| 【発明の名称】 |
電磁弁 |
| 【発明者】 |
【氏名】宅森 宏
【氏名】川石伸太郎
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| 【要約】 |
【課題】小型にできる電磁弁を提供すること。
【解決手段】スリーブ6にガイドされるアーマチャ3の第1ガイド部31と、ハウジング2にガイドされるアーマチャ3の第2ガイド部32とを備え、第1ガイド部31と第2ガイド部32の間のアーマチャ3の外周は、ハウジング2から離間し、ヨークは、ハウジング2側から第1ガイド部31付近まで延びている電磁弁。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】ハウジングによって周囲の一部が包囲されるアーマチャと、アーマチャの周囲の一部を包囲する電磁コイルと、電磁コイルの外周に配置されるヨークと、電磁コイルとアーマチャの間に配置された非磁性体のスリーブと、スリーブにガイドされるアーマチャの第1ガイド部と、ハウジングにガイドされるアーマチャの第2ガイド部とを備え、第1ガイド部と第2ガイド部の間のアーマチャの外周は、ヨーク内側部側の離間部にてハウジングから離間し、ヨークは、ハウジング側から第1ガイド部付近まで延び、電磁コイルとスリーブの間の一部に配置されている、電磁弁。 【請求項2】請求項1に記載の電磁弁において、第1ガイド部とスリーブとの間隙は、第2ガイド部とハウジングとの間隙より狭いことを特徴とする、電磁弁。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、電磁弁に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、電磁弁aは、図3のように、電磁コイルhに電流を流し、ヨークg中に磁束を発生させ、アーマチャfを摺動させて、電磁弁aの開閉制御を行なっている。 【0003】この際、摺動するアーマチャfは、スリーブiの内壁に沿ってガイドされ、軸方向にスムーズに摺動する。これが実現できるのは、電磁弁aの筐体が充分長く、充分なガイド長Lがスリーブiとアーマチャfの間に取れることからなっている。このようにアーマチャfをスムーズに摺動させるためには、電磁弁aの筐体を長くする必要がある。 【0004】なお、電磁コイルhで発生する磁束lは、一本を点線で示すように、電磁コイルhの外周に配置されるヨークg、電磁弁の中心の一部に配置されるコアj、アーマチャf、ブッシュkとハウジングbに流れる閉回路を構成している。電磁コイルhに流す電流の変化により、アーマチャfが摺動し、アーマチャfと締結一体となっている弁棒mの端付近にある弁部eで第1流路口cと第2流路口dの間のブレーキ液流路を開閉する。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、小型にできる電磁弁を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、ハウジングによって周囲の一部が包囲されるアーマチャと、アーマチャの周囲の一部を包囲する電磁コイルと、電磁コイルの外周に配置されるヨークと、電磁コイルとアーマチャの間に配置された非磁性体のスリーブと、スリーブにガイドされるアーマチャの第1ガイド部と、ハウジングにガイドされるアーマチャの第2ガイド部とを備え、第1ガイド部と第2ガイド部の間のアーマチャの外周は、ハウジングから離間し、ヨークは、ハウジング側から第1ガイド部付近まで延び、電磁コイルとスリーブの間の一部に配置されている、電磁弁、又は、前記電磁弁において、第1ガイド部とスリーブとの間隙は、第2ガイド部とハウジングとの間隙より狭いことを特徴とする、電磁弁にある。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。 【0008】<イ>電磁弁の概要電磁弁1は、電磁コイル4によって発生する電磁力により液圧流路を開閉するものであり、例えば図1のように、ハウジング2の上部に円筒状の電磁コイル4を取り付け、電磁コイル4の内部に磁性体のコア7とアーマチャ3を配置し、アーマチャ3の下端付近に弁部11を形成し、第1流路口21と第2流路22口間の流路を開閉する。 【0009】電磁弁の動作は、電磁コイル4に電流を流して、アーマチャ3をハウジング2に対して摺動駆動し、弁部11を開閉して第1流路口21と第2流路口22間のブレーキ液圧流路を開閉する。 【0010】<ロ>ハウジングハウジング2は、電磁弁1を形成する基盤であり、その内部に第1流路口21と第2流路口22を結ぶ流路が形成され、流路の途中に弁部11が配置され、ハウジング2に対して摺動するアーマチャ3が配置される。 【0011】<ハ>アーマチャアーマチャ3は、電磁コイル4によって発生する磁界により、ハウジング2に対して摺動し、弁部11を開閉するものであり、スリーブ6に接してガイドされる第1ガイド部31と、ハウジング2に接してガイドされる第2ガイド部33を備え、第1ガイド部31がスリーブ6に沿って移動すると共に第2ガイド部33がハウジング2に沿って移動し、アーマチャ3がハウジング2に対してスムーズにガイドされる。 【0012】このように、第1ガイド部31と第2ガイド部33が異なる部材に沿ってガイドされ、その第1ガイド部31と第2ガイド部33との間隔を長く取れるので、アーマチャ3の長さを短くしても、安定してアーマチャ3を摺動することができる。その結果、電磁弁1を短くでき、しかも、アーマチャ3の摺動をスムーズにできる。 【0013】アーマチャ3は、例えば図2のように、大径部35、離間部32、中径部36を備えている。大径部35は、径が大きく、その外周でスリーブ6と接し、第1ガイド部31を形成する。中径部36は、大径部35より径が小さく、その外周でハウジング2と接し、第2ガイド部32を形成する。離間部32は、大径部35と中径部36との間で、中径部36より径が小さく、その外周がスリーブ6やハウジング2から離間している。 【0014】ハウジング2と中径部36の間隙は、スリーブ6と大径部35の間隙より大きく、例えば1桁大きくし、第2ガイド部において、ハウジング2と中径部36の電磁的結合力を弱めている。 【0015】アーマチャ3には、外周にブレーキ液が流れる溝部34が形成されている。これにより、アーマチャ3の摺動によって、ブレーキ液が溝部34を流れて移動し易くなるので、例えば、低温時にブレーキ液の粘性が上がり、ブレーキ液が流れ難くなって発生する抵抗力を減少することができる。溝部34は、図1〜図2では、大径部35と中径部36に形成され、離間部32は小径であるので、形成する必要がない。 【0016】<ニ>スリーブスリーブ6は、アーマチャ3と電磁コイル4の間に配置され、アーマチャ3の第1ガイド部31と接して、アーマチャ3をガイドするものであり、例えば円筒状に形成され、円筒状の電磁コイル4の内部に配置される。スリーブ6の内側には、円柱の磁性体のコア7とアーマチャ3の大径部35が配置され、アーマチャ3の大径部35と電磁的結合力が発生しないように、スリーブ6は非磁性体で構成される。 【0017】<ホ>ヨークヨーク5は、電磁コイル4で発生する磁束が広がらないようにする磁性体の部材で形成され、磁束41がアーマチャ3の第2ガイド部32に流れないようにするための内側部を有し、例えば、電磁コイル4の外周部、電磁コイル4とハウジング2とのヨーク中間部52、及び電磁コイル4とスリーブ6との間でアーマチャの第1ガイド部31付近まで延びているヨーク内側部53を備えている。 【0018】以下に、アーマチャの動作について説明する。 【0019】<イ>アーマチャのガイドアーマチャは、第1ガイド部31でスリーブ6に対して摺動し、第2ガイド部33でハウジング2に対して摺動し、第1ガイド部31と第2ガイド部間33の距離が長くできるので、スムーズに摺動することができる。 【0020】<ロ>磁束電磁コイル4で発生した磁束は、主にヨーク5の内部に集中し、ヨーク5のヨーク外周部51、ヨーク中間部52、ヨーク内側部53からスリーブ6を介してアーマチャの大径部35を通り、コア7からヨーク外周部51に戻るループを形成する。 【0021】ヨーク5にヨーク内側部53が形成されているので、磁束41がハウジング2に流れ難く、しかも、アーマチャの離間部32においてハウジング2との間隙を広く取り、また、アーマチャの第2ガイド部33とハウジング2との間隙を第1ガイド部31より広くとるので、ハウジング2に流れ難くなる。その結果、アーマチャの第2ガイド部33とハウジング2との電磁的結合力を弱めることができ、アーマチャ3の摺動をスムーズにすることができる。 【0022】<ハ>開閉動作アーマチャ3は、例えば図1において、磁界が発生していない場合、バネ12で下方に押され、弁部11が閉状態になっている。電磁コイル4で磁界が発生すると、ヨーク5、コア7、アーマチャの大径部35に磁束が集中して流れ、アーマチャ3がバネ12の力に抗してコア7に引きつけられ、弁部11が開状態になる。アーマチャ3の移動に際し、ブレーキ液は、アーマチャの溝部34を流れ、アーマチャ3の動きをスムーズにしている。 【0023】 【発明の効果】本発明によって、次のような効果を得ることができる。 <イ>本発明は、アーマチャのガイド部を離して2ヵ所に設けて、電磁弁を短くしつつ、アーマチャの円滑なる摺動を確保することができる。 <ロ>本発明は、ヨークにヨーク内側部を形成して、磁束がハウジングとアーマチャのガイド部に流れ難く、洩れ難くすることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000004374 【氏名又は名称】日清紡績株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年5月14日(1999.5.14) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082418 【弁理士】 【氏名又は名称】山口 朔生 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−320716(P2000−320716A) |
| 【公開日】 |
平成12年11月24日(2000.11.24) |
| 【出願番号】 |
特願平11−134475 |
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