| 【発明の名称】 |
仕切弁のシール構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】流郷 克治
【氏名】蔵屋 利光
【氏名】竹原 順治
【氏名】宮崎 隆行
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| 【要約】 |
【課題】弁箱と弁箱蓋の間にガスケットリングを容易に装着することができる仕切弁のシール構造を提供する。
【解決手段】弁箱22の上端開口を被って弁箱蓋27を配置し、弁箱22および弁箱蓋27の開口が長円形をなし、弁箱22の弁箱フランジ部30と弁箱蓋27の蓋フランジ部31とが当接する仕切弁において、消失性模型を使用する精密鋳造にて弁箱22を鋳造することにより、弁箱フランジ部30の当接面に開口周縁に沿った長円形の溝型の凹部32を形成し、この凹部32に蓋フランジ部31の当接面に圧接するガスケットリング33を配置したものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 弁箱の上端開口を被って弁箱蓋を配置し、弁箱および弁箱蓋の開口が長円形をなし、弁箱の弁箱フランジ部と弁箱蓋の蓋フランジ部とが当接する仕切弁において、消失性模型を使用する精密鋳造にて弁箱を鋳造することにより、弁箱フランジ部の当接面に開口周縁に沿った長円形の溝型の凹部を形成し、この凹部に蓋フランジ部の当接面に圧接するガスケットリングを配置したことを特徴とする仕切弁のシール構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、仕切弁の弁箱と弁箱蓋との間におけるシール技術に係り、仕切弁のシール構造に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の仕切弁は、例えば図3に示すように、弁箱1の上部開口を被って弁箱蓋2を設け、弁箱1の内部に弁箱1のポート3を開閉する弁体4を昇降自在に配置し、弁体4を昇降駆動する弁棒5を弁箱蓋2およびパッキン押さえ蓋6によって回動自在に支持している。弁箱蓋2は蓋フランジ部7において弁箱1の弁箱フランジ部8に当接し、蓋フランジ部7の当接面に形成した溝型の凹部9にガスケットリング10を配置し、ガスケットリング10で蓋フランジ部7と弁箱フランジ部8との間をシールしている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、ガスケットリング10を配置するための凹部9を、蓋フランジ部7の当接面に形成する理由は、その加工性にある。 【0004】弁箱1および弁箱蓋2における開口は、弁体4の断面形状に沿った長円形をなすので、溝型の凹部9を弁箱1および弁箱蓋2の開口周縁に沿って長円形に形成する必要がある。鋳造後に機械加工によって凹部9を形成する場合には、その加工作業が複雑なものとなる。したがって、溝型の凹部9を鋳造の鋳出しによって形成することになる。その操作は形状の小さな蓋フランジ部7において行なう方が容易である。 【0005】しかし、溝型の凹部9を蓋フランジ部7に形成した場合に、弁箱蓋2を弁箱1に組み付ける作業において、凹部9に配置したガスケットリング10が作業の途中で脱落するので、組み付け作業に手間取る問題がある。また、現場等において弁箱蓋2を取り外し場合には、補助治具等もないのでガスケットリング10を確実に装着することが困難であった。 【0006】本発明は上記した課題を解決するものであり、弁箱と弁箱蓋の間にガスケットリングを容易に装着することができる仕切弁のシール構造を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記した課題を解決するために、本発明の仕切弁のシール構造は、弁箱の上端開口を被って弁箱蓋を配置し、弁箱および弁箱蓋の開口が長円形をなし、弁箱の弁箱フランジ部と弁箱蓋の蓋フランジ部とが当接する仕切弁において、消失性模型を使用する精密鋳造にて弁箱を鋳造することにより、弁箱フランジ部の当接面に開口周縁に沿った長円形の溝型の凹部を形成し、この凹部に蓋フランジ部の当接面に圧接するガスケットリングを配置したものである。 【0008】上記した構成により、消失性模型を使用する精密鋳造にて弁箱フランジ部に凹部を鋳出すことによって、凹部に抜き勾配を設ける必要がなく、凹部の対向する内側面間が均一であるので、凹部の内側面とガスケットリングとの面圧が均一となり、確実なシール性が得られる。しかも、凹部が弁箱フランジ部に存在することにより、弁箱蓋を弁箱に組み付けるに際し、凹部に配置したガスケットリングに対して弁箱蓋を重ねることができるので、従来のようにガスケットリングが組み付け作業の途中で脱落することがなく、作業を容易に、かつ正確にガスケットリングを組み付けることができる。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1〜図2において、仕切弁21は弁箱22の内部に弁箱内流路23を横切る方向に弁体24を配置しており、弁体24は弁箱内流路23と弁体収納空間25との間で出退自在に設けている。弁体収納空間25は、弁箱22の弁体収納部26と、弁体収納部26の上端開口部を被って配置する弁箱蓋27とで形成しており、弁箱蓋27の頂部にパッキン押さえ蓋28を設けている。 【0010】弁棒29は、下端側が弁体24に装着した雌ねじコマ(図示省略)に螺合し、上端側を弁箱蓋27が回転自在に保持している。弁箱22と弁箱蓋27は、弁体収納部26の上端の外周縁に設けた弁箱フランジ部30と、弁箱蓋27の下端の外周縁に設けた蓋フランジ部31とで当接しており、弁箱フランジ部30は当接面に開口周縁に沿った長円形の溝型の凹部32を有し、凹部32に蓋フランジ部31の当接面に圧接するガスケットリング33を配置している。この凹部32は、消失性模型を使用する精密鋳造にて弁箱22を鋳造することにより、無加工で鋳出成形している。消失性模型を使用する精密鋳造としては、フルモールド法やロストワックス法がある。 【0011】上記した構成により、消失性模型を使用して鋳出した凹部32は、抜き勾配を設ける必要がなく、凹部32の対向する内側面間が均一となり、凹部32の内側面とガスケットリング33との面圧が均一となり、確実なシール性が得られる。 【0012】しかも、凹部32が弁箱フランジ部30に存在することにより、弁箱蓋27を弁箱22に組み付けるに際しては、事前に凹部32にガスケットリング33を配置した状態で、ガスケットリング33に対して弁箱蓋27を重ねることができるので、従来のようにガスケットリング33が組み付け作業の途中で脱落することがなく、作業を容易に、かつ正確にガスケットリング33を組み付けることができ、ガスケットリング33の装着の不具合による漏洩を防止できる。 【0013】 【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、消失性模型による鋳出しにより凹部を形成するので、凹部に抜き勾配がなく、凹部の対向する内側面間が均一となり、凹部の内側面とガスケットリングとの面圧が均一となって確実なシール性が得られる。しかも、凹部が弁箱フランジ部に存在することにより、事前に凹部に配置したガスケットリングに対して弁箱蓋を重ねて弁箱に組み付けることができ、ガスケットリングが組み付け作業の途中で脱落することがなく、容易に、かつ正確なガスケットリングの組み付けを行なえる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001052 【氏名又は名称】株式会社クボタ 【識別番号】000142595 【氏名又は名称】株式会社栗本鐵工所
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| 【出願日】 |
平成10年10月21日(1998.10.21) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100068087 【弁理士】 【氏名又は名称】森本 義弘
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| 【公開番号】 |
特開2000−120887(P2000−120887A) |
| 【公開日】 |
平成12年4月28日(2000.4.28) |
| 【出願番号】 |
特願平10−298969 |
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