| 【発明の名称】 |
混合防止弁装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】中里 充夫
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| 【要約】 |
【課題】ドレーン領域が汚染されるのを防止することができるようにする。
【解決手段】第1のバルブボディ21と、第2のバルブボディ22と、前記第1、第2のバルブボディ21、22間を連結し、弁座を形成する連結部20と、弁座に対して当接自在に配設された第1の弁体26と、前記弁座及び第1の弁体26に対して当接自在に配設され、第1の弁体26との間にチャンバ部30を形成する第2の弁体28と、前記チャンバ部30内の流体を排出するためのドレーン流路16と、該ドレーン流路16に配設された開閉手段とを有する。この場合、開閉手段によってチャンバ部30と大気との間が選択的に連通させられるので、ドレーン領域が大気中の雑菌等によって汚染されることがなくなる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 (a)第1の流体搬送ラインに配設された第1のバルブボディと、(b)第2の流体搬送ラインに配設された第2のバルブボディと、(c)前記第1、第2のバルブボディ間を連結し、弁座を形成する連結部と、(d)前記弁座に対して当接自在に配設され、第1、第2のバルブボディ間を選択的に連通させる第1の弁体と、(e)前記弁座及び第1の弁体に対して当接自在に配設され、第1、第2のバルブボディ間を選択的に連通させるとともに、第1の弁体との間にチャンバ部を形成する第2の弁体と、(f)前記チャンバ部内の流体を排出するためのドレーン流路と、(g)該ドレーン流路に配設され、前記チャンバ部と大気との間を選択的に連通させる開閉手段とを有することを特徴とする混合防止弁装置。 【請求項2】 処理媒体が前記チャンバ部及びドレーン流路を流れているとき以外は前記開閉手段を閉鎖する閉鎖手段を有する請求項1に記載の混合防止弁装置。 【請求項3】 前記チャンバ部に処理媒体を供給する処理媒体供給流路を有する請求項1に記載の混合防止弁装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、混合防止弁装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、例えば、乳製品を製造する製造装置においては、原乳を受け入れるための受入れライン、原乳を乳製品の加工プロセスに供給するための供給ライン、原乳を一時的に貯蔵する貯蔵タンク等から成る原料搬送系を備える。そして、前記受入れライン及び供給ラインには、受入れラインと貯蔵タンクとを選択的に接続したり、貯蔵タンクと供給ラインとを選択的に接続したりするために、混合防止弁が配設され、受入れラインを介して供給された原乳を、供給ラインを介して加工プロセスに更に供給するようになっている。 【0003】図2は従来の原料搬送系を示すブロック図である。図において、L1は図示されない原料供給源から供給された原乳を受け入れるための受入れライン、L2は原乳を図示されない加工プロセスに供給するための供給ライン、11は前記受入れラインL1を介して供給された原乳を一時的に貯蔵する貯蔵タンクであり、該貯蔵タンク11は受入れラインL1に沿って少なくとも一つ(図においては、二つ)配設される。なお、前記加工プロセスにおいて、供給された原乳を加工することによってチーズ、バター等の乳製品が製造される。 【0004】また、前記受入れラインL1には、受入れラインL1と貯蔵タンク11とを選択的に接続するための混合防止弁装置12が配設され、前記供給ラインL2には、貯蔵タンク11と供給ラインL2とを選択的に接続するための混合防止弁装置13が配設され、混合防止弁装置12と貯蔵タンク11とをラインL3が、混合防止弁装置12、13間をラインL4が接続する。したがって、混合防止弁装置12、13を切り換えることによって、受入れラインL1とラインL3とを連通させ、受入れラインL1を介して供給された原乳を貯蔵タンク11に供給したり、ラインL3、L4と供給ラインL2とを連通させ、貯蔵タンク11に貯蔵された原乳を加工プロセスに供給したり、受入れラインL1と供給ラインL2とをラインL4を介して連通させ、受入れラインL1を介して供給された原乳を直接加工プロセスに供給したりすることができる。そして、前記混合防止弁装置12、13の下端には、大気に連通させてドレーン流路16、17がそれぞれ形成される。 【0005】ところで、前記原料供給源においては、殺菌、滅菌等の除菌の処理、すなわち、除菌処理が原乳に施され、除菌処理が施された後の原乳が原料搬送系を介して加工プロセスに供給されるようになっている。そこで、原乳を原料搬送系に供給する前に、原料搬送系をクリーニングするようにしている。すなわち、前記原料搬送系を、水、洗剤等の洗浄媒体によって洗浄した後、蒸気、熱水(温水)、除菌剤等の除菌媒体によって除菌し、更に、蒸気、熱水、除菌剤、除菌処理が施された空気等の除菌保持媒体によって除菌保持を行うようにしている。 【0006】そのために、混合防止弁装置13と図示されない排出口とがラインL6、L7を介して接続され、前記ラインL6に開閉弁15が配設される。そして、ラインL5と図示されない媒体供給源とが接続され、ラインL5を介して貯蔵タンク11に前記洗浄媒体、除菌媒体、除菌保持媒体等の処理媒体を供給して充満させるとともに、前記開閉弁15を開放すると、前記処理媒体は、貯蔵タンク11からラインL3を介して混合防止弁装置12に供給され、更にラインL4を介して混合防止弁装置13に供給された後、ラインL6、L7を介して排出口に排出される。また、同時に、前記受入れラインL1及び供給ラインL2と前記媒体供給源とが接続され、処理媒体が、受入れラインL1及び供給ラインL2を介して混合防止弁装置12、13に供給され、前記貯蔵タンク11から供給された処理媒体と合流する。このようにして、貯蔵タンク11、混合防止弁装置12、13及びラインL3、L4を洗浄したり、除菌したり、除菌保持を行ったりすることができる。 【0007】また、原乳の供給を開始した後にも、必要に応じて、又は定期的に、原料搬送系の一部をクリーニングすることができる。この場合、受入れラインL1及び供給ラインL2を原乳が流れているので、処理媒体は、ラインL5、貯蔵タンク11、ラインL3、混合防止弁装置12、ラインL4、混合防止弁装置13及びラインL6、L7の順に流れる。 【0008】なお、前記ラインL3〜L6、貯蔵タンク11、混合防止弁装置12、13、開閉弁15及びドレーン流路16、17によって弁ユニットが構成され、該弁ユニットは受入れラインL1及び供給ラインL2に沿って少なくとも一つ配設される。ところで、前記混合防止弁装置12においては、受入れラインL1を介して供給された原乳を貯蔵タンク11に供給する場合、及び受入れラインL1を介して供給された原乳を直接加工プロセスに供給する場合は、受入れラインL1とラインL3又はラインL4とが連通させられるが、貯蔵タンク11に貯蔵された原乳を加工プロセスに供給する場合、及び処理媒体を原料搬送系に供給する場合は、受入れラインL1とラインL3又はラインL4とが連通させられない。また、前記混合防止弁装置13においては、貯蔵タンク11に貯蔵された原乳を加工プロセスに供給する場合、及び受入れラインL1を介して供給された原乳を直接加工プロセスに供給する場合は、ラインL4と供給ラインL2とが連通させられるが、処理媒体を原料搬送系に供給する場合は、ラインL4と供給ラインL2とが連通させられない。 【0009】そして、前記混合防止弁装置12、13は、処理媒体を原料搬送系に供給する場合に処理媒体と原乳とが混合防止弁装置12、13を介して混合することがないように混合防止構造を有する。次に、前記混合防止弁装置12、13について説明する。図3は従来の混合防止弁装置の第1の状態を示す図、図4は従来の混合防止弁装置の第2の状態を示す図、図5は従来の混合防止弁装置の第3の状態を示す図、図6は従来の混合防止弁装置の第4の状態を示す図である。なお、前記混合防止弁装置12、13(図2)は同じ構造を有するので、混合防止弁装置12についてだけ説明する。 【0010】図において、21は上方に配設された筒状の第1のバルブボディ、22は下方に配設された筒状の第2のバルブボディであり、前記第1のバルブボディ21の一端21aはラインL4と接続され、他端21bはラインL3と接続され、前記第2のバルブボディ22の一端22a及び他端22bは受入れラインL1と接続される。前記第1のバルブボディ21と第2のバルブボディ22とは筒状の連結部20によって接続され、第1のバルブボディ21内と第2のバルブボディ22内とが連結部20を介して連通させられ、該連結部20の内周面には弁座が形成される。なお、前記混合防止弁装置12はステンレス鋼によって形成され、第1、第2のバルブボディ21、22と連結部20とは溶接によって連結される。 【0011】そして、第1のバルブボディ21側に第1のプラグ23が、第2のバルブボディ22側に第2のプラグ24がいずれも進退自在(図における上下方向に移動自在)に配設される。前記第1のプラグ23は、第1のバルブボディ21内を貫通して上方に延びるロッド部25、及び該ロッド部25の下端にロッド部25と一体に連結させて形成された円板状の第1の弁体26から成り、該第1の弁体26は前記弁座の上半部に当接自在に配設され、第1のプラグ23及び弁座によって第1の弁が構成される。一方、前記第2のプラグ24は、第2のバルブボディ22内を貫通して下方に延びる中空のロッド部27、及び該ロッド部27の上端にロッド部27と一体に連結させて形成された皿状の第2の弁体28から成り、該第2の弁体28は前記弁座の下半部に当接自在に配設され、第2のバルブボディ22及び弁座によって第2の弁が構成される。 【0012】そして、前記第1、第2のプラグ23、24を進退させ、前記第1、第2の弁体26、28を選択的に弁座に当接させることによって、第1、第2の弁を開閉させることができる。ところで、前記弁座は、下方ほど狭く、上方ほど広くなるように円錐(すい)形の形状を有し、前記第1、第2の弁体26、28も、弁座と対応させて、下方ほど狭く、上方ほど広くなるように円錐形の形状を有する。そして、前記第1の弁体26の最小径より第2の弁体28の最大径がわずかに小さくされる。 【0013】また、前記第1、第2の弁体26、28を弁座に当接させたときに、第1、第2の弁体26、28間にわずかなクリアランスが形成されるように第1、第2の弁体26、28の寸法が設定される。したがって、前記第1、第2の弁体26、28を弁座に当接させたとき、及び第1、第2の弁体26、28を互いに当接させたときに、第1、第2の弁体26、28間にチャンバ部30が形成される。該チャンバ部30は、前記ロッド部27内に形成されたドレーン流路16と連通させられ、ドレーン流路16を介して大気に開放される。したがって、第1、第2の弁を介して第1のバルブボディ21又は第2のバルブボディ22からチャンバ部30に原乳又は処理媒体が漏れても、漏れた原乳又は処理媒体はドレーン流路16を介して排出される。また、ドレーン流路16内の圧力が大気圧であるので、漏れた原乳又は処理媒体が第1のバルブボディ21又は第2のバルブボディ22に進入することはない。したがって、原乳と処理媒体とが混合することはない。 【0014】前記第1、第2のプラグ23、24を進退自在に支持するために、第1のバルブボディ21に第1の支持部33が、第2のバルブボディ22に第2の支持部34が固定され、前記第1の支持部33によってロッド部25が摺(しゅう)動自在に支持され、前記第2の支持部34によって第2のプラグ24のバランスシリンダ24aが摺動自在に支持される。また、前記第1、第2のプラグ23、24を下方に付勢するために、図示されないスプリングが配設される。さらに、該スプリングの付勢力に抗して第1、第2のプラグ23、24を上方に移動させるために、第1、第2のプラグ23、24の後端に図示されない第1、第2の駆動手段としての第1、第2のエアシリンダが配設され、該第1、第2のエアシリンダは図示されない制御装置によって作動が制御される。前記バランスシリンダ24aは、第1のバルブボディ21内又は第2のバルブボディ22内の圧力変動、ウォータハンマ等によって第1、第2の弁の作動に影響が与えられるのを防止するために配設される。なお、前記第1、第2のエアシリンダは、各弁ユニットごとに配設されるので、第1、第2の弁を各弁ユニットごとに独立して開閉することができる。 【0015】したがって、第1、第2のエアシリンダを駆動し、図3に示されるように、第1、第2の弁体26、28を弁座に当接させることによって第1、第2の弁を閉鎖することができる。この場合、ラインL3、L4が互いに連通させられ、受入れラインL1とラインL3、L4とが遮断されるので、貯蔵タンク11に貯蔵された原乳を加工プロセスに供給することができる。 【0016】また、受入れラインL1に原乳を流した状態で、処理媒体をラインL5、貯蔵タンク11、ラインL3、混合防止弁装置12、ラインL4、混合防止弁装置13及びラインL6、L7の順に流すことによって、各弁ユニットの貯蔵タンク11、ラインL3、混合防止弁装置12、ラインL4及び混合防止弁装置13をクリーニングすることができる。 【0017】そして、図4に示されるように、第1、第2の弁体26、28を互いに当接させた状態で第1、第2のプラグ23、24を上方に移動させることによって第1、第2の弁を開放することができる。この場合、受入れラインL1とラインL3、L4とが連通させられるので、受入れラインL1を介して供給された原乳を貯蔵タンク11に供給したり、受入れラインL1を介して供給された原乳を、ラインL4及び混合防止弁装置13を介して供給ラインL2に供給したりすることができる。 【0018】さらに、処理媒体を、ラインL5、貯蔵タンク11、ラインL3、混合防止弁装置12、ラインL4、混合防止弁装置13及びラインL6、L7の順に流すとともに、受入れラインL1及び混合防止弁装置12の順に流し、合流させることによって、各弁ユニットの貯蔵タンク11、ラインL3、混合防止弁装置12、ラインL4及び混合防止弁装置13をクリーニングすることができるだけでなく、受入れラインL1をクリーニングすることもできる。また、この場合、第1、第2の弁が開放されて、第1、第2の弁体26、28が弁座から離れるので、第1、第2の弁体26、28の外周面及び弁座の内周面をクリーニングすることもできる。 【0019】なお、この場合、前記第1、第2の弁体26、28は互いに当接させられているので、原乳又は処理媒体がチャンバ部30内に進入することはない。そして、図5に示されるように、第2の弁体28を弁座に当接させた状態で第1のプラグ23をわずかに上方に移動させ、第1の弁体26を弁座から離すことによって、第1の弁を開放し、第2の弁を閉鎖することができる。この場合、ラインL3、L4が互いに連通させられ、受入れラインL1とラインL3、L4とが遮断されるので、受入れラインL1に原乳を流した状態で、処理媒体をラインL5、貯蔵タンク11、ラインL3、混合防止弁装置12、ラインL4、混合防止弁装置13及びラインL6、L7の順に流すことによって、各弁ユニットの貯蔵タンク11、ラインL3、混合防止弁装置12、ラインL4及び混合防止弁装置13をクリーニングすることができる。また、第1の弁が開放されて、第1の弁体26が弁座から離れるので、第1のバルブボディ21内の処理媒体がチャンバ部30に進入し、ドレーン流路16を介してドレーンされる。したがって、第1の弁体26の外周面、弁座の上半部の内周面、並びにチャンバ部30及びドレーン流路16から成るドレーン領域をクリーニングすることができる。 【0020】なお、前記受入れラインL1とラインL3、L4とを切り換えて、第1のバルブボディ21を受入れラインL1に接続し、第2のバルブボディ22をラインL3、L4に接続した場合には、第1のバルブボディ21内を原乳が、第2のバルブボディ22内を処理媒体が流れる。そして、図6に示されるように、第1の弁体26を弁座に当接させた状態で第2のプラグ24をわずかに上方に移動させ、第2の弁体28を弁座から離すことによって、第1の弁を閉鎖し、第2の弁を開放することができる。この場合、ラインL3、L4が互いに連通させられ、受入れラインL1とラインL3、L4とが遮断されるので、受入れラインL1に原乳を流した状態で、処理媒体をラインL5、貯蔵タンク11、ラインL3、混合防止弁装置12、ラインL4、混合防止弁装置13及びラインL6、L7の順に流すことによって、各弁ユニットの貯蔵タンク11、ラインL3、混合防止弁装置12、ラインL4及び混合防止弁装置13をクリーニングすることができる。また、第2の弁が開放されて、第2の弁体28が弁座から離れるので、第2のバルブボディ22内の処理媒体がチャンバ部30に進入し、ドレーン流路16を介してドレーンされる。したがって、第2の弁体28の外周面、弁座の下半部の内周面及び前記ドレーン領域をクリーニングすることもできる。 【0021】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従来の混合防止弁装置12、13においては、チャンバ部30はドレーン流路16を介して大気に開放されているので、ドレーン領域が大気中の雑菌等によって汚染されてしまうことがある。本発明は、前記従来の混合防止弁装置の問題点を解決して、ドレーン領域が汚染されるのを防止することができる混合防止弁装置を提供することを目的とする。 【0022】 【課題を解決するための手段】そのために、本発明の混合防止弁装置においては、第1の流体搬送ラインに配設された第1のバルブボディと、第2の流体搬送ラインに配設された第2のバルブボディと、前記第1、第2のバルブボディ間を連結し、弁座を形成する連結部と、前記弁座に対して当接自在に配設され、第1、第2のバルブボディ間を選択的に連通させる第1の弁体と、前記弁座及び第1の弁体に対して当接自在に配設され、第1、第2のバルブボディ間を選択的に連通させるとともに、第1の弁体との間にチャンバ部を形成する第2の弁体と、前記チャンバ部内の流体を排出するためのドレーン流路と、該ドレーン流路に配設され、前記チャンバ部と大気との間を選択的に連通させる開閉手段とを有する。 【0023】本発明の他の混合防止弁装置においては、さらに、処理媒体が前記チャンバ部及びドレーン流路を流れているとき以外は前記開閉手段を閉鎖する閉鎖手段を有する。本発明の更に他の混合防止弁装置においては、さらに、前記チャンバ部に処理媒体を供給する処理媒体供給流路を有する。 【0024】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。図7は本発明の第1の実施の形態における原料搬送系を示すブロック図である。図において、L1は図示されない原料供給源から供給された原乳を受け入れるための受入れライン、L2は原乳を図示されない加工プロセスに供給するための供給ライン、11は前記受入れラインL1を介して供給された第1の流体としての原乳を一時的に貯蔵する貯蔵タンクであり、該貯蔵タンク11は受入れラインL1に沿って少なくとも一つ(図においては、二つ)配設される。なお、前記加工プロセスにおいて、供給された原乳を加工することによってチーズ、バター等の乳製品が製造される。本実施の形態においては、乳製品を製造するための原乳が受入れラインL1を介して供給されるようになっているが、ジュース等の清涼飲料を製造するための果汁、薬品を製造するための純水等を第1の流体として供給することもできる。 【0025】前記受入れラインL1には、受入れラインL1と貯蔵タンク11とを選択的に接続するための混合防止弁装置12が配設され、前記供給ラインL2には、貯蔵タンク11と供給ラインL2とを選択的に接続するための混合防止弁装置13が配設され、混合防止弁装置12と貯蔵タンク11とをラインL3が、混合防止弁装置12、13間をラインL4が接続する。したがって、混合防止弁装置12、13を切り換えることによって、受入れラインL1とラインL3とを連通させ、受入れラインL1を介して供給された原乳を貯蔵タンク11に供給したり、ラインL3、L4と供給ラインL2とを連通させ、貯蔵タンク11に貯蔵された原乳を加工プロセスに供給したり、受入れラインL1と供給ラインL2とをラインL4を介して連通させ、受入れラインL1を介して供給された原乳を直接加工プロセスに供給したりすることができる。なお、ラインL3、L4、L6によって第1の流体搬送ラインが、受入れラインL1及び供給ラインL2によって第2の流体搬送ラインが構成される。 【0026】そして、前記混合防止弁装置12、13の下端にはドレーン流路16、17がそれぞれ形成され、該ドレーン流路16、17に開閉手段としての開閉弁51、52がそれぞれ配設される。該開閉弁51、52は、図示されない制御装置によって開閉される。なお、前記ドレーン流路16、17は、混合防止弁装置12、13内において図示されないチャンバ部と連通させられる。 【0027】ところで、前記原料供給源においては、除菌処理が原乳に施され、除菌処理が施された後の原乳が原料搬送系を介して加工プロセスに供給されるようになっている。そこで、原乳を原料搬送系に供給する前に、原料搬送系をクリーニングするようにしている。すなわち、前記原料搬送系を、水、洗剤等の洗浄媒体によって洗浄した後、蒸気、熱水(温水)、除菌剤等の除菌媒体によって除菌し、更に、蒸気、熱水、除菌剤、除菌処理が施された空気等の除菌保持媒体によって除菌保持を行うようにしている。 【0028】そのために、混合防止弁装置13と図示されない排出口とがラインL6、L7を介して接続され、前記ラインL6に開閉弁15が配設される。そして、ラインL5と図示されない媒体供給源とが接続され、ラインL5を介して貯蔵タンク11に前記洗浄媒体、除菌媒体、除菌保持媒体等の第2の流体としての処理媒体を供給して充満させるとともに、前記開閉弁15を開放すると、前記処理媒体は、貯蔵タンク11からラインL3を介して混合防止弁装置12に供給され、更にラインL4を介して混合防止弁装置13に供給された後、ラインL6、L7を介して排出口に排出される。また、同時に、前記受入れラインL1及び供給ラインL2と前記媒体供給源とが接続され、処理媒体が、受入れラインL1及び供給ラインL2を介して混合防止弁装置12、13に供給され、前記貯蔵タンク11から供給された処理媒体と合流する。そして、前記混合防止弁装置12、13と前記媒体供給源とがラインL11〜L13を介して接続され、ラインL12、L13に配設された開閉弁53、54を開放すると、前記処理媒体は、混合防止弁装置12内の前記チャンバ部に供給され、その後、ドレーン流路16、17から排出される。なお、前記開閉弁53、54は前記制御装置によって開閉される。 【0029】このようにして、貯蔵タンク11、混合防止弁装置12、13及びラインL3、L4を洗浄したり、除菌したり、除菌保持を行ったりすることができる。また、原乳の供給を開始した後にも、必要に応じて、又は定期的に、原料搬送系の一部をクリーニングすることができる。この場合、受入れラインL1及び供給ラインL2を原乳が流れているので、処理媒体は、ラインL5、貯蔵タンク11、ラインL3、混合防止弁装置12、ラインL4、混合防止弁装置13及びラインL6、L7の順に流れるとともに、ラインL11、ラインL12、混合防止弁装置12及びドレーン流路16の順、又はラインL11、ラインL13、混合防止弁装置13及びドレーン流路17の順に流れる。 【0030】なお、前記ラインL3〜L6、L12、L13、貯蔵タンク11、混合防止弁装置12、13、開閉弁15、51〜54及びドレーン流路16、17によって弁ユニットが構成され、該弁ユニットは受入れラインL1及び供給ラインL2に沿って少なくとも一つ配設される。ところで、前記混合防止弁装置12においては、受入れラインL1を介して供給された原乳を貯蔵タンク11に供給する場合、及び受入れラインL1を介して供給された原乳を直接加工プロセスに供給する場合は、受入れラインL1とラインL3又はラインL4とが連通させられるが、貯蔵タンク11に貯蔵された原乳を加工プロセスに供給する場合、及び処理媒体を原料搬送系に供給する場合は、受入れラインL1とラインL3又はラインL4とが連通させられない。また、前記混合防止弁装置13においては、貯蔵タンク11に貯蔵された原乳を加工プロセスに供給する場合、及び受入れラインL1を介して供給された原乳を直接加工プロセスに供給する場合は、ラインL4と供給ラインL2とが連通させられるが、処理媒体を原料搬送系に供給する場合は、ラインL4と供給ラインL2とが連通させられない。なお、必要に応じて貯蔵タンク11を除去し、ラインL3とラインL5とを直接連結することもできる。 【0031】そして、前記混合防止弁装置12、13は、処理媒体を原料搬送系に供給する場合に処理媒体と原乳とが混合防止弁装置12、13を介して混合することがないように混合防止構造を有する。次に、前記混合防止弁装置12、13について説明する。図1は本発明の第1の実施の形態における混合防止弁装置の断面図である。なお、前記混合防止弁装置12、13(図7)は同じ構造を有するので、混合防止弁装置12についてだけ説明する。 【0032】図において、21は上方に、かつ、ラインL3、L4に配設された筒状の第1のバルブボディ、22は下方に、かつ、ラインL1に配設された筒状の第2のバルブボディであり、前記第1のバルブボディ21の一端21aはラインL4と接続され、他端21bはラインL3と接続され、前記第2のバルブボディ22の一端22a及び他端22bは受入れラインL1と接続される。前記第1のバルブボディ21と第2のバルブボディ22とは筒状の連結部20によって接続され、第1のバルブボディ21内と第2のバルブボディ22内とが連結部20を介して連通させられ、該連結部20の内周面には弁座が形成される。なお、前記混合防止弁装置12はステンレス鋼によって形成され、第1、第2のバルブボディ21、22と連結部20とは溶接によって連結される。 【0033】そして、第1のバルブボディ21側に第1のプラグ23が、第2のバルブボディ22側に第2のプラグ24がいずれも進退自在(図における上下方向に移動自在)に配設される。前記第1のプラグ23は、第1のバルブボディ21内を貫通して上方に延びるロッド部25、及び該ロッド部25の下端にロッド部25と一体に連結させて形成された円板状の第1の弁体26から成り、該第1の弁体26は前記弁座の上半部に当接自在に配設され、第1のプラグ23及び弁座によって第1の弁が構成される。一方、前記第2のプラグ24は、第2のバルブボディ22内を貫通して下方に延びる中空のロッド部27、及び該ロッド部27の上端にロッド部27と一体に連結させて形成された皿状の第2の弁体28から成り、該第2の弁体28は前記弁座の下半部に当接自在に配設され、第2のバルブボディ22及び弁座によって第2の弁が構成される。 【0034】そして、前記第1、第2のプラグ23、24を進退させ、前記第1、第2の弁体26、28を選択的に弁座に当接させることによって、第1、第2の弁を開閉させ、第1のバルブボディ21と第2のバルブボディ22とを選択的に連通させることができる。ところで、前記弁座は、下方ほど狭く、上方ほど広くなるように円錐形の形状を有し、前記第1、第2の弁体26、28も、弁座と対応させて、下方ほど狭く、上方ほど広くなるように円錐形の形状を有する。そして、前記第1の弁体26の最小径より第2の弁体28の最大径がわずかに小さくされる。 【0035】また、前記第1、第2の弁体26、28を弁座に当接させたときに、第1、第2の弁体26、28間にわずかなクリアランスが形成されるように第1、第2の弁体26、28の寸法が設定される。したがって、前記第1、第2の弁体26、28を弁座に当接させたとき、及び第1、第2の弁体26、28を互いに当接させたときに、第1、第2の弁体26、28間にチャンバ部30が形成される。該チャンバ部30は、前記ロッド部25内に形成された処理媒体供給流路55と連通させられ、該処理媒体供給流路55を介してラインL12に接続されるとともに、前記ロッド部27内に形成されたドレーン流路16と連通させられる。したがって、開閉弁51を開閉することによって、前記チャンバ部30と大気との間が選択的に連通させられる。なお、前記開閉弁51を開閉するために、前記制御装置内に図示されない開放手段及び閉鎖手段が配設される。 【0036】したがって、第1、第2の弁を介して第1のバルブボディ21又は第2のバルブボディ22からチャンバ部30に原乳又は処理媒体が漏れても、開閉弁51を開放することによって、漏れた原乳又は処理媒体を排出することができる。また、ドレーン流路16内の圧力が大気圧であるので、漏れた原乳又は処理媒体が第1のバルブボディ21又は第2のバルブボディ22に進入することはない。したがって、原乳と処理媒体とが混合することはない。 【0037】また、開閉弁53を開放することによって、処理媒体を処理媒体供給流路55を介してチャンバ部30に供給し、更にドレーン流路16に供給することができるので、第1、第2の弁体26、28及び弁座だけでなく、チャンバ部30及びドレーン流路16から成るドレーン領域をクリーニングすることができる。さらに、開閉弁51を閉鎖することによって前記ドレーン領域が大気中の雑菌等によって汚染されてしまうことがなくなる。 【0038】前記第1、第2のプラグ23、24を進退自在に支持するために、第1のバルブボディ21に第1の支持部33が、第2のバルブボディ22に第2の支持部34が固定され、前記第1の支持部33によってロッド部25が摺動自在に支持され、前記第2の支持部34によって第2のプラグ24のバランスシリンダ24aが摺動自在に支持される。また、前記第1、第2のプラグ23、24を下方に付勢するために、図示されないスプリングが配設される。さらに、該スプリングの付勢力に抗して第1、第2のプラグ23、24を上方に移動させるために、第1、第2のプラグ23、24の後端に図示されない第1、第2の駆動手段としての第1、第2のエアシリンダが配設され、該第1、第2のエアシリンダは制御装置によって作動が制御される。前記バランスシリンダ24aは、第1のバルブボディ21内又は第2のバルブボディ22内の圧力変動、ウォータハンマ等によって第1、第2の弁の作動に影響が与えられるのを防止するために配設される。なお、前記第1、第2のエアシリンダは、各弁ユニットごとに配設されるので、第1、第2の弁を各弁ユニットごとに独立して開閉することができる。 【0039】本実施の形態においては、ロッド部25内に処理媒体供給流路55が形成され、該処理媒体供給流路55とラインL12とが接続されるようになっているが、ロッド部25を中実にすることもできる。その場合、ラインL11、L12を介して処理媒体は供給されない。次に、前記構成の混合防止弁装置12の動作について説明する。 【0040】図8は本発明の第1の実施の形態における混合防止弁装置の第1の状態を示す図、図9は本発明の第1の実施の形態における混合防止弁装置の第2の状態を示す図、図10は本発明の第1の実施の形態における混合防止弁装置の第3の状態を示す図、図11は本発明の第1の実施の形態における混合防止弁装置の第4の状態を示す図、図12は本発明の第1の実施の形態における混合防止弁装置の第5の状態を示す図である。 【0041】第1、第2のエアシリンダを駆動し、図8に示されるように、第1、第2の弁体26、28を弁座に当接させることによって第1、第2の弁を閉鎖することができる。また、開閉弁51、53(図7)は閉鎖される。この場合、ラインL3、L4が互いに連通させられ、受入れラインL1とラインL3、L4とが遮断されるので、貯蔵タンク11に貯蔵された原乳を加工プロセスに供給することができる。 【0042】また、受入れラインL1に原乳を流した状態で、処理媒体をラインL5、貯蔵タンク11、ラインL3、混合防止弁装置12、ラインL4、混合防止弁装置13及びラインL6、L7の順に流すことによって、各弁ユニットの貯蔵タンク11、ラインL3、混合防止弁装置12、ラインL4及び混合防止弁装置13をクリーニングすることができる。なお、開閉弁51が閉鎖されているので、第1、第2の弁を介して第1のバルブボディ21又は第2のバルブボディ22からチャンバ部30に原乳又は処理媒体が漏れると、ドレーン流路16内に溜まるが、漏れる量はわずかであるので、ドレーン流路16内に充満することはない。また、必要に応じて開閉弁51を一時的に開放し、ドレーン流路16内の原乳又は処理媒体を排出することができる。 【0043】そして、図9に示されるように、第1、第2の弁体26、28を互いに当接させた状態で第1、第2のプラグ23、24を上方に移動させることによって第1、第2の弁を開放することができる。また、開閉弁51、53は閉鎖される。この場合、受入れラインL1とラインL3、L4とが連通させられるので、受入れラインL1を介して供給された原乳を貯蔵タンク11に供給したり、受入れラインL1を介して供給された原乳を、ラインL4及び混合防止弁装置13を介して供給ラインL2に供給したりすることができる。 【0044】さらに、処理媒体を、ラインL5、貯蔵タンク11、ラインL3、混合防止弁装置12、ラインL4、混合防止弁装置13及びラインL6、L7の順に流すとともに、受入れラインL1及び混合防止弁装置12の順に流し、合流させることによって、各弁ユニットの貯蔵タンク11、ラインL3、混合防止弁装置12、ラインL4及び混合防止弁装置13をクリーニングすることができるだけでなく、受入れラインL1をクリーニングすることもできる。また、この場合、第1、第2の弁が開放されて、第1、第2の弁体26、28が弁座から離れるので、第1、第2の弁体26、28の外周面及び弁座の内周面をクリーニングすることもできる。 【0045】なお、この場合、前記第1、第2の弁体26、28は互いに当接させられているので、原乳又は処理媒体がチャンバ部30内に進入することはない。そして、図10に示されるように、第2の弁体28を弁座に当接させた状態で第1のプラグ23をわずかに上方に移動させ、第1の弁体26を弁座から離すことによって、第1の弁を開放し、第2の弁を閉鎖することができる。また、前記開閉弁51は開放され、開閉弁53は閉鎖される。この場合、ラインL3、L4が互いに連通させられ、受入れラインL1とラインL3、L4とが遮断されるので、受入れラインL1に原乳を流した状態で、処理媒体をラインL5、貯蔵タンク11、ラインL3、混合防止弁装置12、ラインL4、混合防止弁装置13及びラインL6、L7の順に流すことによって、各弁ユニットの貯蔵タンク11、ラインL3、混合防止弁装置12、ラインL4及び混合防止弁装置13をクリーニングすることができる。また、開閉弁51が開放されるとともに、第1の弁が開放されて、第1の弁体26が弁座から離れるので、第1のバルブボディ21内の処理媒体がチャンバ部30に進入し、ドレーン流路16を介してドレーンされる。したがって、第1の弁体26の外周面、弁座の上半部の内周面、及び前記ドレーン領域をクリーニングすることができる。 【0046】なお、前記受入れラインL1とラインL3、L4とを切り換えて、第1のバルブボディ21を受入れラインL1に接続し、第2のバルブボディ22をラインL3、L4に接続した場合には、第1のバルブボディ21内を原乳が、第2のバルブボディ22内を処理媒体が流れる。そして、図11に示されるように、第1の弁体26を弁座に当接させた状態で第2のプラグ24をわずかに上方に移動させ、第2の弁体28を弁座から離すことによって、第1の弁を閉鎖し、第2の弁を開放することができる。また、前記開閉弁51は開放され、開閉弁53は閉鎖される。この場合、ラインL3、L4が互いに連通させられ、受入れラインL1とラインL3、L4とが遮断されるので、受入れラインL1に原乳を流した状態で、処理媒体をラインL5、貯蔵タンク11、ラインL3、混合防止弁装置12、ラインL4、混合防止弁装置13及びラインL6、L7の順に流すことによって、各弁ユニットの貯蔵タンク11、ラインL3、混合防止弁装置12、ラインL4及び混合防止弁装置13をクリーニングすることができる。また、開閉弁51が開放されるとともに、第2の弁が開放されて、第2の弁体28が弁座から離れるので、第2のバルブボディ22内の処理媒体がチャンバ部30に進入し、ドレーン流路16を介してドレーンされる。 【0047】さらに、図12に示されるように、第1、第2の弁体26、28を弁座に当接させ、第1、第2の弁を閉鎖した状態において、開閉弁51、53を開放することができる。この場合、ラインL3、L4が互いに連通させられ、受入れラインL1とラインL3、L4とが遮断されるので、貯蔵タンク11に貯蔵された原乳を加工プロセスに供給することができる。 【0048】また、受入れラインL1に原乳を流した状態で、処理媒体をラインL5、貯蔵タンク11、ラインL3、混合防止弁装置12、ラインL4、混合防止弁装置13及びラインL6、L7の順に流すことによって、各弁ユニットの貯蔵タンク11、ラインL3、混合防止弁装置12、ラインL4及び混合防止弁装置13をクリーニングすることができる。なお、開閉弁51が開放されているので、第1、第2の弁を介して第1のバルブボディ21又は第2のバルブボディ22からチャンバ部30に原乳又は処理媒体が漏れても、ドレーン流路16内に溜まらず、排出される。 【0049】そして、開閉弁53が開放されるので、処理媒体が処理媒体供給流路55を介してチャンバ部30に供給され、更にドレーン流路16に供給される。したがって、処理媒体供給流路55、第1、第2の弁体26、28及びドレーン領域をクリーニングすることができる。なお、同様に、前記受入れラインL1とラインL3、L4とを切り換えて、第1のバルブボディ21を受入れラインL1に接続し、第2のバルブボディ22をラインL3、L4に接続した場合に、第1、第2の弁体26、28を弁座に当接させ、第1、第2の弁を閉鎖した状態において、開閉弁51、53を開放すると、処理媒体供給流路55、第1、第2の弁体26、28及びドレーン領域をクリーニングすることができる。 【0050】このように、ドレーン流路16を処理媒体が流れてドレーン領域がクリーニングされているとき以外は、開閉弁51が閉鎖されるので、ドレーン領域が大気中の雑菌等によって汚染されることがなくなる。また、前記第1、第2の弁を閉鎖した状態で、処理媒体供給流路55、第1、第2の弁体26、28及びドレーン領域をクリーニングする場合にだけ、ラインL11〜L13を介して処理媒体を供給すればよいので、処理媒体の消費量を極めて少なくすることができるだけでなく、混合防止弁装置12の操作性を向上させることができる。 【0051】次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。図13は本発明の第2の実施の形態における混合防止弁装置の断面図である。図において、120は筒状の連結部であり、該連結部120の内周面及び上面には弁座が形成される。また、第1、第2のバルブボディ21、22と連結部120とはクランプ121によって連結される。 【0052】123は第1のプラグであり、該第1のプラグ123は、第1のバルブボディ21内を貫通して上方に延びるロッド部125、該ロッド部125の周囲にロッド部125と一体に連結させて形成された円筒状の第1の弁体126、及び前記ロッド部125の先端にロッド部125と一体に連結させて形成された円板状部127から成り、該円板状部127は第2の弁体28に対して当接自在に配設される。そして、131は第1のプラグ123を下方に向けて付勢するスプリングである。 【0053】なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。 【0054】 【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によれば、混合防止弁装置においては、第1の流体搬送ラインに配設された第1のバルブボディと、第2の流体搬送ラインに配設された第2のバルブボディと、前記第1、第2のバルブボディ間を連結し、弁座を形成する連結部と、前記弁座に対して当接自在に配設され、第1、第2のバルブボディ間を選択的に連通させる第1の弁体と、前記弁座及び第1の弁体に対して当接自在に配設され、第1、第2のバルブボディ間を選択的に連通させるとともに、第1の弁体との間にチャンバ部を形成する第2の弁体と、前記チャンバ部内の流体を排出するためのドレーン流路と、該ドレーン流路に配設され、前記チャンバ部と大気との間を選択的に連通させる開閉手段とを有する。 【0055】この場合、開閉手段によってチャンバ部と大気との間が選択的に連通させられるので、ドレーン領域が大気中の雑菌等によって汚染されることがなくなる。本発明の他の混合防止弁装置においては、さらに、処理媒体が前記チャンバ部及びドレーン流路を流れているとき以外は前記開閉手段を閉鎖する閉鎖手段を有する。 【0056】この場合、ドレーン流路を処理媒体が流れてドレーン領域がクリーニングされているとき以外は、開閉手段が閉鎖されるので、ドレーン領域が大気中の雑菌等によって汚染されることがなくなる。本発明の他の混合防止弁装置においては、さらに、前記チャンバ部に処理媒体を供給する処理媒体供給流路を有する。 【0057】この場合、前記チャンバ部に処理媒体を供給することによって、チャンバ部及びドレーン流路をクリーニングすることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000229232 【氏名又は名称】日本テトラパック株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年2月18日(1999.2.18) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100096426 【弁理士】 【氏名又は名称】川合 誠
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| 【公開番号】 |
特開2000−240819(P2000−240819A) |
| 【公開日】 |
平成12年9月8日(2000.9.8) |
| 【出願番号】 |
特願平11−40172 |
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