の大部分が回転輪と連動する伝動装置によって占められている仕切弁の開度計。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、仕切弁の開度計の改良に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、弁体と弁棒とが固定され相互の回転量が一対一で対応している弁、例えばバタフライ弁やロータリー弁などの開度は、弁棒と直結した操作軸の回転位置を見れば弁の開度が一目で判別できるが、弁体の開度と弁棒の回転量とが一対一で対応していない弁例えば仕切弁などはハンドルの回転位置を見ても弁体の開度はわからない。 【0003】このため、弁の開度を容易に判別出来るよう、差動歯車機構などで弁軸と連動する開度計を弁軸周囲に設けたものが提案され、かつ実施されている(例えば実用新案公報第3025414号)。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の仕切弁の開度計は、弁体の開度に応じて移動する指示針が弁箱表面に露出した状態に取り付けら、しかもこれら仕切弁は地中埋設管と共にマンホール底部など地中埋設位置に設けられる事が多いので、雨水により土砂等が流入しやすく、土砂等が可動部に侵入すると故障の原因ともなり、故障を起こせば正確な開度が示されないなどの問題があった。 【0005】この発明は、上記問題を解消し、マンホール底部など土砂等が流入し易い箇所に配置される仕切弁の開度計が、流入土砂によって故障を起こす事がなく、また、土砂を除去すれば正確な開度が判別できる仕切弁の開度計を提供することを目的としてなされたものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】請求項1の仕切弁の開度計は、弁棒と一体となって回転する回転輪と、該回転輪から回転運動が伝達され弁体の開度を示す開度指示部とが密閉容器内に収納され、該容器の前記開度指示部に対面する面が透明とされ、該透明な面を介して前記開度指示部が外部から観察可能とされてなるものである。 【0007】この発明によれば、回転伝達部と開度指示部とが、密閉容器内に収納されているため、土砂が機構部に流入することがなく、流入土砂により故障を起こす事がない。また、開度指示部は透明な面で保護されているので、土砂を除去する際に開度指示部を損傷してしまう事がない。 【0008】請求項2の仕切弁の開度計は、上記仕切弁の開度計において、密閉容器内の自由空間の大部分が回転輪に連動する伝動装置によって占められているものである。この発明によれば、密閉容器内の空気体積が可能な限り小さくされるので、密閉容器中に含まれる水分の結露によって容器内面から透明板が曇るのが防止され視認がしやすくなる。 【0009】 【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態を説明する。 実施の形態1図1はこの発明の実施の形態である仕切弁の開度計の縦断面図、図2は同じく横断面図である。 【0010】図1において1は弁棒を示し、弁棒1の周囲にキャップ1aと爪部1bで係合し弁棒1と一体となって回転するハブ2が設けられている。ハブ2の外周にはアーム3が径方向に延出され、アーム3の先端部分には、アーム3の表裏面に軸4が軸支され、この軸4に歯車5、6が同軸に固定されている。 【0011】この歯車5、6の内、裏面側の歯車6には、ケーシング10と一体とされた固定歯車7が噛み合わされ、表面側の歯車5にはハブ2を中心として自由回転する遊転歯車8が噛み合わされ、作動歯車装置が構成されている。上記可動歯車8には指針板9が一体に取り付けられ、指針板9には指針9aが設けられている。 【0012】従って、ハブ2が一回転すると、歯車5は固定歯車7と噛み合いながら回転し、その回転が歯車6から遊転歯車8に伝達され、これによって弁棒一回転が遊転歯車8の(1−Z5・Z8/Z7・Z6)回転となって伝わる。ここに、Z5〜Z8はそれぞれ歯車5〜歯車8の歯数を示す。従って、歯数Z5・Z8をZ7・Z6に近い値とすれば、弁の開度を弁棒1の回転数に応じて歯車8、すなわち指針板9の回転角として表示できる。 【0013】そして、指針板9の外周を囲むケーシング10が弁棒1周囲の弁箱11外面に固定され、上記指針板9と対面するケーシング壁10aが透明板とされている。また、ケーシング10とハブ2との摺動接触部にはOリングなどのシールリング12、12が介挿され、外部からの水、土砂等の侵入を防いでいる。従って、弁棒1の回転を伝達し弁体の開度を示す指示部がすべてケーシング10内に密閉され、ケーシング10上面に土砂が堆積しても作動歯車部や表示部に土砂が浸入することがなく、これらを原因とする故障は防止される。 【0014】また、堆積した土砂を除去する場合も、除去具が触れる事がないので開度表示部が損傷されることがない。従って、土砂等を除去すれば透明板を通じて表示部が視認でき、かつ常に正確な弁体の開度が判かる。なお、上記実施の形態1の作動歯車装置の歯車としてすべて外歯歯車を用いた場合を示したが、図3に示すように一部を内歯歯車を用いた構造のものとしても良い。 【0015】なお、図3において固定歯車7、遊転歯車8が内歯歯車とされている他は図1、図2に示した仕切弁の開度計と同じであるので同一符号を示すのみで詳細な説明は省略する。 実施の形態2図4は実施の形態2の縦断面図、図5は図4のA-A線断面図である。 【0016】図4、図5において、図1、図2と同一部材は、同一符号で示し詳細な説明は省略する。図4、図5において、ケーシング10内にはハブ2、アーム3、歯車5、6、7、8以外の空間容積が極力少なくなるよう歯車7、8の周面に沿って歯車5、6と共に転動するリング体12、12が遊嵌されている。 【0017】上記リング体12、12は図5に示すように歯車6を受容する円孔状貫通孔12を有し、歯車7、8外周とケーシング10内面との空間を満たす。また、歯車5、6を軸支するアーム3も、ハブ2から径方向に延出したフランジ状体とされ歯車7、8間の空間も満たしている。従って、ケーシング10内の空間Sは、歯車5〜8の歯の谷部によってできる空間S1と歯頂部とケーシング10あるいはリング体12周面との間のクリアランス量S2だけとなるので非常に狭くなる。 【0018】従って、当該空間S内に含まれる水分が内外気温差により結露しても、透明板10a全体を曇らせるには不十分となり、透明板10aが結露によって曇り、指針板9を視認し辛くなるということは無い。なお、歯車7、8が内歯歯車の場合は、図3におけるハブ2と歯車7、8間に図5に示したようなリング体12、12が装着される。 【0019】 【発明の効果】以上説明したように請求項1の仕切弁の開度計によれば、ケーシング上面に土砂類が沈殿堆積してもこれを除去すれば透明板を介して弁体の開度が直ちに判明し、また土砂類はケーシング内に浸透しないので内部の差動歯車機構なども保護され故障を起こすこともない。従って開度に関する示度の信頼性も高くなる。 【0020】また、請求項2の仕切弁の開度計は、内部容積ができるだけ小さくされているので、内部空気に水分が含まれていてもこれが結露して透明板を内部から曇らせる事がなく、結露により視認が妨げられることはない。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001052 【氏名又は名称】株式会社クボタ
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| 【出願日】 |
平成11年5月21日(1999.5.21) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100068087 【弁理士】 【氏名又は名称】森本 義弘
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| 【公開番号】 |
特開2000−329252(P2000−329252A) |
| 【公開日】 |
平成12年11月30日(2000.11.30) |
| 【出願番号】 |
特願平11−140876 |
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