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【発明の名称】 弁のレバーハンドル揺動阻止具
【発明者】 【氏名】村井 啓記

【要約】 【課題】弁ケーシングに膨出部がない一般的な弁に使用することが出来るようにする。

【解決手段】弁1を閉じた位置にあるレバーハンドル6を開口9に通しつつ、左側の割半体12と右側の割半体13とによって弁棒5及び弁ケーシング2の弁棒近傍部分を覆う。その後、ねじ回し27を利用して錠装置18によって左側の割半体12と右側の割半体13とを連結固定すれば、レバーハンドル6は弁ケーシング2に対して揺動出来なくなる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 所定の揺動範囲において揺動し、揺動範囲の一方端で弁を閉じ、同他方の端で弁を開くようになされたレバーハンドルを有する弁のレバーハンドル揺動阻止具であって、相互に重ね合わせた状態において弁棒及び弁ケーシングの弁棒近傍部分を覆うようになされた、蝶番機構によって連結された左右一対の割半体と、これら割半体を連結分離自在に連結する錠装置とを有し、前記割半体にレバーハンドルが嵌め通される開口が形成され、この開口に嵌められた状態でレバーハンドルが揺動出来ないようになされている弁のレバーハンドル揺動阻止具。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は弁のレバーハンドル揺動阻止具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の弁のレバーハンドル揺動阻止具として以下の如きものは知られている。所定の揺動範囲において揺動し、揺動範囲の一方端で弁を閉じ、同他方の端で弁を開くようになされたレバーハンドルを有する弁のレバーハンドル揺動阻止具であって、相互に重ね合わせた状態において、弁を閉じた位置にあるレバーハンドル及び弁ケーシングのレバーハンドル近傍の部分を覆うようになされた、蝶番機構によって連結された一対の割半体を有しており、前記割半体の一方に、レバーハンドルが弁を開く方向に揺動するのを弁ケーシングの膨出部に当接して阻止する揺動阻止アームが設けられ、前記割半体が錠装置によって連結分離自在となされているものは知られている(実公平7−43574号公報参照)。
【0003】
【従来技術の欠点】前記従来の弁のレバーハンドル揺動阻止具には以下の如き欠点があった。割半体の一方に、レバーハンドルが弁を開く方向に揺動するのを弁ケーシングの膨出部に当接して阻止する揺動阻止アームが設けられたものであったため、即ち、従来の弁のレバーハンドル揺動阻止具は揺動阻止アームが当接する膨出部が弁ケーシングに設けられた特殊な形状の弁にしか使用することが出来ないという欠点があった。
【0004】
【前記欠点を解消するための手段】本発明は前記欠点を解消するために以下の如き手段を採用した。請求項1の発明は、所定の揺動範囲において揺動し、揺動範囲の一方端で弁を閉じ、同他方の端で弁を開くようになされたレバーハンドルを有する弁のレバーハンドル揺動阻止具であって、相互に重ね合わせた状態において弁棒及び弁ケーシングの弁棒近傍部分を覆うようになされた、蝶番機構によって連結された左右一対の割半体と、これら割半体を連結分離自在に連結する錠装置とを有し、前記割半体にレバーハンドルが嵌め通される開口が形成され、この開口に嵌められた状態でレバーハンドルが揺動出来ないようになされているものである。
【0005】
【発明の効果】本発明は前記した如き構成によって以下の如き効果を奏する。弁ケーシングに対して水平回転出来なくなされた割半体の開口の縁部によってレバーハンドルの揺動を阻止するようにしたものであるから、従来と相違して弁ケーシングに膨出部がない一般的な弁に使用することが出来、汎用性が向上する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。なお、この説明において、前とは図1右側を、後とは同左側をいい、左とは図1紙面裏側を、右とは同表側をいう。
【0007】以下に本発明を図面に示す実施例に基づいて説明する。まず、弁のレバーハンドル回転阻止具11が取り付けられる弁1について説明する。弁1は、軸心を上下方向に向けた弁棒5を囲う上部筒状部3を有する弁ケーシング2と、前記弁棒5の上端部に固定されたレバーハンドル6とを有しており、前記レバーハンドル6は弁棒5を中心として90度の揺動範囲において回転するようになされている。レバーハンドル6は右側を向いた状態で(図示の状態で)弁1を閉じ、前方を向いた状態で弁1を開くようになされている。
【0008】弁のレバーハンドル回転阻止具11は、相互に重ね合わせた状態において弁棒5及び弁ケーシング2の弁棒5の近傍部分(上部筒状部3及び上部筒状部3に続く弁ケーシング2の上部)を覆うようになされた、蝶番機構14によって連結された左右一対の割半体12、13と、これら左右の割半体12、13を連結分離自在に連結する錠装置18とを有し、前記右側の割半体13にレバーハンドル6が嵌め通される開口9が形成され、この開口9に嵌められた状態で弁1を閉じた状態のレバーハンドル6が揺動出来ないようになされている。
【0009】前記蝶番機構14は、所定間隔をあけて左側の割半体12に設けられた耳片15と、これら耳片15間に嵌まる、右側の割半体13に設けられた耳片16と、耳片15、16に串刺し状に嵌められた枢軸17とを有している。
【0010】前記錠装置18は、左側の割半体12の自由端がわに設けられた、ねじ頭嵌入凹所21及び貫通孔22を有する膨出部20と、右側の割半体13の自由端がわに設けられた、ねじ孔24を有する膨出部23と、前記貫通孔22を通じてねじ孔24にねじ嵌められる特殊ねじ25とによって構成されている。前記特殊ねじ25は、ねじ頭嵌入凹所21に嵌まった状態においては、特殊なねじ回し27によってしか回転させられないようになされている。即ち、ねじ回し27には、内周側面に開口端から奥部に向かう多数の小さな凸条が形成された凹所28が形成され、前記特殊ねじ25のねじ頭は凹所28に嵌まるようになされると共に、特殊ねじ25のねじ頭の外周部には前記多数の小さな凸条が嵌まる溝が形成されている。このような構成によって、ねじ回し27によってねじ頭嵌入凹所21に嵌まった状態の特殊ねじ25を回転させることが出来る。
【0011】
【発明の実施の形態の使用方法】次に実施の形態の使用方法を説明する。弁1を閉じた位置にあるレバーハンドル6を開口9に通しつつ、左側の割半体12と右側の割半体13とによって弁棒5及び弁ケーシング2の弁棒5の近傍部分(上部筒状部3及び上部筒状部3に続く弁ケーシング2の上部)を覆う。その後、ねじ回し27を利用して錠装置18によって左側の割半体12と右側の割半体13とを連結固定すれば、左側の割半体12と右側の割半体13とは弁ケーシング2に対して水平回転出来なくなり、また、右側の割半体13によってレバーハンドル6の揺動が阻止されるので、究極的にレバーハンドル6は弁ケーシング2に対して揺動出来なくなる。
【0012】
【変形例等】以下に変形例等について説明を加える。
(1)錠装置18の構造は任意である。
(2)左側の割半体12及び右側の割半体13に、前方に開放した開口9を形成すれば、弁1を開いた状態のレバーハンドル6の揺動を阻止することが出来る。
【出願人】 【識別番号】591087851
【氏名又は名称】株式会社村井水栓製作所
【出願日】 平成10年7月31日(1998.7.31)
【代理人】 【識別番号】100084179
【弁理士】
【氏名又は名称】大西 哲夫
【公開番号】 特開2000−46236(P2000−46236A)
【公開日】 平成12年2月18日(2000.2.18)
【出願番号】 特願平10−216356