| 【発明の名称】 |
バタフライバルブのロック装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】木津 照雄
【氏名】小岩 博史
【氏名】清水 博
【氏名】山田 昌弘
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| 【要約】 |
【課題】直接操作タイプのバタフライバルブにおいて、弁板の姿勢を弾力的な係合によってロックし、バルブ操作の中でロック機構の解除及び設定が行え、一動作でバルブ操作を行うことができるロック装置を提供する。
【解決手段】バタフライバルブの弁板4を開閉操作する操作軸11の部分に、該操作軸11と一体に回動し、皿バネ22で押し下げ弾性が付勢された円板21を、バルブ本体1側の固定部分と対向するように設け、この円板21とバルブ本体1側の固定部分の対向面の一方に、操作軸11の軸心を中心とする同一円周上に所定の間隔で配置した複数の凹部25を形成し、上記対向面の他方側に、凹部25に対して係脱自在で弾力的に係合し、該凹部25に対応する数と配置となるボール23を設け、バルブ操作の中で凹部25とボール23の弾力的な係合と解除が行える。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 バタフライバルブの弁板を開閉操作する操作軸の部分に該操作軸と一体に回動する部分を、バルブ本体側の固定部分と対向するように設け、この回動する部分とバルブ本体側の固定部分の対向面の一方に、操作軸の軸心を中心とする同一円周上に所定の間隔で配置した複数の凹部を形成し、上記対向面の他方側に、凹部に対して係脱自在で弾力的に係合し、該凹部に対応する数と配置となる係合子を設けたバタフライバルブのロック装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、各種流体を輸送する管路の開閉を行うバタフライバルブにおいて、弁板の姿勢を弾力的な係合によってロックし、バルブ操作を行う動作の中で、ロック機構の解除及び設定ができるようにしたバタフライバルブのロック装置に関する。 【0002】 【従来の技術】各種流体を輸送する管路の開閉を行うバタフライバルブの一般的な構造は、バルブ本体内を貫通する操作軸に円板状の弁板を取り付け、外部から操作軸を介して弁板を回動させ、管路を開閉させるようになっている。 【0003】このようなバタフライバルブは、弁板が弁シートに当接する閉弁状態から弁板を90°回動させた状態が最大の開度となり、弁板の姿勢を保持するため、ロック機構が必要になる。 【0004】従来のバタフライバルブにおいて、操作軸と操作ハンドルの間にウオーム減速機を設けた形式のものは、該減速機のもつ逆転防止機能がロック機構を兼ねているが、操作ハンドルで操作軸を回転させる直接操作タイプのバタフライバルブでは、弁板の姿勢を保持するためにロック機構を別途設ける必要がある。 【0005】図5は、従来の直接操作タイプのバタフライバルブにおけるロック機構の一例を示し、弁板を収納したバルブ本体31で弁板を回動させる操作軸32を回転自在に支持し、この操作軸32の上端に操作ハンドル33を取り付け、バルブ本体31の上面に開度板34を固定すると共に、操作ハンドル33の下部に揺動自在となるよう枢着したレバー35の先端に、開度板34の切り欠き36に対して係脱するロック爪37を設け、操作ハンドル33とレバー35の間に、レバー35にロック爪37が開度板34の切り欠き36に常時係合する方向の弾性を付勢するばね38を設けた構造になっている。 【0006】このロック機構は、開度板34の切り欠き36に対するロック爪37の係合で弁板をロックし、弁板の操作時には、レバー35を握ってロック爪37を開度板34の切り欠き36から離脱させ、ロックを解除した状態を維持したまま操作ハンドル33を操作するものである。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の直接操作タイプのバタフライバルブにおいては、バルブ操作を行おうとすると、その前にロック機構のロックを解除する動作が必要になり、このため、一動作でバルブを操作することができず、緊急のバルブ操作時に不便であるという問題がある。 【0008】そこで、この発明の課題は、弁板の姿勢を弾力的な係合によってロックし、バルブ操作を行う動作の中で、ロック機構の解除及び設定ができる直接操作タイプのバタフライバルブのロック装置を提供することにある。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決するため、請求項1の発明は、バタフライバルブの弁板を開閉操作する操作軸の部分に該操作軸と一体に回動する部分を、バルブ本体側の固定部分と対向するように設け、この回動する部分とバルブ本体側の固定部分の対向面の一方に、操作軸の軸心を中心とする同一円周上に所定の間隔で配置した複数の凹部を形成し、上記対向面の他方側に、凹部に対して係脱自在で弾力的に係合し、該凹部に対応する数と配置となる係合子を設けた構成を採用したものである。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、この発明を図示例と共に説明する。 【0011】図1乃至図3に示す第1の実施の形態において、直接操作タイプのバタフライバルブは、金属製のバルブ本体1と、このバルブ本体1の内周面に設けた弁シート2と、バルブ本体1を径方向に貫通する回転自在のシャフト3と、該シャフト3に固定した弁板4と、バルブ本体1を覆うポリエチレン等の外装部5とで構成されている。 【0012】上記バルブ本体1は、内部が流体通路6となる円筒状であって、その外周面で上下の位置にシャフト3の支持筒7、8を設けて形成され、シャフト3は上記バルブ本体1の流体通路6を径方向に貫通し、上下端部が支持筒7、8で回動自在に支持されている。 【0013】前記弁シート2は、バルブ本体1の円筒部の内周面に嵌合するリング状に形成され、円筒部内で流体通路6の下流側の位置に気密状に固定され、弁板4はシャフト3の流体通路6内に位置する部分に固定され、弁シート2内に嵌合する外径の円板状に形成され、図示の場合、その外周にシールリング9を設けた例を示している。 【0014】弁板4は弁シート2内に嵌合する位置で流体通路6を閉鎖し、この位置から操作軸と共に90°回動させると、流体通路を全開する。この弁板4の回動が支障なく行えるよう、シャフト3に対する弁板4の取り付けは二重偏心構造になっている。 【0015】上記バルブ本体1の上部には、シャフト3を介して弁体4を回動させるための操作部10が設けられている。この操作部10は、シャフト3の上端に操作軸11をキー結合によって一体の回転するよう連結し、操作軸11に外嵌するキャップ12を支持筒7の上端に固定すると共に、操作軸11と支持筒7の上端の間に弁板4のロック機構13を設けた構造になっている。 【0016】上記操作軸11は、キャップ12内に納まりシャフト3の上端とキー結合したカム部14と、キャップ12上に突出するようこのカム部14の上端にシャフト3と同軸心状に突設した角軸部15とからなり、角軸部15に工具を係合して弁板4を回動させることになる。 【0017】図2に示すように、カム部14は直角となる二つの直線面16、17を有し、キャップ12には回動によって直線面16、17が当接するストッパー18、19が取り付けられ、弁板4の回動角度を90°に規制し、図示のように一方の直線面16が一方のストッパー18に当接するとき、弁板4は弁シート2に当接して流体通路6を閉鎖し、この状態から弁板4を90°回転させて他方の直線面17を他方のストッパー19に当接させれば、流体通路6の全開状態となる。 【0018】前記ロツク機構13は、弁板4の閉鎖位置と全開位置を保持するためのものであり、支持筒7の上端面と操作軸11におけるカム部14の下面の間において、シャフト3に外嵌する状態で支持筒7の上端面に固定した固定座20と、この固定座20とカム部14の下面の間に位置し、シャフト3に外嵌する状態で該シャフト3に対して一体に回転し、軸方向に移動可能となるようキー結合した円板21と、円板21とカム部14の下面の間に縮設され、円板21を固定座20に向けて押し下げる皿バネ22と、円板21と固定座20の間に組み込んだ係合子である複数のボール23とで構成されている。 【0019】上記固定座20には、シャフト3の軸心を中心とする同一円上に、ボール23を回転自在に保持する合計4個の円形孔14が90°の配置間隔で設けられ、円板21の下面には円形孔24と同様の数及び配置条件となり、円形孔24で保持されたボール23に対して外嵌係合する合計4個の凹部25が設けられ、この凹部25は皿バネ22によって円板21に付与された押し下げ力により、ボール23に対して弾力的に外嵌係合し、これにより、弁板4の閉鎖位置と全開位置を弾力的にロックすることになる。 【0020】図4は、ロツク機構13の構造が異なる第2の実施の形態を示している。なお、先の第1の実施の形態と同一部分は同一符号を付して説明に代える。 【0021】この第2の実施の形態は、シャフト3の上端に、第1の実施の形態と同様の操作軸11を結合し、支持筒7の上端面でシャフト3の軸心を中心とする同一円上に、合計4個の円形孔26を90°の配置間隔で設け、この円形孔26内にボール27とこのボール27を押し上げるバネ28とを収納し、操作軸11のカム部14の下面に、円形孔26と同様の数及び配置条件となり、円形孔26に収納されたボール27に対して外嵌係合する合計4個の凹部29を設け、凹部29がボール27に対して弾力的に外嵌係合し、これにより、弁板4の閉鎖位置と全開位置を弾力的にロックすることになる。 【0022】なお、第1の実施の形態におけるボール23と凹部25の数、第2の実施の形態における円形孔26とボール27の数は、4個に限るものではなく、自由に増減することができる。 【0023】この発明のロツク機構は上記のような構成であり、第1の実施の形態に基づいて作用を説明する。 【0024】図1と図2のように、弁板4が閉弁状態にあるとき、図3(A)の如く、シャフト3に結合した円板21の凹部25がボール23に対して弾力的に外嵌係合し、弁板4の閉鎖位置を弾力的にロックしている。 【0025】操作軸11を介して弁板4を全開位置に向けて回動させようとすると、シャフト3と結合した円板21が一体に回動し、図3(B)の如くこの円板21が回動すると凹部25がボール23に対して外れ、円板21の下面がボール23に乗り上げ、円板21は皿バネ22を圧縮して上昇し、これでロックが解除され、操作軸11を介して弁板4の回動を可能にする。 【0026】弁板4が90°回転して開弁位置になると、円板21の各凹部25が隣のボール23に対して外嵌し、弁板4の全開位置を弾力的にロックすることになり、このように、弁板4の閉弁位置と全開位置を凹部25とボール23の弾力的な係合によって保持することができる。 【0027】このように、操作軸11によりバタフライバルブを操作すると、この操作の中でロック機構13の解除及び設定が行え、一動作でバルブ操作を行うことができる。 【0028】 【発明の効果】以上のように、この発明によると、バタフライバルブの弁板を開閉操作する操作軸に該操作軸と一体に回動する部分を、バルブ本体側の固定部分と対向するように設け、この回動する部分とバルブ本体側の固定部分の対向面の一方に、操作軸の軸心を中心とする同一円周上に所定の間隔で配置した複数の凹部を形成し、上記対向面の他方側に、凹部に対して係脱自在で弾力的に係合し、該凹部に対応する数と配置となる係合子を設けたので、直接操作タイプのバタフライバルブにおいて、バルブ操作の中でロック機構の解除及び設定が行え、一動作でバルブ操作を行うことができるので、緊急時のバルブ操作が速やかにおこなえる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000142078 【氏名又は名称】株式会社協成 【識別番号】000000284 【氏名又は名称】大阪瓦斯株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年12月25日(1998.12.25) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100074206 【弁理士】 【氏名又は名称】鎌田 文二 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−193133(P2000−193133A) |
| 【公開日】 |
平成12年7月14日(2000.7.14) |
| 【出願番号】 |
特願平10−368965 |
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