| 【発明の名称】 |
ガス供給制御ライン用弁 |
| 【発明者】 |
【氏名】福島 良知
【氏名】深津 悟
【氏名】木村 美良
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| 【要約】 |
【課題】集積化ガス供給制御装置の小型化、ガス供給制御ラインの増設、拡張の簡易化、集積用ブロックの流路おける不純物の生成、付着等の効果的な防止等を図る。
【解決手段】集積用ブロック2に接続し得る弁本体31にプロセスガスを供給し得る第1の流路38、第2の流路39と、パージ、若しくは排気用の第3の流路42を形成する。第1の流路38は第1の開口部を集積用ブロック2の流路における流出側開口部に連通することができる。第2の流路39は第1の開口部を集積用ブロック2の流路における流入側開口部に連通することができる。第3の流路42は第1の開口部を弁本体31の頂部において、外部配管90等に連通することができる。第1の流路38および第2の流路39における第2の開口部を弁室40側で常時連通させる。弁室40に設けた弁座45とダイヤフラム47により第1の流路38および第2の流路39における第2の開口部と第3の流路42における第2の開口部とを連通させ、若しくは遮断する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 集積用ブロックに接続し得る弁本体と、この弁本体に形成され、第1の開口部を上記集積用ブロックの流路における流出側開口部に連通し得る第1の流路と、上記弁本体に形成され、第1の開口部を上記集積用ブロックの流路における流入側開口部に連通し得る第2の流路と、上記弁本体に形成され、第1の開口部を上記弁本体の外部配管に連通し得る第3の流路と、上記第1の流路および上記第2の流路における第2の開口部を常時連通させ、上記第1の流路および上記第2の流路における第2の開口部と上記第3の流路における第2の開口部とを連通させ、若しくは遮断し得る開閉手段と、上記開閉手段の開閉動作を行わせる駆動手段とを備えたガス供給制御ライン用弁。 【請求項2】 開閉手段が、第1の流路および第2の流路における第2の開口部を囲み、第3の流路における第2の開口部とを区画し得るように設けられた弁座と、この弁座に対して当接し、若しくは離隔し得るように設けられたダイヤフラムとを備えた請求項1記載のガス供給制御ライン用弁。 【請求項3】 第1の流路および第2の流路における第2の開口部側が共有となるように一本の流路にまとめられた請求項1または2記載のガス供給制御ライン用弁。 【請求項4】 第3の流路が弁本体の頂部で外部配管と連通される請求項1ないし3のいずれかに記載のガス供給制御ライン用弁。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、半導体、液晶等の製造装置に用い、高純度のガスを供給、制御するために各種のガス供給制御機器が複数列のガス供給制御ラインを構成するようにパネル状に集積化されたガス供給制御装置において、安全対策のために各ガス供給制御ライン間に跨るように接続し、パージライン、排気ライン等に用いるのに適するガス供給制御ライン用弁に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、例えば、半導体製造装置において、高純度のガスを供給、制御するために用いる集積化ガス供給制御装置は、ベースプレート上にガス供給制御ラインが複数列に構成されている。上記各ガス供給制御ラインは、ガスの上流側から下流側に向かって自動ダイヤフラム弁等の種々の弁、フィルタ、レギュレータ、マスフローコントローラ、マスフローメータ等、所望のガス供給制御機器を組み合わせて接続する。また、上記のような高純度ガスの供給制御装置においては、安全対策のために各ガス供給制御ラインに跨るようにパージライン、排気ラインを接続する。従来、上記各ガス供給制御ラインを構成するには、その一例として、所望のガス供給制御機器を配管、継手の介在により順次接続するとともに、ベースプレート上に取付ける。また、パージライン、排気ラインに逆止め弁と止め弁の二つの弁を組み合わせて使用するが、これらの二つの弁も他のガス供給制御機器と同様に、配管、継手の介在により接続するとともに、ベースプレート上に取り付けている。 【0003】しかしながら、上記従来例のように、すべてのガス制御供給機器を配管、継手の介在により接続すると、配管、継手に要するスペースを含むため、装置のコンパクト化に自ら制約を受ける。また、配管、継手等は流路の無駄な部分(デッドスペース)となるため、ガスの置換特性、流路抵抗の改善の妨げとなっている。更に、組立て作業に手間と時間を要し、組立て作業能率に劣る。 【0004】従来の他の例として、上記従来例の問題を解消すべく、流路を有する集積用ブロックを用いて所望のガス供給制御機器を順次接続するとともに、集積用ブロックをベースプレートに取付けている。この集積化方式には、パージライン、排気ラインに逆止め弁と止め弁の二つの弁を組み合わせて用いる場合と、自動弁を用いる場合とがある。前者においては、複連用の一つの集積用ブロックにガス供給制御ライン方向に並べた状態で逆止め弁と止め弁を取付け、止め弁を集積用ブロックの流路によりガス供給制御ラインに接続し、逆止め弁を集積用ブロックの流路により止め弁に接続するとともに、逆止め弁をガス供給制御ライン間で配管により接続する。後者においては、ガス供給制御ライン間に跨る複連用の一つの集積用ブロックに自動弁を取付け、この自動弁を集積用ブロックの流路によりガス供給制御ラインに接続するとともに、集積用ブロックの直交方向の流路によりガス供給制御ライン間で接続する。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来例のうち、逆止め弁と止め弁の二つを組合せて集積用ブロックに取付けるようにした前者の構成では、逆止め弁と止め弁をガス供給制御ラインの方向に沿って直列状に並べるため、ガス供給制御ラインの短縮化に自ら制約を伴う。また、逆止め弁はガス供給制御ラインと止め弁とを接続する流路を避けて上方に形成した流路を利用して接続するため、集積用ブロックの流路と止め弁内の流路とに垂直方向に無駄な比較的長い流路(デッドボリューム)を必要とし、装置全体の高さが高くなる。一方、複連用の集積用ブロックに自動弁を取り付けるようにした後者の構成では、複連用の集積用ブロックによりガス供給制御ライン数が規制されるため、ガス供給制御ラインの増設、拡張に困難を伴う。また、複連用の集積用ブロックでは、流路における不純物の生成、付着防止等のために加熱する際、集積用ブロックの両端面、すなわち、両側のガス供給制御ライン部分しか加熱することができないため、中間のガス供給制御ライン部分を加熱することができず、流路における不純物の生成、付着防止等の効果に劣る。 【0006】本発明は、上記のような従来の問題を解決しようとするものであり、ガス供給制御ライン方向の長さ、ガス供給制御ラインの並列方向の間隔を短縮することができるとともに、高さを低くすることができて集積化ガス供給制御装置全体の小型化を図ることができ、また、ガス供給制御ラインの増設、拡張を容易に行うことができて半導体等の製造効率の低下を防止することができ、更に、各列のガス供給制御ラインごとに集積用ブロックを加熱することができて流路等における不純物の生成、付着等を効果的に防止することができるようにしたガス供給制御ライン用弁を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために本発明のガス供給制御ライン用弁は、集積用ブロックに接続し得る弁本体と、この弁本体に形成され、第1の開口部を上記集積用ブロックの流路における流出側開口部に連通し得る第1の流路と、上記弁本体に形成され、第1の開口部を上記集積用ブロックの流路における流入側開口部に連通し得る第2の流路と、上記弁本体に形成され、第1の開口部を上記弁本体の外部配管に連通し得る第3の流路と、上記第1の流路および上記第2の流路における第2の開口部を常時連通させ、上記第1の流路および上記第2の流路における第2の開口部と上記第3の流路における第2の開口部とを連通させ、若しくは遮断し得る開閉手段と、上記開閉手段の開閉動作を行わせる駆動手段とを備えたものである。 【0008】そして、上記構成において、開閉手段として、第1の流路および第2の流路における第2の開口部を囲み、第3の流路における第2の開口部とを区画し得るように設けられた弁座と、この弁座に対して当接し、若しくは離隔し得るように設けられたダイヤフラムとを備えることができる。 【0009】第1の流路および第2の流路における第2の開口部側を共有となるように一本の流路にまとめるのが好ましく、また、第3の流路を弁本体の頂部で外部配管と連通させるのが好ましい。 【0010】上記のように構成された本発明のよれば、開閉手段により第3の流路における第2の開口部を第1の流路および第2の流路における第2の開口部に対して遮断することにより、常時、連通状態にある第1の流路および第2の流路にプロセスガスを流すことができ、開閉手段により第3の流路における第2の開口部を第1の流路および第2の流路における第2の開口部に対して連通させることにより、第3の流路から第1の流路および第2の流路にパージガスを流し、若しくは第1の流路、第2の流路および第3の流路を利用して排気することができる。このように、一つの弁でパージ、若しくは排気を行うようにし、また、パージ、若しくは排気に利用する第3の流路をガス供給制御ライン間に跨る外部配管で接続するようにしているので、ガス供給制御ライン方向の長さ、ガス供給制御ラインの並列方向の間隔を短縮することができるとともに、高さを低くすることができる。また、上記のようにパージ、若しくは排気に利用する第3の流路をガス供給制御ライン間に跨る外部配管で接続するようにしているので、ガス供給制御ラインの増設、拡張を容易に行うことができ、更に、各列のガス供給制御ラインごとに集積用ブロックを加熱することができる。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施形態に係るガス供給制御ライン用弁を示し、右半部は第3の流路を閉じた状態、左半部は第3の流路を開いた状態の縦断面図、図2、図3は同ガス供給制御ライン用弁を用いた集積化ガス供給制御装置を示す一部平面図、正面図である。 【0012】図1において、1はベースプレート、2はベースプレート1上に取付けられる集積用ブロック、3は集積用ブロック2に取外し可能に取付けられる本発明のガス供給制御ライン用弁である。ベースプレート1上には半導体製造装置において、高純度ガスを供給制御するために、本発明のガス供給制御ライン用弁3を含む各種のガス供給制御機器が集積用ブロック2を介して取外し可能に取り付けられる。図2、図3に示す例にあっては、ガス供給制御機器として、本発明のガス供給制御ライン用弁3のほかに、トグル型手動ダイヤフラム弁4、フィルタ5、プレッシャートランスデューサ(圧力センサ)6、自動ダイヤフラム弁7、8、マスフローコントローラ9が用いられ、これらのガス供給制御機器が組み合わされて複数のガス供給制御ライン10が構成される。 【0013】集積用ブロック2の一例について概略説明すると、図1ないし図3に示すように、取付けブロック11と、中間流路ブロック12、13と、終端流路ブロック14とから構成される。隣り合う取付けブロック11における水平方向の貫通穴15の各一側部に中間流路ブロック12の両側の挿入部16、中間流路ブロック13の一側の挿入部16が密に挿入され、終端部の取付けブロック11における貫通穴15の外側部に終端流路ブロック14の挿入部16が密に挿入されている。各取付けブロック11には上向き開口の挿入穴17が形成され、挿入穴17の底部に各挿入部16に形成された平坦面18が配置されている。中間流路ブロック12、13に形成された流路19、20の端部が平坦面18に開口され、終端流路ブロック14に形成された流路21の一端が平坦面18に開口され、各平坦面18には流路19、20、21の開口部外周縁部にシーリングビード20が形成されている。このように取付けブロック11、中間流路ブロック12、13、終端流路ブロック14が組み合わされた状態でベースプレート1上に載せられ、中間流路ブロック12の中間部、終端流路ブロック14の中間部がベースプレート1にボルト22により取外し可能に取り付けられるとともに、中間流路ブロック13の中間部がボルト23によりベースプレート1に取外し可能に取付けられている。各取付けブロック11には挿入穴17の外周部において機器取付け用のねじ24が形成されている。 【0014】本発明のガス供給制御ライン用弁3について説明すると、図1に示すように、弁本体31は、胴部32と蓋体33とから構成される。胴部32は中間部の下部寄り位置から上方が筒状に形成され、筒状部の上部内周に形成されたねじ34の上部に蓋体33の下方突出部の外周に形成されたねじ35が螺着されている。この螺着状態で胴部32の筒状部上端面と蓋体33の中間部の段差面との間に大径で環状のガスケット36と小径で環状のガスケット37とが介在されてシール状態に接続されている。 【0015】胴部32の下部には第1の流路38と第2の流路39とが形成されている。第1の流路38と第2の流路39は、各第1(下部)の開口部が底部下面の両側部に開放され、第2(上部)の開口部が筒状部内の底部における弁室40の中央部に開放されるように上下方向に、かつ傾斜方向に形成されている。これら第1の流路38と第2の流路39は上部側、すなわち、第2の開口部側が共有となるように1つ(一本の流路)にまとめられて弁室40の中央部に開放されている。第1の流路38と第2の流路39における第1の開口部は集積用ブロック2の流路19、20、21の平坦面18における流出側開口部と流入側開口部に連通し得るように配置され、各流路38、39における第1の開口部の周縁部にシーリングビード41が形成されている。 【0016】弁本体31には第3の流路42が形成される。第3の流路42は、胴部32と蓋体33の側方で垂直方向に形成された側方垂直部と、この側方垂直部の上端に続いて中央部側へ向かって水平方向に形成された水平部と、この水平部の中央部側内端に続いて蓋体33の上部の接続手段43に第1の開口部を開放させるように形成された垂直部と、上記側方垂直部の下端に続いて中央部側へ向かって斜め下方へ傾斜するように形成された傾斜部と、この傾斜部の下端に続いて上方垂直方向に形成され、第2の開口部を弁室40の側方に開放させるように形成された垂直部とを有している。第3の流路42の側方垂直部は胴部32と蓋体33との接続部において、環状のガスケット36、37間の空間を利用して形成されている。 【0017】弁室40の底部には第1、第2の流路38、39における第2の開口部を囲むように環状の突出部43が形成され、この突出部44には環状溝が形成され、この環状溝に弁座45の基部が挿入され、突出部44の外周縁のかしめ加工により弁座45が固定されている。このとき、上記のように第1の流路38、第2の流路39における第2の開口部が一本の流路にまとめられて弁室40に開放されているので、環状の突出部44および弁座45を小径に形成することができる。弁室40の周縁部に環状の突出部46が形成され、突出部46上にダイヤフラム47の周縁部が載せられ、ダイヤフラム47の周縁部が突出部46とボンネット48とにより挟持されている。胴部32における弁室40の上部内周に形成されたねじ49にホルダ50のねじ51が螺着されいる。ホルダ50の先端がボンネット48に係合され、ボンネット48がダイヤフラム47の周縁部を突出部46とで固定状態に保持することができる。ボンネット48の内側にはダイヤフラム47を開閉するための押さえピース52が軸方向(上下方向)に移動可能に支持されている。 【0018】第1の流路38と第2の流路39における第2の開口部は弁座45の内側に開放されているので、常時、連通状態となっている。そして、ダイヤフラム47が押さえピース52により弁座45に密着されることにより、第1の流路38および第2の流路39における第2の開口部と第3の流路42における第2の開口部とが遮断される(図1の右半部参照)、これとは逆に、押さえピース52によるダイヤフラム47に対する押圧力が解除され、ダイヤフラム47が自身の復元力により押さえピース52を押し上げて弁座45から離隔することにより、第1の流路38および第2の流路39における第2の開口部と第3の流路42における第2の開口部とが連通される(図1の左半部参照)。 【0019】押さえピース52を作動させる駆動手段は、その一例として、ノーマルクローズタイプに構成されている。具体的に説明すると、胴部32の中間部内側において、胴部32の内側に形成された段部53と胴部32の内側に取り付けられた係止部材54との間に支持板55が挟持されて固定され、支持板55の外周の環状溝に挿入されたOリング56が上記環状溝と胴部32の内周面とに圧縮状態で介在されて両者間がシールされている。胴部32内の上部には蓋体33の下側においてホルダ57が設けられ、ホルダ57はその外周部に形成されたねじ58が胴部32のねじ34における下部に螺着されている。胴部32の内側における支持板55とホルダ58との間にピストン59が設けられ、ピストン59と一体の軸部60がホルダ57の中央下側の凹入穴61に挿入されている。ピストン59の外周の環状溝に挿入されたOリング62が上記環状溝と胴部32の内周面とに圧縮状態で介在されて両者間がシールされ、軸部60の外周の環状溝に挿入されたOリング63が上記環状溝とホルダ57の凹入穴61の内周面とに圧縮状態で介在されて両者間がシールされ、このシール状態でピストン59および軸部60が軸方向に移動し得るようになっている。 【0020】胴部32の内側におけるホルダ50と支持板55との間にピストン64が設けられ、ピストン64と一体の軸部65が支持板55の中央部の穴に挿通され、ピストン64と一体の軸部66がホルダ50の中央部の穴に挿通されている。ピストン64の外周の環状溝に挿入されたOリング67が上記環状溝と胴部32の内周面とに圧縮状態で介在されてシールされ、支持板55の内周の環状溝に挿入されたOリング68が上記環状溝と軸部65の外周面とに圧縮状態で介在されて両者間がシールされ、軸部66の外周の環状溝に挿入されたOリング69が上記環状溝とホルダ50の内周面とに圧縮状態で介在されて両者間がシールされ、このシール状態でピストン64および軸部65、66が軸方向に移動し得るようになっている。軸部65の上端面がピストン59の下面に当接され、軸部66の下端面が押さえピース52の上面に当接されている。 【0021】蓋体33には上面の一側部から下面中心部に向かって斜め方向にエア流路70が形成され、ホルダ58の中央部にはエア流路70の下面開口部に凹入穴61に連通するエア流路71が形成されている。ホルダ58の上面にエア流路71の外周部において形成された環状溝にOリング72が挿入され、このOリング72が上記環状溝と蓋体33におけるエア流路70の外周部下面とに圧縮状態で介在されて両者間がシールされている。軸部60の上端面中央部からピストン59の下端面中央部に貫通し、ホルダ58の凹入穴61、すなわち、エア流路71に連通するエア流路73が形成され、軸部65の上端面中央部から軸部66の上部内側に至るエア流路74がエア流路73と連通状態で形成されている。エア流路74の上部と下部には支持板55と上位のピストン59との間、下位のピストン64とホルダ50との間に開放されるエア流路75と76が分岐して形成されている。エア流路70の上部には接続手段77を介してエア供給管(図示省略)の一端が接続され、エア供給管の他端は圧縮空気供給源(図示省略)に接続されている。 【0022】上位のピストン59の外周部上面とホルダ58の外周部下面との間には圧縮ばね78が介在され、この圧縮ばね78の弾性により複式のピストン59、64および軸部60、65、66が一体的に下方へ付勢されている。そして、エア流路70に圧縮空気が供給されていない状態では、圧縮ばね78の弾性により複式のピストン59、64および軸部60、65、66が常時、一体的に下方へ前進される。これに伴い、押さえピース52が下方へ前進されてダイヤフラム47が弁座45に密着される(図1の右半部参照)。これとは逆に、エア流路70に圧縮空気が供給されると、この圧縮空気がエア流路71、凹入穴61、エア流路73、74、75、76を通って支持板55と上位のピストン59との間、ホルダ50と下位のピストン64との間に供給され、ピストン59、64および軸部60、65、66が圧縮ばね78の弾性に抗して上方へ後退される。これに伴い、押さえピース52およびダイヤフラム47の押圧力が解放され、ダイヤフラム47が自身の復元力により弁座45から離隔される(図1の左半部参照)。 【0023】胴部32における第1、第2の流路38、39を有する下部は集積用ブロック2の挿入穴17に挿入し得る大きさに形成され、その中間部外周にねじ79が形成され、このねじ79に係合用のナット80が螺着されている。胴部32の下部外周にはユニオンナット81が回転可能に嵌合され、ユニオンナット81の上部内周の係合部がナット80に係合されて下方へ抜け止めされている。 【0024】なお、図中の符号82は上位のピストン59とホルダ58との間において胴部32に形成されたエア抜き用の穴、83は支持板55と下位のピストン64との間において胴部32と支持板55に形成されたエア抜き用の穴、84は胴部32とボンネット48に形成されたリークテスト用の穴、85は第3の流路42における上部の水平部を形成する際に利用した胴部32の穴を閉塞する蓋、86は第2の流路42における下部の傾斜部を形成する際に利用した胴部32の穴を閉塞する蓋である。 【0025】上記のように縦型に構成された本発明のガス供給制御ライン用弁3をガス供給制御ラインに用いるには、胴部32の下部を集積用ブロック2における取付けブロック11の挿入穴17に挿入するとともに、メタルガスケット87をシーリングビード20と41との間に挿入する。メタルガスケット87は穴88、89を有し、これらの穴88、89がガス供給制御ライン用弁3の第1の流路38と第2の流路39における第1の開口部を集積用ブロック2の流路19、20、21における流出側開口部と流入側開口部に連通させている。そして、ガス供給制御ライン用弁3のユニオンナット81を集積用ブロック2のねじ24に螺着することにより、ガス供給制御ライン用弁3を集積用ブロック2に取り付けることができる。このとき、必要に応じ、集積用ブロック2とガス供給制御ライン用弁3とに流出側開口部と第1の流路38、流入側開口部と第2の流路39とを位置合わせするための位置決め手段を設けることができ、その一例として、図示していないが、集積用ブロック2に180度位相をずらして大小の幅の突出部を設け、ナット80に上記突出部を係合し得る切欠きを形成することができる。この取付け状態でシーリングビード41と20がメタルガスケット87に食い込み、確実なシール状態を得ることができる。 【0026】このように、ガス供給制御ライン用弁3の外周に設けた1個のユニオンナット81を集積用ブロック2に螺着することにより、ガス供給制御ライン用弁3を集積用ブロック2に取付けることができるので、その取付け作業を簡単に、かつ迅速に行うことができ、また、ガス供給制御ライン用弁3の全体を偶力を発生させずにバランス良く締め付けることができる。したがって、組立て作業能率を向上させることができるとともに、緊密なシール性を確保することができて信頼性を向上させることができる。また、ユニオンナット81を用い、このユニオンナット81を集積用ブロック2の外周のねじ24に螺着することによりガス供給制御ライン用弁3を集積用ブロック2に接続するので、ガス供給制御ライン用弁3を集積用ブロック2に対して着脱する際にねじ部から生じるパーティクルが集積用ブロック2の挿入穴17から流路19,20,21に侵入することがなくなる。したがって、ガスの高純度化に貢献することができる。 【0027】上記のように、他の各ガス供給制御機器として用いられるトグル型手動ダイヤフラム弁4、フィルタ5、プレッシャートランスデューサ6、自動ダイヤフラム弁7、8もその本体部が集積用ブロック2にガス供給制御ライン用弁3と同様にして取付けられる。図1、図2に示す例では、一方のガス供給制御ライン10においては、ガスの上流側から下流側へ向かってトグル型手動ダイヤフラム弁4、フィルタ5、プレッシャートランスデューサ6、自動ダイヤフラム弁7、本発明のガス供給制御ライン用弁3の順でベースプレート1上の集積用ブロック2に取付けられ、続いて、ベースプレート1上にマスフローコントローラ9の中間流路ブロック13が取付けられ、続いて、本発明のガス供給制御ライン用弁3、3、自動ダイヤフラム弁8の順でベースプレート1上の集積用ブロック2に取付けられている。自動ダイヤフラム弁7とマスフローコントローラ9との間に配置されたガス供給制御ライン用弁3がパージに用いられ、マスフローコントローラ9の下流側に配置された各ガス供給制御ライン用弁3が排気に用いられている。他方のガス供給制御ライン10においては、上記ガス供給制御ライン10におけるガスフローコントローラ9の下流側にガス供給制御ライン用弁3に替えてフィルタ5を用いている。 【0028】そして、各ガス供給制御ライン10におけるパージ用のガス供給制御ライン用弁3は、その頂部に取付けられた接続手段43により第3の流路42を各ガス供給制御ライン10に跨る外部配管90によりパージガス供給源(図示省略)に接続している。一方のガス供給制御ライン10におけるガスフローコントローラ9の下流側に位置する排気用のガス供給制御ライン用弁3は、その頂部に取付けられた接続手段43により第3の流路42を外部配管91により排気装置(図示省略)に接続している。各ガス供給制御ライン10におけるガスフローコントローラ9の2個下流側に位置する排気用のガス供給制御ライン用弁3は、その頂部に取付けられた接続手段43により第3の流路42を各ガス供給制御ライン10に跨る外部配管92により排気装置(図示省略)に接続している。 【0029】以上の構成において、以下、その動作について説明する。今、図1の右半部に示すように、各ガス供給制御ライン用弁3において、圧縮ばね78の弾性によりピストン59、64および軸部60、65、66が一体的に下方へ前進され、これに伴い、押さえピース52が前進されてダイヤフラム47が弁座45に密着され、第3の流路42における第2の開口部が第1の流路38および第2の流路39における第2の開口部に対して遮断されているとする。この状態では第1の流路38および第2の流路39のみが連通しているので、プロセスガスが、集積用ブロック2の流路19、20、21および上流側のガス供給制御機器を通り、矢印で示すように、集積用ブロック2の流出側開口部、メタルガスケット87の穴88を通ってパージ用のガス供給制御ライン用弁3における第1の流路38に流入する。このプロセスガスは、続いて第2の流路39、メタルガスケット87の穴89を通って集積用ブロック2の流入側開口部から流路19に流入し、下流側のガス供給制御機器、排気用のガス供給制御ライン用弁3および集積用ブロック2の流路19、20、21を通って所望の供給先に供給される。 【0030】プロセスガスの供給停止状態で、圧縮空気供給源からエア流路70、71、凹入穴61、エア流路73、74、75、76を通り、支持板55とピストン59との間、ホルダ50とピストン64との間に圧縮空気を供給することにより、図1の左半部に示すように、ピストン59、64および軸部60、65、66が一体的に上方へ後退される。これに伴い、押さえピース52が解放され、ダイヤフラム47が自身の反撥弾性により押さえピース52を押し上げて復元し、第1の流路38および第2の流路39における第2の開口部と第3の流路42における第2の開口部とを連通させる。そして、パージ用のガス供給制御ライン用弁3においては、パージガス供給源から外部配管90を通って矢印で示すように第3の流路42に流入したパージガスを弁室40、第1の流路38および第2の流路39、メタルガスケット87の穴88、89からガス供給制御系に供給することができる。また、排気用のガス供給制御ライン用弁3においては、ガス供給制御系のガスを、メタルガスケット87の穴88、89、第1の流路38、第2の流路39、弁室40および第2の流路42に通して外部管配91、92に排出することができる。 【0031】なお、上記実施形態においては、第1の流路38および第2の流路39における第2の開口部側を一本の流路にまとめて弁室40に開放し、弁座45の径の縮小化を図って弁全体の小型化を図るようにしているが、第1の流路38および第2の流路39における第2の開口部側を別々に弁室40に開放するようにしてもよい。また、ダイヤフラム47の駆動手段として、ノーマルクローズタイプに構成した場合について説明したが、ノーマルオープンタイプに構成してもよい。また、このような自動による駆動手段に限らず、手動による駆動手段を用いてもよい。更に、集積用ブロック2との取付け方式も上記実施形態に限定されるものではなく、集積用ブロック2も種々の構成のものを用いることができる。このほか、本発明は、その基本的技術思想を逸脱しない範囲で種々設計変更することができる。 【0032】 【発明の効果】以上説明したように本発明のよれば、開閉手段により第3の流路における第2の開口部を第1の流路および第2の流路における第2の開口部に対して遮断することにより、常時、連通状態にある第1の流路および第2の流路にプロセスガスを流すことができ、開閉手段により第3の流路における第2の開口部を第1の流路および第2の流路における第2の開口部に対して連通させることにより、第3の流路から第1の流路および第2の流路にパージガスを流し、若しくは第1の流路、第2の流路および第3の流路を利用して排気することができる。このように、一つの弁でパージ、若しくは排気を行うようにし、また、パージ、若しくは排気に利用する第3の流路をガス供給制御ライン間に跨る外部配管で接続するようにしているので、ガス供給制御ライン方向の長さ、ガス供給制御ラインの並列方向の間隔を短縮することができるとともに、高さを低くすることができる。したがって、集積化ガス供給制御装置全体の小型化を図ることができる。また、上記のようにパージ、若しくは排気に利用する第3の流路をガス供給制御ライン間に跨る外部配管で接続するようにしているので、ガス供給制御ラインの増設、拡張を容易に行うことができ、したがって、半導体等の製造効率の低下を防止することができ、更に、各列のガス供給制御ラインごとに集積用ブロックを加熱することができ、したがって、流路等における不純物の生成、付着等を効果的に防止することができる。 【0033】弁本体における第1の流路および第2の流路における第2の開口部側を共有となるように一本の流路にまとめて上記弁室に開放することにより、弁全体の小型化を図ることができる。 【0034】弁本体における第3の流路を弁本体の頂部で外部配管と連通させることにより、ガス供給制御ラインの間隔を更に一層、短縮することができるとともに、配管作業を簡単に、かつ迅速に行うことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000232726 【氏名又は名称】株式会社ベンカン
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| 【出願日】 |
平成11年5月12日(1999.5.12) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100071515 【弁理士】 【氏名又は名称】三宅 景介
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| 【公開番号】 |
特開2000−320697(P2000−320697A) |
| 【公開日】 |
平成12年11月24日(2000.11.24) |
| 【出願番号】 |
特願平11−131142 |
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