| 【発明の名称】 |
コネクタパッキン |
| 【発明者】 |
【氏名】三国 賢治
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| 【要約】 |
【課題】塩化ビニル樹脂被覆電線とコネクタハウジングとをシールするためのコネクタパッキンであって、電線の塩化ビニル樹脂被覆とコネクタパッキンとを融着させて、防水性にすぐれたものを提供する。
【解決手段】コネクタパッキンとしてアクリルエラストマー加硫物、好ましくはシロキサン変性アクリルエラストマー加硫物を用いる。このアクリルエラストマーを加硫成形し、これをコネクタに収容したコネクタパッキンに、塩化ビニル樹脂被覆電線を通し、これを加熱して電線の塩化ビニル樹脂被覆とアクリルエラストマーとを融着させて防水シールを形成させる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 アクリルエラストマー加硫物よりなる、塩化ビニル樹脂被覆電線とコネクタハウジングとをシールするためのコネクタパッキン。 【請求項2】 アクリルエラストマー加硫物がシロキサン変性アクリルエラストマー加硫物である請求項1記載のコネクタパッキン。 【請求項3】 アクリルエラストマーを加硫成形し、これをコネクタに収容したコネクタパッキンに、塩化ビニル樹脂被覆電線を通し、これを加熱して電線の塩化ビニル樹脂被覆とアクリルエラストマーとを融着させることを特徴とする防水シールの形成方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタパッキンに関する。更に詳しくは、塩化ビニル樹脂被覆電線とコネクタハウジングとをシールするためのコネクタパッキンに関する。 【0002】 【従来の技術】塩化ビニル樹脂電線をコネクタに収容する際、ハウジングとの間隙をニトリルゴム、シリコーンゴム等の加硫物からなるコネクタパッキンが用いられているが、防水シール性は十分ではなく、電線を伝わってコネクタ内に水が浸み込むのを防止することができない。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、塩化ビニル樹脂被覆電線とコネクタハウジングとをシールするためのコネクタパッキンであって、電線の塩化ビニル樹脂被覆とコネクタパッキンとを融着させて、防水性にすぐれたものを提供することにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】かかる本発明の目的は、コネクタパッキンとしてアクリルエラストマー加硫物、好ましくはシロキサン変性アクリルエラストマー加硫物を用いることによって達成される。 【0005】 【発明の実施の形態】アクリルエラストマーとしては、(a)炭素数1〜8のアルキル基を有するアルキルアクリレートおよび/または(b)炭素数2〜8のアルコキシアルキレン基を有するアルコキシアルキルアクリレートの(共)重合体が用いられるが、好ましくは更に(c)少なくとも一種の次の単量体を共重合させた共重合体が用いられる。 (イ)反応性ハロゲン含有ビニル単量体(ロ)エポキシ基含有ビニル単量体(ハ)カルボキシル基含有ビニル単量体(ニ)ジエン系単量体(ホ)水酸基含有ビニル単量体(ヘ)アミド基含有ビニル単量体これらの(共)重合体中には、(a)成分および/または(b)成分の一部、具体的には約10モル%程度迄を他の共重合性ビニル単量体と置換し、共重合させることもできる。 【0006】アクリルエラストマーの一種として用いられるシロキサン変性アクリルエラストマーは、上記(a)成分および/または(b)成分に、一般式CH2=CRCOOR'R:水素原子またはメチル基R':CH2=CH-Si基を含有する有機基で表わされる(メタ)アクリル酸エステルを約0.1〜10モル%共重合させたものであり、有機過酸化物による架橋が可能である。実際には、市販品、例えば信越化学製品X-37-043Bu等をそのまま用いることができる。 【0007】これらのアクリルエラストマーを加硫成形し、これをコネクタに収容して得られたコネクタパッキンに、塩化ビニル樹脂被覆電線を通し、これを約120〜150℃で加熱する操作が行われる。このような加熱操作により、電線の塩化ビニル樹脂被覆とアクリルエラストマーとの間に融着が起り、そこに完全なる防水シールを形成させる。 【0008】 【発明の効果】塩化ビニル樹脂被覆電線とコネクタハウジングとをシールするためのコネクタパッキンとして、アクリルエラストマー、特にシロキサン変性アクリルエラストマーを用いた場合には、塩化ビニル樹脂との熱融着性にすぐれていて、そこに完全なるシールを形成させるばかりではなく、それが融着される迄の熱処理時間も短かく、塩化ビニル樹脂被覆に与える熱劣化を最小なものとすることもできる。 【0009】 【実施例】次に、実施例について本発明を説明する。 【0010】 実施例1 塩素基含有アクリルエラストマー 100重量部 (日本メクトロン製品A-1095) HAFカーボンブラック 30 〃 ステアリン酸 1 〃 4,4′-(α,α-ジメチルベンジル)ジフェニルアミン 2 〃 ステアリン酸ナトリウム 3 〃 2,4,6-トリメルカプトトリアジン 1.5 〃以上の各成分をオープンロールで混練し、180℃、8分間のプレス加硫を行った後、これをコネクタに収容した。 【0011】このようにして成形して得られたコネクタパッキンに、塩化ビニル樹脂被覆電線を通し、コネクタパッキンと電線の塩化ビニル樹脂被覆とを融着させるために、150℃で5分間加熱した後、塩化ビニル樹脂被覆電線をコネクタの一方側で90°に折り曲げ、電線を伝わるように水を流したが、反対側への水の浸み出しはみられなかった。 【0012】 実施例2 シロキサン変性アクリルエラストマー 100重量部 (信越化学製品X-37-043Bu) n-ブチル-4,4-ビス(第3ブチルパーオキシ)バレレート 1 〃を用い、実施例1と同様に混練、加硫(ただし、180℃、2分間)、加熱融着および試験を行ったが、水の浸み出しはみられなかった。 【0013】比較例1〜3実施例1において、アクリルエラストマーの代りに、ニトリルゴム、シリコーンゴムまたはEPDMを用い、それぞれの加硫性配合物を調製し、加硫、加熱融着および試験を行ったが、いずれの場合にも水の浸み出しがみられた。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000004385 【氏名又は名称】エヌオーケー株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年4月8日(1999.4.8) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100066005 【弁理士】 【氏名又は名称】吉田 俊夫
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| 【公開番号】 |
特開2000−291801(P2000−291801A) |
| 【公開日】 |
平成12年10月20日(2000.10.20) |
| 【出願番号】 |
特願平11−101091 |
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