トップ :: F 機械工学 照明 加熱 武器 爆破 :: F16 機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段




【発明の名称】 回転軸周りのシール構造
【発明者】 【氏名】三木 征雄

【氏名】宮崎 正三

【要約】 【課題】シール部材の圧縮率が低くても高いシール効果が得られる回転軸周りのシール構造を提供する。

【解決手段】本発明の回転軸周りのシール構造10は、回転軸12と、この回転軸12を回転可能に保持する軸受け部材14と、上記回転軸12の周りにおいて上記軸受け部材14の側面14aと上記回転軸12のフランジ面12aとの間に挟まれて上記回転軸12と平行な方向に圧縮されるシール部材16と、からなり、上記軸受け部材14の側面14a及び上記回転軸12のフランジ面12aに上記シール部材16にくい込む環状凸部18,19を設けてある。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 回転軸と、この回転軸を回転可能に保持する軸受け部材と、上記回転軸の周りにおいて上記軸受け部材の側面と上記回転軸のフランジ面との間に挟まれて上記回転軸と平行な方向に圧縮されるシール部材と、からなり、上記軸受け部材の側面及び上記回転軸のフランジ面の少なくとも一方に上記シール部材にくい込む環状凸部を設けたことを特徴とする回転軸周りのシール構造。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転軸周りのシール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば複写機、プリンタ等の画像形成装置の現像装置に用いられる回転軸周りのトナーシール構造として、図2に示すものが実用化されている。このシール構造20は、回転軸12を回転可能に保持する軸受け部材14の側面14aと、回転軸12のフランジ面12aとの間でリング状のシール部材16を挟み込んで回転軸12と平行な方向に圧縮することにより、回転軸12周りでのトナー漏れを防止している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記シール構造20では、シール部材16の圧縮面12a、14bがいずれも平面であるため、シール部材16の圧縮率を高くしないと良好なトナーシール効果が得られず、そのために回転軸12の回転トルクが大きくなってしまうという問題があった。
【0004】そこで、本発明の目的は、シール部材の圧縮率が低くても高いシール効果が得られる回転軸周りのシール構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明の回転軸周りのシール構造は、回転軸と、この回転軸を回転可能に保持する軸受け部材と、上記回転軸の周りにおいて上記軸受け部材の側面と上記回転軸のフランジ面との間に挟まれて上記回転軸と平行な方向に圧縮されるシール部材と、からなり、上記軸受け部材の側面及び上記回転軸のフランジ面の少なくとも一方に上記シール部材にくい込む環状凸部を設けたものである。
【0006】
【発明の効果】本発明の回転軸周りのシール構造によれば、環状凸部がシール部材にくい込むことによりトナー等が漏れようとする経路を完全に遮断できるので、シール部材の圧縮率をそれほど大きくしなくても高いシール効果を得ることができ、その結果、回転軸の回転トルクを小さくできる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について図1を参照して説明する。なお、図1では図2に示すシール構造20と同一部材には同一符号を付してある。
【0008】本実施形態のシール構造10は、例えば複写機等の現像装置に取り付けられるもので、一端部12bが現像装置(図示せず)の内部30に延びる回転軸12と、この回転軸12を回転可能に保持する軸受け部材14を備えている。回転軸12は、現像装置の外側に位置し、かつ上記一端部12bよりも大径の第1のフランジ部12c及び第2のフランジ部12dを有している。
【0009】一方、軸受け部材14の側面14aからは、現像装置の外部40に向かって円筒部14bが突出して形成されている。この円筒部14bの内部に例えばフェルト等の圧縮性材料からなるリング状のシール部材16が収容されている。シール部材16は、回転軸12の周りにおいて、軸受け部材14の側面14aと回転軸12の第1のフランジ部12cのフランジ面12aとの間に挟まれて回転軸12と平行な方向に圧縮されている。そして、軸受け部材14の側面14aと回転軸のフランジ面12aとには、シール部材16にくい込むくさび状断面の環状凸部18,19がそれぞれ形成されている。
【0010】以上の構成からなるシール構造10では、環状凸部18,19がシール部材16にくい込むことにより圧縮率が局部的に大きくなる。これにより、現像装置の内部30のトナーが漏れ出る経路が完全に遮断されるので、シール部材16の圧縮率をそれほど大きくしなくても高いシール効果を得ることができ、回転軸の回転トルクを小さくすることができる。従って、従来のシール構造20と比較して同一スペース、同一部品点数でありながら、低トルクで高いシール効果を得ることができる。
【0011】なお、環状凸部18,19は両方設けるのが好ましいが、いずれか一方にのみ設ける構成としてもよい。また、環状凸部の断面形状はくさび状であることが好ましいが、その他の断面形状、例えば台形等の矩形状や半円状であってもよい。
【0012】さらに、本実施形態のシール構造はトナーを収容した現像装置に使用するものとして説明したが、本発明の回転軸周りのシール構造はトナー以外の粉体材料や粒状体材料を用いた装置にも好適に使用できる。
【出願人】 【識別番号】000006079
【氏名又は名称】ミノルタ株式会社
【出願日】 平成10年9月14日(1998.9.14)
【代理人】 【識別番号】100062144
【弁理士】
【氏名又は名称】青山 葆 (外3名)
【公開番号】 特開2000−88108(P2000−88108A)
【公開日】 平成12年3月31日(2000.3.31)
【出願番号】 特願平10−259926