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【発明の名称】 バルブマニホ―ルド装置
【発明者】 【氏名】スタッファン ヘドルーンド

【要約】 【課題】別のバルブの位置にある別のバルブに対する所望の圧力での供給の調整を容易に行えるバルブマニホールド装置を提供する。

【解決手段】バルブ接続面A−Aに流体を導く接続流路を有するバルブマニホールド装置において、マニホールド装置4が、バルブ接続面A−Aとは別の側にマニホールド接続面B−Bを有し、供給流体用の接続流路の各々が、流路7とマニホールド接続面B−Bとの間に位置する第1の部分10、10'と、マニホールド接続面B−Bとバルブ接続面A−Aとの間に位置する第2の部分11、11'とを有し、モジュラー体5がその接続流路12を介して、第1部分と第2部分を接続する、あるいは閉鎖部材によって第1部分を閉鎖し、第1部分に流体を導くか、あるいは第1および第2部分の両方を閉鎖するように配されているバルブマニホールド装置。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 バルブ接続面(A−A)を有し、このバルブ接続面(A−A)上に複数の圧力流体バルブ(2)が設けられ、さらに流体を供給するための長手方向に延びる少なくとも1つの流路(7、7'、8)と1つのバルブから別のバルブへと流体を導くために前記バルブ接続面(A−A)に流体を導く接続流路とを有するバルブマニホールド装置において、前記マニホールド装置(4)が、バルブ接続面(A−A)とは別の側にマニホールド接続面(B−B)を有し、供給流体用の接続流路の各々が、流路(7)とマニホールド接続面(B−B)との間に位置する第1の部分(10、10')と、マニホールド接続面(B−B)とバルブ接続面(A−A)との間に位置する第2の部分(11、11')とを有し、モジュラー体(5、5'、5"、30)がその接続流路(12、32)を介して、前記第1部分と第2部分を接続する、あるいは閉鎖部材(14、14')によって第1部分を閉鎖し、前記第1部分に流体を導くか、あるいは第1および第2部分の両方を閉鎖するように配されていることを特徴とするバルブマニホールド装置。
【請求項2】 マニホールド装置が、独立した2つの互いに平行な位置に配された流体供給用の接続流路(7、7')を有することを特徴とする請求項1に記載のバルブマニホールド装置。
【請求項3】 前記モジュラー体(5、5'、5"、30)が、外部作動装置に接続するための少なくとも一つのポート(13、13')を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のバルブマニホールド装置。
【請求項4】 前記第二部分(11、11')の各々が、マニホールド装置を通して実質的に直線状に延び、この第2部分と接続する流路(7、7')が、この部分から横方向に離れて位置していることを特徴とする請求項1、2又は3いずれか1項に記載のバルブマニホールド装置。
【請求項5】 前記バルブマニホールド装置が、パイロットバルブ(3)と接続するための少なくとも一つの流体導管を有することを特徴とする請求項1乃至4のうちのいずれか1項に記載のバルブマニホールド装置。
【請求項6】 前記マニホールド装置が、アルミニウムあるいはアルミニウム合金の押出しによって製せられることを特徴とする請求項1乃至5のうちのいずれか1項に記載のバルブマニホールド装置。
【請求項7】 前記マニホールド装置が、合成材料を用いて製造されることを特徴とする請求項1乃至5のうちのいずれか1項に記載のバルブマニホールド装置。
【請求項8】 前記マニホールド装置が、数枚の重ねられたマニホールドプレートから構成されていることを特徴とする請求項1乃至7のうちのいずれか1項に記載のバルブマニホールド装置。
【請求項9】 前記マニホールド接続面(B−B)が、バルブ接続面(A−A)から実質的に180°の角度で配向されていることを特徴とする請求項1乃至8のうちのいずれか1項に記載のバルブマニホールド装置。
【請求項10】 マニホールド接続面(B−B)が、バルブ接続面(A−A)から実質的に90°の角度で配向されていることを特徴とする請求項1乃至8のうちのいずれか1項に記載のバルブマニホールド装置。
【請求項11】 前記複数のバルブが、個々にモジュラー体と対応するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至10のうちのいずれか1項に記載のバルブマニホールド装置。
【請求項12】 1つまたはそれ以上のバルブが、共通のモジュラー体に対応するに構成されていることを特徴とする請求項1乃至10のうちのいずれか1項に記載のバルブマニホールド装置。
【請求項13】 前記モジュラー体(30)が、供給用及び/又は外部作動装置との接続部を有し、これらがマニホールド接続面(B−B)から実質的に90°の角度で配向されていることを特徴とする請求項1乃至12のうちのいずれか1項に記載のバルブマニホールド装置。
【請求項14】 前記マニホールド装置が、二つの接続面の間に延びる流体を前記作動装置に導く導管(16、16')を有し、且つ前記モジュラー体が、前記ポート(13,13')を有することを特徴とする請求項1乃至13のうちのいずれか1項に記載のバルブマニホールド装置。
【請求項15】 前記モジュラー体が、接続体(32)あるいは種々の直径の流体管と結合できるように選択可能なアダプターニップルを有する導管体(33)を含む案内部材を収容する凹部(31)を有していることを特徴とする請求項1乃至14のうちのいずれか1項に記載のバルブマニホールド装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バルブ接続面を含む表面上に複数の圧力流体バルブが設けられており、そして少なくとも供給流体用の縦の接続流路を有し、該接続流路がバルブ接続面に流体を導き、それによって別のバルブに該流体を導くように配置されてなるバルブマニホールド装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のバルブ装置とマニホールド装置とからなるバルブマニホールド装置において、バルブ装置の複数の圧力流体バルブが、バルブ装置とマニホールド装置との接続面に開口しており、この開口部はマニホールド内の長手方向に延びる流路と連通している。5/2や5/3バルブ各々に対する標準的なマニホールド装置には、通常三つの主接続流路があり、その中央のものは、通常圧力流体供給用として使用され、両側に位置するものは、戻り流体用として用いられている。しかし、両側に位置する流路は、圧力空気供給用として使用される場合もあり、この場合には、中央の流路は、戻り流体流路用として使用される。ある特定のマニホールドシステムにおいては、1つのバルブマニホールド装置でこれら2種類の流路構成を選択的に使用することができ、マニホールド装置の長さに沿って延びる流路のある部分を塞ぐことにより、両方向、即ち側部流路及び中央流路から流体を供給することが可能になる。このようにして加圧空気を、同じ流路あるいは異なる流路に供給することが可能になるが、両側にある流路に供給することが好ましい。これは、例えば、バルブマニホールド装置からの加圧空気を受ける装置が、大きな荷重にて垂直方向に移動するシリンダーである場合、異なる供給圧力が必要になるからである。詳述するとシリンダーが下方に移動する場合は、戻り圧力が減少されないと重力が戻る側への力と協力しあって作用するために高加速状態になるからである。また、他の用途においても、通常加圧空気やエネルギーを節約するために供給圧力より低い戻り圧力が使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】マニホールド装置上の特定なバルブへ個別に圧力を供給することが望ましい場合がある。そのために従来技術では、マニホールドに変更を加えているが、その結果装置自体が複雑になり且つ製造コストが高くなるという問題が生じている。重ねられたプレートからなり且つリード線が組み込まれているバルブマニホールド装置では、マニホールドプレートを交換するときやマニホールド装置内に追加のマニホールドプレートを据え付けるときなどには、電気回路の変更も必要になる。更に、例えば、3/2バルブや5/2バルブのような、別のバルブを持つマニホールド装置の提供が望まれる場合があるが、密閉や供給の調整に関する上述の問題を解決しなければならない。従って、本発明の目的は、上記の従来技術の問題を解決することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、バルブ接続面(interface)を有し、このバルブ接続面上に複数の圧力流体バルブが設けられ、さらに流体を供給するための長手方向に延びる少なくとも1つの流路と1つのバルブから別のバルブへと流体を導くためにバルブ接続面に流体を導く接続流路とを有するバルブマニホールド装置において、マニホールド装置が、バルブ接続面とは別の側にマニホールド接続面(interface)を有し、供給流体用の接続流路の各々が、流路とマニホールド接続面との間に位置する第1の部分と、マニホールド接続面とバルブ接続面との間に位置する第2の部分とを有し、モジュラー体がその接続流路を介して、第1部分と第2部分を接続する、あるいは閉鎖部材によって第1部分を閉鎖し、第1部分に流体を導くか、あるいは第1および第2部分の両方を閉鎖するように配されていることを特徴とするバルブマニホールド装置にある。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に、本発明のバルブマニホールド装置を添付図面に基づいて詳述する。
【0006】図1において、符号1は、バルブ2を有するバルブマニホールド装置を示す。バルブ2は、パイロットバルブユニットに設けられているパイロットバルブ3により制御される。バルブ2は、この場合、パイロットバルブユニットと同様に、マニホールド装置4上のバルブとの接触面(interface)A−A上に位置する。このマニホールド装置には、パイロットバルブへの電線を導く通路6、流体供給流路7、7'、及び流体戻り流路8が設けられている。マニホールド装置4の底面側には、図示するように、マニホールド接続面(後述するモジュラー体と接触する)B−Bが設けられており、この接触面に供給流路7、7'と接続する流路10、10'が開口しており、接続流路の第一の部分10、10'を形成している。更に、バルブの供給ポートから延びる接続流路の第二の部分11、11'は、マニホールド接続面B−Bに開口している。このバルブマニホールドから供給される加圧空気によって作動する装置(シリンダー等)に加圧空気を供給するための接続流路16、16'も同様にバルブ供給口から延びている。これら流路は、バルブが対称に配されていることにより、戻り流路8を中心に対称に配されている。
【0007】マニホールド装置4の底面側では、モジュラー体5がマニホールド接続面B−Bに接して設けられており、本発明によるモジュラー体は、その構成に関して変更可能であり、従って実際のバルブマニホールド装置に対して異なった機能を付与させることができる。図示の例では、モジュラー体5には上述の接続流路の第一の部分と第二の部分とを接続する流路部分を含む接続部分12が設けられており、これにより供給流路7からバルブ2の左部分に加圧流体、ここでは、加圧された空気が送られる。このようにしてバルブに送られた加圧空気は、バルブにより制御され、接続流路16を通してポート13から外部作動装置に供給される。また、これらの機能は、この例においては、二つ設けられていて、図の右側のこれら機能を構成する部材には、同一の符号に'−印を付して示している。符号23は流路8に戻り流体を導くための導管を示す。
【0008】図2において、符号21は、バルブ2を有する本発明の第二の態様によるバルブマニホールド装置を示す。この場合、モジュラー体5'は、第一の部分10を閉鎖する部材14及びバルブへ別個に流体を導く接続部材が取り付けられるようにねじ山が設けられたポート15を有する。これらの構成は、図の右側においても同様になされていて、この態様の他の構成に関しては、図1に示したものと同様である。
【0009】図3において、符号22は、バルブを有するマニホールド装置のさらなる変形例を示す。この装置のモジュラー体5"には、ある用途においてより有利になるように側面から外部作動装置が接続できる接続部が設けられたポート13、13'を有する接続通路が設けられている。
【0010】図4において、図1及び図2のモジュラー体を含むバルブマニホールド装置(assembly)17の底部を示すものである。更に図4には、パイロットバルブに通じる信号接点18が示されており、これらも装置17内に設けられている。符号19、19'は、マニホールド装置に取り付けられる端板を示し、図1及び図2の流路7、7'に流体の供給及び流路8から戻ってくる流体を受けるためのポート27、27'、及び28を有している。この場合、バルブマニホールド装置には、その底部の左右両側から流体が供給される。他の態様として、モジュラー体にある開口部を通してマニホールド装置全体に流体が供給されるように構成してもよい。
【0011】図5は、本発明のさらなる変型例を示し、この変型例ではアダプタープレート29を介してバルブがバルブ接続面A−Aに接続されている。このアダプタープレート29は、バルブとマニホールドの穴の配置が対応しない場合に、これらの穴の配置を整合させるために設けられる。モジュラー体30は、複数の凹部31、この変型例では4つの凹部を有し、この凹部はニップル形状の案内部材を収容するために設けられており、この案内部材を介して異なる機能をバルブマニホールド装置に付与することができる。この場合、凹部31は、案内部材のニプル部を保持するためにモジュラー体の外側/底面側の符号35で示す領域にリング形状の当接部を有する貫通口である。符号32は、符号12で示す部分を有する供給流路とバルブ間の、前述した接続流路の第一の部分10と第二の部分11とを接続するための接続体を示す。中央に位置する2つの凹部31には、導管体33が挿入されており、この導管体には、別の管に接続するためのニップルが形成されている。符号34は、閉鎖部分36を有する導管を示し、閉鎖部分36は供給流路10'を閉鎖し、流路11"を介してバルブ2の右側部分に外部から別の流体を供給できる貫通口37を有している。上記ニップルが導管体に設けられていることにより、この導管体の直径に対応する直径を有する別の管をマニホールド装置に容易に接続することができる。ニプル(及びチューブ)の寸法は、ユーザの用途に応じて適宜選択される。
【0012】本発明は、発明で規定する特許請求の範囲内において更に変更が可能であり、マニホールド装置をバルブ接続面とマニホールド接続面が、例えば、お互いに90°をなすように構成してもよい。マニホールド装置は、図示したよりも多くあるいは少ない数の流路を設けてもよく、例えば、パイロットバルブに図1及び図2の流路7に対応する流路によって流体を供給してもよい。その際、マニホールド装置と可能であればモジュラー体には、その目的のための導管を設けることなる。図示した構成要素以外の他の構成要素、例えば、3/2バルブや4/2バルブ、真空突出装置ユニットなどを加えることも可能である。この場合モジュラー体を、複数設けて各バルブごとに対応するように設けるの好ましく、これにより装置の構成の幅を広げることが可能になる。しかしながら、1つのモジュラー体が、一つ以上のバルブに対応するように構成することを排除するものではない。
【0013】また、モジュラー体に関連する部材を設けて圧力や流れを簡単に変更することもできる。例として、圧力を制御するレギュレーターを流路間に設けてることも可能である。このレギュレーターを設けることによって、従来のマニホールド装置とバルブとの間に設けられ、そして接続面間に調整の問題が生じていた、所謂サンドイッチ型と言われている高価な調整器をの使用を避けることができる。
【0014】導管は、有利な流れを形成するように、マニホールド装置を通して直線的に延びているのが好ましい。しかし必要であれば、斜めに延びる導管を設けることも可能である。流れのロスを最小限となるように接続部分を形成することが好ましい。本発明によるバルブマニホールド装置のマニホールド装置の製造は簡単であり、アルミニウムやアルミニウム合金の押出しまたは合成材料を用いた適当な製造方法によって製造することが好ましい。必要な数のマニホールドプレート重ね合わせてマニホールド装置を構成するのが好ましいが、一体成型されたものでもよい。またパイロットバルブをバルブに取り付けてもよい。外部作動装置に接続されるポートをモジュラー体にではなく、またバルブの上方側部に設けてもよい。第二の部分11,11’は、流路7,7’から一定距離をおいて延びるように構成するのが好ましいが、流路7、7'と接続せずにこれら流路を密閉するように通過させてもよい。
【0015】マニホールド接続面は、例えば、キャビネットにマニホールド装置を取り付ける場合にはユーザーが操作できるように構成することが好ましい。これにより、ユーザーは、モジュラー体の選択により単一のバルブの機能を選択できる。このように、モジュラー体をバルブマニホールド用のプログラミング手段として利用することができる。図示した流路よりも複雑な構成の流路が必要な場合には、モジュラー体を異なった穴の配置及び流路形状を有するプレートを複数配することによって多段式流路を有するように構成してもよい。また公知の板状のシール材(シーリングガスケット)をバルブ接続面上及びマニホールド接続面上に設けてもよい。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、接続流路は、選択したモジュラー体を適応させることで制御することが可能になるため、バルブの機能を容易に選ぶことができる。モジュラー体を第一と第二の接続流路に接続するように適合させることにより、供給流路とバルブとの間が接続される。第一の接続流路を閉鎖して第二の接続流路に導くことで、バルブへの別の供給が簡単に達成される。接続流路の両方を閉鎖することでバルブのこの部分の流れが止められる。このように本発明においては、別のバルブの位置にある別のバルブに対する所望の圧力での供給の調整が容易に可能になる。
【出願人】 【識別番号】596062705
【氏名又は名称】アーベー・レックスロス・メクマン
【氏名又は名称原語表記】AB Rexroth Mecman
【出願日】 平成11年11月12日(1999.11.12)
【代理人】 【識別番号】100093540
【弁理士】
【氏名又は名称】岡澤 英世 (外1名)
【公開番号】 特開2000−193119(P2000−193119A)
【公開日】 平成12年7月14日(2000.7.14)
【出願番号】 特願平11−323417