| 【発明の名称】 |
ハウジングとパッキン装着筒に分割された軸密封装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】板垣 幸雄
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| 【要約】 |
【課題】従来の技術においては、ハウジングに直接パッキン溝を施しているために次のような課題があった。
【解決手段】それまでハウジングとパッキン装着部が一体として構成されていたものを、ハウジングの軸と接したパッキン装着部をパッキン装着筒としてハウジングと分離する事を特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ハウジングの、軸挿入孔の軸密封側の孔径を、パッキン装着筒が収納可能な孔径に広げた収納部を設け、そのパッキン装着筒収納部の軸挿入孔に、軸パッキンを装着するためのパッキン装着溝を設け、且つパッキン装着溝に軸パッキンを装着したパッキン装着筒を挿入固定し、これらハウジングとパッキンを装着したパッキン装着筒と軸から成る軸密封装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は油圧駆動機器、空気圧駆動機器、真空機器、変速機、モーター、各種ミキサー、家電機器等に利用できる、空気、水、油、潤滑剤、粉などの流動体の漏れを防止するための軸密封装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】図6で示すように、ハウジング(12)の軸挿入孔(16)にパッキン溝(13)を施し、そのパッキン溝(13)にパッキン(15)を装着し、一体的に器機本体(14)に取付けられいる。そのために、ハウジングは密封機能として不必要な、あるいは不適当な機械的要素を、例えば軸のぶれを押さえる軸受を装着するための強度や、外よりの衝撃に対応する剛性を備えた材質で加工されていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】よって、次のような欠点があった。 イ、必要以上に器機全体が重くなる。 ロ、部分的な交換が不可能。 ハ、密封環境に適合した、例えば密封対象物による防腐食性、防腐着生を持った材質での加工が不可能。 ニ、一体的に大きな状態で製作されるため、パッキン装着溝の加工が難易であると共に、精度にばらつきが出やすい。 本発明は、このような欠点を解決するために発明されたものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】そこで、本発明は従来のハウジングを、図1で示すようにハウジング(1)の密封装置側の軸挿入孔(16)の穴径を、パッキン装着筒(4)が挿入可能な大きさに変えたパッキン装着筒収納部(2)を設け、そのパッキン装着筒収納部(2)に、筒内径部に軸挿入孔(16)とパッキン溝(3)を設けたパッキン装着筒(4)を挿入し、止めネジ(7)等でそのパッキン装着筒(4)をハウジング(1)に固定する事で、それまで一体であったハウジングを、図1のハウジング(1)とパッキン装着筒(4)に分割してなる。 【0005】 【発明の実施の形態】図1は、水槽の外部より内部に通じた回転軸と水槽本体の隙間より、水槽内の水が外に漏れ出すのを防ぐための密封装置が、回転軸のブレを押さえるための軸受を収めるケースも兼ね、尚且つ、水槽内に設置した軸密封装置の一例を示した軸方向の断面図であるが、この図1をもって本発明の実施の形態を説明する。回転軸(5)と、密封側に、その回転軸(5)を挿入するための軸挿入孔(16)と、この軸挿入孔(16)に接し、筒の両端より内に入った位置に1ないしは数個所(図では2個所)に施された軸パッキン用のパッキン溝(3)を有したパッキン装着筒(4)を挿入するため軸挿入孔径を大きくしたパッキン装着筒収納部(2)と、その反対側に、軸受(6)を装着可能な形状をなした、軸受収納部(10)を設け、且つ水槽本体内部にボルト(8)で固定するためのフランジ(9)を備えたハウジング(1)と、前記パッキン装着筒収納部(2)と回転軸(5)との間に、パッキン溝(3)にパッキン(15)を装着したパッキン装着筒(4)を、軸受収納部(10)と回転軸(5)との間に軸受(6)を夫々挿入し、フランジ(9)と水槽本体(11)をボルトで固定する事からなる。尚、ハウジング(1)とパッキン装着筒(4)の固定方法として、図1では止めネジ(7)にて示してあるが、ハウジング(1)とパッキン装着筒の挿入隙間からの漏れ防止と、固定方法は共通に考えられ、次のような方法が考えられる。 イ、ハウジング(1)のパッキン装着筒収納部(2)の孔径をパッキン装着筒(4)の外径より少し小さくして圧入する圧入方法。 ロ、ハウジング(1)のパッキン装着筒収納部(2)とパッキン装着筒(4)との隙間に接着剤ないしは、パティや液体ガセットを塗着する方法。 ハ、ロでの隙間に固定用Oリングを設置する方法。 ニ、固定方法は図1で示すよな止めネジ、や図では示さないがストップリング、キー等機械的な方法を採り、上記イ、ロ、ハと併用し漏れを防止する方法。 【0006】以上、本発明の実施例を挙げ説明したが、軸密封装置は往復運動、回転運動、揺動運動に分類され、本発明はこの何れにも対応出来る。又、本発明で欠く事の出来ない構成である、従来まで一体であったハウジングを、ハウジング(1)とパッキン装着筒(4)に夫々分割する事で、軸密封装置において、次のような変革が可能となる。 イ、パッキン装着筒(4)の材質を強度等外部環境に関係なく、密封条件や密封対象物に適合した、例えば防腐食性、防付着制を持った材質に変える事が可能。 ロ、パッキン装着筒をパッキンと同様に、利用可能範囲において標準部品化することが可能。 【0007】 【発明の効果】本発明を採用する事によって次のような利点が生ずる。 イ、これまで比較的加工が難易であったパッキン溝の部分をパッキン装着筒として、パッキンと同様に利用可能範囲において標準化し、軸密封装置に組み込む事により、製品の精度が保たれると同時に、コスト減に貢献する。 ロ、パッキン装着筒(4)をハウジング(1)と違った、密封対象物に最も適合した例えば防腐食性、防付着制を持った材質で加工する事により、密封精度の向上と製品の軽量化に貢献する。 ハ、定期的な部分交換が可能となる。 ニ、これまで長時間のシールが難易とされてきた、例えばセメントミルクのように、回りのものに付着しやすく、時間と共に固化しやすい性質を持った密封対象物であっても、これらが付着しにくい、例えばポリエチレン、硬質ゴム、プラスチック、塩化ビニール等の材質でパッキン装着筒を加工する事で解決する事が可能となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】594011305 【氏名又は名称】板垣 幸雄
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| 【出願日】 |
平成11年5月12日(1999.5.12) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2000−320685(P2000−320685A) |
| 【公開日】 |
平成12年11月24日(2000.11.24) |
| 【出願番号】 |
特願平11−168738 |
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