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【発明の名称】 薬液用流体機器の連結構造
【発明者】 【氏名】古田 雅樹

【氏名】大杉 滋

【氏名】田中 博

【要約】 【課題】薬液用流体機器同士の連結時のコンパクト化を図った薬液用流体機器の連結構造を提供すること。

【解決手段】バルブ11とレギュレータ12を連結するために、バルブ11の第1接合面とレギュレータ12の第2接合面とを密着して固定させる。これにより、バルブ11の第1流路の開口部とレギュレータ12の第2流路の開口部を連接させる。このとき、レギュレータ12の第2接合面の凸部は、バルブ11の第1接合面の第1凹部に圧接して嵌め込まれる。そして、第1接合面の第1凹部と第2接合面の凸部は、ともに樹脂であるので、圧接された部分において、樹脂の復元力が発生する。さらに、第1接合面の第1凹部は第1流路の開口部を囲い巡らしており、第2接合面の凸部は第2流路の開口部を囲い巡らしている。これらにより、バルブ11の第1流路の開口部とレギュレータ12の第2流路の開口部との連接部分の漏れを防止することができる。また、第2接合面の凸部の内周面が第1接合面の第1凹部の内周面に圧接している。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 第1流路の開口部が露呈した第1接合面と、第2流路の開口部が露呈した第2接合面と、前記第1流路の開口部を囲い巡らして前記第1接合面に設けられた樹脂からなる第1凹部と、前記第2流路の開口部を囲い巡らして前記第2接合面に設けられた樹脂からなる凸部とを備え、前記第1接合面と前記第2接合面とを密着して固定させる際に、前記凸部を前記第1凹部に圧接して嵌め込むことによって、前記第1流路の開口部と前記第2流路の開口部を連接させるとともに漏れを防止したことを特徴とする薬液用流体機器の連結構造。
【請求項2】 請求項1に記載する薬液用流体機器の連結構造において、前記凸部の内周面が前記第1凹部の内周面に圧接することを特徴とする薬液用流体機器の連結構造。
【請求項3】 第1流路の開口部が露呈した第1接合面と、第2流路の開口部が露呈した第2接合面と、前記第1流路の開口部を囲い巡らして前記第1接合面に設けられるとともに樹脂からなる第1凹部と、前記第2流路の開口部を囲い巡らして前記第2接合面に設けられるとともに樹脂からなる第2凹部と、樹脂からなるパッキンとを備え、前記第1接合面と前記第2接合面とを密着して固定させる際に、前記パッキンを前記第1凹部及び前記第2凹部に圧接して嵌め込むことによって、前記第1流路の開口部と前記第2流路の開口部を連接させるとともに漏れを防止したことを特徴とする薬液用流体機器の連結構造。
【請求項4】 請求3に記載する薬液用流体機器の連結構造において、前記パッキンの内周面が前記第1凹部の内周面及び前記第2凹部の内周面に圧接することを特徴とする薬液用流体機器の連結構造。
【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載する薬液用流体機器の連結構造において、バルブをマニホールドベースに連結する際に使用されることを特徴とする薬液用流体機器の連結構造。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バルブ、レギュレータ、フィルターなどの薬液用流体機器同士を連結するための連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、バルブ、レギュレータ、フィルタなどの薬液用流体機器同士を連結する場合には、図11に示すように、配管104、105を介して、バルブ101、レギュレータ102、フィルタ103の各薬液用流体機器を連結することにより行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、バルブ101、レギュレータ102、フィルタ103の薬液用流体機器同士を配管104、105を介して連結することは、配管104、105のスペースを確保する必要があり、薬液用流体機器が使用される分野(例えば、半導体製造などの分野)でコンパクト化が要望されても、それに対応することができなかった。
【0004】そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、薬液用流体機器同士の連結時のコンパクト化を図った薬液用流体機器の連結構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するために成された請求項1に係る薬液用流体機器の連結構造は、第1流路の開口部が露呈した第1接合面と、第2流路の開口部が露呈した第2接合面と、前記第1流路の開口部を囲い巡らして前記第1接合面に設けられた樹脂からなる第1凹部と、前記第2流路の開口部を囲い巡らして前記第2接合面に設けられた樹脂からなる凸部とを備え、前記第1接合面と前記第2接合面とを密着して固定させる際に、前記凸部を前記第1凹部に圧接して嵌め込むことによって、前記第1流路の開口部と前記第2流路の開口部を連接させるとともに漏れを防止したことを特徴とする。
【0006】また、請求項2に係る薬液用流体機器の連結構造は、請求項1に記載する薬液用流体機器の連結構造であって、前記凸部の内周面が前記第1凹部の内周面に圧接することを特徴とする。
【0007】また、請求項3に係る薬液用流体機器の連結構造は、第1流路の開口部が露呈した第1接合面と、第2流路の開口部が露呈した第2接合面と、前記第1流路の開口部を囲い巡らして前記第1接合面に設けられるとともに樹脂からなる第1凹部と、前記第2流路の開口部を囲い巡らして前記第2接合面に設けられるとともに樹脂からなる第2凹部と、樹脂からなるパッキンを備え、前記第1接合面と前記第2接合面とを密着して固定させる際に、前記パッキンを前記第1凹部及び前記第2凹部に圧接して嵌め込むことによって、前記第1流路の開口部と前記第2流路の開口部を連接させるとともに漏れを防止したことを特徴とする。
【0008】また、請求項4に係る薬液用流体機器の連結構造は、請求3に記載する薬液用流体機器の連結構造であって、前記パッキンの内周面が前記第1凹部の内周面及び前記第2凹部の内周面に圧接することを特徴とする。
【0009】また、請求項5に係る薬液用流体機器の連結構造は、請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載する薬液用流体機器の連結構造であって、バルブをマニホールドベースに連結する際に使用されることを特徴とする。
【0010】このような特定事項を有する本発明の薬液用流体機器の連結構造では、薬液用流体機器同士を連結するために、一方の薬液用流体機器の第1接合面と他方の薬液用流体機器の第2接合面とを密着して固定させる。これにより、一方の薬液用流体機器の第1流路の開口部と他方の薬液用流体機器の第2流路の開口部を連接させる。
【0011】このとき、第2接合面に凸部が設けられている場合には、第2接合面の凸部は第1接合面の第1凹部に圧接して嵌め込まれる。そして、第1接合面の第1凹部と第2接合面の凸部は、ともに樹脂であるので、圧接された部分において、樹脂の復元力が発生する。さらに、第1接合面の第1凹部は第1流路の開口部を囲い巡らしており、第2接合面の凸部は第2流路の開口部を囲い巡らしている。これらにより、一方の薬液用流体機器の第1流路の開口部と他方の薬液用流体機器の第2流路の開口部との連接部分の漏れを防止することができる。
【0012】また、第2接合面に第2凹部が設けられている場合には、第2接合面の第2凹部と第1接合面の第1凹部には、パッキンが圧接して嵌め込まれる。そして、第1接合面の第1凹部と第2接合面の第2凹部とパッキンは、ともに樹脂であるので、圧接された部分において、樹脂の復元力が発生する。さらに、第1流路の開口部を囲い巡らした第1接合面の第1凹部と、第2流路の開口部を囲い巡らした第2接合面の第2凹部とに、パッキンが圧接して嵌め込まれている。これらにより、一方の薬液用流体機器の第1流路の開口部と他方の薬液用流体機器の第2流路の開口部との連接部分の漏れを防止することができる。
【0013】すなわち、本発明の薬液用流体機器の連結構造は、一方の薬液用流体機器の第1接合面と他方の薬液用流体機器の第2接合面とを密着して固定させて、一方の薬液用流体機器の第1流路の開口部と他方の薬液用流体機器の第2流路の開口部を連接させるとともに漏れを防止しており、配管を用いることなく薬液用流体機器同士を連結させているので、薬液用流体機器同士の連結時のコンパクト化を図ることができる。
【0014】また、配管を用いることなく薬液用流体機器同士を連結させているので、配管に対する作業が不要となり、薬液用流体機器同士を連結する際の作業がスムーズとなる。
【0015】また、凸部の内周面が第1凹部の内周面に圧接したり、又は、パッキンの内周面が第1凹部の内周面及び第2凹部の内周面に圧接する場合には、一方の薬液用流体機器の第1流路の開口部と他方の薬液用流体機器の第2流路の開口部との連接部分に最も近い位置で、一方の薬液用流体機器の第1流路の開口部と他方の薬液用流体機器の第2流路の開口部との連接部分の漏れを防止することができる。
【0016】また、本発明の薬液用流体機器の連結構造を、薬液用流体機器のバルブをマニホールド化する構造として使用する場合には、既存の単品用バルブの接続口を加工することによって、凸部、第1凹部または第2凹部を既存の単品用バルブに設けることができるので、既存の単品用バルブの製品又は設計を流用することができるとともに、マニホールド化専用のバルブを単品用バルブとは別に製作する必要がない。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照にして説明する。先ず、本発明の第1実施の形態について説明する。図1に、第1実施の形態の薬液用流体機器の連結構造で、薬液用流体機器同士が連結された際の外観を示す。但し、図1においては、第1実施の形態の薬液用流体機器の連結構造を断面で示してある。また、図1では、第1実施の形態の薬液用流体機器の連結構造をもって、バルブ11、レギュレータ12、フィルタ13の薬液用流体機器同士を連結している。
【0018】先ず、第1実施の形態の薬液用流体機器の連結構造であって、バルブ11とレギュレータ12を連結するものについて説明する。図2は、バルブ11とレギュレータ12を連結する連結構造の断面を示すものである。バルブ11のボディ21の内部には第1流路22が設けられており、かかる第1流路22の開口部23が、バルブ11の第1接合面24に露呈している。また、バルブ11の第1接合面24においては、第1流路22の開口部23を囲い巡らすように、環状の第1凹部25が設けられている。尚、バルブ11のボディ21の材質は、PFA、PTFEなどの樹脂であるので、第1凹部25も同じ材質の樹脂からなる。
【0019】一方、レギュレータ12のボディ31の内部には第2流路32が設けられており、かかる第2流路32の開口部33が、レギュレータ12の第2接合面34に露呈している。また、レギュレータ12の第2接合面34においては、第2流路32の開口部33を囲い巡らすように、環状の凸部35が設けられている。尚、レギュレータ12のボディ31の材質は、PFA、PTFEなどの樹脂であり、凸部35はボディ31と一体に成形されているので、凸部35も同じ材質の樹脂からなる。
【0020】そして、バルブ11とレギュレータ12を連結するために、図3に示すように、バルブ11の第1接合面24とレギュレータ12の第2接合面34とを密着して固定させる。かかる固定には、バルブ11とレギュレータ12とを、螺子(図示しない)で締着することによって行う。これにより、バルブ11の第1流路22の開口部23とレギュレータ12の第2流路32の開口部33を連接させる。
【0021】このとき、図3に示すように、レギュレータ12の第2接合面34の凸部35は、バルブ11の第1接合面24の第1凹部25に圧接して嵌め込まれる。そして、第1接合面24の第1凹部25と第2接合面34の凸部35は、ともに樹脂であるので、圧接された部分において、樹脂の復元力が発生する。さらに、第1接合面24の第1凹部25は第1流路22の開口部23を囲い巡らしており、第2接合面34の凸部35は第2流路32の開口部33を囲い巡らしている。これらにより、バルブ11の第1流路22の開口部23とレギュレータ12の第2流路32の開口部33との連接部分の漏れを防止することができる。尚、ここでは、第2接合面34の凸部35の内周面が第1接合面24の第1凹部25の内周面に圧接している。
【0022】次に、第1実施の形態の薬液用流体機器の連結構造であって、レギュレータ12とフィルタ13を連結するものについて説明する。図2は、レギュレータ12とフィルタ13を連結する連結構造の断面を示すものでもある。レギュレータ12のボディ21の内部には第1流路22が設けられており、かかる第1流路22の開口部23が、レギュレータ12の第1接合面24に露呈している。また、レギュレータ12の第1接合面24においては、第1流路22の開口部23を囲い巡らすように、環状の第1凹部25が設けられている。尚、レギュレータ12のボディ21の材質は、PFA、PTFEなどの樹脂であるので、第1凹部25も同じ材質の樹脂からなる。
【0023】一方、フィルタ13のボディ31の内部には第2流路32が設けられており、かかる第2流路32の開口部33が、フィルタ13の第2接合面34に露呈している。また、フィルタ13の第2接合面34においては、第2流路32の開口部33を囲い巡らすように、環状の凸部35が設けられている。尚、フィルタ13のボディ31の材質は、PFA、PTFEなどの樹脂であり、凸部35はボディ31と一体に成形されているので、凸部35も同じ材質の樹脂からなる。
【0024】そして、レギュレータ12とフィルタ13を連結するために、図3に示すように、レギュレータ12の第1接合面24とフィルタ13の第2接合面34とを密着して固定させる。かかる固定には、レギュレータ12とフィルタ13とを、螺子(図示しない)で締着することによって行う。これにより、レギュレータ12の第1流路22の開口部23とフィルタ13の第2流路32の開口部33とを連接させる。
【0025】このとき、図3に示すように、フィルタ13の第2接合面34の凸部35は、レギュレータ12の第1接合面24の第1凹部25に圧接して嵌め込まれる。そして、第1接合面24の第1凹部25と第2接合面34の凸部35は、ともに樹脂であるので、圧接された部分において、樹脂の復元力が発生する。さらに、第1接合面24の第1凹部25は第1流路22の開口部23を囲い巡らしており、第2接合面34の凸部35は第2流路32の開口部33を囲い巡らしている。これらにより、レギュレータ12の第1流路22の開口部23とフィルタ13の第2流路32の開口部33との連接部分の漏れを防止することができる。尚、ここでは、第2接合面34の凸部35の内周面が第1接合面24の第1凹部25の内周面に圧接している。
【0026】次に、本発明の第2実施の形態について説明する。図4に、第2実施の形態の薬液用流体機器の連結構造で、薬液用流体機器同士が連結された際の外観を示す。但し、図2においては、第2実施の形態の薬液用流体機器の連結構造を断面で示してある。また、図2では、第2実施の形態の薬液用流体機器の連結構造をもって、バルブ41、レギュレータ42、フィルタ43の薬液用流体機器同士を連結している。
【0027】先ず、第2実施の形態の薬液用流体機器の連結構造であって、バルブ41とレギュレータ42を連結するものについて説明する。図5は、バルブ41とレギュレータ42を連結する連結構造の断面を示すものである。バルブ41のボディ51の内部には第1流路52が設けられており、かかる第1流路52の開口部53が、バルブ41の第1接合面54に露呈している。また、バルブ41の第1接合面54においては、第1流路52の開口部53を囲い巡らすように、環状の第1凹部55が設けられている。尚、バルブ41のボディ51の材質は、PFA、PTFEなどの樹脂であるので、第1凹部55も同じ材質の樹脂からなる。
【0028】同様に、レギュレータ42のボディ61の内部には第2流路62が設けられており、かかる第2流路62の開口部63が、レギュレータ42の第2接合面64に露呈している。また、レギュレータ42の第2接合面64においては、第2流路62の開口部63を囲い巡らすように、環状の第2凹部65が設けられている。尚、レギュレータ42のボディ61の材質は、PFA、PTFEなどの樹脂であるので、第2凹部65も同じ材質の樹脂からなる。
【0029】そして、バルブ41とレギュレータ42を連結するために、図6に示すように、バルブ41の第1接合面54とレギュレータ42の第2接合面64とを密着して固定させる。かかる固定には、バルブ41とレギュレータ42とを、螺子(図示しない)で締着することによって行う。これにより、バルブ41の第1流路52の開口部53とレギュレータ42の第2流路62の開口部63を連接させる。
【0030】このとき、バルブ41の第1接合面54の第1凹部55とレギュレータ42の第2接合面64の第2凹部65には、PFA、PTFEなどの樹脂からなる環状のパッキン70が圧接して嵌め込まれる。そして、第1接合面54の第1凹部55と第2接合面64の第2凹部65とパッキン70は、ともに樹脂であるので、圧接された部分において、樹脂の復元力が発生する。さらに、第1流路52の開口部53を囲い巡らした第1接合面54の第1凹部55と、第2流路62の開口部63を囲い巡らした第2接合面64の第2凹部65とに、パッキン70が圧接して嵌め込まれている。これらにより、バルブ41の第1流路52の開口部53とレギュレータ42の第2流路62の開口部63との連接部分の漏れを防止することができる。尚、ここでは、パッキン70の内周面が第1凹部55の内周面及び第2凹部65の内周面に圧接している。
【0031】次に、第2実施の形態の薬液用流体機器の連結構造であって、レギュレータ42とフィルタ43を連結するものについて説明する。図5は、レギュレータ42とフィルタ43を連結する連結構造の断面を示すものでもある。レギュレータ42のボディ51の内部には第1流路52が設けられており、かかる第1流路52の開口部53が、レギュレータ42の第1接合面54に露呈している。また、レギュレータ42の第1接合面54においては、第1流路52の開口部53を囲い巡らすように、環状の第1凹部55が設けられている。尚、レギュレータ42のボディ51の材質は、PFA、PTFEなどの樹脂であるので、第1凹部55も同じ材質の樹脂からなる。
【0032】同様に、フィルタ43のボディ61の内部には第2流路62が設けられており、かかる第2流路62の開口部63が、フィルタ43の第2接合面64に露呈している。また、フィルタ43の第2接合面64においては、第2流路62の開口部63を囲い巡らすように、環状の第2凹部65が設けられている。尚、フィルタ43のボディ61の材質は、PFA、PTFEなどの樹脂であるので、第2凹部65も同じ材質の樹脂からなる。
【0033】そして、レギュレータ42とフィルタ43を連結するために、図6に示すように、レギュレータ42の第1接合面54とフィルタ43の第2接合面64とを密着して固定させる。かかる固定には、レギュレータ42とフィルタ43とを、螺子(図示しない)で締着することによって行う。これにより、レギュレータ42の第1流路52の開口部53とフィルタ43の第2流路62の開口部63を連接させる。
【0034】このとき、レギュレータ42の第1接合面54の第1凹部55とフィルタ43の第2接合面64の第2凹部65には、PFA、PTFEなどの樹脂からなる環状のパッキン70が圧接して嵌め込まれる。そして、第1接合面54の第1凹部55と第2接合面64の第2凹部65とパッキン70は、ともに樹脂であるので、圧接された部分において、樹脂の復元力が発生する。さらに、第1流路52の開口部53を囲い巡らした第1接合面54の第1凹部55と、第2流路62の開口部63を囲い巡らした第2接合面64の第2凹部65とに、パッキン70が圧接して嵌め込まれている。これらにより、レギュレータ42の第1流路52の開口部53とフィルタ43の第2流路62の開口部63との連接部分の漏れを防止することができる。尚、ここでは、パッキン70の内周面が第1凹部55の内周面及び第2凹部65の内周面に圧接している。
【0035】次に、本発明の第3実施の形態について説明する。図7に、第3実施の形態の薬液用流体機器の連結構造で、薬液用流体機器のバルブがマニホールド化された際の外観を示す。但し、図7においては、第3実施の形態の薬液用流体機器の連結構造を断面で示してある。また、図7では、図9に示すように、第3実施の形態の薬液用流体機器の連結構造をもって、マニホールドベース81に3個のバルブ82が連結している。
【0036】ここで、第3実施の形態の薬液用流体機器の連結構造であって、マニホールドベース81とバルブ82を連結するものについて説明する。図2は、マニホールドベース81とバルブ82を連結する連結構造の断面を示すものでもある。マニホールドベース81のボディ21の内部には第1流路22が設けられており、かかる第1流路22の開口部23が、マニホールドベース81の第1接合面24に露呈している。また、マニホールドベース81の第1接合面24においては、第1流路22の開口部23を囲い巡らすように、環状の第1凹部25が設けられている。尚、マニホールドベース81のボディ21の材質は、PFA、PTFEなどの樹脂であるので、第1凹部25も同じ材質の樹脂からなる。
【0037】一方、バルブ82のボディ31の内部には第2流路32が設けられており、かかる第2流路32の開口部33が、バルブ82の第2接合面34に露呈している。また、バルブ82の第2接合面34においては、第2流路32の開口部33を囲い巡らすように、環状の凸部35が設けられている。尚、バルブ82の第2接合面34の凸部35の材質は、PFA、PTFEなどの樹脂であって、ボディ31の材質と同じである。
【0038】そして、マニホールドベース81とバルブ82を連結するために、図3に示すように、マニホールドベース81の第1接合面24とバルブ82の第2接合面34とを密着して固定させる。かかる固定には、マニホールドベース81とバルブ82とを、図9に示す螺子85で締着することによって行う。これにより、マニホールドベース81の第1流路22の開口部23とバルブ82の第2流路32の開口部33を連接させる。
【0039】このとき、図3に示すように、バルブ82の第2接合面34の凸部35は、マニホールドベース81の第1接合面24の第1凹部25に圧接して嵌め込まれる。そして、第1接合面24の第1凹部25と第2接合面34の凸部35は、ともに樹脂であるので、圧接された部分において、樹脂の復元力が発生する。さらに、第1接合面24の第1凹部25は第1流路22の開口部23を囲い巡らしており、第2接合面34の凸部35は第2流路32の開口部33を囲い巡らしている。これらにより、マニホールドベース81の第1流路22の開口部23とバルブ82の第2流路32の開口部33との連接部分の漏れを防止することができる。尚、ここでは、第2接合面34の凸部35の内周面が第1接合面24の第1凹部25の内周面に圧接している。
【0040】次に、本発明の第4実施の形態について説明する。図8に、第4実施の形態の薬液用流体機器の連結構造で、薬液用流体機器のバルブがマニホールド化された際の外観を示す。但し、図8においては、第4実施の形態の薬液用流体機器の連結構造を断面で示してある。また、図8では、図9に示すように、第4実施の形態の薬液用流体機器の連結構造をもって、マニホールドベース83に3個のバルブ84が連結している。
【0041】ここで、第4実施の形態の薬液用流体機器の連結構造であって、マニホールドベース83とバルブ84を連結するものについて説明する。図5は、マニホールドベース83とバルブ84を連結する連結構造の断面を示すものでもある。マニホールドベース83のボディ21の内部には第1流路22が設けられており、かかる第1流路22の開口部23が、マニホールドベース83の第1接合面24に露呈している。また、マニホールドベース83の第1接合面24においては、第1流路22の開口部23を囲い巡らすように、環状の第1凹部25が設けられている。尚、マニホールドベース83のボディ21の材質は、PFA、PTFEなどの樹脂であるので、第1凹部25も同じ材質の樹脂からなる。
【0042】同様に、バルブ84のボディ61の内部には第2流路62が設けられており、かかる第2流路62の開口部63が、バルブ84の第2接合面64に露呈している。また、バルブ84の第2接合面64においては、第2流路62の開口部63を囲い巡らすように、環状の第2凹部65が設けられている。尚、バルブ84のボディ61の材質は、PFA、PTFEなどの樹脂であるので、第2凹部65も同じ材質の樹脂からなる。
【0043】そして、マニホールドベース83とバルブ84を連結するために、図6に示すように、マニホールドベース83の第1接合面54とバルブ84の第2接合面64とを密着して固定させる。かかる固定には、マニホールドベース83とバルブ84とを、図9に示す螺子85で締着することによって行う。これにより、マニホールドベース83の第1流路52の開口部53とバルブ84の第2流路62の開口部63を連接させる。
【0044】このとき、マニホールドベース83の第1接合面54の第1凹部55とバルブ84の第2接合面64の第2凹部65には、PFA、PTFEなどの樹脂からなる環状のパッキン70が圧接して嵌め込まれる。そして、第1接合面54の第1凹部55と第2接合面64の第2凹部65とパッキン70は、ともに樹脂であるので、圧接された部分において、樹脂の復元力が発生する。さらに、第1流路52の開口部53を囲い巡らした第1接合面54の第1凹部55と、第2流路62の開口部63を囲い巡らした第2接合面64の第2凹部65とに、パッキン70が圧接して嵌め込まれている。これらにより、マニホールドベース83の第1流路52の開口部53とバルブ84の第2流路62の開口部63との連接部分の漏れを防止することができる。尚、ここでは、パッキン70の内周面が第1凹部55の内周面及び第2凹部65の内周面に圧接している。
【0045】以上詳細に説明したように、図1に示す第1実施の形態の薬液用流体機器の連結構造は、一方の薬液用流体機器の第1接合面24と他方の薬液用流体機器の第2接合面34とを密着して固定させて、一方の薬液用流体機器の第1流路22の開口部23と他方の薬液用流体機器の第2流路32の開口部33を連接させるとともに漏れを防止しており、配管を用いることなく薬液用流体機器同士を連結させているので、薬液用流体機器同士の連結時のコンパクト化を図ることができる(図11参照)。
【0046】また、図3に示すように、凸部35の内周面が第1凹部25の内周面に圧接しているので、一方の薬液用流体機器の第1流路22の開口部23と他方の薬液用流体機器の第2流路32の開口部33との連接部分に最も近い位置で、一方の薬液用流体機器の第1流路22の開口部23と他方の薬液用流体機器の第2流路32の開口部33との連接部分の漏れを防止することができる。
【0047】また、図4に示す第2実施の形態の薬液用流体機器の連結構造は、一方の薬液用流体機器の第1接合面54と他方の薬液用流体機器の第2接合面64とを密着して固定させて、一方の薬液用流体機器の第1流路52の開口部53と他方の薬液用流体機器の第2流路62の開口部63を連接させるとともに漏れを防止しており、配管を用いることなく薬液用流体機器同士を連結させているので、薬液用流体機器同士の連結時のコンパクト化を図ることができる(図11参照)。
【0048】また、図6に示すように、パッキン70の内周面が第1凹部55の内周面及び第2凹部65の内周面に圧接しているので、一方の薬液用流体機器の第1流路52の開口部53と他方の薬液用流体機器の第2流路62の開口部63との連接部分に最も近い位置で、一方の薬液用流体機器の第1流路52の開口部53と他方の薬液用流体機器の第2流路62の開口部63との連接部分の漏れを防止することができる。
【0049】また、図1に示す第1実施の形態の薬液用流体機器の連結構造や、図4に示す第2実施の形態の薬液用流体機器の連結構造では、配管を用いることなく薬液用流体機器同士を連結させているので、配管に対する作業が不要となり、薬液用流体機器同士を連結する際の作業がスムーズとなる。
【0050】また、図7に示す第3実施の形態の薬液用流体機器の連結構造では、図1に示す第1実施の形態の薬液用流体機器の連結構造を、薬液用流体機器のバルブ82をマニホールド化する構造として使用しており、図10に示す既存の単品用バルブ90の接続口91を加工することによって、凸部35を既存の単品用バルブ90に設けることができるので、既存の単品用バルブ90の製品又は設計を流用することができるとともに、マニホールド化専用のバルブを単品用バルブ90とは別に製作する必要がない。
【0051】また、図8に示す第4実施の形態の薬液用流体機器の連結構造では、図4に示す第2実施の形態の薬液用流体機器の連結構造を、薬液用流体機器のバルブ84をマニホールド化する構造として使用しており、図10に示す既存の単品用バルブ90の接続口91を加工することによって、第2凹部65を既存の単品用バルブ90に設けることができるので、既存の単品用バルブ90の製品又は設計を流用することができるとともに、マニホールド化専用のバルブを単品用バルブ90とは別に製作する必要がない。
【0052】尚、本発明は上記実施の形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。例えば、図1に示す第1実施の形態の薬液用流体機器の連結構造においては、バルブ11に第1凹部25を設けるとともにレギュレータ12に凸部35を設けることによって、バルブ11とレギュレータ12を連結させていたが、バルブ11に凸部35を設けるとともにレギュレータ12に第1凹部25を設けることによって、バルブ11とレギュレータ12を連結させてもよい。
【0053】また、レギュレータ12に第1凹部25を設けるとともにフィルタ13に凸部35を設けることによって、レギュレータ12とフィルタ13を連結させていたが、レギュレータ12に凸部35を設けるとともにフィルタ13に第1凹部25を設けることによって、レギュレータ12とフィルタ13を連結させてもよい。
【0054】また、図4に示す第2実施の形態の薬液用流体機器の連結構造においては、バルブ41に第1凹部55を設けるとともにレギュレータ42に第2凹部65を設けることによって、バルブ41とレギュレータ42を連結させていたが、バルブ41に第2凹部65を設けるとともにレギュレータ42に第1凹部55を設けることによって、バルブ41とレギュレータ42を連結させてもよい。
【0055】また、レギュレータ42に第1凹部55を設けるとともにフィルタ43に第2凹部65を設けることによって、レギュレータ42とフィルタ43を連結させていたが、レギュレータ42に第2凹部65を設けるとともにフィルタ43に第1凹部55を設けることによって、レギュレータ42とフィルタ43を連結させてもよい。
【0056】また、図1に示す第1実施の形態の薬液用流体機器の連結構造や、図4に示す第2実施の形態の薬液用流体機器の連結構造においては、バルブ11、41、レギュレータ12、42、フィルタ13、43の3個の異なる種類の薬液用流体機器同士を連結させているが、連結させる薬液用流体機器の個数や種類は、必要に応じて変更することができる。
【0057】また、図7に示す第3実施の形態の薬液用流体機器の連結構造においては、マニホールドプレート81に第1凹部25を設けるとともにバルブ82に凸部35を設けることによって、マニホールドプレート81とバルブ82を連結させていたが、マニホールドプレート81に凸部35を設けるとともにバルブ82に第1凹部25を設けることによって、マニホールドプレート81とバルブ82を連結させてもよい。
【0058】また、図8に示す第4実施の形態の薬液用流体機器の連結構造においては、マニホールドプレート83に第1凹部55を設けるとともにバルブ84に第2凹部65を設けることによって、マニホールドプレート83とバルブ84を連結させていたが、マニホールドプレート83に第2凹部65を設けるとともにバルブ84に第1凹部55を設けることによって、マニホールドプレート83とバルブ84を連結させてもよい。
【0059】また、図7に示す第3実施の形態の薬液用流体機器の連結構造や、図8に示す第4実施の形態の薬液用流体機器の連結構造においては、マニホールドベース81、83に連結させるバルブ12、84は3個であるが、連結させるバルブ12、84の個数は3個に限定されるものではない。
【0060】
【発明の効果】本発明の薬液用流体機器の連結構造は、一方の薬液用流体機器の第1接合面と他方の薬液用流体機器の第2接合面とを密着して固定させて、一方の薬液用流体機器の第1流路の開口部と他方の薬液用流体機器の第2流路の開口部を連接させるとともに漏れを防止しており、配管を用いることなく薬液用流体機器同士を連結させているので、薬液用流体機器同士の連結時のコンパクト化を図ることができる。
【0061】また、配管を用いることなく薬液用流体機器同士を連結させているので、配管に対する作業が不要となり、薬液用流体機器同士を連結する際の作業がスムーズとなる。
【0062】また、凸部の内周面が第1凹部の内周面に圧接したり、又は、パッキンの内周面が第1凹部の内周面及び第2凹部の内周面に圧接する場合には、一方の薬液用流体機器の第1流路の開口部と他方の薬液用流体機器の第2流路の開口部との連接部分に最も近い位置で、一方の薬液用流体機器の第1流路の開口部と他方の薬液用流体機器の第2流路の開口部との連接部分の漏れを防止することができる。
【0063】また、本発明の薬液用流体機器の連結構造を、薬液用流体機器のバルブをマニホールド化する構造として使用する場合には、既存の単品用バルブの接続口を加工することによって、凸部、第1凹部または第2凹部を既存の単品用バルブに設けることができるので、既存の単品用バルブの製品又は設計を流用することができるとともに、マニホールド化専用のバルブを単品用バルブとは別に製作する必要がない。
【出願人】 【識別番号】000106760
【氏名又は名称】シーケーディ株式会社
【出願日】 平成10年10月9日(1998.10.9)
【代理人】 【識別番号】100097009
【弁理士】
【氏名又は名称】富澤 孝 (外2名)
【公開番号】 特開2000−120903(P2000−120903A)
【公開日】 平成12年4月28日(2000.4.28)
【出願番号】 特願平10−287496