| 【発明の名称】 |
ダストカバー |
| 【発明者】 |
【氏名】梶原 誠記
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 両端に開口を有するダストカバーにおいて、少なくとも一方開口(5)のリップ部(4)が断面鋸歯状となっており、該リップ部(4)は、軸線に対して略垂直である水平部(2)と該水平部(2)から軸線反一方開口方向に大径となるテーパ部(3)とが連続して形成されていることを特徴とするダストカバー。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車の懸架装置や操舵装置等に使用されるジョイント部材のダストカバーに関する。 【0002】 【従来の技術】従来よりダストカバーは水や異物の侵入を防ぐために様々なものに対して使用されている。たとえば自動車の懸架装置等に使用されるジョイント部材にも、ダストカバーが装着されるものがある。図5に示されるジョイント部材はボールジョイント151で、球状の球頭部154とこの球頭部154から延びる柄部153とよりなるボールスタッド152と、ボールスタッド152の球頭部154を内包するベアリング155と、ベアリング155を包持し、一方にボールスタッド152の柄部153を突出させる小開口158、他方に閉止板161をかしめ固定する大開口159を有し、小開口158付近の外周面に周状の溝160が形成されるハウジング157と、補強環107が埋設された小開口105をボールスタッド152の柄部153外周に、周状のサークリップ108が嵌装された大開口106をハウジング157の溝160に装着されたダストカバー101とよりなる。ダストカバー101は弾性部材製で略釣鐘形状である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記ボールジョイント151に装着されているダストカバー101の小開口105の内周面には、図6に示す如く、軸線方向に向けて大径となるテーパ部103と、そのテーパ部103の端部から軸線に対して小径となるテーパ部102とが連続するリップ部104が形成され、このリップ部104により水や異物の侵入が抑制されていた。しかし、このダストカバー101の小開口105は、リップ部104のテーパ部102,103が軸線に対して傾斜しているため、この傾斜するテーパ部102,103に案内されて水や異物がボールジョイント内部に侵入してしまう可能性がある。 【0004】従って、本発明は上記の如き課題を解決し、水や異物の侵入をより強く抑制できるダストカバーを提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明の構成は以下の通りである。 【0006】両端に開口を有するダストカバーにおいて、少なくとも一方開口のリップ部が断面鋸歯状となっており、リップ部は軸線に対して略垂直である水平部と水平部から軸線反一方開口方向に大径となるテーパ部とが連続して形成されている。 【0007】 【実施例】以下本発明の実施例を図1乃至図4に基づいて説明する。 【0008】図1は本発明の実施例によるダストカバー1を装着したボールジョイント51を表す。このボールジョイント51は、球状の球頭部54と、その球頭部54から突出する柄部53とからなるボールスタッド52と、ボールスタッド52の球頭部54を揺動回動自在に包持し一方に開口56を有する合成樹脂製のベアリング55と、ベアリング55を内包する略円筒状のハウジング57とを備えている。このハウジング57は一方にボールスタッド52の柄部53を突出させる小開口58と、他方に閉止板61がかしめ固定されている大開口59とを有しており、小開口58側外周には周状の溝60が形成されている。1は弾性部材製のダストカバーで、断面L字状の補強環7が埋設された小開口5はボールスタッド52の柄部53外周に装着され、外周にサークリップ8が装着された大開口6はハウジング57外周の溝60に装着されている。 【0009】上記ダストカバー1の小開口5の内周には、図2に示す如くリップ部4が形成されている。リップ部4は軸線に対して垂直な水平部2と、この水平部2から軸線反小開口方向に漸次大径となるテーパ部3が連続することにより形成されている。また、ダストカバー1の小開口5側端面には外周リップ11と、外周リップ11より内周側に、外周リップ11より軸線方向に低く設定された内周リップ12が形成されており、ナックルアーム等連結部材(図示せず)と接している。 【0010】図3に示す如く、上記ボールジョイント51の内部に矢印Aに示す如き径路で水や異物が侵入しようとすると、図示せぬナックルアーム等連結部材と外周リップ11及び内周リップ12との間で侵入が阻まれる。しかし外周リップ11及び内周リップ12に摩耗が発生したときにボールスタッド52の揺動により連結部材と外周リップ11及び内周リップ12との間に一時的に隙間が発生し、水や異物が侵入する。このようなときに、リップ部4は軸線に対して垂直の水平部2を有しているので、水や異物がリップ部4に案内されて更に侵入することはない。 【0011】次に本発明による他の実施例を図4を基に説明する。 【0012】図4に示されるのは、本発明の他の実施例によるダストカバー21である。このダストカバー21は、大開口26の内周にもリップ部24を有している。リップ部24は、軸線に対して垂直な水平部22と水平部22から軸線反大開口側へ大径となるテーパ部23とが連続して形成されている。 【0013】上記ダストカバー21は、リップ部24が軸線に対して垂直の水平部22を有しているので、ダストカバー21の大開口26から侵入しようとする水や異物がリップ部24に案内されて侵入することはない。 【0014】 【発明の効果】以上のように本発明によれば、両端に開口を有するダストカバーにおいて、少なくとも一方開口のリップ部が断面鋸歯状となっており、リップ部は軸線に対して略垂直である水平部と水平部から軸線反一方開口方向に大径となるテーパ部とが連続して形成されているため、水や異物の侵入がリップ部の水平部で阻まれて内部へと案内されることがないので、従来のダストカバーと比較して、水や異物等がダストカバー内へ侵入することをより強く抑制することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000238360 【氏名又は名称】武蔵精密工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年2月19日(1999.2.19) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2000−240812(P2000−240812A) |
| 【公開日】 |
平成12年9月8日(2000.9.8) |
| 【出願番号】 |
特願平11−40867 |
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