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【発明の名称】 回転軸駆動用ギヤ組付け装置
【発明者】 【氏名】川本 和義

【要約】 【課題】多角回転軸の一端部に、精度よく軸芯を一致させて該回転軸駆動用のギヤを組付ける。

【解決手段】駆動用ギヤ3,4のボス部に丸軸穴10,10と多角軸穴9,9を形成し、該丸軸穴10,10を多角回転軸5,6の一端に形成の丸軸部8,8に嵌合して組付けた。
【特許請求の範囲】
【請求項1】多角回転軸(5)をギヤ(3)のボス部に形成の多角軸穴(9)に係合嵌入させるとともに、該多角回転軸(5)に該軸(5)を支承するベアリング(7)厚さより長い丸軸部(8)を形成し、嵌合するベアリング(7)より突出する該丸軸部(8)とギヤ(3)のボス部に形成の丸軸穴(10)を嵌合させてなる回転軸駆動用ギヤ組付け装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、駆動用ギヤの噛み合いによって、回転駆動する、多角回転軸の駆動用ギヤ組付け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多角棒型の回転軸に取着される駆動用ギヤにあっては、ボス部を多角ブローチ加工し、多角回転軸との係合嵌合により連動組付けする構成をしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、軸の多角加工及び、ボス部の多角ブローチ加工は難しく、多角回転軸の外径公差及び多角軸穴のギヤボス部の内径公差が多くなる為、従来技術の如き嵌合構成においては、互いの公差が相乗して、軸とギヤの組付け精度が悪くなり、軸ずれを起こす原因となっていた。そこで、本発明は簡単な構成で上記の問題を解決することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、多角回転軸5をギヤ3のボス部に形成の多角軸穴9に係合嵌入させるとともに、該多角回転軸5に該軸5を支承するベアリング7厚さより長い丸軸部8を形成し、嵌合するベアリング7より突出する該丸軸部8とギヤ3のボス部に形成の丸軸穴10を嵌合させてなる回転軸駆動用ギヤ組付け装置の構成とした。
【0005】
【発明の作用及び効果】多角回転軸5にギヤ3を組付けるには、まず、機枠に支承のベアリング7,7に該多角回転軸5の丸軸部8を嵌合させて該多角回転軸5を軸架する。次に、該多角回転軸5一端からギヤ3のボス部を嵌合させるのであるが、該ギヤ3のボス部に形成する丸軸穴10を、ベアリング7から突出する多角回転軸5の丸軸部8に嵌合させることにより、加工の容易な丸軸と丸軸穴の嵌合構成により精度よく軸芯を一致させてギヤ3を取着する。同時に多角回転軸5にギヤ3ボス部の多角軸穴9を係合嵌合させ動力伝達可能となる。この様に、多角回転軸5とギヤ3の組付けは、加工が安価、容易で且つ高精度に形成可能の丸軸部8と丸軸穴10との嵌合により行なわれ、ギヤ3と噛合する他のギヤとの軸芯間隔を高精度に保つことが出来、効率よく伝動可能である。又、ギヤ3と多角回転軸5の伝動は、該軸5とギヤ3ボス部に形成される多角軸穴9との嵌合により行なわれる為、キーや止めネジによる伝動に比較し、大きな動力の伝動が可能である。
【0006】
【実施例】次に、本発明を多角回転軸の一例である排稈カッタの六角回転軸に実施した例を図面を参照しながら説明する。脱穀済排稈を短く切断する排稈カッタは、平行状に相対向する一対の回転軸5,6に沿って配列される回転刃1,2間の近接回転によって排稈を切断する。回転軸6は、六角棒型に形成すると共に、大径と小径から成る複数の回転刃2,2を所定間隔で配設しており、カッタ機枠11から外部へ突出した軸端にコンバイン車体側からの駆動力を受けるプーリ12を取着し、該プーリ12と機枠11の間に小ギヤ4を取着している。回転軸5も六角棒型に形成すると共に、前記回転刃2,2に対応して回転刃1,1及び掻込体13,13を配設し、機枠11から外部へ突出した軸端に、前記小ギヤ4と噛み合うことで駆動力を受ける大ギヤ3を取着している。7,7は前記六角回転軸5,6を支承するベアリングであり、取着部材14,14によってカッタ機枠11内側面に取着すると共に、六角回転軸5,6端部に形成の丸軸部8,8を嵌通する。丸軸部8,8は、装着するベアリング7,7厚さより長い丸棒型をしており、ベアリング7,7厚さからはみ出した丸軸部8,8を機枠11から突出する。
【0007】大ギヤ3は、ボス部に六角軸穴9と丸軸穴10を形成しており、該丸軸穴10を上記機枠11から突出した丸軸部8に嵌合することで、六角回転軸5に取着している。この時、前記六角軸穴9は、六角回転軸5の六角棒部分に係合嵌合し、大ギヤ3の回転運動を六角回転軸5へ連動する。15はボルトであり、締付にて大ギヤ3を六角回転軸5の端部に固着する。小ギヤ4は、上記大ギヤ3と同様に、ボス部に形成した六角軸穴9と丸軸穴10で六角回転軸6へ連動取着している。16はカラーであり、六角回転軸6端に取着のプーリ12と前記小ギヤ4との間に挿入することでナット17の締付にてプーリ12及び小ギヤ4を六角回転軸6の端部に固着する。
【0008】以上の構成で、六角回転軸5,6に駆動用ギヤ3,4を組付けると、該ギヤ3,4は、図1に示す如く、丸軸部8,8と丸軸穴10,10の嵌合で取着される。円型の部材を形成する加工は、六角型の部材を形成する加工より容易且つ高精度で成される為、上記組付けは精度よく軸芯を一致させて成される。さらに、駆動ギヤ3,4ボス部には、六角軸穴9,9も形成しており、上記組付けの際に該六角軸穴9,9は、六角回転軸5,6の六角棒部分に係合嵌合する。この六角軸穴9,9は、六角回転軸6の回転運動をギヤ4へ連動するか、又はギヤ3の回転運動を六角回転軸5へ連動する為に設けたものであり、組付け精度が悪くとも、図3に示す如く六角回転軸5,6の角が引っ掛かり、上記回転運動の連動を確実に行うことができる。
【0009】なお、請求の範囲の項に図面との対象を便利にする為に番号を記すが、この記入により、本発明は添付図面の構造に限定されるものではない。
【出願人】 【識別番号】000144980
【氏名又は名称】株式会社アテックス
【出願日】 平成11年4月19日(1999.4.19)
【代理人】
【公開番号】 特開2000−304060(P2000−304060A)
【公開日】 平成12年10月31日(2000.10.31)
【出願番号】 特願平11−110601