| 【発明の名称】 |
電動式流量調節バルブのコイルケ―ス固定装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】キム サング−ムユン
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| 【要約】 |
【課題】バルブ本体の外周に、コイルケースを、溶接方式を用いることなく、離脱及び遊動を阻止するように、堅固に固定的に設置するようにして、組立作業性が向上し、バルブ作動の信頼度の極めて高い電動式流量調節バルブのコイルケース固定装置を提供する。
【解決手段】コイルケース20の下部に下部支持部材30を固定設置し、前記下部支持部材30上に形成された固定溝部33に、この固定溝部33に対応形成された、下部固定部材40の折曲弾発片45の遊動防止突起43を弾発的に嵌合係合させて、円周方向への遊動を防止し、前記コイルケース20の上部には、多数の上向折曲された支持片51によりバルブ本体10への挿嵌は容易であるが離脱が阻止される上部固定部材50を挿嵌して、コイルケース20の円周方向への遊動及び離脱を阻止する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 非磁性体からなるバルブ本体の外周に、コイルの内蔵されたコイルケースが嵌合支持され、該コイルケースの内部には、前記コイルへの通電により回転作動する回転体が配設され、該回転体の一方又は他方向の回転によりバルブ孔が開閉されるようにしてなる電動式流量調節バルブにおいて、前記コイルケースは、その底面に複数の組立溝が形成されるとともに、その下面には前記組立溝に対応して複数の支持突起及び下部が開放された複数の固定溝部を有する下部支持部材を、前記組立溝と支持突起が挿入係合されるようにして固定設置され、さらに前記下部支持部材の下部には、前記固定溝部と同一円周上に遊動防止突起を有する複数の折曲弾発片が弾性的に上向折曲された下部固定部材が、前記固定溝部と遊動防止突起との嵌合係合状態で、バルブ本体に支持されるように設置される一方、前記コイルケースの上部には、バルブ本体の直径より小さい内径の内周縁を有して複数の支持片を形成した上部固定部材が、コイルケースに加圧接触する状態に嵌合されてなることを特徴とする電動式流量調節バルブのコイルケース固定装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はステッピングモータとバルブを組合せ構成してマイコンにより制御する電動式流量調節バルブに関するもので、特に前記バルブ本体の外周に、コイルが内蔵されたコイルケースを、溶接によることなく、堅固に固定的に設置することで、信頼度の極めて高いバルブ作動を行う電動式流量調節バルブのコイルケース固定装置に関する。 【0002】 【従来の技術】一般に、電動式流量調節バルブは、ステッピングモータとバルブを組み合わせて、マイコンにより制御するという構成でなっており、これを概略的に説明すると、非磁性体からなるバルブ本体の外周に、コイルが内蔵されたコイルケースを固定配設し、前記バルブ本体の内部には、前記コイルへの通電により回転作動する回転体を備えて、この回転体が開放又は閉鎖方向に回転作動することにより連動して作動軸がバルブ孔を開閉作動するようにしたものである。 【0003】ところで、前記電動式流量バルブにおいては、コイルへの通電による回転体の回転作動を行うようにするため、バルブ本体及びその外側のコイルケースは非磁性体、例えば合成樹脂から形成してあるので、前記バルブ本体とコイルケースは直接的に溶接による固定設置が不可能であった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】そこで、従来は、たとえば前記バルブ本体上に組立段部を形成し、前記コイルケースを前記組立段部に支持されるように嵌合し、前記バルブ本体とコイルケースを別体の部材で連結して、この部材を溶接することにより固定設置を行っていたが、このような溶接方法は、その組立作業性を低下させるため、生産性の面で好ましくないという問題があった。また、一方では、前記バルブ本体にコイルケースを押し込むことにより前記コイルケースを固定設置していたが、このような方式では、前記バルブ本体との間において組立誤差を有するか、又は長期間の使用により、バルブ本体上でコイルケースが円周方向に遊動してしまうという問題があり、甚だしい場合は、コイルケースがバルブ本体から離脱してしまうという問題があった。 【0005】このように、バルブ本体上にコイルケースを確実に固定設置していない場合には、前記コイルへの通電により回転作動する回転体の回転作動を精密に制御できなくなり、結果的に流量バルブのバルブ孔を開閉する度合いを精密に調節できなくなるので、信頼度の高い流量バルブを提供し得ないという問題点を有していた。 【0006】本発明は前記従来技術が有する種々の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、前記バルブ本体の外周に、コイルの内蔵されたコイルケースを、溶接によることなく、その遊動及び離脱を阻止するように、堅固に固定設置することにより、組立作業性を向上させることはもちろん、信頼度の極めて高いバルブ作動を行う電動式流量調節バルブのコイルケース固定装置を提供しようとするものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明の電動式流量調節バルブのコイルケース固定装置は、非磁性体からなるバルブ本体の外周に、コイルの内蔵されたコイルケースが嵌合支持され、該コイルケースの内部には、前記コイルへの通電により回転作動する回転体が配設され、該回転体の一方又は他方向の回転によりバルブ孔が開閉されるようにしてなる電動式流量調節バルブにおいて、前記コイルケースは、その底面に複数の組立溝が形成されるとともに、その下面には前記組立溝に対応して複数の支持突起及び下部が開放された複数の固定溝部を有する下部支持部材を、前記組立溝と支持突起が挿入係合されるようにして固定設置され、さらに前記下部支持部材の下部には、前記固定溝部と同一円周上に遊動防止突起を有する複数の折曲弾発片が弾性的に上向折曲された下部固定部材が、前記固定溝部と遊動防止突起との嵌合係合状態で、バルブ本体に支持されるように設置される一方、前記コイルケースの上部には、バルブ本体の直径より小さい内径の内周縁を有して複数の支持片を形成した上部固定部材が、コイルケースに加圧接触する状態に嵌合されてなることを特徴とするものである。 【0008】本発明の電動式流量調節バルブのコイルケース固定装置よれば、コイルケースの下部に固定配置した下部支持部材の固定溝に、バルブ本体に固定した下部固定部材の弾発片の遊動防止突起を嵌合係合して、コイルケースの円周方向への遊動を防止し、コイルケースの上部には挿嵌は容易であるが離脱は阻止されるようにした上部固定部材を挿嵌して、コイルケースをバルブ本体に堅固に固定配置して、バルブの開閉制御の精度を高めることが出来る。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明の望ましい実施例について図面を参照しながら具体的に説明する。本発明は、図1乃至図5に示すように、非磁性体からなるバルブ本体10の外周に、その係止段12に支持されるよう、コイル25を内蔵したコイルケース20を嵌合し、その内部には、前記コイル25への通電により回転作動する回転体70を備え、この回転体70の開放又は閉鎖方向への回転によりバルブ孔77を開閉するようにしてなる電動式流量調節バルブにおいて、前記コイルケース20は、底面に多数の組立溝22、23を形成するとともに、その下面には前記組立溝22に対応する位置に突出した多数の支持突起32と、前記組立溝23に対応し、下部が開放された多数の固定溝部33とをそれぞれ同心円状に複数有するドーナツ盤状の下部支持部材30を、前記組立溝22に支持突起32が挿入されるようにして固定設置し、さらにその下部には、前記固定溝部33と同一円周上に遊動防止突起43を有する複数の折曲弾発片45が、同一円周方向に片持ち的に打出されて上向折曲形成されたドーナツ盤状の下部固定部材40を、前記固定溝部33に遊動防止突起43が弾発的に嵌合係合された状態でバルブ本体10の係止段12に支持されるように設置する。 【0010】一方、前記コイルケース20の上部には、バルブ本体10の直径より小さい内径の内周縁を有し、その内周縁に沿って多数の支持片55が切込み形成されて、上向折曲されたドーナツ盤状の上部固定部材50を、前記上部固定部材50がコイルケース20に弾性的に加圧接触する状態に嵌合保持してなる。尚、前記下部固定部材40は、これを周方向に回転させることにより、前記折曲弾発片45の遊動防止突起43が下部支持部材30の固定溝部33に弾発的に嵌合係合するようになっている。 【0011】また、51は支持片55の支持端、75は流量調節を行うバルブ孔を有するバブル体、72はバルブ孔77を開閉作動する作動軸をそれぞれ示す。 【0012】つぎに、このように構成された本発明の作用及び効果を説明する。まず、コイル25が巻回された状態で内蔵されたコイルケース20の下部に下部支持部材30を組み立てる。これは、前記コイルケース20の底面円周上に多数形成された組立溝22に、前記組立溝22に対応する位置に形成された下部支持部材30の支持突起32を挿入して組み立てるものである。この際、前記下部支持部材30の固定溝部33はコイルケース20の底面に形成された組立溝23に嵌合係合される。 【0013】このような状態で、下部固定部材40を前記バルブ本体10の係止段12に支持されるように嵌合させた後、その上部に、前記下部支持部材30の固定されたコイルケース20を挿嵌して設置する。この時、前記下部固定部材40は、同一円周方向に形成された遊動防止突起43が前記固定溝部33と嵌合係合するとともに、上向折曲された多数の折曲弾発片45によって、前記下部支持部材30を介してコイルケース20を弾発的に支持することになる。 【0014】一方、このように支持された状態で、前記コイルケース20の上部から、バルブ本体10の直径より小さい内径の内周縁で多数の支持片55が上向折曲された上部固定部材50を挿嵌する。これによって、前記上部固定部材50の支持片55は、その内径がバルブ本体10の直径より小さく形成されているので、上方に弾発的に広がりながらその支持端51がバルブ本体10に弾性的に加圧接触する。この際、前記固定部材50はバルブ本体10への挿嵌は可能であるが、上方への離脱は阻止される。 【0015】かくして、前記上部固定部材50は、下方に向けた力でコイルケース20を下部固定部材40上に加圧固定する状態まで挿嵌される。一方、前記コイルケース20の下部においては、下部固定部材40の折曲弾発片45が下部支持部材30を弾発的に支持することになる。結局、前記コイルケース20は下部固定部材40に弾発的に支持されるとともに上部固定部材50により加圧保持されて挟持固定され、その離脱を阻止することができる。 【0016】さらにこのような状態で、前記下部固定部材40をその折曲弾発片45の下向傾斜方向に沿って回転させると、前記折曲弾発片45が弾発的に押圧された状態で回転し、その遊動防止突起43が同一円周上に形成された下部支持部材30の固定溝部33に弾発的に嵌合係合して支持固定された状態に組み立てられる。従って、前記コイルケース20は、その下部に固定された下部支持部材30の固定溝部33に下部固定部材40の遊動防止突起43が弾発的に係合し一体化するので、回転方向への遊動が防止される。 【0017】このように、前記コイルケース20の離脱及び遊動を完全に阻止してバルブ本体10とコイルケース20との一体堅固な組立状態を提供することにより、前記コイル25への通電により開閉方向に回転する回転体の制御は精密に行い得、結果的にバルブの開閉を精密に微細に制御することが可能となる。 【0018】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、バルブ本体の外周に、コイルの内蔵されたコイルケースが、溶接による方式を用いることなく、簡単に組立し得る構造により、コイルケースの離脱はもちろん回転方向への遊動をも完全に阻止するように、堅固に固定設置されるので、その組立設置の作業性が大きく向上するとともに、バルブの開閉作動制御の精度が向上し、装置に対する極めて高い信頼度を得る事が出来るという効果を有する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】599159990 【氏名又は名称】ジア ホワ エレクトロニクス カンパニー リミテツド
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| 【出願日】 |
平成11年11月12日(1999.11.12) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100065824 【弁理士】 【氏名又は名称】篠原 泰司 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−170943(P2000−170943A) |
| 【公開日】 |
平成12年6月23日(2000.6.23) |
| 【出願番号】 |
特願平11−323024 |
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