| 【発明の名称】 |
逆止弁 |
| 【発明者】 |
【氏名】藤井 隆也
【氏名】川口 利満
【氏名】伊豫田 憲司
【氏名】山口 清孝
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| 【要約】 |
【課題】流体流出圧の正確な調整が可能な逆止弁を提供する。
【解決手段】弁座開口121を自重で閉鎖するとともに、自重よりも大きい流体圧が作用したときに上方へ押し上げられて弁座開口121を開放するボール14をインナハウジング12内に配設する。流体流路P1〜P5が、アウタハウジング11の上端面に設けられた流体流入口111から下方へ延び途中で上方へ向きを変えて弁座開口121を経た後、再び下方へ向きを変えてインナハウジング12の下端面に設けられた流体流出口123へ至っている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 漏斗状の弁座開口を自重で閉鎖するとともに、自重よりも大きい流体圧が作用したときに上方へ押し上げられて弁座開口を開放するボールをハウジング内に配設し、ハウジングの上端面に設けられた流体流入口から下方へ延び途中で上方へ向きを変えて上記弁座開口を経た後、再び下方へ向きを変えてハウジングの下端面に設けられた流体流出口へ至る流体流路をハウジング内に形成したことを特徴とする逆止弁。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は逆止弁に関し、特に、流体が上方から下方へ流れる配管途中に介在される逆止弁に関する。 【0002】 【従来の技術】図3に従来の逆止弁の一例を示す。図3において、逆止弁3は段付き筒状のアウタハウジング31と、アウタハウジング31の下半部内に収納された段付き筒状のインナハウジング32とを有している。アウタハウジング31は上半部外周のネジ部31bで固定部材に固定されるとともに、このネジ部31bには流体供給管が接続される。インナハウジング32は、アウタハウジング31にその下半部外周のネジ部31aで配管を接続する際に、接続部材とアウタハウジング31とで挟持されて固定される。なお、図中符号33は、アウタハウジング31の下部開口周縁に配したシール部材である。 【0003】インナハウジング32の下方開口は複数の貫通孔341を形成した蓋部材34で閉鎖されている。また、インナハウジング32の上方開口は筒内径よりも小径となり、この部分で筒内周面は上方へ向く漏斗状に形成されて弁座開口321となっている。この弁座開口321にはボール35が位置し、ボール35はその背後を、蓋部材34の中心筒部342外周との間に設けたコイルバネ36のばね力で押されて弁座開口321に圧接させられ、これを閉鎖している。 【0004】逆止弁に供給される流体の圧力が高くなるとコイルバネ36のばね力に抗してボール35が下方へ押し下げられ、弁座開口321が開いて図の矢印で示すように流体がインナハウジング32内を通って蓋部材34の貫通孔341から下方へ流出する。 【0005】ところで、上記従来の逆止弁では、流体の流出圧はコイルバネ36のばね力によって決められるが、このばね力はバラツキが大きいとともに、微妙な調整が困難であるという問題があった。そこで、例えば特開平7−83339号公報や特開平9−287672号公報では、ボールの自重で弁座開口を閉じるようにした逆止弁が提案されている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】ボールの自重で弁座開口を閉鎖するようにした上記公報に記載の逆止弁は、コイルバネを使用したものに比して流体流出圧の安定した微妙な調整が可能であるものの、流体が上方から下方へ流れる配管中では使用できないという問題があった。 【0007】そこで、本発明はこのような課題を解決するもので、流体流出圧の正確な調整が可能であるとともに、流体が上方から下方へ流れる配管中で使用することができる逆止弁を提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明では、漏斗状の弁座開口(121)を自重で閉鎖するとともに、自重よりも大きい流体圧が作用したときに上方へ押し上げられて弁座開口(121)を開放するボール(14)をハウジング(12)内に配設し、ハウジング(11)の上端面に設けられた流体流入口(111)から下方へ延び途中で上方へ向きを変えて上記弁座開口(121)を経た後、再び下方へ向きを変えてハウジング(12)の下端面に設けられた流体流出口(123)へ至る流体流路(P1〜P5)をハウジング(11,12)内に形成する。 【0009】本発明においては、ハウジング内に、流体流入口から下方へ延び途中で上方へ向きを変えて弁座開口を経た後、再び下方へ向きを変えて流体流出口へ至る流体流路が形成されているから、上方から下方へ流体が流れる配管中で使用することができる。そして、流体流出圧がボールの質量で決定されるから、従来設けられていたコイルバネが不要となって構造簡易であるとともに、コイルバネを使用した場合に比して流体流出圧のバラツキを小さくすることができ、適当な質量のボールを選択することによって流体流出圧の調整を正確に行なうことができる。 【0010】なお、上記カッコ内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。 【0011】 【発明の実施の形態】図1には本発明の逆止弁を使用した、調理室等へのオゾン水およびオゾンガスの供給システムを示す。図1において、オゾン発生器21の出口管は途中で分岐して、一方の出口管31がドレンセパレータ22を経てアスピレータ23に至るとともに、他方の出口管32は構造を後述する本発明の逆止弁1へ至っている。アスピレータ23の入口側には水道管33が接続され、出口側は気液分離器24へ接続されている。調理場の食器洗浄等のためにオゾン水を供給する場合には、アスピレータ23に水道水を供給する。水道水の流通によってアスピレータ23に負圧が生じてオゾン発生器21からオゾンが引き込まれ、水道水にオゾンが溶解して気液分離器24からオゾン水が排出供給される。この際、出口管32も負圧になるが、逆止弁1によって外気の侵入が防止される。 【0012】調理室内へオゾンガスを供給する場合には、水道水の供給を止めて気相ポンプ25を作動させ、空気乾燥器26A,26Bからオゾン発生器21を経て出口管32より逆止弁1へ所定圧以上のオゾンガスを供給する。これにより、逆止弁1が開き、逆止弁に接続された天井配管を経由してオゾンガスが室内へ放出される。なお、空気乾燥器26A,26Bは切換弁27を介して再生用エアポンプ28に接続されて交互に再生される。 【0013】図2には逆止弁1の詳細構造を示す。逆止弁1は段付き筒状のアウタハウジング11と、アウタハウジング11の下半部内に収納された段付き円柱状のインナハウジング12とを有している。インナハウジング12は、アウタハウジング11にその下半部外周のネジ部11aで天井配管を接続する際に、接続部材とアウタハウジング11とで挟持されて固定される。なお、図中13は、アウタハウジング11とインナハウジング12間に介在させたシール部材である。なお、アウタハウジング11の上部開口111は流体流入口となっており、該アウタハウジング11は上半部の外周ネジ部11bで固定部材に固定されるとともに、該ネジ部11bにはオゾン発生器21(図1)からの上記出口管32が接続される。 【0014】インナハウジング12の外周とアウタハウジング11の内周との間には所定の間隙が形成されてアウタハウジング11の上半筒内の流体流路P1に通じる流体流路P2となっている。インナハウジング12の下半部内には上記流体流路P2に連通するとともにL字形に上方へ屈曲する流体流路P3が形成され、流体流路P3の上方開口はその内周縁が下方へ向く漏斗状の弁座開口121となっている。そして、この弁座開口121内にボール14が位置して、その自重で弁座開口121を閉じている。インナハウジング12の上半部はカバー体122で構成されており、カバー体122内は弁座開口121に通じる流体流路P4となるとともに、この流体流路P4はインナハウジング12の下半部を下方へ貫通する流体流路P5に連通して、インナハウジング12の下端面で流体流出口123となって開放している。 【0015】このような構造の逆止弁において、所定圧以上のオゾンガスが出口管32より図2の矢印で示すように流体流路P1,P2を経て供給されると、オゾンガスは流体流路P3で下方から上方へ向きを変え、ボール14が押し上げられて弁座開口121が開放される。オゾンガスは流体流路P4を経て再び向きを下方へ変え、流体流路P5を経て、流体流出口123から図示しない天井配管を経由して調理室内へ放出される。 【0016】このような逆止弁によれば、ボール14の質量で流体流出圧が決定されるから、従来のコイルバネが不要で構造簡易であるとともに、流体流出圧のバラツキを小さくすることができる。そして、適当な質量のボール14を選択することによって流体流出圧の調整も正確に行なうことができる。また、流体流入口111から下方へ延び途中で上方へ向きを変えて上記弁座開口121を経た後、再び下方へ向きを変えてハウジング12下端面の流体流出口123へ至る流体流路P1〜P5が形成されているから、上方から下方へ流体が流れる配管中に使用できる。 【0017】 【発明の効果】以上のように、本発明の逆止弁は流体流出圧の正確な調整が可能であるとともに構造簡易であり、しかも上方から下方へ流体が流れる配管に適用が可能である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000110321 【氏名又は名称】トヨタ車体株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年12月28日(1998.12.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100107700 【弁理士】 【氏名又は名称】守田 賢一
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| 【公開番号】 |
特開2000−193108(P2000−193108A) |
| 【公開日】 |
平成12年7月14日(2000.7.14) |
| 【出願番号】 |
特願平10−371865 |
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