| 【発明の名称】 |
エアカーテン装置付きシールボックス |
| 【発明者】 |
【氏名】小野崎 秀
【氏名】越智 信夫
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| 【要約】 |
【課題】本発明は、スートブロワ用シールボックスの外筒管の摩耗、入出に伴い発生するガス濃れを抑制する装置の提案を課題としている。
【解決手段】図2に示すように、従来のシールボックス2の外側にエアカーテン装置11を取り付けてるが、そのエアカーテン装置11をスリット12を有する内菅13とスリット12を取り囲むように内菅13の外側に設けられたエア溜14と、該エア溜14に取り付けられたエア供給口15と、内菅13のシールボックス2側と反対側開口部16を、外筒管1が貫通可能に穴が設けられた、例えばフェルト製の様に柔軟性のある材質で作製されたシール板17より構成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 外筒管と、スクレーパープレートと、シールエア吹き込み管とから主として構成されるシールボックスの外側に密接してエアカーテン装置を組み合わせてなるエアカーテン装置付きシールボックス。 【請求項2】 請求項1記載のエアカーテン装置が、スリットが設けられた内菅とスリットを取り囲むように内菅の外側に設けられたエア溜と、該エア溜に取り付けられたエア供給口と、内菅のシールボックス側と反対側開口部を、外筒管が貫通可能に穴が設けられた、フェルト製の様に柔軟性のある材質で作製されたシール板より構成されていることを特徴とするエアカーテン装置付きシールボックス。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、廃熟回収を目的としたボイラ、特に非鉄金属製錬において廃熱回収に利用されるボイラのスートブロワーのガス漏れ防止に関するものである。 【0002】 【従来の技術】非鉄金属製錬炉においては、主として硫化精鉱を原料とし、製錬炉で酸化し、溶解して目的硫化金属を主とするマットや白かわと、精鉱中のガング成分や酸化鉄を中心とするスラグと、二酸化硫黄を多量に含む排ガスとが形成される。マットや白かわは引き続き製錬され、粗メタルと、二酸化硫黄を多量に含む排ガスとが形成される。 【0003】ところで、このような二酸化硫黄を多量に含む排ガスはそのまま放出することはでぎず、何らかの形で無害化し、放出される。もっとも一般的に方法は排ガス中の二酸化硫黄を硫酸に添加し、回収し、微量に残る排ガス中の二酸化硫黄を石灰石膏法により石膏とし、あるいは、水酸化ナトリウムで吸収させ、亜硫酸ナトリウムや、硫酸ナトリウムとして除去するものである。 【0004】製錬炉排ガスは多量の二酸化硫黄を含むばかりでなく、多くの煙灰も含み、かつ、例えば銅製錬炉排ガスでは1200℃前後と高温である。このような排ガスより硫酸を得るためには、まず廃ガス温度を下げ、煙灰を除去することが必要となる。廃熱回収ボイラーとはこのような目的に使用されるものであり、多くの水管より構成された側壁等より構成され、水管中を流れる水とガスとの間で熱交換させ、ガス温度を低下させるものであるが、熱交換効率を高めるためガス速度が遅くなるようにされている。このため、多くの煙灰も廃熱ボイラー中でボイラー底部に堆積するが、一部は側壁等を構成するボイラ水管外面に付書する。この付着した煙灰を除去するためにスートブロワや、ハンマリング装置等が利用されている。 【0005】スートブロワは、外筒管を回転させながら前進・後退させ、管先端に取り付けられたノズル空気や蒸気をボイラー水管外面に向けて噴射するものと、外筒管を炉内に設置して定位置で回転させ、外筒管に設けられた複数のノズルから空気や蒸気をボイラー水管外面に向けて噴射するものとがある。いずれにしろ、図1に示したように、廃熱ボイラーの外筒管1貫通部には、ガス洩れを防止するためにシールボックス2を設け、スクレパープレート3及びシールエア4を内部に吹き込むことにより廃ガスをシールする構造になっている。 【0006】しかし、外筒管1は、回転中、空気や蒸気を噴出する際の噴出カによる膨張によりスクレパープレート3を磨耗させる。また、前進・後退する構造のものでは、後退時に外筒管1に付書した煙灰がスクレパープレート3で掻き落とされるため、掻き落とされた煙灰がシールボックス2内に堆積し、固着してシールエア4吹き出し口5を閉塞させてガス濃れを発生させる恐れがある。また、シールボックス2近傍で空気や蒸気が吹き出された場合には、スクレパープレート3が磨耗していると、その隙間よりガスが噴出することもある。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、スートブロワ用シールボックスのガス濃れを抑制する方法を提案することを目的としている。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発明はエアカーテン装置付きシールボックスである。すなわち、通常のシールボックスの外側に密接してエアカーテン装置を組み合わせたものである。 【0009】 【発明の実施の形態】本発明では、例えば、図2に示すようなエアカーテン装置付きシールボツクスであり、従来のシールボックス2の外側にエアカーテン装置11を取り付けている。エアカーテン装置11はスリット12が設けられた内菅13とスリット12を取り囲むように内菅13の外側に設けられたエア溜14と、該エア溜14に取り付けられたエア供給口15と、内菅13のシールボックス2側と反対側開口部16を、外筒管1が貫通可能に穴が設けられた、例えばフェルト製の様に柔軟性のある材質で作製されたシール板17より構成されている。 【0010】本発明の装置では、エア供給口15からシール用エア18をエア溜14に送り込み、スリット12からからエアカーテン装置11内にエアーカーテンが形成される。そして、シール板17によりシールエア漏れが防止できる。 【0011】なお、エアカーテン装置付きシールボックスを二つ割り構造とすれば、シールボックスに容易に取り付けることができる。 【0012】ところで、廃熱ボイラーは通常負圧で操業されている。二酸化硫黄を含む燃焼排ガスが装置外に漏れるのを防止するためである。しかし、スートブロー時には廃熱ボイラー内の圧はわずかに正圧となる。このため、シールエアー圧は、O.5kg/cm2程度が好ましい。また、シールエアは基本的にフリーエアとなるものであり量は可能中ぎり少ないことが望ましい。そのため、スリットの巾は2mm程度とすることが好ましい。スリットは全周に設けても良く、一定間隔で断続的に設けてもよい。また、エア溜にエアを送り込むためのノズルは複数個、等間隔に設けることが好ましい。 【0013】こうすることにより、外筒管が摩耗してもシール板がフェルトのような柔らかい材質であるためシール板と外筒管との密接性を損なわないばかりか、掻き落とされた煙灰をシールボックスより廃熱ボイラー内に落とし込むことが可能なため、該煙灰のシールボックスへの固着が防止できる。 【0014】なお、耐熱性、対摩耗性の観点より外筒管はステンレス等で、スクレーパープレートはS45C等で、シール板はフェルト等で、その他はSS400等で作られることが多い。 【0015】 【発明の効果】本発明によれば、シールボックスの外側に、該シールボックスに密接してエアカーテン装置を設け、常時適量のエアを吹き入れるため、外筒管とスクレーパープレートとの接触により発生する掻き落とし煙灰のシールボックス内への固着が防止できる。加えて、外筒管とスクレーパープレートとの接触により外筒管に傷が発生してもシール板としてフェルトなどの柔軟な材質のものを用いているので、傷付いた外筒管の出入りがあってもエアカーテン装置より外気に廃熱ボイラー内のガスが漏洩することはほとんどない。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000183303 【氏名又は名称】住友金属鉱山株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年10月15日(1998.10.15) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2000−120882(P2000−120882A) |
| 【公開日】 |
平成12年4月28日(2000.4.28) |
| 【出願番号】 |
特願平10−293377 |
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