| 【発明の名称】 |
ゲートバルブ装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】堀越 源一
【氏名】尾崎 昌之
【氏名】阿久津 功
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| 【要約】 |
【課題】ゲ−トバルブ装置を大型化することなく、しかも弁体の可動部材としてベロ−ズ等の弾性部材を用いることなく、確実に動作し得る、信頼性、耐久性に優れたゲ−トバルブ装置を提供する。
【解決手段】弁ケ−ス1aと、前記弁ケ−スに取り付けられる、弁口4が形成された弁口部材2と、前記弁口部材の弁口の開放、閉塞を行う弁体8と、前記弁体が一端部に取り付けられ、その略中間部分が支持された操作棒9と、前記操作棒の他端部に取り付けられ、弁体を弁口位置と非弁口位置の間を移動させるために操作棒を揺動させる揺動手段16、17、と、前記操作棒の他端部に取り付けられ、操作棒に取り付けられた弁体を弁口部材に押圧し、弁口を閉塞するために、操作棒をてこ運動させるてこ運動手段14、15とを備えている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 弁ケ−スと、前記弁ケ−スに取り付けられる、弁口が形成された弁口部材と、前記弁口部材の弁口の開放、閉塞を行う弁体と、前記弁体が一端部に取り付けられ、その略中間部分が支持された操作棒と、前記操作棒の他端部に取り付けられ、弁体を弁口位置と非弁口位置の間を移動させるために操作棒を揺動させる揺動手段と、前記操作棒の他端部に取り付けられ、操作棒に取り付けられた弁体を弁口部材に押圧し、弁口を閉塞するために、操作棒をてこ運動させるてこ運動手段とを備えていることを特徴とするゲ−トバルブ装置。 【請求項2】 てこ運動手段は、前記揺動手段によって弁体が弁口部材の弁口に位置した状態において、前記操作棒の他端部を弁口方向に移動させ、操作棒に取り付けられた弁体を弁口部材に押圧、圧接するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載されたゲ−トバルブ装置。 【請求項3】 前記揺動手段は、揺動自在に軸支されたシリンダと、前記シリンダに対して伸縮自在に形成されたピストンロッドと、前記ピストンロッドと操作棒とを連結する連結手段とを備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載されたゲ−トバルブ装置。 【請求項4】 前記てこ運動手段は、前記ピストンロッドの移動によって回転する内周部にねじ部が形成された固定ねじ部と、前記固定ねじ部と噛合し、前記固定ねじ部の回転によって上下動する外周部にねじ部が形成された昇降ねじ部とを備えたねじジャッキ部であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載されたゲ−トバルブ装置。 【請求項5】 前記連結手段は、ピストンロッドの先端に一端が回動自在に設けられたレバ−であって、前記レバ−に対して内周部にねじ部が形成された固定ねじ部が一体に形成されると共に、前記固定ねじ部と噛合し、前記固定ねじ部の回転によって上下動する外周部にねじ部が形成された昇降ねじ部が操作棒の端部に設けられていることを特徴とする請求項3に記載されたゲ−トバルブ装置。 【請求項6】 前記弁体は、弁体の周側部に形成され、弁口部材と気密に当接する当接部と、弁体の内側部に形成された凹部とを備え、前記凹部の略中心部分において、前記操作棒と連結されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載されたゲ−トバルブ装置。 【請求項7】 前記操作棒の弁体側部には、弁体を加熱するためのヒ−タが配されていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載されたゲ−トバルブ装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はゲ−トバルブ装置に関し、特に、弁体を揺動運動及びてこ運動をさせることにより、弁口の開閉を行うゲ−トバルブ装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来からゲ−トバルブ装置は、半導体製造分野等の各種分野において広く用いられている。このゲ−トバルブ装置を大きく分けると特開平3−56777号公報に示されるような弁体が揺動運動する揺動式ゲ−トバルブ装置と、特開平3−138077号公報に示されるような弁体がてこ運動するてこ運動式ゲ−トバルブ装置とがある。 【0003】まず、特開平5−56777号公報に示された揺動式ゲ−トバルブ装置について、図5に基づいて説明する。図に示すように、このゲ−トバルブ装置は、弁外側ケ−ス51の両側壁に環状の弁口部材52、53を取付け、これらの弁口部材52、53にそれぞれ開口した弁口54、55を同一直線上に整合させ、外側ケ−ス51の上端にフランジ56を固着し、このフランジ56にケ−ス上蓋57をシ−ル58を介してボルトにより着脱自在に取り付けられている。また、一方の弁口部材52には固定弁座59が取り付けられ、他方の弁口部材53には二重のベロ−ス61を介して環状弁座板62を連結した可動弁座63が設けられている。なお、この可動弁座63にはシ−ル64が取り付けられている。 【0004】更に、図中、67はゲ−ト板であって、ゲ−ト板67の上端には操作棒68が取り付けられ、この操作棒68とケ−ス上蓋57との間をベロ−ス69によって連結して気密にシ−ルされている。前記操作棒68の上端部にキャップ70がナットにより固定されている。このキャップ70を上蓋57上にボルトにより固定したブラケット71に枢支軸72により枢支して、ゲ−ト板67が弁口54、55と整合する弁口閉止位置とその側方(紙面の前後方向)の開放位置との間を、枢支軸72を支点として振り子運動し得るよう支持されている。 【0005】また、二重ベロ−ス61の内側のベロ−ス空間65には弁開閉用エアシリンダ装置(図示せず)に接続された加圧空気供給管66が接続されている。これにより、両弁座59、63間の弁口閉止位置にゲ−ト板67が図5に示すように弁座59、63からそれぞれ離間した状態で位置する際に、ベロ−ズ空間65内に加圧空気が導入されることによって二重ベロ−ス61が伸長してゲ−ト板67を弁座59、63間によって挟着し、ゲ−ト板67が弁口54、55を気密に遮断し、これにより弁を閉止する。 【0006】他方、弁開放時にはベロ−ズ空間65から加圧ガスを排出することにより、二重ベロ−ス61がその弾性により収縮してゲ−ト板67の両側から弁座59、63を離間させる。そして、ゲ−ト板67を枢支軸72を支点として振り子運動させ、これにより弁を開放する。 【0007】また、特開平3−138077号公報に示された弁体がてこ運動するてこ運動式ゲ−トバルブ装置について、図6に基づいて説明する。図にに示すように、ゲ−トバルブ装置は、このケ−シング81の弁室82b内に、前面にOリング85を備えた弁体86を摺動自在に配置するとともに、ケ−シング81の連結部82cの開口端をOリング87を介して蓋体88で気密的に閉塞し、この蓋体88の内部を移動自在に挿通させた弁軸89の先端を上記弁体86に直結する。更に、上記弁体86と蓋体88にそれぞれ伸縮自在な蛇腹状のベロ−ス90の両端部をそれぞれ連結する。 【0008】これにより、弁棒86が図6のX方向に前進した時に弁体86のOリング87の先端を本体部材2の内周面に当接させて、この流入部82aと弁室82bとの間を閉鎖して流体の流れをここで遮断し、弁棒86が同図Y方向に後退した時、この圧接を解いて流入部82aと弁室82b、さらには吐出用部材83の内部とを連通させて、流体が流入部82a、更には吐出用部材83に流れるバルブを構成する。なお、弁棒86は図示しないがてこ運動によりXY方向に移動可能に構成されているのが一般的である。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】ところで、特開平3−138077号公報に示されたてこ運動式ゲ−トバルブ装置は、弁体86がてこ運動によって直動するように構成されているために、ゲ−トバルブ装置が大型化するというという技術的課題があった。特に、弁体86の移動方向に長型化するというという技術的課題があった。 【0010】一方、特開平5−56777号公報に示された揺動式ゲ−トバルブ装置は、前記したてこ運動式ゲ−トバルブ装置と違い、弁体(ゲ−ト板67)が揺動するため弁体の移動方向に長型化するというという弊害は生じない。しかしながら、従来の揺動式ゲ−トバルブ装置は、二重のベロ−ス61を介して可動弁座板62を移動させる構成を採用しているため、ゲ−トバルブ装置の耐久性は、ベロ−ス61の耐久性によるところが大きいという技術的課題があった。 【0011】すなわち、前記べロ−スはゴム等の弾性体により構成されており、ゲ−トバルブ装置を通過する処理ガスに曝されるほか、処理ガスの温度の影響を受ける。特に、半導体製造過程で用いた場合、半導体製造過程において用いられる高温の各種ガス(例えば、ヒ素、ガリウム、塩素、Poly−Si、フッ素等)と接触する。その結果、前記べロ−スの弾性特性は変化し、ひいてはべロ−ス自体が破損する等の技術的課題があった。また、半導体製造工程において、ベロ−スに反応生成物が蓄積し、ベロ−スの寿命を短くするという問題があった。このような環境下におかれるベロ−スを可動弁座板を移動させる手段として用いることは、ゲ−トバルブ装置自体の信頼性、耐久性を向上させる面からも好ましいものではなかった。 【0012】本発明は上記技術的課題を解決するためになされたものであり、ゲ−トバルブを大型化することなく、しかも弁体の可動部材としてベロ−ズ等の弾性部材を用いることなく、確実に動作し得る、信頼性、耐久性に優れたゲ−トバルブ装置を提供すること目的とするものである。 【0013】 【課題を解決するための手段】本発明にかかるゲ−トバルブ装置は、弁ケ−スと、前記弁ケ−スに取り付けられる、弁口が形成された弁口部材と、前記弁口部材の弁口の開放、閉塞を行う弁体と、前記弁体が一端部が取り付けられ、その略中間部分が支持された操作棒と、前記操作棒の他端部に取り付けられ、弁体を弁口位置と非弁口位置の間を移動させるために操作棒を揺動させる揺動手段と、前記操作棒の他端部に取り付けられ、操作棒に取り付けられた弁体を弁口部材に押圧し、弁口を閉塞するために、操作棒をてこ運動させるてこ運動手段とを備えていることを特徴としている。 【0014】本発明にかかるゲ−トバルブ装置はこのように構成されているため、ゲ−トバルブ装置が大型化することはなく、特に、弁体の移動方向に長型化することはなく、ゲ−トバルブ装置の小型化が図られる。また、ベロ−スような弾性部材を介して弁体(可動弁座板)を移動させる構成を備えていないため、ゲ−トバルブ装置の耐久性を向上させることができる。その結果、ゲ−トバルブ装置自体の信頼性、耐久性を向上させることができる。 【0015】ここで、てこ運動手段は、前記揺動手段によって弁体が弁口部材の弁口に位置した状態において、前記操作棒の他端部を弁口方向に移動させ、操作棒に取り付けられた弁体を弁口部材に押圧、圧接するように構成されていることが望ましい。 【0016】また、前記揺動手段は、揺動自在に軸支されたシリンダと、前記シリンダに対して伸縮自在に形成されたピストンロッドと、前記ピストンロッドと操作棒とを連結する連結手段とを備えていることが望ましく、前記てこ運動手段は、前記ピストンロッドの移動によって回転する内周部にねじ部が形成された固定ねじ部と、前記固定ねじ部と噛合し、前記固定ねじ部の回転によって上下動する外周部にねじ部が形成された昇降ねじ部とを備えたねじジャッキ部であることが望ましい。 【0017】前記連結手段は、ピストンロッドの先端に一端が回動自在に設けられたレバ−であって、前記レバ−に対して内周部にねじ部が形成された固定ねじ部が一体に形成されると共に、前記固定ねじ部と噛合し、前記固定ねじ部の回転によって上下動する外周部にねじ部が形成された昇降ねじ部が操作棒の端部に設けられていることが望ましい。 【0018】このように構成されているため、弁体はピストンロッドの移動によって揺動運動し、弁口方向に移動する。そして弁体が弁口部材の弁口に位置した状態において、ピストンロッドによってレバ−が回動し、固定ねじ部を回動させる。前記固定ねじ部の回動によって、昇降ねじ部は上昇し、操作棒の他端部を弁口方向に移動させ、操作棒に取り付けられた弁体を弁口部材に押圧、圧接する。このように弁体を揺動運動からてこ運動に連続的に移行でき、弁体の一連の連続的な動きによって、弁口の開放、閉塞を行うことができる。 【0019】また、前記弁体は、弁体の周側部に形成され、弁口部材と気密に当接する当接部と、弁体の内側部に形成された凹部とを備え、前記凹部の略中心部分において、前記操作棒と連結されていることが望ましい。このように弁体の内側部には形成された凹部が形成されているため、弁体の周側部に形成された当接部を弁口部材に気密に当接させることができる。 【0020】更に、前記操作棒の弁体側部には、弁体を加熱するためのヒ−タが配されていることが望ましい。このように弁体をヒ−タによって加熱しているため、このゲ−トバルブ装置を半導体製造工程において用いても、弁体に反応生成物が蓄積することはない。その結果、当接部を弁口部材に気密に当接させることができ、ゲ−トバルブ装置として長期的に安定して使用することができる。 【0021】 【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる実施形態について図面を参照して詳細に説明する。ここで、図1は本発明に係るゲ−トバルブ装置の内部正面図であり、図2は図1の側面断面図であり、図3及び図4は本発明に係るゲ−トバルブ装置の動作状態を示す概略図である。図に示すように、1aは弁ケ−スであって、前記弁ケ−ス1aの両側壁には、弁口4、5が形成された環状の弁口部材2、3が取付けられている。これらの弁口部材2、3にそれぞれ開口した弁口4、5は同一直線上に配置されるように、弁口部材2、3は弁ケ−ス1aに取り付けられる。また、前記弁口部材2、3の端部は、シ−ル部材6及び後述する保持部材7を介して機構ケ−ス1bに取り付けられている。 【0022】また、前記弁ケ−ス1aの内部には弁体8が収納され、この弁体8上面には球状部8aが形成され、前記球状部8aが操作棒9に形成された凹部9aに嵌合することによって、前記操作棒9に対して、弁体8が揺動自在に取り付けられる。また、前記弁体8は、弁体8の周側部に形成され、弁口部材2と気密に当接する当接部8bと、弁体8の内側部に形成された凹部8cとを備えている。前記凹部8cの略中心部分において、前記操作棒9の凹部9aと弁体8の球状部8aとが揺動自在に嵌合している。更に、前記弁体8の当接部8bの下面には前記弁口4の外周囲に位置するように環状のパッキン8dが設けられている。なお、弁体8は上記構成を備えているため、前記操作棒9によって円板中心部に力が作用すると、円板中心部はひずみ、弁体8は弁口部材2と気密に当接する。 【0023】また操作棒9の一端には、前記したように弁体8が取り付けられると共に、その略中間部分に球状部9bが形成され、前記球状部9bはシ−ル部材21を介して保持部材7によって保持されている。また、流通するガスの外部への漏れを防止するため、前記保持部材7に一端部が固定され、他端部が操作棒9にシ−ル部材11を介して固定されたベロ−ズ10が設けられている。更に、前記保持部材7と操作棒9の隙間を閉塞する閉塞部材12が保持部材7の裏面に取り付けられている。これによって、弁室13は弁ケ−ス1a、シ−ル部材6、保持部材7、ベロ−ズ10シ−ル部材11によって密閉され、機構室22と分けられている。 【0024】なお、前記ベロ−ズ10は、弁体8を可動する部材ではなく、弁室8を流通するガスが機構室22に流入するのを防止するために設けられたものであって、万一、ベロ−ズ10が破損しても、保持部材7の裏面には閉塞部材12が設けられているため、流通するガス等が機構室22に流入する等の事故を防止することができる。 【0025】また前記操作棒9の他端は、ねじジャッキ部14に連結されている。また前記ねじジャッキ部14にはレバ−15が設けられ、前記レバ−15は基台18に平行に回動自在なシリンダ17のピストンロッド16に、ガイドコロ24を介して連結されている。前記ねじジャッキ部14は、外周部にねじ部が形成された昇降ねじ部14aと、前記昇降ねじ部14aのねじ部と噛合するねじ部が内周部に形成されると共に、その外周部に前記レバ−15が一体に形成された固定ねじ部14bとから構成されている。なお、前記固定ねじ部14bは固定ねじ部14bの揺動が規制されるまで、基台18の上を平行に移動するように構成されている。 【0026】このように、ねじジャッキ部14が形成されているため、ピストンロッド16の平行回動移動に伴い、ガイドコロ24を介してその平行回動運動が伝達され、当初固定ねじ部14bは基台18上面と平行に揺動する。そして、所定位置において、固定ねじ部14bの揺動が規制された状態において、更にピストンロッド16が移動すると、ピストンロッド16はレバ−15を回動させ、固定ねじ部14bを基台18上に押し付ける。そして更に、レバ−15を回動させると、固定ねじ部14bと昇降ねじ部14aと噛合しているため、昇降ねじ部14aが上昇する。 【0027】また、前記シリンダ17の下面には支軸19が設けられ、前記シリンダ17がその軸を中心に揺動可能に構成されている。更に、前記ねじジャッキ部14の移動方向には、前記ねじジャッキ部14の移動を阻止する突起部20が形成されている。 【0028】また、図2に示すように、前記操作棒9の弁体側部には、弁体8を加熱するためのヒ−タ23が配置されている。このように弁体8をヒ−タ23によって加熱することにより、ゲ−トバルブ装置を半導体製造工程において用いても、弁体8に反応生成物が蓄積することはない。なお、図2中、25は前記ヒ−タ23に電力を供給する接続線である。 【0029】次に、本発明にかかるゲ−トバルブ装置の動作について、図3及び図4に基づいて説明する。なお、図3は弁口4が開放したした状態を示した図であって、図4は弁口2が閉塞された状態を示した図である。図3に示すように、弁口4が開いた状態にあっては、ピストンロッド16は収縮した状態にあり、弁体8は非弁口位置において弁口部材2から浮いた状態にある。 【0030】そして、ピストンロッド16が収縮した状態から徐々に伸長するにつれて、シリンダ17は支軸19を中心に徐々に反時計方向に回動する。このとき、ピストンロッド16は基台18と平行に回動、伸長する。したがって、ねじジャッキ部14は基台18上面を基台18に対して平行に揺動すると共に、ガイドコロ24の中心とガイドコロ24と操作棒の接触点を通る線分(09−024)と、レバ−15の中心線(ガイドコロ24とねじジャッキ部14の中心を結ぶ線分)とのなす角度(∠09−024−014)、及びレバ−15と操作棒9とのなす角度(∠024−014−09)が変化することなく、移動する。その結果、弁体8は弁口部材2から浮いた状態を維持しつつ、操作棒9の球状部9bを中心に揺動する。 【0031】そして、弁体8が弁口4に位置する弁口位置まで揺動すると、ねじジャッキ部14が突起部20に当接し、移動(摺動)が阻止される。この状態において、前記ピストンロッド16がさらに伸長を続けると、ねじジャッキ部14と基台18の平行揺動から解除され、ピストンロッド16はレバ−15を回動させ、固定ねじ部14bを回動させる。このとき、図2に示すように固定ねじ部14bは基台18上に接し、固定ねじ部14bと噛合している昇降ねじ部14aを上昇させる。その結果、操作棒9の弁体8は球状部9bを中心として、弁口2方向に揺動し、弁体8を弁口部材2に当接させる。このとき、操作棒9の凹部9aと弁体8の球状部8aとは揺動自在に連結されているため、弁体8の中央部に荷重(押し付け力)を集中させることができ、弁体8は凹部8cの薄板部分のバネ力により弁口部材2に対して平行に当接する。 【0032】そしてまた、弁体8が弁口部材2に対して平行に当接した状態から、更にピストンロッド16を伸長させ、昇降ねじ部14aを上昇させると、操作棒9は前記球状部9bを支点としていわゆるてこ運動によって、弁体8を弁口部材2に押圧、圧接させる。このとき、弁体8にはその内側部分に凹部8cが形成されているため、前記押圧によって弁体8に変形(たわみ)が生ずる。その結果、弁体8の当接部8bは弁口部材2に対して、圧接、密着させることができる。特に、弁体8の当接部8bにはパッキン8dが設けられているため、弁口部材2に対して密着させることができる。その結果、図4に示すように弁体8によって弁口4を閉塞することができる。 【0033】また、図4に示した弁口4の閉塞状態から弁口4を開放するには、ピストンロッド16を収縮させることによって、前記した動作と逆の動作、すなわち、昇降ねじ部14aを下降させることにより、弁体8は弁口部材2の押圧、圧接状態から開放される。更に、ピストンロッド16を収縮すると、弁体8は弁口部材2から離れ、操作棒9は球状部9bを中心に揺動し、図3に示す状態に復帰する。 【0034】なお、上記実施形態ではべロ−ズ10を用いて、弁室13と機構室22とを分けたが、このベロ−ズ10は特に必要ではなく、閉塞部材12のみによって、弁室13と機構室22とを分けても良い。ただし、実施形態のようにべロ−ズ10を用いた場合には、より弁室13の気密が図られるため好ましい。 【0035】また、上記実施形態ではヒ−タ23を設けた場合について説明したが、反応生成物等が発生しない場合には、特に必要としない。 【0036】 【発明の効果】本発明にかかるゲ−トバルブ装置は、弁体を揺動させると共に、いわゆるてこ運動により弁口部材に押圧、圧接し、弁口を閉塞するように構成されているため、従来のような摺動形式のゲ−トバルブ装置のように大型化することはない。特に、長型化することはない。また、弁体の可動部材としてベロ−ズが用いられていないため、べロ−スの弾性特性変化、破損による影響を受けることなく、ゲ−トバルブ装置を使用することができる。その結果、ゲ−トバルブ装置の耐久性が向上し、長期間の使用上の信頼性を得ることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】391037386 【氏名又は名称】大亜真空株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年7月27日(1998.7.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100101878 【弁理士】 【氏名又は名称】木下 茂 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−46235(P2000−46235A) |
| 【公開日】 |
平成12年2月18日(2000.2.18) |
| 【出願番号】 |
特願平10−226529 |
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