| 【発明の名称】 |
流体取り出し装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】福田 章
【氏名】西村 正治
【氏名】大辻 昇
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| 【要約】 |
【課題】管内流体が不用意に流出してしまうことなく、塞ぎ部材を緩めたり螺着固定したりできるようにする。
【解決手段】管C内に連通する貫通孔7を塞ぐ塞ぎ部材10を、螺着固定状態から緩めるに伴って、貫通孔が塞ぎ部材の外側に連通するように管側に螺着固定し、塞ぎ部材を覆うキャップ部材11を、塞ぎ部材をそのキャップ部材の外側から螺進操作自在な状態で、管側に気密に装着し、キャップ部材に、その内側に流入した管内流体を外部に取り出し自在な取り出し部17を設ける。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 管内に連通する貫通孔を塞ぐ塞ぎ部材を、螺着固定状態から緩めるに伴って、前記貫通孔が前記塞ぎ部材の外側に連通するように前記管側に螺着固定してある流体取り出し装置であって、前記塞ぎ部材を覆うキャップ部材を、前記塞ぎ部材をそのキャップ部材の外側から螺進操作自在な状態で、前記管側に気密に装着し、前記キャップ部材に、その内側に流入した管内流体を外部に取り出し自在な取り出し部を設けてある流体取り出し装置。 【請求項2】 前記塞ぎ部材を螺進操作自在な操作具を前記キャップ部材の外側から操作自在に、かつ、気密に挿通する操作具挿通孔を、前記キャップ部材に形成して、前記塞ぎ部材を前記キャップ部材の外側から螺進操作自在に設けてある請求項1記載の流体取り出し装置。 【請求項3】 前記キャップ部材を前記管側に回転操作自在に装着し、そのキャップ部材の内側に、前記塞ぎ部材に係合して、キャップ部材の回転操作に伴ってその塞ぎ部材を螺進操作自在な係合部を設けて、前記塞ぎ部材を前記キャップ部材の外側から螺進操作自在に設けてある請求項1記載の流体取り出し装置。 【請求項4】 前記塞ぎ部材と前記管側との螺合部に、前記管側に螺着固定した前記塞ぎ部材を緩めるに伴って、前記貫通孔を前記塞ぎ部材の外側に連通させる溝部を形成してある請求項1〜3のいずれか1項記載の流体取り出し装置。 【請求項5】 前記キャップ部材を、前記管側に螺着固定して着脱自在に装着してある請求項1〜4のいずれか1項記載の流体取り出し装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、管内に連通する貫通孔を塞ぐ塞ぎ部材を、螺着固定状態から緩めるに伴って、前記貫通孔が前記塞ぎ部材の外側に連通するように前記管側に螺着固定してある流体取り出し装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の流体取り出し装置は、管内流体を所望の器具や場所等の外部に取り出す為の取り出し部を貫通孔に連通接続してある状態では、塞ぎ部材を螺進操作することができないので、塞ぎ部材を緩めてから取り出し部を貫通孔に接続したり、取り出し部の接続を外してから塞ぎ部材を螺着固定する必要がある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】この為、塞ぎ部材を緩めてから取り出し部を接続するまでの間や、取り出し部の接続を外してから塞ぎ部材を螺着固定するまでの間は、管内流体が貫通孔の周囲に不用意に流出してしまう欠点がある。本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、管内流体が不用意に流出してしまうことなく、塞ぎ部材を緩めたり螺着固定したりできるようにすることを目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の特徴構成は、管内に連通する貫通孔を塞ぐ塞ぎ部材を、螺着固定状態から緩めるに伴って、前記貫通孔が前記塞ぎ部材の外側に連通するように前記管側に螺着固定してある流体取り出し装置であって、前記塞ぎ部材を覆うキャップ部材を、前記塞ぎ部材をそのキャップ部材の外側から螺進操作自在な状態で、前記管側に気密に装着し、前記キャップ部材に、その内側に流入した管内流体を外部に取り出し自在な取り出し部を設けてある点にある。 【0005】〔作用〕塞ぎ部材を、管側に気密に装着したキャップ部材で、そのキャップ部材の外側から螺進操作自在な状態で覆ってあるので、塞ぎ部材をキャップ部材の外側から緩めながら、キャップ部材の内側に流入した管内流体を取り出し部を通して外部に取り出したり、キャップ部材の内側に流入した管内流体を取り出し部を通して外部に取り出しながら、キャップ部材の外側から塞ぎ部材を螺着固定したりすることができる。 【0006】〔効果〕従って、管内流体が不用意に流出してしまうことなく、塞ぎ部材を緩めたり螺着固定したりすることができる。 【0007】請求項2記載の発明の特徴構成は、前記塞ぎ部材を螺進操作自在な操作具を前記キャップ部材の外側から操作自在に、かつ、気密に挿通する操作具挿通孔を、前記キャップ部材に形成して、前記塞ぎ部材を前記キャップ部材の外側から螺進操作自在に設けてある点にある。 【0008】〔作用〕キャップ部材に形成した操作具挿通孔に操作具を気密に挿通し、その操作具でキャップ部材の外側から塞ぎ部材を螺進操作して、塞ぎ部材を緩めたり螺着固定したりすることができる。 【0009】〔効果〕従って、キャップ部材の外側から挿通した操作具で、キャップ部材を特別動かすことなく、塞ぎ部材を緩めたり螺着固定したりすることができるので、管内流体を一定位置の取り出し部を通して取り出すことができる。 【0010】請求項3記載の発明の特徴構成は、前記キャップ部材を前記管側に回転操作自在に装着し、そのキャップ部材の内側に、前記塞ぎ部材に係合して、キャップ部材の回転操作に伴ってその塞ぎ部材を螺進操作自在な係合部を設けて、前記塞ぎ部材を前記キャップ部材の外側から螺進操作自在に設けてある点にある。 【0011】〔作用〕管側に装着したキャップ部材の回転操作で、その内側に設けた係合部が塞ぎ部材とともに回転し、その結果、塞ぎ部材が螺進操作されて、塞ぎ部材を緩めたり螺着固定したりすることができる。 〔効果〕従って、塞ぎ部材の操作具を別に準備することなく、簡便に塞ぎ部材を緩めたり螺着固定したりすることができる。 【0012】請求項4記載の発明の特徴構成は、前記塞ぎ部材と前記管側との螺合部に、前記管側に螺着固定した前記塞ぎ部材を緩めるに伴って、前記貫通孔を前記塞ぎ部材の外側に連通させる溝部を形成してある点にある。 【0013】〔作用〕塞ぎ部材を緩めるに伴って、貫通孔と塞ぎ部材の外側とが溝部を介して連通する。 【0014】〔効果〕従って、必要量の管内流体を溝部を通してキャップ部材の内側へ迅速に流入させることができる。 【0015】請求項5記載の発明の特徴構成は、前記キャップ部材を、前記管側に螺着固定して着脱自在に装着してある点にある。 【0016】〔作用〕管内流体を取り出す必要が生じたときに、取り出し部を設けてあるキャップ部材を管側に螺着固定し、管内流体を取り出す必要がないときには、そのキャップ部材を管側から外しておくことができる。 【0017】〔効果〕従って、必要に応じてキャップ部材を装着することができ、そのキャップ部材に代えて、螺着固定してある塞ぎ部材を不必要に緩めるといった、塞ぎ部材の不用意な螺進操作を防止するのに適した保護用キャップを装着しておくことができる。 【0018】 【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。 〔第1実施形態〕図1は、都市ガスの供給主管Aから分岐した供給枝管Bと、各種ガス器具Dを接続してある器具側配管Cとを、器具側配管Cへのガス供給量を計量するガス計量器Eを介して接続してある燃料ガス供給用配管を示し、器具側配管Cは、ガス器具Dの使用者の住宅内などの専用領域Fに設置し、ガス計量器Eは、専用領域F内に立ち入ることなく検針したり点検できるように、専用領域Fの境界近くに設置してある。 【0019】前記供給枝管Bと器具側配管Cは、ユニオン継手Gでガス計量器Eに着脱自在に接続してあり、器具側配管Cとガス計量器Eとの接続箇所近くに、燃料ガス供給用配管の管内空気を管外に放散する空気放散装置Hを設け、供給枝管Bとガス計量器Eとの接続箇所近くに、供給枝管Bの管路を開閉自在な供給側開閉弁Jを設けてある。 【0020】前記空気放散装置Hは、図2に示すように、器具側配管Cとガス計量器Eとを接続する、器具側配管Cの一部としての管体1に、器具側配管Cの管路を開閉自在な器具側開閉弁2と、その器具側開閉弁2とガス計量器Eとの間の管内外を連通する連通状態と遮断する遮断状態とに切換自在な2個の流体取り出し装置3とを設けて構成してあり、器具側開閉弁2の上流側に設けてある流体取り出し装置3を空気放散具4として使用し、器具側開閉弁2の下流側に設けてある流体取り出し装置3を、器具側開閉弁2の下流側における器具側配管C内のガス圧力を測定する圧力計6の接続具5として使用するように構成してある。 【0021】前記流体取り出し装置3は、図3に示すように、器具側配管C内に連通する貫通孔7を備えた短管8を管体1に溶接で一体に連通接続して、その貫通孔7を塞ぐ塞ぎ部材であるシール用Oリング9を装着した六角穴付ボルト10を短管8の内側に螺着固定するとともに、六角穴付ボルト10の頭部を覆うキャップ部材11を、短管8の外周部にシールテープを挟んで気密に装着してある。 【0022】前記六角穴付ボルト10と短管8との螺合部に、短管8に螺着固定した六角穴付ボルト10を緩めるに伴って、貫通孔7を六角穴付ボルト10の外側に連通させる溝部18をスリット状に形成してあり、六角穴付ボルト10を螺着固定した状態から緩めるに伴って、貫通孔7が溝部18を介して六角穴付ボルト10の外側に連通するように構成してある。 【0023】前記キャップ部材11は、六角穴付ボルト10を螺進操作自在な操作具としての、円形断面のL字形操作部22と六角穴付ボルト10の六角穴12に係合する係合部14とを備えた六角レンチ13をキャップ部材11の外側から操作自在に、かつ、シール用Oリング15を挟んで気密に挿通する操作具挿通孔16を形成して、六角穴付ボルト10をキャップ部材11の外側から螺進操作自在に装着してあり、キャップ部材11の内側に流入した管内流体を外部に取り出し自在な筒状の取り出し部17を設けてある。 【0024】そして、流体取り出し装置3は、空気放散具4として使用するときには、図4に示すように、六角穴付ボルト10を緩めて、実線で示すように器具側開閉弁2の上流側の管内外を連通する連通状態と、六角穴付ボルト10を螺着固定して、仮想線で示すように器具側開閉弁2の上流側の管内外を遮断する遮断状態とに切換自在に構成してあり、圧力計6の接続具5として使用するときには、図5に示すように、取り出し部17に圧力計6を螺着接続して、六角穴付ボルト10を緩めてキャップ部材11内に流入させたガスの圧力を圧力計6に導入するように構成してある。 【0025】前記キャップ部材11は、短管8の外周部に螺着固定して着脱自在に装着してあり、流体取り出し装置3を空気放散具4や圧力計6の接続具5として使用しないときには、そのキャップ部材11を短管8から外しておいて、図6に示すように、キャップ部材11に代えて、六角穴付ボルト10の不用意な螺進操作を防止するための保護用キャップ19をシールテープを挟んで螺着固定しておくように構成してある。 【0026】前記ガス計量器Eの交換作業について説明する。尚、ガス計量器Eの交換作業を開始する前は、空気放散具4として使用する流体取り出し装置3も圧力計6の接続具5として使用する流体取り出し装置3も、図6に示すように、六角穴付ボルト10を短管8に螺着固定してあり、かつ、短管8に保護用キャップ19を螺着固定してある。 【0027】先ず、供給側開閉弁Jと器具側開閉弁2とを閉じて、古いガス計量器Eを供給枝管Bと器具側配管Cとから外し、新しいガス計量器Eを供給枝管Bと器具側配管Cとに接続する。 【0028】次に、各流体取り出し装置3の保護用キャップ19を外して、図3に示すように、キャップ部材11を螺着固定し、圧力計6の接続具5として使用する流体取り出し装置3のキャップ部材11の取り出し部17には圧力計6を接続しておく。尚、この作業は、古いガス計量器Eを外して新しいガス計量器Eを接続する接続作業と並行して行っても良い。 【0029】次に、空気放散具4として使用する流体取り出し装置3のキャップ部材11に形成した操作具挿通孔16に六角レンチ13を気密に挿通して、六角穴付ボルト10をキャップ部材11の外側からの螺進操作で緩め、図4示すように、貫通孔7が溝部18を介してキャップ部材11の内側に連通する連通状態に切り換えてから、供給側開閉弁Jを開いて、器具側開閉弁2の上流側の管内空気を取り出し部17を通して放散させる。尚、取り出し部17にホース20を接続して、管内空気を所望の場所に放散させるようにしても良い。 【0030】管内空気の放散を終えると、空気放散具4として使用する流体取り出し装置3の六角穴付ボルト10をキャップ部材11の外側からの螺進操作で短管8に螺着固定して、貫通孔7とキャップ部材11の内側との連通を遮断する遮断状態に切り換え、そのキャップ部材11に代えて保護用キャップ19を螺着固定する。 【0031】次に、圧力計6の接続具5として使用する流体取り出し装置3のキャップ部材11に形成した操作具挿通孔16に六角レンチ13を気密に挿通して、六角穴付ボルト10をキャップ部材11の外側からの螺進操作で緩め、図5に示すように、溝部18を介して貫通孔7からキャップ部材11の内側に流入したガスの圧力を器具側配管C内のガス圧力として圧力計6で測定し、そのガス圧力が適正圧力に維持されていれば、器具側開閉弁2を開いて、器具側配管Cへのガス供給を再開する。尚、器具側配管C内のガス圧力を測定しながら、古いガス計量器Eを外して新しいガス計量器Eを接続しても良い。 【0032】そして、接続具5として使用する流体取り出し装置3の六角穴付ボルト10をキャップ部材11の外側からの螺進操作で短管8に螺着固定した後、圧力計6を取り出し部17から外して、キャップ部材11に代えて保護用キャップ19を螺着固定する。 【0033】尚、ガス供給用のバイパス管をガス計量器を迂回して器具側配管Cに接続し、器具側配管Cへのガス供給を停止することなく、ガス計量器Eを器具側配管Cから外した場合、器具側配管C内のガス圧力を特にチェックすることなく、空気放散具4を遮断状態に切り換えた後の任意のタイミングで、器具側開閉弁2を開くこともできる。 【0034】〔第2実施形態〕図7は、キャップ部材11を短管8に対して回転操作自在に装着するとともに、そのキャップ部材11の内側に、塞ぎ部材としての六角穴付ボルト10に係合して、キャップ部材11の回転操作に伴ってその六角穴付ボルト10を螺進操作自在な係合部21を設けて、キャップ部材11を上部異径部22に係合させた操作具で回転させて、六角穴付ボルト10をキャップ部材11の外側から螺進操作自在に設けてある空気放散具4を示す。 【0035】前記係合部21は、六角穴付ボルト10の六角穴12に係入する六角柱状に形成してあり、キャップ部材11を、六角穴付ボルト10と短管8との螺合部分よりも小さなネジピッチで短管8の外周部にシールテープを挟んで気密に螺着固定して、キャップ部材11の回転操作で、係合部21を六角穴12に対して軸方向に相対移動させながら六角穴付ボルト10を螺進させ、図7(イ)に示すように、六角穴付ボルト10を短管8に螺着固定したり、図7(ロ)に示すように、六角穴付ボルト10を緩めて、貫通孔7を溝部18を介してキャップ部材11の内側に連通させるようにしてある。 【0036】尚、本実施形態の場合、流体取り出し装置3を空気放散具4や圧力計6の接続具5として使用しないときには、図7(イ)に示すように、キャップ部材11で六角穴付ボルト10を短管8に螺着固定してある。その他の構成は第1実施形態と同様である。 【0037】〔その他の実施形態〕 1.本発明による流体取り出し装置は、ガス計量器に組み付けてあるガス配管に空気放散具として設けてあっても良い。 2.本発明による流体取り出し装置は、水道管等のガス管以外の流体管に設けて、その管内流体を取り出すようにしても良い。 3.上記実施形態では、貫通孔に挿入する栓状に形成した塞ぎ部材を示したが、貫通孔形成部の外周側に螺着固定するキャップ状に形成してあっても良い。 4.塞ぎ部材に、その先端面とその外周面とに亘ってL字形やT字形に貫通する連通用孔を形成し、塞ぎ部材を管側に螺着固定した状態から緩めるに伴って、その連通用孔を通して、貫通孔を塞ぎ部材の外側に連通させるように構成してあっても良い。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000284 【氏名又は名称】大阪瓦斯株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年3月26日(1999.3.26) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100107308 【弁理士】 【氏名又は名称】北村 修一郎 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−283310(P2000−283310A) |
| 【公開日】 |
平成12年10月13日(2000.10.13) |
| 【出願番号】 |
特願平11−84156 |
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