| 【発明の名称】 |
四方切換弁 |
| 【発明者】 |
【氏名】石川 啓一
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| 【要約】 |
【課題】本発明は、樹脂シールリングの内側にゴムリングを内接することにより、シール面の張り力を安定に保ち、高温時から低温時まで広範囲にシール性を向上させることことを目的とする。
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】樹脂シールリング34,36を嵌着したピストン1と連動してバルブスライド22が、管状本体10の内部に配置したバルブシート21の上面に圧接状態にて左右に摺動する四方切換弁において、ピストン1のシール溝31a,32aにゴムリング33,35を篏着させると共に、該ゴムリング33,35の外側に樹脂シールリング34,36篏着させたことを特徴とする四方切換弁。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ヒートポンプ式空調機の冷暖房切換に用いる四方切換弁に係り、ピストンの樹脂シールリングの内面にゴムリングを篏着することにより、特に低温時における冷媒の洩れを少なくする四方切換弁に関するものである。 【0002】 【従来の技術】本願出願人は、ピストンの構成を簡素化することにより、組立加工が容易な四方切換弁を提案している。図2は、特開平9−229214号に開示された従来の四方切換弁の縦断面図であり、冷房中の冷凍回路に配置した状態を示すものである。管状本体10は円筒管であり、該管状本体10には軸方向に3個の導管11,12,13を連通するように設け、前記3個の導管11,12,13と対向する面に1個の導管14を連通するように設けられている。また、管状本体10の両端部付近には導口20と導口26がそれぞれ設けられている。そして、管状本体10の左側には皿型の蓋15を固定し、右側には、深絞りにて右側シール部の摺動面16aとピストン1のストッパ部16bを形成した蓋16が固定されている。導管11は室内側熱交換器17と連通し、導管13は室外側熱交換器18と連通し、導管14はコンプレッサ19の吐出側と連通し、導管12はコンプレッサ19の吸入側と連通し、導口20は導管12と連通し、導口26は電磁弁25と連通している。 【0003】一方、管状本体10の内部には、前記3個の導管11,12,13とそれぞれ連通する孔を設け、上面に摺動面21aを形成し、下面を管状本体10の内面に沿って曲面にした倒立かまぼこ型のバルブシート21が設けられている。また、バルブシート21の上面には、前記3個の導管11,12,13のうち少なくとも2個の導管を跨ぐように椀型のバルブスライド22が設けられており、このバルブスライド22はピストン1に組み込まれている。また、前記バルブスライド22と連結板2の間には板ばね24が設けられ、ピストン1が円周方向に回転しようとしてもバルブスライド22は回転することなくバルブシート21の上面に密接するようになっている。 【0004】パイロット電磁弁25は、三方弁であり、非通電状態では導管12と導口26が連通し、ピストン1がバルブスライド22と共に左方向に移動し、冷媒は、コンプレッサ19→導管14→導管13→室外側熱交換器18→絞り装置27→室内側熱交換器17→導管11→導管12→コンプレッサ19と循環する。また、通電状態では導管14と導口26が連通し、ピストン1がバルブスライド22と共に右方向に移動し、冷媒は、コンプレッサ19→導管14→導管11→室内側熱交換器17→絞り装置27→室外側熱交換器18→導管13→導管12→コンプレッサ19と循環する。なお、上述のシステムおよび構造は、従来品と全く同じものである。 【0005】図3は、従来の四方切換弁のピストン1を示す縦断面図であり、このピストン1は、両端部にそれぞれ丸軸状に形成されたシール部31,32と連結板2とを樹脂成形やダイカスト成形等によって一体化し、シール溝31a,32aに樹脂シールリング34,36を嵌着したものである。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような従来の四方切換弁のピストンにおいては、樹脂シールリング34,36がエンドレス形状であるため、該樹脂シールリング外周部は、周囲温度の変化に追従して膨張、収縮を繰り返している。即ち、線膨張率の影響を直接受けるため、特に低温側の収縮により冷媒の洩れが増大するという問題が発生する。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、ピストン1の樹脂シールリングの内側にゴムリングを内接配置させたことを特徴とするピストンシールを提供する。 【0008】すなわち、本発明に係る四方切換弁は、樹脂シールリング34,36を嵌着したピストン1と連動してバルブスライド22が、管状本体10の内部に配置したバルブシート21の上面に圧接状態にて左右に摺動する四方切換弁において、ピストン1のシール溝31a,32aにゴムリング33,35を篏着させると共に、該ゴムリング33,35の外側に樹脂シールリング34,36篏着させたことを特徴とするものである。 【0009】 【発明の実施の形態】以下に、本発明の四方切換弁について説明するが、冷凍回路に使用される形態は図2に示す従来のものと同じであり、また、四方切換弁の構成についてもピストン1を除き他の部品構成は同じであるためこれらの詳細説明を省略する。 【0010】図1は、本発明の四方切換弁のピストン1を示す斜視図である。前記ピストン1は、中央にバルブスライド22を嵌入させる穴2bと、左右に配置された外周部にシール溝31a,32aを備えたシール部31,32とから構成されている。 【0011】また、前記シール溝31a,32aには、ゴムリング33,35が篏着されると共に、該ゴムリング33,35に外接する樹脂シールリング34,36が嵌着されている。 【0012】 【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ピストン1の左右に配置されたシール部31,32外周面に設けられたシール溝31a,32aに、ゴムリング33,35と、その外側に樹脂シールリング34,36を嵌着させたものであるから、ゴムリング33,35の弾性作用により、周囲の温度変化による樹脂シールリング34,36の膨張、収縮量を、該ゴムリングが吸収するため、ピストンシールとしての張り力が安定化し、高温時から低温時まで広範囲にシール性を向上させることができるという実用的効果は大なるものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000204033 【氏名又は名称】太平洋工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年7月29日(1998.7.29) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2000−46214(P2000−46214A) |
| 【公開日】 |
平成12年2月18日(2000.2.18) |
| 【出願番号】 |
特願平10−214564 |
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