| 【発明の名称】 |
空気弁 |
| 【発明者】 |
【氏名】末永 郁二
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| 【要約】 |
【課題】吸気機能をなくして排気機能専用とし、外気混入によるエアーハンマー現象の発生を防止することができる空気弁を提供する。
【解決手段】フロート弁体6と配管路1への接続部2との間の弁箱4内に、排気用開孔3が開放状態にある通常時において配管路1から上部の開孔3を通しての排気作用は許容し、かつ、開孔3から配管路1へ向けての外気の吸入作用は防止するように開閉動作される可動弁機構9が組み込み構成されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 下部に配管路への接続部を有するとともに上部に排気用開孔を有する弁箱内に、通常時は排気用開孔を開放する位置に保持され、かつ、弁箱内への流入液位が一定レベル以上になったときは排気用開孔を閉鎖する位置に上昇するフロート付き弁体を設けてなる空気弁において、フロート付き弁体と配管路への接続部との間の弁箱内に、通常時における配管路からの排気作用は許容し、配管路への吸気作用は防止するように開閉動作される可動弁機構を設けていることを特徴とする空気弁。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、配管系でのウオーターハンマー現象の発生を防止するために配管路内を流動する水等の液体に混入されている空気を大気に放出するように配管路の途中に接続して用いられる空気弁に関する。 【0002】 【従来の技術】この種の一般的な空気弁は、図2に示すように、下部に配管路1への接続部2を有するとともに上部に大気に通じる排気用開孔3を有する弁箱4内に、通常時はU字形状の保持部材5を介して排気用開孔3を開放する下降位置に保持され、かつ、弁箱4内への流入液位が一定レベル以上になった時は図2の仮想線に示すように、排気用開孔3を閉鎖する位置に上昇するフロート6a付き弁体6を設けて構成されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記したような構成の従来一般の空気弁では、フロート6a付き弁体6が下降位置に保持されている通常時に、図2の実線矢印xで示すように、配管路1からの空気を大気に放出する排気機能だけでなく、図2の点線矢印yで示すように、大気から配管路1への吸気機能も許容される状態にある。そのため、例えば液体を流動遮断状態から急激に流動開始させたような場合、排気用開孔3及び弁箱4内を経て外気が配管路1内に吸引され、その吸引された外気が配管路1内を流動する液体に混入して配管系にとって好ましくないエアーハンマー現象を発生する可能性があった。 【0004】本発明は上記した課題を解決するものであり、簡単な構成付加により吸気機能をなくして排気機能専用とし、外気混入によるエアーハンマー現象の発生を防止することができる空気弁を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記した課題を解決するために、本発明に係る空気弁は、下部に配管路への接続部を有するとともに上部に排気用開孔を有する弁箱内に、通常時は排気用開孔を開放する位置に保持され、かつ、弁箱内への流入液位が一定レベル以上になったときは排気用開孔を閉鎖する位置に上昇するフロート付き弁体を設けてなる空気弁において、フロート付き弁体と配管路への接続部との間の弁箱内に、通常時における配管路からの排気作用は許容し、配管路への吸気作用は防止するように開閉動作される可動弁機構を設けていることを特徴とするものである。 【0006】上記した構成の本発明によれば、フロート付き弁体が下降位置に保持されている通常時において、可動弁機構の開閉動作によって配管路からの排気作用は許容しつつ、配管路への吸気作用は防止するといった排気機能専用の空気弁となるので、外気が排気用開孔及び弁箱内を経て配管路内に吸引されて該配管路内を流動する液体に混入することに伴うエアーハンマー現象の発生を確実に防止することが可能である。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の空気弁の断面構造を示し、この空気弁の基本的な構成は図2と同一であるため、その基本的構成において図2と同一部分には同一の符号を付して、それらの詳しい説明は省略する。 【0008】上記の基本的構成を有する空気弁において、フロート6a付き弁体6と配管路1への接続部2との間の弁箱4内に、固定弁座7と径方向の一端側を支点としての揺動により固定弁座7の開孔7aを開閉する可動弁8とからなる可動弁機構9を組み込んでいる。上記した構成の空気弁では、フロート6a付き弁体6が図1の実線に示すような下降位置に保持されている通常時において、配管路1内の混入空気が実線矢印xのごとく弁箱4内を経て排気用開孔3に向けて流動する場合は、その空気圧により可動弁機構9の可動弁8が図1の仮想線に示すように、固定弁座7の開孔7aを開放するように揺動される。これによって、配管路1内の混入空気を排気用開孔3を経て大気に放出する排気機能が支障なく発揮される。 【0009】一方、配管路1内の流動液体の流動状態が急激に変化する等して外気が点線矢印yのごとく排気用開孔3を経て弁箱4内に吸引される状態になった場合は、その吸引力と可動弁8の自重により可動弁機構9の可動弁8が図1の実線に示すように、固定弁座7の開孔7aを閉鎖するように揺動される。これによって、外気が配管路1内に混入される吸気機能が確実に阻止されることになり、配管路1内への外気(空気)混入に伴うエアーハンマー現象の発生が防止される。 【0010】なお、上記実施の形態では、可動弁機構9として揺動開閉形式の可動弁8を用いたもので説明したが、これ以外に、例えばスプリングボール形式の可動弁や切目入りのゴム弁など逆止弁機能を発揮するものであれば、どのような構成のものを用いてもよい。 【0011】 【発明の効果】以上のように、本発明によれば、弁箱内に逆止弁機能を発揮する可動弁機構を組み込むだけの簡単な構成付加により、吸気機能がなく排気機能専用の空気弁を構成させることができ、空気弁機能を確保しつつ、外気混入によるエアーハンマー現象の発生を確実に防止することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001052 【氏名又は名称】株式会社クボタ
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| 【出願日】 |
平成11年2月23日(1999.2.23) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100068087 【弁理士】 【氏名又は名称】森本 義弘
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| 【公開番号】 |
特開2000−240846(P2000−240846A) |
| 【公開日】 |
平成12年9月8日(2000.9.8) |
| 【出願番号】 |
特願平11−43984 |
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