| 【発明の名称】 |
流量調整弁 |
| 【発明者】 |
【氏名】黒木 洋一
【氏名】小畑 哲生
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| 【要約】 |
【課題】金型を創り易く、後加工をなくし寸法精度が出易い部品の集まりで構成された流量調整弁を提供することを目的とする。
【解決手段】水を供給する給水入口2と、その水を排水する排水出口3を有したケース4と、平板の上に断面積を変えた溝を配置したドラム6と、ケース4の出口や入口とドラム6の溝9間に設けられた水漏れ防止用パッキン7とを有し、ドラム6を動かすことにより給水流量と排水流量の比を変える流量調整弁とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 水を供給する給水入口と、その水を排水する排水出口を有したケースと、平板の上に断面積を変えた溝を配置したドラムと、前記ケースの出口や入口と前記ドラムの溝間に設けられた水漏れ防止用パッキンとを有し、前記ドラムを動かすことにより給水流量と排水流量の比を変える流量調整弁。 【請求項2】 水を供給する給水入口と、水を排水する複数の排水出口を有したケースと、平板の上に排水出口に沿って断面積を変えた溝を配置したドラムと、前記ケース出口と前記ドラムの溝間に設けられた水漏れ防止用パッキンとを有し、前記ドラムを動かすことにより給水流量と排水流量の比を変える流量調整弁。 【請求項3】 水を供給する複数の給水入口と、水を排水する複数の排水出口を有したケースと、各給水入口とつながっている各排水出口が他の経路と混合しないようにした仕切と、平板の上に断面積を変えた溝を配置したドラムと、前記ケースの入口や出口と前記ドラムの溝間に設けられた水漏れ防止用パッキンとを有し、前記ドラムを動かすことにより給水流量と排水流量の比を変える流量調整弁。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、液体の流量を調整する流量調整弁に関するものである。 【0002】 【従来の技術】このような流量調整弁は、図4に示すような構成となっている。すなわち、ケース14とケース1水入口16から入った原水を第1の排水口11に送るときの送水量を調整する機4内に収容したドラム15とから成っている。ケース14は、原水が流入する原水入口16と、原水入口16から入った原水の一部を排出する第1の排水口18と、原水入口16から入った原水の一部を排出する第2の排水口18とを備えている。前記流量調整弁が有している分流機能は、ドラム15が備えているものである。ドラム15は、表面に溝15a・溝15bを有している。溝15aは、前記原能を有している。溝15bは、同様に原水入口16から入った原水を第2の排水口18に送るときの送水量を調整する機能を有している。 【0003】前記送水量の調整機能は、溝15a・溝15bを図5に示した構成とすることによって実現しているものである。図5は、溝15a・溝15bを平面に展開した説明図である。つまり、溝15a・15bは、ドラム15の回転と一体になって回転しており、回転角に応じて溝幅が変化するようになっているものである。ドラム15の回転角が0度のときには、ケース14に設けている第2の排水口18は溝15aによって開けられており、第1の排水口17は溝15bによって閉じられている。溝15a・溝15bの幅の変化の状態は、本実施例では互いに逆の関係となっている。 【0004】このため、ドラム15の回転によって、第1の排水口17と第2の排水口18の開度は互いに逆の関係となるものである。つまり、ドラム17の回転角が0度のときには、第2の排水口18は溝15aによって開度100、すなわち全開となっており、第1の排水口17は溝15bによって開度0、すなわち全閉となっている。ドラム15の回転角が330度のときには、第2の排水口18は溝15aによって開度0、すなわち全閉とされ、第1の排水口17は溝15bによって開度100、すなわち全開となっている。 【0005】つまり、駆動部がドラム15を回転させることによって、第1の排水口17から流れる原水の流量と、第2の排水口18から流れる原水の流量とを一定比率で調整できるものである。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかし、従来例の流量調整弁は、ドラムが球面状、円錐状で構成されているために、成形時にパーティング面ができ、その為の後加工を要し、寸法精度が出難く、金型も複雑で製造し難い。またドラムが球面であるために、水漏れ防止用のパッキンは球面上になり、その為に寸法精度が出難く、位置ずれによる誤差がでて、パッキンがドラムを押す押圧管理も難しくかった。 【0007】本発明は、上記課題を解決するものであり、金型を創り易く、後加工をなくし寸法精度が出易い部品の集まりで構成された流量調整弁を提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために本発明の一つの手段は、水を供給する給水入口と、その水を排水する排水出口を有したケースと、平板の上に断面積を変えた溝を配置したドラムと、ケースの出口や入口とドラムの溝間に水漏れ防止用パッキンを配置し、ドラムを動かす事で給水流量と排水流量の比を変えるように構成された流量調整弁とするものである。 【0009】 【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、水を供給する給水入口と、その水を排水する排水出口を有したケースと、平板の上に断面積を変えた溝を配置したドラムと、前記ケースの出口や入口と前記ドラムの溝間に設けられた水漏れ防止用とを有し、前記ドラムを動かすことにより給水流量と排水流量の比を変える流量調整弁とすることにより、金型を創り易く、後加工をなくした寸法精度が出し易い部品を使い、流量を調整することが可能な流量調整弁を提供することができる。 【0010】請求項2記載の発明は、水を供給する給水入口と、水を排水する複数の排水出口を有したケースと、平板の上に排水出口に沿って断面積を変えた溝を配置したドラムと、前記ケース出口と前記ドラムの溝間に設けられた水漏れ防止用パッキンとを有し、前記ドラムを動かすことにより給水流量と排水流量の比を変える流量調整弁とすることにより、金型を創り易く、後加工をなくした寸法精度が出し易い部品を使い、流量比を調整することが可能な流量調整弁を提供することができる。 【0011】請求項3記載の発明は、水を供給する複数の給水入口と、水を排水する複数の排水出口を有したケースと、各給水入口とつながっている各排水出口が他の経路と混合しないようにした仕切と、平板の上に断面積を変えた溝を配置したドラムと、前記ケースの入口や出口と前記ドラムの溝間に設けられた水漏れ防止用パッキンとを有し、前記ドラムを動かすことにより給水流量と排水流量の比を変える流量調整弁とすることにより、金型を創り易く、後加工をなくした寸法精度が出し易い部品を使い、独立して流量を調整することが可能な流量調整弁を提供することができる。 【0012】 【実施例】(実施例1)以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。図1(b)は第1の実施例の流量制御弁の断面図である。図1(b)において、1は流量調整弁で、水道水等の原水を供給する給水入口2と、給水入口2から入ってきた水を流量制御弁1の外に排水する排水出口3を有するケース4と、ケース4内には、流量を調整するために回転させる軸5を持つドラム6と、ケース4の排水出口3とドラム間の水漏れ防止の為にゴム等で構成されたパッキン7が配置されている。ケース4とドラム6の軸5の間の水漏れ防止の為にOリング8が軸5の両側に挿入されている。 【0013】図1(a)はドラム6を上から見た平面図である。ドラム6の平板部の上に溝幅と溝深さを変えた溝9が同心円上に彫ってある。この溝9の円周上に、排水出口3が配置され、その排水出口3とドラム6間の水漏れを防止する上記パッキン7が配置された構成になっている。 【0014】以下、図1を使って本実施例の動作を説明する。ケース4の給水入口2から入ってきた原水はケース4内に入り、ケース4とドラム6の隙間と溝9を通過し、溝9とパッキン7の間を通って排水出口3に流れ出る。排水出口3からでる流量は溝9とパッキン7の断面積で構成される孔の大きさで変わる。この断面積が大きい時には、流量が多くなり、断面積が少ない時には流量が少なくなる様になる。この流量を変化させるために、ドラム6の中心にある軸5を時計方向または反時計方向に回転させる事で溝9の断面積が変化し、その結果、排水出口3からでる流量が変化する。 【0015】今まで球状や円錐状であったドラムを平面状にし、平板上に流量を調整する溝を構成することで、金型を造り易く、後加工不要で、またパッキンの押圧力等の精度管理がし易くなる。 【0016】なお、上記の実施例では、排水出口にパッキンを配置したが、給水入口側にパッキンを配置する構成にしても良い。 【0017】(実施例2)次に、本発明の第二の実施例を図2を使って説明する。なお、上記第一の実施例と同一構成部品には同一符号を付して説明を省略する。図2(a)において、第1の実施例に加えて、第2の溝11と溝9は同心円上に配置され、図2(b)において、第2の溝11上に第2の排水出口10と、第2のパッキン12が配置された構成にしている。第2の溝11はドラム6の平板部の上に溝幅と溝深さを変化させた構成になっている。 【0018】以下、本実施例の動作を説明する。上記第1の実施例で説明した内容と同じところは省略する。第2の実施例では、給水入口2から入った原水は、ケース4とドラム6との隙間と溝9と第2の溝11を通過し、排水出口3と第2の排水出口10の方に向かって流れる。この原水はパッキン7と溝9、第2のパッキン12と第2の溝11で構成される各々の断面積に応じた流量が排水出口3と第2の排水出口10から流れ出ることになる。ドラム6の軸5を回転させ、この溝9と、第2の溝11の断面積を変化させることにより、各々の流量が変化し、排水出口からの流量比も変化することになる。 【0019】これらの溝を変えることにより、排水出口と第2の排水出口から排出される流量比を変化させることができる。 【0020】このような構成することで、今まで球状、円錐状であったドラム6を平面状にし、平板上に溝を構成することで、金型を造り易く、後加工不要でパッキンの押し圧力等の精度が管理し易くなる。 【0021】なお、水の流れを逆にして、上記、排水出口から水を入れて給水入口に出しても同じように流量調整ができる。 【0022】また、第2の排水出口と第2の溝を、排水出口と反対面に構成することもできる。 【0023】(実施例3)次に、本発明の第三の実施例を図3を使って説明する。なお、上記第2の実施例と同一構成部品には同一符号を付して説明を省略する。図3(a)において、第2の実施例に加えて、ケース4に第2の溝11と溝9間に、原水が混合しないよための仕切り用の仕切りパッキン13を同心円上に配置し、更に、原水から給水される第2の給水入口を配置した構成にしている。 【0024】以下、本実施例の動作を説明する。上記第1の実施例で説明した内容と同じところは省略する。第3の実施例では、給水入口2から入った原水は、ケース4とドラム6との隙間と溝9を通過し、排水出口3の方に向かって流れ、パッキン7と溝9で構成される断面積に応じた流量が通過し、排水出口3から流れ出ることになる。第2の給水入口14から入った原水は、ケース4とドラム6との隙間と第2の溝11を通過し、第2の排水出口10の方に向かって流れ、第2のパッキン12と第2の溝11で構成される断面積に応じた流量が通過し、第2の排水出口10から流れ出ることになる。 【0025】この場合には仕切りパッキン13によって、各溝を流れる原水が混合することはない。 【0026】ドラム6の軸5を回転させ、この溝9と第2の溝11の断面積を変化させることにより、流量が変化し、排水出口、第2の排水出口からの流量も変化することになる。 【0027】このように構成することで、今まで球状、円錐状であったドラムを平面状にし、平板上に溝を構成することで、金型が造り易く、後加工不要でパッキンの押し圧力等の精度が管理し易くなる。この動作が各仕切りをつけたことで、独立して流量調整できるようになる。 【0028】なお、水の流れを逆にして、排水出口から水を入れて給水入口に出しても同じように流量調整ができる。 【0029】また、上記1〜3の実施例の流量調整弁のドラムに構成された溝は、同一面に配置されていたが、ドラムの反対面に溝と入口や出口を構成し、流量調整弁の両面に配置しても良い。 【0030】 【発明の効果】請求項1の発明によれば、水を供給する給水入口と、その水を排水する排水出口を有したケースと、平板の上に断面積を変えた溝を配置したドラムと、ケースの出口や入口とドラムの溝間に水漏れ防止用パッキンを配置し、平面状のドラムに流量を調整する溝を作ることにより、金型を創り易く、後加工をなくした寸法精度が出し易い部品を使い、流量を調整することが可能な流量調整弁をつくることができる。 【0031】請求項2の発明によれば、水を供給する給水入口と、水を排水する複数の排水出口を有したケースと、平板の上に排水出口に沿って断面積を変えた溝を配置したドラムと、前記ケース出口と前記ドラムの溝間に設けられた水漏れ防止用パッキンとを有し、前記ドラムを動かすことにより給水流量と排水流量の比を変える流量調整弁とすることにより、金型を創り易く、後加工をなくした寸法精度が出し易い部品を使い、流量比を調整することが可能な流量調整弁をつくることができる。 【0032】請求項3の発明によれば、水を供給する複数の給水入口と、水を排水する複数の排水出口を有したケースと、各給水入口とつながっている各排水出口が他の経路と混合しないようにした仕切と、平板の上に断面積を変えた溝を配置したドラムと、前記ケースの入口や出口と前記ドラムの溝間に設けられた水漏れ防止用パッキンとを有し、前記ドラムを動かすことにより給水流量と排水流量の比を変える流量調整弁とすることにより、金型を創り易く、後加工をなくした寸法精度が出し易い部品を使い、独立して流量を調整することが可能な流量調整弁をつくることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年10月8日(1998.10.8) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097445 【弁理士】 【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−120888(P2000−120888A) |
| 【公開日】 |
平成12年4月28日(2000.4.28) |
| 【出願番号】 |
特願平10−286252 |
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