| 【発明の名称】 |
電磁ソレノイド弁 |
| 【発明者】 |
【氏名】藤田 暢彦
【氏名】宮地 若木
【氏名】黒川 純
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| 【要約】 |
【課題】コアとガイドとキャップとの同軸度の精度向上を図る。
【解決手段】ガイド18とコア41とが圧入または嵌め合いにより装着されて接合部38により封止され、プランジャ9がブッシュ12と弁座体1と弁体8とを装着したコア41に挿入され、キャップ131とガイド18とが圧入または嵌め合いにより装着されて接合部39により封止され、上記圧入または嵌め合いによる装着によりコア4とガイド18とキャップ131とが同軸状に組立てられている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 筒状のヨークとヨークの一端に結合されて弁座体を備えるコアとヨークの他端に結合されたキャップとにより囲まれた内部には筒状のコイルとコイルの内部に配置されてコアとキャップとに装着された筒状のガイドとガイドの内部に移動可能に支持されて弁座体に対する弁体を備えたプランジャとが配置され、電流がコイルに供給されて、ヨークとコアとキャップとプランジャとが磁気回路を形成することにより、弁体が弁座体に対して弁動作する電磁ソレノイド弁において、コアとガイドとの装着またはキャップとガイドとの装着のうちの少なくとも一方が圧入または嵌め合いにより形成されて、コアとガイドとキャップとが同軸状に組立てられたことを特徴とする電磁ソレノイド弁。 【請求項2】 コアとガイドとの装着部でのコイル側の全外周縁が接合部により封止結合されたことを特徴とする請求項1記載の電磁ソレノイド弁。 【請求項3】 キャップとガイドとの装着部でのコイル側の全外周縁が接合部により封止結合されたことを特徴とする請求項1記載の電磁ソレノイド弁。 【請求項4】 コアがガイドに対応するコア本体とコア本体とは別体でコア本体の外側に配置されてヨークに結合される環状のコアプレートとを備え、コア本体とコアプレートとが互いに結合されたことを特徴とする請求項1記載の電磁ソレノイド弁。 【請求項5】 キャップがガイドに対応するキャップ本体とキャップ本体とは別体でキャップ本体の外側に配置されてヨークに結合される環状のキャッププレートとを備えたことを特徴とする請求項1記載の電磁ソレノイド弁。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、電磁ソレノイド弁に関するものである。 【0002】 【従来の技術】図4は従来の電磁ソレノイド弁を軸方向に切断して示す断面図である。図4において、1は弁座体、2は弁座体1の中心に形成された貫通孔、3は貫通孔2の一端側周縁部に形成された弁座面、4は弁座体1を先端部に抱持した磁性体からなるコア、5はコア4の中心に形成された小径孔、6は小径孔5と同軸状に弁座体1側に連なるようにコア4の中心に形成された大径孔、7はコア4の外側面にかしめ付けられた磁性体からなる環状のプレート、8は球状の弁体、9はコア4の中心に移動可能に挿入された磁性体からなるプランジャ、10は弁座体1とコア4と弁体8とプランジャ9とブッシュ12とにより囲まれた内側空間、11は内側空間10とコア4の外側とを連絡するようにコア4の周壁に形成された連絡孔、12はコア4に対してプランジャ9を移動可能に支持するためにコア4とプランジャ9との間において大径孔6に圧入装着された筒状のブッシュ、13は磁性体からなるキャップ、14はキャップ13の内部孔、15はキャップ13の固着部、16は内部孔14に挿入されて固着部15に結合されたスプリング押え、17は弁体8が弁座面3に接触するようにプランジャ9を弁体8側に付勢するためにスプリング押え16とプランジャ9との間に装着されたコイルスプリングようなスプリング、18はコア4より突出されたプランジャ9の後半部を移動可能に支持するためにコア4とキャップ13とに装着された非磁性体からなる筒状のガイド、19はガイド18の周囲に装着された筒状のボビン、20はボビン19に巻付けられた筒状のコイル、21は磁性体からなる筒状のヨークである。ヨーク21はボビン19およびコイル20を囲み、プレート7とキャップ13とがボビン19をがたつくことがないように軸方向両側より支持した状態において、ヨーク21の両端部がプレート7の外周部とキャップ13の外周部とにかしめ付けられる。22はキャップ13とスプリング押え16との隙間からの例えば燃料のような制御対象流体漏れおよび外部からの水の浸入を防止するオーリングのようなシール部材、23はガイド18とキャップ13との隙間からの制御対象流体漏れおよび外部からの水の浸入を防止するオーリングのようなシール部材、24はコア4とガイド18との隙間からの制御対象流体漏れを防止するオーリングのようなシール部材、25はプレート7とボビン19との隙間からの制御対象流体漏れを防止するガスケットのようなシール部材、26はキャップ13とボビン19との隙間からの制御対象流体漏れを防止するガスケットのようなシール部材、27,28はコア4と電磁ソレノイド弁が取付けられる相手側部材との隙間からの制御対象流体漏れを防止するために連絡孔11の上下に位置するようにコア4の外周面に装着されたオーリングのようなシール部材である。つまり、この従来の電磁ソレノイド弁では、大まかには、ヨーク21とヨーク21の一端にプレート7を介して結合されて弁座体1を備えたコア4とヨーク21の他端に結合されたキャップ13とにより囲まれた内部には、コイル20と、コイル20の内部に配置されたガイド18と、ガイド18の内部に移動可能に支持されて弁座体1に対する弁体8を備えたプランジャ9とが配置されている。 【0003】前記電磁ソレノイド弁の動作について説明する。コイル20に電流が供給されると、ヨーク21とキャップ13とプランジャ9とコア4とプレート7とを経由する磁気回路Mが形成され、プランジャ9がコア4側に磁気的に付勢される。この磁気的な付勢力は、プランジャ9に作用するスプリング17のばね力と同方向であって、コイル20に供給される電流により変化するので、コイル20への電流を制御することにより、弁座面3に対する弁体8の開弁動作開始の調整圧が可変される。制御対象流体が貫通孔2に充満された状態において、弁体8に作用する制御対象流体力がスプリング17のばね力と磁気回路Mによる磁気力との総和である可変調整力を超えると、弁体8が弁座体1より離れる方向に移動する。そして、上記制御対象流体の一部が弁座体1と弁体8との隙間より内側空間10と連絡孔11とを経由して電磁ソレノイド弁の外部に逃げることにより、貫通孔2側に存在する制御対象流体の圧力が調整される。また、制御対象流体は内側空間10よりプランジャ9とブッシュ12との隙間、小径孔5とプランジャ9との隙間29、コア4とプランジャ9との隙間30、コア4とプランジャ9とガイド18とにより囲まれた環状の空間31、プランジャ9とガイド18との接触面間32、プランジャ9とキャップ13とガイド18とにより囲まれたの環状の空間33、プランジャ9とキャップ13との隙間34、プランジャ9とキャップ13とスプリング押え16とにより囲まれた空間35にも充填される。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】前記従来の電磁ソレノイド弁は、コア4とガイド18との装着部36、キャップ13とガイド18との装着部37それぞれが遊びばめであり、コア4とキャップ13とガイド18との同軸度がキャップ13とヨーク21との同軸度およびコア4とヨーク21との同軸度より決まる構造であった。具体的には、装着部36,37が遊びはめの場合、コア4のガイド18に装着される部分の外径L1がガイド18のコア4に装着される部分の内径L2より比較的小さく設定されており、キャップ13のガイド18に装着される部分の外径L3がガイド18のキャップ13に装着される部分の内径L4より比較的小さく設定されており、キャップ13とガイド18とが人為的な操作によりがたつき得るように挿入される形態である。このため、キャップ13とヨーク21との同軸度、プレート7とヨーク21との同軸度、コア4とプレート7との同軸度、コア4とガイド18との同軸度により、コア4とガイド18とキャップ13との同軸度は大きな影響を受けて精度が悪くなることがあった。そして、コア4とガイド18とキャップ13との同軸度の精度が悪いと、動作中において、プランジャ9に偏心力が働き、プランジャ9とガイド18との間における摺動摩擦力が増大し、プランジャ9が円滑に動作しないという問題が生じる。 【0005】この発明の目的は上記課題を解決するためになされたもので、コアとガイドとキャップとの同軸度の精度向上を図ることにより、プランジャとガイドとの間における摺動摩擦力を低減し、プランジャが円滑に動作できる電磁ソレノイド弁を提供することである。 【0006】 【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る電磁ソレノイド弁は、筒状のヨークとヨークの一端に結合されて弁座体を備えるコアとヨークの他端に結合されたキャップとにより囲まれた内部には筒状のコイルとコイルの内部に配置されてコアとキャップとに装着された筒状のガイドとガイドの内部に移動可能に支持されて弁座体に対する弁体を備えたプランジャとが配置され、電流がコイルに供給されて、ヨークとコアとキャップとプランジャとが磁気回路を形成することにより、弁体が弁座体に対して弁動作する電磁ソレノイド弁において、コアとガイドとの装着またはキャップとガイドとの装着のうちの少なくとも一方が圧入または嵌め合いにより形成されて、コアとガイドとキャップとが同軸状に組立てられたことを特徴とする。 【0007】請求項2の発明に係る電磁ソレノイド弁は、請求項1に記載のコアとガイドとの装着部でのコイル側の全外周縁が接合部により封止されたことを特徴とする。 【0008】請求項3の発明に係る電磁ソレノイド弁は、請求項1に記載のキャップとガイドとの装着部でのコイル側の全外周縁が接合部により封止結合されたことを特徴とする。 【0009】請求項4の発明に係る電磁ソレノイド弁は、請求項1に記載のコアがガイドに対応するコア本体とコア本体とは別体でコア本体の外側に配置されてヨークに結合される環状のコアプレートとを備え、コア本体とコアプレートとが互いに結合されたことを特徴とする。 【0010】請求項5の発明に係る電磁ソレノイド弁は、請求項1に記載のキャップがガイドに対応するキャップ本体とキャップ本体とは別体でキャップ本体の外側に配置されてヨークに結合される環状のキャッププレートとを備えたことを特徴とする。 【0011】 【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1に係る電磁ソレノイド弁を軸方向に切断して示す断面図である。図1において、41は前記コア4に相当するコア、131は前記キャップ13に相当するキャップ、361は前記装着部36に相当する装着部、371は前記装着部37に相当する装着部である。そして、コア41とガイド18との装着部361、キャップ131とガイド18との装着部371それぞれが圧入または嵌め合いにより形成される。例えば、装着部361,371が圧入の場合、コア41のガイド18に装着される部分の外径L5がガイド18のコア41に装着される部分の内径L6よりもわずかに大きく設定され(コア41の外径L5>ガイド18の内径L6)、キャップ131のガイド18に装着される部分の外径L7がガイド18のキャップ131に装着される部分の内径L8よりもわずかに大きく設定され(キャップ131の外径L7>ガイド18の内径L8)、キャップ131とガイド18とが機械的な外力を受けながら圧入により同軸状に装着される形態である。また、装着部361,371が嵌め合いの場合、コア41のガイド18に装着される部分の外径L5がガイド18のコア41に装着される部分の内径L6とほぼ同一に設定され(コア41の外径L5≒ガイド18の内径L6)、キャップ131のガイド18に装着される部分の外径L7がガイド18のキャップ131に装着される部分の内径L8とほぼ同一に設定され(キャップ131の外径L7≒ガイド18の内径L8)、キャップ131とガイド18とが機械的な外力を受けることなく人為的な操作によりがたつきなく同軸状に組立てられる整合する形態である。装着部361,371が嵌め合いの場合、例えば、外径L5が内径L6よりも1μm程度小さければ、コア41とガイド18とが手で嵌め込まれる。外径L7が内径L8よりも1μm程度小さければ、キャップ131とガイド18とが手で嵌め込まれる。 【0012】この実施の形態1では、コア41は従来のコア4とプレート7とが同一材料により単一体として形成されてヨーク21の一端に結合された形態である。キャップ131は、ガイド18に対応するキャップ本体1311と、キャップ本体1311とは別体でキャップ本体1311の外側に配置されてヨーク21の他端に結合された環状のキャッププレート1312とを備える。つまり、磁性体からなるキャップ本体1311と磁性体からなるキャッププレート1312とが分別形成されている。キャップ本体1311は内部孔14と固着部15とを有する。1313はキャップ本体1311とキャッププレート1312との隙間である。隙間1313は大きい方がキャップ本体1311とキャッププレート1312との嵌め込み作業はやりやすいが、隙間1313が大きければ大きほどキャップ本体1311とキャッププレート1312との磁気的な抵抗が大きくなる。よって、隙間1313の大きさは、キャップ本体1311とキャッププレート1312との嵌め込み作業性と、キャップ本体1311とキャッププレート1312との磁気的な抵抗とを勘案して、定められるのが良い。例えば、キャップ本体1311とキャッププレート1312との嵌め込み作業性よりも、キャップ本体1311とキャッププレート1312との磁気的な抵抗を小さくするのを優先させるのであれば、キャップ本体1311とキャッププレート1312とを圧入し、隙間1313がゼロであっても良い。38は装着部361におけるコア41とガイド18とのコイル20側の全外周縁を溶接またはろう付けにより封止した接合部、39は装着部371におけるキャップ131とガイド18とのコイル20側の全外周縁を溶接またはろう付けにより封止した接合部である。 【0013】弁座体1、貫通孔2、弁座面3、小径孔5、大径孔6、弁体8、プランジャ9、内側空間10、連絡孔11、ブッシュ12、内部孔14、固着部15、スプリング押え16、スプリング17、ガイド18、ボビン19、コイル20、ヨーク21、シール部材22,25〜28、隙間29,30、空間31、接触面間32、空間33、隙間34、空間35などの要素は従来の図4と同じである。 【0014】この実施の形態1の構造によれば、筒状のヨーク21とヨーク21の一端に結合されて弁座体1を備えるコア41とヨーク21の他端に結合されたキャップ131とにより囲まれた内部には、筒状のコイル20と、コイル20の内部に配置された筒状のガイド18と、ガイド18の内部に移動可能に支持されて弁座体1に対する弁体8を備えたプランジャ9とが配置され、電流がコイル20に供給されて、ヨーク21とコア41とキャップ131とキャッププレート1312とプランジャ9とが磁気回路Mを形成することにより、弁体8が弁座体1に対して弁動作する電磁ソレノイド弁において、プランジャ9がブッシュ12と弁座体1と弁体8とを装着したコア41に挿入され、ガイド18とコア41とが圧入または嵌め合いにより装着されて接合部38により封止され、キャップ131とガイド18とが圧入または嵌め合いにより装着されて接合部39により封止された形態である。接合部38,39はガイド18とコア41とキャップ131とが装着された後に実施しても良い。これにより、コア41とガイド18とキャップ131とがそれらの内部にプランジャ9を移動可能に内蔵するとともに同軸状に一体となる。そして、前記L5〜L8の寸法関係による装着部361,371それぞれの圧入または嵌め合いによって、プランジャ9とコア41とガイド18とキャップ131との同軸度の精度が向上される。 【0015】また、前記装着部361におけるコア41とガイド18のコイル20側の全外周縁の接合部38によって、装着部361よりシール部材24(図4参照)を省くことができる。つまり、図4に示すように装着部36にシール部材24を設けることにより、コア4における小径孔5とシール部材24との間隔(厚さ)が狭くなり、コイル20への電流が低くても、その狭い部分において磁束が飽和し、飽和後はコイル20への電流を多くしても電磁力がそれ以上あがらなくなる。これに対し、図1に示すように、装着部361より上記シール部材24を省くことにより、コア41における小径孔5とガイド18との間隔(厚さ)が上記図4の場合よりも増大し、その増大部分におけるコイル20への電流に対する磁束飽和特性が良くなり、コイル20への電流に比例して電磁力も上げることができる。 【0016】また、装着部361においてコア41とガイド18とのコイル20側の全外周縁が接合部38により封止されたので、装着部361にシール部材を用いなくとも、装着部361からの制御対象流体漏れを適切に防止することができる。装着部371においてキャップ131とガイド18とのコイル20側の全外周縁が接合部39により封止されたので、装着部371にシール部材を用いなくとも、装着部371からの制御対象流体漏れを適切に防止することができる。 【0017】また、キャップ131がキャップ本体1311とキャッププレート1312とに分別形成されたので、複雑な形状に成らざるを得ないキャップ本体1311の材料の外径が小さくでき、環状なる単純な形状で良いキャッププレート1312が板状の材料より形成できる。 【0018】また、スプリング17が内部孔14よりプランジャ9側に挿入され、シール部材22を装着したスプリング押え16がキャップ13の内部孔14に挿入され、内部孔14よりスプリング押え16が図示しない工具で押されることにより、スプリング17からプランジャ9を介して弁体8に作用するばね力があらじめ定められた力に調整される。その状態において、固着部15が外側より内側にかしめ付けられる(押し潰される)ことにより、固着部15とスプリング押え16とが互いに結合される。それから、コイル20およびシール部材25,26を装着したボビン19がキャップ131側よりガイド18に装着され、ヨーク21がボビン20に装着され、キャッププレート1312がキャップ本体1311に装着されつつヨーク21に重ね合された後、ヨーク21の両端部がキャッププレート1312の外周部とコア41の外周部とにかしめ付けられる。また、コア41にはシール部材27,28が装着される。これにより、電磁ソレノイド弁が図1の形態に組立てられる。この電磁ソレノイド弁では、プランジャ9とスプリング押え16とスプリング17とガイド18とシール部材22とキャップ本体1311などの要素からなる内側構成体と、ボビン19とコイル20とヨーク21とシール部材25,26とキャッププレート1312などの要素からなる外側構成体とが、単一体のコア41を基準として同軸状に一体的に組合される。 【0019】実施の形態2.実施の形態1ではコア41を単一体に形成したが、図2に示す実施の形態2のようにコア42が、ガイド18に対応するコア本体421と、コア本体421とは別体でコア本体421の外側に配置されてヨーク21に結合される環状のコアプレート422とを備え、コア本体421とコアプレート422とが互いに結合されても良い。図2はこの発明の実施の形態2に係る電磁ソレノイド弁を軸方向に切断して示す断面図である。図2において、コア本体421とコアプレート422それぞれは磁性体により形成される。コア42は図4のコア4に類似した形状であるが、コア本体421が弁座体1と小径孔5と大径孔6と連絡孔11とブッシュ12とを有する。コア本体421にはコアプレート422がかしめ付けられ、シール部材24,27,28が装着される。装着部361は実施の形態1のL5,L6の寸法関係による嵌め合いまたは図4のL1,L2の寸法関係による遊びばめのいずれかにより形成される。装着部361では、シール部材24が存在し、コア本体421とガイド18との全外周縁より前記接合部38が省略される。装着部371は実施の形態1のL7,L8の寸法関係による圧入または嵌め合いにより形成される。装着部371ではキャップ131とガイド18との全外周縁が接合部39により結合される。 【0020】この実施の形態2の構造によれば、プランジャ9がブッシュ12と弁座体1と弁体8とコアプレート422とを装着したコア42に挿入され、シール部材24を装着したコア42とガイド18とが嵌め合いまたは遊びばめにより装着され、キャップ131とガイド18とが圧入または嵌め合いにより装着されるとともに接合部39により封止される。これにより、コア42とガイド18とキャップ131とがそれらの内部にプランジャ9を移動可能に内蔵するとともに同軸状に一体となる。つまり、キャップ本体1311とガイド18とが圧入または嵌め合いにより同軸状に装着されたので、動作中において、プランジャ9がコア42およびキャップ本体1311に対して大きく偏心することなく、プランジャ9に磁気的偏心力が働くことなく、プランジャ9とガイド18との間における摺動摩擦力が減少し、プランジャ9が円滑に動作する。スプリング押え16、スプリング17、ボビン19、コイル20、ヨーク21、シール部材22,25,26,27,28などは実施の形態1と同様に組立てられる。 【0021】また、コア42がコア本体421とコアプレート422とに分別形成されたので、複雑な形状に成らざるを得ないコア本体421の材料の外径が小さくでき、環状なる単純な形状で良いコアプレート422が板状の材料より形成できる。その上、コア本体421とコアプレート422とが互いに結合されたので、実施の形態1と同様に、プランジャ9とスプリング押え16とスプリング17とガイド18とシール部材22とキャップ本体1311などの要素からなる内側構成体と、ボビン19とコイル20とヨーク21とシール部材25,26とキャッププレート1312などの要素からなる外側構成体とが、単一体のコア42を基準として同軸状に一体的に組合せられる。 【0022】実施の形態3.実施の形態1ではキャップ131がキャップ本体1311とキャッププレート1312とに分別形成され、実施の形態2ではキャップ131がキャップ本体1311とキャッププレート1312とに分別形成されるとともにコア41がコア本体421とコアプレート422とに分別形成されたが、図3に示す実施の形態3のように、コア41がガイド18に対応する部分とヨーク21に結合される部分とを有する単一体に形成され、キャップ132がガイド18に対応する部分とヨーク21に結合される部分とを有する単一体に形成されても良い。図3はこの発明の実施の形態3に係る電磁ソレノイド弁を軸方向に切断して示す断面図である。図3において、装着部361は実施の形態1のL5,L6の寸法関係による圧入または嵌め合いにより形成される。装着部361ではコア41とガイド18との全外周縁が接合部38により封止される。装着部371は実施の形態1のL7,L8の寸法関係による嵌め合いまたは図4のL3,L4の寸法関係による遊びばめのいずれかにより形成される。装着部371では、シール部材23が存在し、キャップ132とガイド18との全外周縁より前記接合部39が省略される。 【0023】この実施の形態3の構造によれば、ガイド18とコア41とが圧入または嵌め合いにより装着されて接合部38により封止され、プランジャ9がブッシュ12と弁座体1と弁体8とを装着したコア41に挿入され、ヨーク21がコア41に装着された後、コイル20およびシール部材25,26を装着したボビン19がガイド18に装着され、シール部材23を装着したキャップ132とガイド18とが嵌め合いまたは遊びばめにより装着される。その状態において、ヨーク21の両端部がコア41の外周部とキャップ132の外周部とにかしめ付けられる。よって、ヨーク21がコア41とキャップ132とに結合されることにより、コア41とガイド18とキャップ132とコイル20とボビン19とヨーク21とがそれらの内部にプランジャ9を移動可能に内蔵するとともに同軸状に一体となる。つまり、コア41とガイド18とが圧入または嵌め合いにより同軸状に装着されたので、動作中において、プランジャ9がコア41に対して大きく偏心することなく、プランジャ9に磁気的偏心力が働くことなく、プランジャ9とガイド18との間における摺動摩擦力が減少し、プランジャ9が円滑に動作する。スプリング押え16、スプリング17、シール部材22,27,28などは実施の形態1と同様に組立てられる。 【0024】また、コア41がガイド18に対応する部分とヨーク21に結合される部分とを有する単一体に形成され、キャップ132がガイド18に対応する部分とヨーク21に結合される部分とを有する単一体に形成されたので、隙間1313(図1参照)およびそれと同等の隙間をコア41およびキャップ132から省略でき、コア41およびキャップ132での磁気的な抵抗が小さくなり、磁気的な付勢力を向上することができる。 【0025】前記実施の形態1〜3では弁体8を球体弁としたが、弁体はニードル弁でも同様に適用できる。ニードル弁の場合、弁体をプランジャ9と単一の棒より形成しても良い。 【0026】 【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれば、コアとガイドとの装着またはキャップとガイドとの装着のうちの少なくとも一方が圧入または嵌め合いにより形成されて、コアとガイドとキャップとが同軸状に組立てられたことにより、コアとガイドとキャップとの同軸度の精度を向上することができ、プランジャとガイドとの間における摺動摩擦力が低減でき、プランジャが円滑に動作できる。 【0027】請求項2の発明によれば、コアとガイドとの装着部でのコイル側の全外周縁が接合部により封止されたので、コアとガイドとの装着部よりシール部材を省くことでき、係るシール部材を省けば、上記装着部におけるコアの厚さが増大し、コイルへの電流が大きいときも、磁気的に飽和することなく電流に比例して電磁力も上げることができる。また、コアとガイドとの装着部にシール部材を用いなくとも、同装着部からの制御対象流体漏れを適切に防止することができる。 【0028】請求項3の発明によれば、キャップとガイドとの装着部でのコイル側の全外周縁が接合部により封止されたので、係る装着部にシール部材を用いなくとも、同装着部からの制御対象流体漏れを適切に防止することができる。 【0029】請求項4の発明によれば、コアがガイドに対応するコア本体とコア本体とは別体でコア本体の外側に配置されてヨークに結合される環状のコアプレートとを備えたので、複雑な形状に成らざるを得ないコア本体の材料の外径が小さくでき、環状なる単純な形状で良いコアプレートが板状の材料より形成できる。しかも、コア本体とコアプレートとが互いに結合されたので、ガイドとキャップ本体などの要素からなる内側構成体と、コイルとヨークとキャッププレートなどの要素からなる外側構成体とを、コア本体とコアプレートとが互いに結合された単一体のコアを基準として同軸状に一体的に組合せることができる。 【0030】請求項5の発明によれば、キャップがガイドに対応するキャップ本体とキャップ本体とは別体でキャップ本体の外側に配置されてヨークに結合される環状のキャッププレートとを備えので、複雑な形状に成らざるを得ないキャップ本体の材料の外径が小さくでき、環状なる単純な形状で良いキャッププレートが板状の材料より形成できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006013 【氏名又は名称】三菱電機株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年5月10日(1999.5.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080296 【弁理士】 【氏名又は名称】宮園 純一
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| 【公開番号】 |
特開2000−320715(P2000−320715A) |
| 【公開日】 |
平成12年11月24日(2000.11.24) |
| 【出願番号】 |
特願平11−128969 |
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