| 【発明の名称】 |
シール構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】紺 野 幸 夫
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| 【要約】 |
【課題】フライホイルハウジングとシリンダヘッドとの間のカムシャフト部のオイル漏れを防止するシール構造を提供すること。
【解決手段】シリンダヘッド(1)後端のカムシャフト(5)貫通部のフライホイルハウジング(11)に設けられた穴(12)に取り付けるラバーシール(26)を有するプレート(25)のラバーシール(26)が、穴(12)との間をシールするラジアルシール(27)と穴の面取部との間をシールするスラストシール(28)とを有するよう構成されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 シリンダヘッド上部にカムシャフトを有するシリンダヘッド後面にカムシャフトが貫通する穴部を有する円板状のプレートが取り付けられ、そのプレートの外周にはラバー材で構成されたシール部材が設けられ、シリンダヘッド後面に取り付けられるフライホイルハウジングの取付面には前記プレートが挿入される穴が形成され、その穴の内側には前記シール部材と係合する面取部が形成されていることを特徴とするシール構造。 【請求項2】 前記シール部材の断面形状が穴と係合するリップ状のラジアルシールと面取部と係合するリップ状のスラストシールとで構成されている請求項1記載のシール構造。 【請求項3】 前記シール部材が穴と係合する面接触のラジアルシールと面取部と係合する面接触のスラストシールとを有している請求項1記載のシール構造。 【請求項4】 前記シール部材が穴と係合する面接触のラジアルシールと面取部と係合するバックアップ部材を有する面接触のスラストシールとを有している請求項1記載のシール構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、OHCエンジンにおけるフライホイルハウジングとシリンダヘッドとの間のシール構造に関する。 【0002】 【従来の技術】OHCエンジンにおいて、カムシャフトをギヤトレーンで駆動する場合、ギヤトレーンをフライホイルハウジング側に設ける技術は知られている。そして、シリンダブロックに取り付けられたフライホイルハウジングとシリンダへッドの後端部との結合部は、その組み立ての容易化も考慮して、フライホイルハウジングに設けられたカムシャフト貫通穴に、外周にラバーシールを設けたプレートをシリンダヘッド後面に取り付ける技術もまた知られている(図1参照)。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5を参照して、組み立て時にラバーシール30を保護することと、組み立ての容易化のためにフライホイルハウジングの穴には大きい面取り14が設けられており、組立容易化の目的は達成されているが、プレートは直径に対して薄く、その外周にリング状の面接触のラバーシールが設けられているので、プレートが傾斜して取り付けられ、そのためにオイル漏れが生じる恐れがある。 【0004】したがって、本発明は取付時の傾斜を防止でき、また、傾斜が発見しやすいプレート外周のラバーシールのシール構造を提供することを目的としている。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明によれば、シリンダヘッド上部にカムシャフトを有するシリンダヘッド後面にカムシャフトが貫通する穴部を有する円板状のプレートが取り付けられ、そのプレートの外周にはラバー材で構成されたシール部材が設けられ、シリンダヘッド後面に取り付けられるフライホイルハウジングの取付面には前記プレートが挿入される穴が形成され、その穴の内側には前記シール部材と係合する面取部が形成されている。 【0006】また、本発明によれば、前記シール部材の断面形状が穴と係合するリップ状のラジアルシールと面取部と係合するリップ状のスラストシールとで構成されている。 【0007】また、本発明によれば、前記シール部材が穴と係合する面接触のラジアルシールと面取部と係合する面接触のスラストシールとを有している。 【0008】さらに、本発明によれば、前記シール部材が穴と係合する面接触のラジアルシールと面取部と係合するバックアップ部材を有する面接触のスラストシールとを有している。 【0009】 【発明の実施の形態】図1において、シリンダヘッド1の上部にはブッシュ3を介してカムシャフト5が回転自在に取り付けられ、そのカムシャフト5は端部にボルト16で取り付けられたカムギヤ15とシリンダヘッド1の後端部10に図示しないボルトで取り付けられたスラストワッシャ17とで位置決めされている。 【00010】また、シリンダヘッド1の後端部10にはフライホイルハウジング11が取り付けられており、そのフライホイルハウジング11のカムシャフト5が貫通する穴12にはプレート25が挿入され、図示しないボルトによりシリンダヘッド後端部10に締結されている。 【0011】また、図2参照して、穴12にはフライホイルハウジングの内側煮面取部14が形成されており、円板状のプレート25の外周にはラバー材で構成されたシール26が焼付成形されており、その断面形状は穴12と係合するラジアルシール部26aはリップ27が穴の内周に当接し、面取部14と係合するスラストシール部26bはリップ28が面取部14の傾斜面と当接するよう構成されている。 【0012】ここで、符号7はスイングアーム、9はロッカカバー、13はカバー19はアイドラギヤ、20はブッシュ、21は軸、22はボルトをそれぞれ示している。 【0013】以下、作用について説明する。穴の内周部と面取部14の傾斜面とにそれぞれラジアルシール26aとスラストシール26bのリップ27、28が当接するので、プレートがわずかに傾斜してシリンダヘッド1の後端部に取り付けられてもラジアルシール26aがオイル漏れを防止し、かの漏れはさらにスラストシール26bが防止するのでオイル漏れは生じない。 【0014】また、スラストシール26bのリップ28でプレート25の傾斜が目視確認できるため、プレート25の取付を修正することが出来る利点がある。 【0015】図3は、本発明の別の実施形態を示し、シール26aのラジアルシール27aとスラストシール28aとのシール面が、いずれも面接触となっていること意外第1の実施形態と同じであり、作用効果も同様であるが耐久性において優れていると言う利点がある。 【0016】また、図4は他の実施形態を示し、別の実施形態に対して、スラストシール28aにバックアップ部材であるバックプレート部29が設けられていること意外、図3の別の実施形態と同じであり、スラストシール28bの接触面圧が安定するので、より確実性が向上する利点がある。 【0017】 【発明の効果】本発明は以上述べた通り構成されており、2箇所の異なる形状のシール面が構成されているため、より確実にオイル漏れが防止でき、従来発見が困難であった取り付けミスによるプレートの傾斜が発見でき修正できるため、オイル漏れ防止効果が確実に向上する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003908 【氏名又は名称】日産ディーゼル工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年3月29日(1999.3.29) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100071696 【弁理士】 【氏名又は名称】高橋 敏忠 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−283300(P2000−283300A) |
| 【公開日】 |
平成12年10月13日(2000.10.13) |
| 【出願番号】 |
特願平11−85322 |
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