| 【発明の名称】 |
継手と気密性壁との気密化方法および気密化継手 |
| 【発明者】 |
【氏名】フレデリック メナージュ
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| 【要約】 |
【課題】優れた気密性を実現する手段を提供する。
【解決手段】ポンプ本体2の収納部4に、四角形状の断面を有する継手5を収納し、継手5の継手面30と、該継手面30に当接する気密性壁7の壁面70とで面接触を実現し、継手及び気密性壁を軟質状の材料で構成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 継手の収納部を有するポンプ本体と、前記継手の継手面を介して当接する気密性壁との間の気密化方法であって、ポンプ本体の収納部に、四角形状の断面を有する継手を収納し、継手の継手面と、該継手面に当接する気密性壁の壁面とで面接触を実現し、継手及び気密性壁を軟質状の材料で構成すると共に、ポンプ本体を硬質状の材料で構成する、気密化方法。 【請求項2】 軟質状の材料の継手及び気密性壁が、締め付けの際に、表面の隙間が埋まるまたはつぶれるように、十分に変形されることを特徴とする、請求項1に記載の気密化方法。 【請求項3】 軟質状の材料で構成する継手及び気密性壁を、同じ材料で実現する、請求項1または2に記載の気密化方法。 【請求項4】 継手及び気密性壁を構成する軟質状の材料が、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)であることを特徴とする、請求項3に記載の気密化方法。 【請求項5】 継手及び気密性壁を構成する軟質状の材料が、ポンプ本体に使用される材料と比べて、柔らかいポリマーまたは金属あるいは合金であることを特徴とする、請求項3に記載の気密化方法。 【請求項6】 ポンプ本体を構成する硬質性の材料が、PFA(ポリフルオロアルコキシ)であることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一つに記載の気密化方法。 【請求項7】 ポンプ本体を構成する硬質性の材料が、継手および気密性壁に使用される材料と比べて、硬質なポリマーまたは金属であることを特徴とする、請求項1から5のいずれか1つに記載の気密化方法。 【請求項8】 継手及び気密性壁を構成する軟質状の材料が、デュポン・ドゥ・ヌムール社からテフロンPTFE(商品名)で、あるいは、アウジモント社からALGOFLON(商品名)で販売されているPTFEであることを特徴とする、請求項4に記載の気密化方法。 【請求項9】 ポンプ本体を構成する硬質性の材料が、デュポン・ドゥ・ヌムール社からテフロンPFA(商品名)で販売されているPFAであることを特徴とする、請求項6に記載の気密化方法。 【請求項10】 継手は、四角形状の断面の座金状のものであり、それが、継手内の支え気密性壁側に小舌片を配置することによって、ポンプ内側方向に拡がる溝を有することを特徴とする、請求項1から9のいずれか1つに記載の気密化方法。 【請求項11】 溝の長さが、座金状のものの全幅の1/3から2/3、特に好ましくは、2/3であることを特徴とする、請求項10に記載の気密化方法。 【請求項12】 ポンプ本体と継手の間に流体が入りこむと、圧力下で溝に侵入し、従って、継手の小舌片に圧力をかけ、従って、さらなる力で継手面を気密性壁の壁面に対して当接させ、このように、面対面の気密性をさらに強化し、従って溝が第2の安全性の役割を果たすことを特徴とする、請求項10または11に記載の気密化方法。 【請求項13】 継手の小舌片が、ポンプ内側方向へわずかに突き出す突出端を有し、従って突出端は、継手のポンプ内側方向の面を、ポンプ内側方向にわずかに超えることを特徴とする、請求項10から12のいずれか1つに記載の気密化方法。 【請求項14】 ポンプ本体の収納部の内側部分が、突出端によって、小舌片を気密性壁の壁面に対して締め付けることを特徴とする、請求項13に記載の気密化方法。 【請求項15】 突出端を締め付け、溝を開いた状態に保ち、従って、前記溝内への流体の浸入を助長することを特徴とする、請求項14に記載の気密化方法。 【請求項16】 継手の収納部を有するポンプ本体と、前記継手の継手面を介して気密性壁に当接する気密化継手であって、ポンプ本体の収納部に、四角形状の断面を有する継手を収納し、継手の継手面と、該継手面に当接する気密性壁の壁面とで面接触を実現し、継手及び気密性壁を軟質状の材料で構成する、気密化継手。 【請求項17】 軟質状の材料の継手及び気密性壁が、締め付けの際に、表面の隙間が埋まるまたはつぶれるように、十分に変形可能である、請求項16に記載の気密化継手。 【請求項18】 継手及び気密性壁を構成する軟質状の材料が、PTFEであることを特徴とする、請求項16または17に記載の気密化継手。 【請求項19】 継手及び気密性壁を構成する軟質状の材料が、ポンプ本体に使用される材料と比べて、柔らかいポリマーまたは金属あるいは合金であることを特徴とする、請求項16または17に記載の気密化継手。 【請求項20】 継手及び気密性壁を構成する軟質状の材料が、デュポン・ドゥ・ヌムール社からテフロンPTFE(商品名)で、あるいは、アウジモント社からALGOFLON(商品名)で販売されているPTFEであることを特徴とする、請求項16または17に記載の気密化継手。 【請求項21】 継手は、四角形状の断面の座金状のものであり、それが、継手内の支え気密性壁側に小舌片を配置することによって、ポンプ内側方向に拡がる溝を有することを特徴とする、請求項16から20のいずれか1つに記載の気密化継手。 【請求項22】 溝の長さが、座金状のものの全幅の1/3から2/3、特に好ましくは、2/3であることを特徴とする、請求項21に記載の気密化継手。 【請求項23】 継手の小舌片が、ポンプ内側方向へわずかに突き出す突出端を有し、従って突出端は、継手のポンプ内側方向の面を、ポンプ内側方向にわずかに超えることを特徴とする、請求項21または22に記載の気密化継手。 【請求項24】 請求項1から23のいずれか1つに記載の方法および継手の、半導体工業、一般的な電子工業、航空機製造技術および宇宙、薬品工業、化学への応用。 【請求項25】 特殊な流体、特に腐食性流体、および/または気密性継手によって汚染されてはならない流体を搬送するためのポンプであって、請求項16から23のいずれか1つに記載の気密性継手を少なくとも1つ有することを特徴とするポンプ。 【請求項26】 特殊な流体、特に腐食性流体、および/または気密性継手によって汚染されてはならない流体を搬送するためのポンプであって、ポンプの気密システムが、ポンプ本体に設けられポンプの送り出し装置のフランジに対して締め付けられる収納部に配置された継手によって形成されることを特徴とする、請求項25に記載のポンプ。 【請求項27】 継手が、四角形状の断面の座金状のものによって構成され、該継手が、継手内の支え気密性壁側に小舌片を配置することによって、ポンプ内側方向に拡がる溝を有することを特徴とする、請求項26に記載のポンプ。 【請求項28】 溝の長さが、座金状のものの全幅の1/3から2/3、特に好ましくは、2/3であることを特徴とする、請求項27に記載のポンプ。 【請求項29】 継手の小舌片が、ポンプ内側方向にわずかに突き出た突出端を有し、従って突出端は、継手のポンプ内側方向の面がポンプ内側方向にわずかに超えることを特徴とする、請求項27または28に記載のポンプ。 【請求項30】 請求項25から29のいずれか1つに記載のポンプの、半導体工業、一般的な電子工業、航空機製造技術および宇宙、薬品工業、化学への応用。 【請求項31】 継手の小舌片の厚みは、軟質で変形可能であるように十分に薄いことを特徴とする、請求項16から23のいずれか1つに記載の継手。 【請求項32】 ASTM規格D695による流れの敷居での圧縮強さの値が、それぞれ、テフロンPFA(商品名)について24MPa、およびテフロンPTFE(商品名)について12MPaであり、ASTM規格D2240によるショアー硬さDの値が、それぞれ、テフロンPFA(商品名)について60、およびテフロンPTFE(商品名)について55であり、FEP(フルオロエチレン−プロピレン樹脂)が、同じ規格によると、圧縮強さ15.2MPa、ショアー硬さ56〜57を示す、ことを特徴とする、請求項1から15のいずれか1つに記載の方法。 【請求項33】 ASTM規格D695による流れの敷居での圧縮強さの値が、それぞれ、テフロンPFA(商品名)について24MPa、およびテフロンPTFE(商品名)について12MPaであり、ASTM規格D2240によるショアー硬さDの値が、それぞれ、テフロンPFA(商品名)について60、およびテフロンPTFE(商品名)について55であり、FEP(フルオロエチレン−プロピレン樹脂)が、同じ規格によると、圧縮強さ15.2MPa、ショアー硬さ56〜57を示す、ことを特徴とする、請求項16から23および31のいずれか1つに記載の継手。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明が属する技術分野】本発明は、流体、特に、特殊流体の移動システムに含まれる気密性継手の技術分野に関するものである。 【0002】本出願において、特殊流体とは、特殊材料の使用を必要とする流体を意味する。非限定的例として腐食性流体が挙げられる。この用語は、移動システムの構成要素によって、いかなる場合も汚染されてはならない流体も同様に指す。非限定的例として、半導体工業において使用されるいくつかの流体が挙げられる。 【0003】本発明は、また、このような継手を使用する特殊流体のためのポンプの技術分野にも関するものである。非限定的な例として、フッ素を含有した物質のポンプが挙げられる。 【0004】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】半導体工業において、ここで「特殊」と定義される流体がよく用いられる。それは、塩基、酸、溶媒、水または研磨材を含む水性の流体、および、当業者にはよく知られた類似物であることができる。 【0005】特に厳しい技術的問題は、半導体の生産に使用されるケイ素プレートを彫るために後に用いられる酸などの流体の循環によって生じる。あらゆる汚染、特に、搬送される流体の粒子による汚染は、半導体の品質にとって、完全に有害なものである。 【0006】しかしながら、このような流体を運ぶのに使用されるシステム、特に、ポンプおよび管は、このタイプの全てシステムに絶対的に、気密性継手を必要とする。この分野において、「Oリング」の用語でよく知られる輪環面状の継手が知られている。これらの輪環面状の継手は、周知のように、くぼみまたは収納部に配置され、ついで、鍔によって圧縮されるが、それが気密性を保証する。2本の管の間の継手の場合の締め付けは、締め付けリングによって行われる。ポンプ本体の場合の締め付けは、組み立ての技術的解決(控え棒、リング、ねじ等)によって保証される。 【0007】考慮される技術分野において、このような継手は、基本的に、エラストマー材料で構成される。しかし、エラストマー材料は、運ばれる流体の粒子による汚染をもたらす可能性がある。実際、それは明らかに不十分な純度であり、極度に損害を与える金属またはその他の粒子を、半導体工業のような、「超純度の」工業に放出しうることになる。 【0008】ポンプ本体の位置、並びに継手によって気密に接続されるべき管の位置に継手を有する、上述されたようなフッ素化された物質のポンプにおいて、特に深刻な問題が生じる。 【0009】 【課題を解決するための手段】 【0010】本発明の課題を解決する手段は、以下の通りである。 【0011】第1に、継手5を含む収納部4を有するポンプ本体2と前記継手5に対して当接された気密性壁7との間の気密化方法であって、継手5の収納部4と、ほぼ正方形または長方形の断面の継手5とを使用し、継手5の面30と、面30に相対する気密性壁7の面70との間の面対面の接触を実現し、継手5と当接された気密性壁7が比較的軟質なまたは柔らかい材料で構成され、一方、ポンプ本体2が比較的硬質な材料で構成されていることを特徴とする気密化方法。第2に、比較的軟質または柔らかい材料の継手5および気密性壁7が、締め付けの際に、表面の隙間が埋まるまたはつぶれるように、十分に変形されることを特徴とする、第1に記載の気密化方法。第3に、継手5、および面対面の接触で継手に当接された気密性壁7が、同じ材料で実現されることを特徴とする、第1または2に記載の気密化方法。第4に、継手5および気密性壁7の構成材料が、PTFEであることを特徴とする、第3に記載の気密化方法。第5に、継手5および気密性壁7の構成材料が、ポンプ本体2に使用される材料と比べて、比較的柔らかいポリマーまたは金属あるいは合金であることを特徴とする、第3に記載の気密化方法。第6に、ポンプ本体2の構成材料がPFAであることを特徴とする、第1から5のいずれか1つに記載の気密化方法。第7に、ポンプ本体2の構成材料が、継手5および気密性壁7に使用される材料と比べて、比較的硬質なポリマーまたは金属であることを特徴とする、第1から5のいずれか1つに記載の気密化方法。第8に、継手5および気密性壁7の構成材料が、デュポン・ドゥ・ヌムール社(Du Pont de Nemours)からテフロンPTFE(商品名)で、あるいは、アウジモント社(AUSIMONT)からALGOFLON(商品名)で販売されているPTFEであることを特徴とする、第4に記載の気密化方法。第9に、ポンプ本体2の構成材料が、デュポン・ドゥ・ヌムール社からテフロンPFA(商品名)で販売されているPFAであることを特徴とする、第6に記載の気密化方法。第10に、継手5は、ほぼ正方形または長方形の断面の座金であり、それが、継手5内の支え気密性壁7側に小舌片10を配置することによってINT.方向に拡がる溝fを、INT.側に有することを特徴とする、第1から9のいずれか1つに記載の気密化方法。第11に、溝fの長さlが、座金5の全幅aの約1/3から2/3、特に好ましくは、約2/3であることを特徴とする、第10に記載の気密化方法。第12に、ポンプ本体2(50)と継手5(20)の間に流体が入りこむと、圧力下で溝fに侵入し、従って、継手5の小舌片10に圧力をかけ、従って、さらなる力で継手の面30を気密性壁7の面70に対して当接させ、このように、面対面の気密性をさらに強化し、従って溝fが第2の安全性の役割を果たすことを特徴とする、第10または11に記載の気密化方法。第13に、継手5の小舌片10が、INT.方向へわずかに突き出す突出端60を有し、従って突出端60は、継手のINT.側の面20を、INT.方向にわずかに超えることを特徴とする、第10から12のいずれか1つに記載の気密化方法。第14に、ポンプ本体2の収納部内側部分50が、突出端60によって、小舌片10を気密性壁7の面70に対して締め付けることを特徴とする、第13に記載の気密化方法。第15に、突出端60を締め付け、溝fを開いた状態に保ち、従って、前記溝内への流体の浸入を助長することを特徴とする、第14に記載の気密化方法。第16に、前記継手5を含む収納部を有するポンプ本体2と前記継手に対して当接された支え気密性壁7との間の気密化継手において、前記継手がほぼ正方形または長方形の断面であり、継手の面30と、面30に相対する気密性壁7の面70との間の面対面の接触を実現し、継手5と、当接された気密性壁7が比較的軟質なまたは「柔らかい」材料で構成されることを特徴とする気密化継手。第17に、表面の隙間が埋まるまたはつぶれるように、継手5および気密性壁7が、締め付けの際に、十分に変形可能であることを特徴とする、第16に記載の気密化継手。第18に、構成材料がPTFEであることを特徴とする、第16または17に記載の気密化継手。第19に、構成材料が、ポンプ本体2に使用される材料と比べて、比較的柔らかいポリマーまたは金属あるいは合金であることを特徴とする、第15または16に記載の気密化継手。第20に、構成材料が、デュポン・ドゥ・ヌムール社からテフロンPTFE(商品名)で、あるいはアウジモント社からALGOFLON(商品名)で販売されているPTFEであることを特徴とする、第15または16に記載の気密化継手。第21に、ほぼ正方形または長方形の断面の座金5によって構成され、それが、継手5内の支え気密性壁7側に小舌片10を配置することによってINT.方向に拡がる溝fを、側INT.側に有することを特徴とする、第16から20のいずれか1つに記載の気密化継手。第22に、溝fの長さlが、座金5の全幅aの約1/3から2/3、特に好ましくは、約2/3であることを特徴とする、第21に記載の気密化継手。第23に、継手5の小舌片10が、INT.方向にわずかに突き出た突出端60を有し、従って突出端60は、継手のINT.側の面20がINT.方向にわずかに超えることを特徴とする、第21または22に記載の気密化継手。第24に、第1から23のいずれか1つに記載の方法および継手の、半導体工業、一般的な電子工業、航空機製造技術および宇宙、薬品工業、化学への応用。第25に、特殊な流体、特に腐食性流体、および/または気密性継手によって汚染されてはならない流体を搬送するためのポンプであって、第16から23のいずれか1つに記載の気密性継手を少なくとも1つ有することを特徴とするポンプ。第26に、特殊な流体、特に腐食性流体、および/または気密性継手によって汚染されてはならない流体を搬送するためのポンプであって、ポンプの気密システムが、ポンプ本体2に設けられポンプの送り出し装置3のフランジ7に対して締め付けられる収納部4に配置された継手5によって形成されることを特徴とする、第25に記載のポンプ。第27に、継手5が、ほぼ正方形または長方形の断面の座金によって構成され、該継手が、継手5内の支え気密性壁7側に小舌片10を配置することによってINT.方向に拡がる溝fを、INT.側に有することを特徴とする、第26に記載のポンプ。第28に、溝fの長さlが、座金5の全幅aの約1/3から2/3、特に好ましくは、約2/3であることを特徴とする、第27に記載のポンプ。第29に、継手5の小舌片10が、INT.方向にわずかに突き出た突出端60を有し、従って突出端60は、継手のINT.側の面20がINT.方向にわずかに超えることを特徴とする、第27または28に記載のポンプ。第30に、第25から29のいずれか1つに記載のポンプの、半導体工業、一般的な電子工業、航空機製造技術および宇宙、薬品工業、化学への応用。第31に、継手5の小舌片10の厚みepは、軟質で変形可能であるように十分に薄いことを特徴とする、第16から23のいずれか1つに記載の継手。第32に、ASTM規格D695による流れの敷居での圧縮強さの値が、それぞれ、テフロンPFA(商品名)について24MPa、およびテフロンPTFE(商品名)について12MPaであり、ASTM規格D2240によるショアー硬さDの値が、それぞれ、テフロンPFA(商品名)について60、およびテフロンPTFE(商品名)について55であり、FEP(フルオロエチレン−プロピレン樹脂)が、同じ規格によると、圧縮強さ15.2MPa、ショアー硬さ56〜57を示す、ことを特徴とする、第1から15のいずれか1つに記載の方法。第33に、ASTM規格D695による流れの敷居での圧縮強さの値が、それぞれ、テフロンPFA(商品名)について24MPa、およびテフロンPTFE(商品名)について12MPaであり、ASTM規格D2240によるショアー硬さDの値が、それぞれ、テフロンPFA(商品名)について60、およびテフロンPTFE(商品名)について55であり、FEP(フルオロエチレン−プロピレン樹脂)が、同じ規格によると、圧縮強さ15.2MPa、ショアー硬さ56〜57を示す、ことを特徴とする、第16から23および31のいずれか1つに記載の継手。 【0012】 【発明の実施の形態】 【0013】本発明は、上記に述べられた問題、特に、運ばれる流体による汚染の問題を解決することを可能にし、さらに、特殊なその形状およびその設計によりより良い気密性を保証する新規の継手に関するものである。 【0014】本発明の他の特徴および利点は、付属の図面を参照し、以下の説明を読むことによって明らかになるであろう。 【0015】図1は、特に、半導体工業のための、本発明による継手を示し、特殊流体のためのポンプ要素、特に、「超純度化学」と呼ばれるポンプの断面図を表している。図2は、図1の一部の拡大断面図を表し、本発明による継手の実施態様およびそれを取り巻く部品を示している。図3は、図1および図2において使用されている本発明による継手の実施態様の断面図を表す。 【0016】付属の図面において、同じ参照番号は、同じ意味をもつが、それらは次のとおりである。1は管、2はポンプ本体、3は送り出し装置、4は継手の収納部、5は本発明による継手、6は外壁、7は送り出し装置のフランジの気密性壁、10は継手の小舌片、20は継手の大きい部分または「塊」、30は壁7と接触する継手5の継手面、40はポンプ本体2に属する、継手5の収納部4の外側部分、50はポンプ本体2に属する、継手5の収納部4の内側部分、60は小舌片10の突出端、70は継手5の継手面30と接触する送り出し装置の気密性壁7の壁面、Fの矢印は継手システムにおける流体の圧力方向、Tの矢印は控え棒(ロッド)などによる、締め付け力の印可方向、fは溝、epは溝の厚み、lは溝fの長さ、aは継手(座金)5の全幅、INT.はポンプの内側(圧力下の流体)、EXT.はポンプの外側である。また、本出願をとおして、略号は次の意味をもつ。PTFEはポリテトラフルオロエチレン、PFAはポリフルオロアルコキシ、FEPはフルオロエチレン−プロピレン樹脂である。説明は、分かりやすくするために、図面および参照番号を、それぞれ、ポンプの「内側」と「外側」に関して与えている。 【0017】図1に見られるように、収納部4は、ポンプ本体2内に、周知のように配置される。この収納部4は、ポンプの内側では、ポンプ本体の内側部分50によって、ポンプの外側では、ポンプ本体の外側部分40によって、限定されている。収納部4は、気密性壁7(送り出し装置3のフランジ)によって閉じられている。 【0018】気密性壁7は、外壁6とポンプ本体2との間で締め付けられている。 【0019】気密性は、流体Fの外部への漏れを避けるために、継手5の位置で保証されなければならない。 【0020】本発明は、ポンプ本体の特殊な例を基にし、より一般的には、継手5を含む収納部4を有するポンプ本体2と前記継手5に対して当接された気密性壁7との間の気密化方法であって、収納部4とほぼ正方形または長方形の断面の継手5とを使用し、継手5の継手面30と、継手面30に相対する気密性壁7の壁面70との間の面対面の接触を実現し、継手5と当接された気密性壁7が比較的軟質なまたは柔らかい材料で構成され、一方、ポンプ本体2が比較的硬質な材料で構成されている気密化方法に関するものである。 【0021】本発明による継手5および支え気密性壁7は、表面の回避できない隙間が埋まるまたはつぶれるように、軟質状である2つの物質が締め付けの際に十分に変形することによって、優れた気密性を実現するという利点を有する。 【0022】従って「軟質状」とは、気密性を失うことなく、表面の隙間の押しつぶしを受ける能力を指す。「硬質状」とは、控え棒(ロッド)等によって加えられる力を最良に伝えることのできる、より硬いまたはより変形しにくい材料のことである。当業者は、以下の説明および実施例を読むことによって、そして、彼ら自身の知識に照らして、軟質状である比較的軟質なまたは柔らかい材料と硬質状である比較的硬質な材料の適切な「対」を形成するために適切な材料を規定することができるであろう。 【0023】従って、本発明は一般的に、上述のような気密化方法であって、比較的軟質な材料の継手5および気密性壁7が、表面の隙間が埋まるまたはつぶれるように、締め付けの際に十分に変形されることを特徴とする気密化方法に関するものである。 【0024】先行技術において、2つの硬質な部品の間で、Oリング等の比較的軟質な材料を常に圧縮しようとする限りにおいて、この方法はまったく独創的なものである。場合によっては、同一の比較的軟質な2つの材料間の面対面の接触が、表面で調整されない変形のために、適切な気密性を生じない恐れがあり得たからである。 【0025】本発明の好適な変型によると、継手5および面対面の接触で継手に当接された気密性壁7は、同じ材料で実現される。 【0026】本発明の好適な実施態様によると、継手5および気密性壁7を構成する材料はPTFEである。当業者が今後評価するであろう特殊な応用のために、変形可能な金属または合金のような別の材料、あるいはさらにPTFEに類似の特性を示すために修正または適合されたFEPあるいはPFAを考慮することができる。 【0027】本発明の好適な実施態様によると、ポンプ本体2を構成する材料はPFAである。PFAをそれよりも硬質な、あるいはより変形しにくい金属または合金によって替えることも考慮することができる。 【0028】特殊な実施態様によると、PTFEは、デュポン・ドゥ・ヌムール社からテフロンPTFE(商品名)で、あるいはアウジモント社からALGOFLON(商品名)で販売されているPTFEである。 【0029】特殊な実施態様によると、PFAは、デュポン・ドゥ・ヌムール社からテフロンPFA(商品名)で販売されているPFAである。 【0030】ASTM規格D695による流れの敷居での圧縮強さの値は、それぞれ、次のとおりであり、テフロンPFA(商品名)について24MPa、およびテフロンPTFE(商品名)について12MPaである。 【0031】ASTM規格D2240によるショアー硬さDの値は、それぞれ、次のとおりであり、テフロンPFA(商品名)について60、およびテフロンPTFE(商品名)について55である。FEP(フルオロエチレン−プロピレン樹脂)は、同じ規格によると、圧縮強さ15.2MPaおよび ショアー硬さ56〜57を示す。 【0032】PVDF(ポリフッ化ビニリデン)は、比較までに、同じ規格によると、圧縮強さ75MPaおよびショアー硬さ77を示す。 【0033】これらの値によって、当業者は、本発明による「比較的軟質なまたは柔らかい」および「比較的硬質な」が意味するところを、圧縮強さおよびショアー硬さDの値の、数字的にはわずかに見えても重要な差の関連により、評価することができるであろう。当業者は、このようにして適切な金属の対を構成し、並びに2つの材料間に関する「硬度」および「軟質性」の許容範囲を規定することができる。 【0034】好適な実施態様によると、図2および図3に良く見られるように、本発明による継手はほぼ正方形または長方形の断面の座金であり、それは継手5内の支え気密性壁7側に小舌片10を配置することによってINT.方向に拡がる溝fを、INT.側に有するが、該溝fは座金5の全幅を完全には横断しない。 【0035】好適には、溝の長さlは、座金5の全幅aの約1/3から2/3、特に好ましくは約2/3である。 【0036】本発明のこの実施態様によると、気密性は溝fによって助長される。実際、流体は、2つの可能な経路、すなわち継手5の継手面30と気密性壁7の壁面70との間の経路と、ポンプ本体2の内側部分50と継手5の突出端60との間の経路とを有することがわかる。 【0037】この場合、つまり、ポンプ本体2(ポンプ本体の内側部分50)と継手5(20)との間に流体が入りこむと、圧力下で流体が溝fに侵入し、さらなる気密力(継手面30/壁面70+5/2)を生成する溝を拡げようとする。 【0038】従って、本発明による溝fは、第2の安全性という役割を果たす。 【0039】溝fの第2の役割は、補足的な、曲げまたはせん断応力なしに、継手5の突出端60の自由な位置付けを可能にする。 【0040】先行技術において、継手内で、流体の圧力が働く側に厳密に断層(ここでは溝f)を形成することが考慮されなかった限りにおいて、この補足的過程もまた独創的なものである。 【0041】さらに本発明の実施態様によると、継手5の小舌片10はINT.方へわずかに突き出る突出端60を有し、従って突出端60は継手のINT.側の面20をINT.方向にわずかに超える。 【0042】このように、締め付けの際、ポンプ本体2の内側部分50は、その突き出た突出端60によって、小舌片10を気密性壁7の壁面70に対して締め付け気密性が実現される。 【0043】さらにそれは溝fを拡げ、従って上記の仮定により、前記溝への流体の侵入を助長する。 【0044】この点で、気密性座金14をその2面によって挟むことが記載されている特許EP0295479を引用する。一方では、座金が溝も小舌片も有さず、他方では、面対面の気密化がまったく実現されないこともわかる。また、引用された文書は、存在する部品について、硬度に関するいかなる特別な組み合わせをも記載していない。さらにそれは、特殊な流体に関するものではない。この文書は、座金14を2面によって同時に挟むという、粗雑な技術を記載しているにすぎない。 【0045】従って、本発明は上述されたような気密化方法に関するものであり、継手5の小舌片10が、ポンプのINT.方向にわずかに突き出る突出端60を有し、締め付け部品2の内側部分50が、図2に見られるように、前記小舌片の内側の突出端60を締め付けながら、気密性壁7の壁面70に対して継手5の小舌片10を締め付ける。 【0046】継手5の小舌片10の厚みepは、軟質かつ変形可能であるために十分に薄い。当業者によって簡単に規定可能である。 【0047】さらに本発明は、全ての変型において記載された継手に関するものである。 【0048】さらに本発明は、本発明による方法および本発明による継手の、半導体工業、一般的な電子工業、航空機製造技術および宇宙、薬品工業、化学、新テクノロジーおよび類似のもののような、厳しい、さらには徹底的な気密化の基準を有するすべての工業における応用に関するものである。 【0049】とくに本発明は、非限定的には、上述されたような気密システムを少なくとも1つ有することを特徴とするポンプおよび/または管であって、特に腐食性流体、および/または気密性継手によって汚染されてはならない流体などの特殊な流体を搬送するための流体の移動システムに関するものである。 【0050】特に、上述された非限定的な例のように、ポンプの気密システムは、ポンプ本体2に配置された収納部4に配置された継手5によって形成され、ポンプの送り出し装置3のフランジ7に対して締め付けられる。 【0051】好ましくは、継手5は、溝f、従って小舌片10を備える。 【0052】好ましくは、小舌片10は、わずかに突き出た突出端60を有し、継手5の収納部4の内側部分を形成するポンプ本体の内側部分50によって締め付けられる。 【0053】従って本発明は、以下の要素にも関するものである。前記継手を含む収納部を有するポンプ本体2と前記継手に対して当接されている支え気密性壁7との間の気密化継手であって、前記継手が、ほぼ正方形または長方形の断面であり、継手の継手面30と、継手面30に相対する気密性壁7の壁面70との間の面対面の接触を実現し、継手5および当接された気密性壁7が比較的軟質な材料で構成されていることを特徴とする気密化継手。 【0054】表面の隙間が埋まるまたはつぶれるように、継手5が、締め付けの際に、十分に変形可能であることを特徴とする、上述のような気密化継手。 【0055】構成材料がPTFEであることを特徴とする、上述のような気密化継手。 【0056】構成材料が、PFTEに類似の特性を示すように修正または適合されたFEPまたはPFAのような、比較的柔らかいな別のポリマー、またさらには、比較的柔らかい金属または合金であることを特徴とする、上述のような気密化継手。 【0057】構成材料が、デュポン・ドゥ・ヌムール社からテフロンPTFE(商品名)で販売されているPTFEであることを特徴とする、上述のような気密化継手。 【0058】継手は、ほぼ正方形または長方形の断面の座金によって構成され、継手5内の支え気密性壁7側に小舌片10を配置することによってINT.方向に拡がる溝fを、INT.側に有するが、該溝fは、座金5の全幅aを完全には横断しないことを特徴とする、上述のような気密化継手。 【0059】溝の長さlが、座金5の全幅aの約1/3から2/3、特に好ましくは約2/3であることを特徴とする、上述のような気密化継手。 【0060】継手5の小舌片10は、INT.方向にわずかに突き出る突出端60を有し、従って突出端60は、継手5のINT.側の面20を、INT.方向にわずかに超えることを特徴とする、上述のような気密化継手。 【0061】上述されたような方法および継手の、半導体工業、一般的な電子工業、航空機製造技術および宇宙、薬品工業、化学、新テクノロジーおよび類似のもののような、厳しい、さらには徹底的な気密化の基準を有するすべての工業における応用。 【0062】特殊な流体、特に、腐食性流体、および/または特に気密性継手によって汚染されてはならない流体を搬送するためのポンプであって、上述されたような気密性継手を少なくとも1つ有することを特徴とするポンプ。 【0063】特殊な流体、特に、腐食性流体および/または気密性継手によって汚染されてはならない流体を搬送するためのポンプであって、ポンプの気密システムが、ポンプ本体2に設けられた収納部4に配置された継手5によって形成され、ポンプの送り出し装置のフランジ7に対して締め付けられることを特徴とするポンプ。 【0064】継手5は、ほぼ正方形または長方形の断面の座金によって構成され、継手5内で支え気密性壁7側に小舌片10を配置することによってINT.方向に拡がる溝fを、INT.側に有することを特徴とする、上述のようなポンプ。 【0065】溝の長さlが、座金5の全幅aの約1/3から2/3、特に好ましくは約2/3であることを特徴とする、上述のようなポンプ。継手5の小舌片10は、INT方向にわずかに突き出る突出端60,つまり継手のINT.側の面20をINT方向にわずかに超える突出端60を有することを特徴とする、上述のようなポンプ。 【0066】上述されたようなポンプの、半導体工業、一般的な電子工業、航空機製造技術および宇宙、薬品工業、化学、新テクノロジーおよび類似のもののような、厳しい、さらには徹底的な気密化の基準を有するすべての工業における応用。 【0067】さらに本発明は、本説明を読むことによって当業者には直接理解可能となる、実施、実現、材料の選択、および応用と使用の変型に関するものである。 【0068】 【発明の効果】 【0069】本発明による気密継手及び気密性壁は、表面の回避できない隙間が埋まるまたはつぶれるように、比較的軟質な2つの物質が締め付けの際に十分に変形することによって、優れた気密性を実現するという利点を有する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】500165821 【氏名又は名称】ノルトン アスティ エス アー 【氏名又は名称原語表記】NORTON ASTI SA
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| 【出願日】 |
平成12年4月10日(2000.4.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080447 【弁理士】 【氏名又は名称】太田 恵一
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| 【公開番号】 |
特開2000−329230(P2000−329230A) |
| 【公開日】 |
平成12年11月30日(2000.11.30) |
| 【出願番号】 |
特願2000−108202(P2000−108202) |
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