| 【発明の名称】 |
機器の取付装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】水口 保
|
| 【要約】 |
【課題】一種類の機器取付具を機器の上部または側部に取り付けて機器を壁部に取り付けることのできる機器の取付装置を提供することを目的とする。
【解決手段】機器側取付孔3を一方側に有した板状で、他方側には壁部1等に取り付けた取付ねじの頭部が貫通する貫通孔5と、この貫通孔5に連通し、中央の支持溝6aと左の支持溝6bおよび、右の支持溝6cを形成する取付ねじのねじ部分が摺動する支持溝6とを形成した壁部側取付孔7を設けた機器取付具8を形成したことにより、機器取付具8を機器の上部または側部に縦横を変換して取り付けたときに、貫通孔5の上方側に必ず支持溝6が位置することとなり、一種類の機器取付具8で機器の上部または側部を支持して取り付けることができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 壁部等に取り付けられる機器に取り付けられる機器側取付孔を一方側に有した板状で、他方側には壁部に取り付けた取付ねじの頭部が貫通する貫通孔と、この貫通孔に連通し、前記取付ねじのねじ部分が摺動し支持される支持溝とを形成した壁部側取付孔を設けた機器取付具を備え、前記機器取付具を機器の上部または側部に縦横を変換して取り付けたときに、前記貫通孔の上方側に必ず前記支持溝が位置するように複数の支持溝を形成した機器の取付装置。 【請求項2】 機器側取付孔を形成する機器側片と、壁部側取付孔を形成する壁部側片との間に段差が形成されるように機器取付具を形成した請求項1記載の機器の取付装置。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、機器に取り付けられる機器取付具を介し、壁部等に設けた取付ねじに係合し、取り付ける機器の取付装置。 【0002】 【従来の技術】近年、機器を壁部に取り付けるときに、壁部に設けた取付ねじに機器の上方側に取り付けた機器取付具に設けた支持孔を引掛て取り付けているが、壁部の取付場所によっては、機器取付具を機器の側部側に取り付ける方が良い場合があり、いずれの場合にも対応できる機器の取付装置に対する要求が高まってきている。 【0003】従来、この種の機器の取付装置の一例として図6および図7を参照しながら説明する。 【0004】図に示すように、長方形の板状で一方側に機器101の上部近傍にねじ(図示せず)を介して取り付ける機器側取付孔102を設け、他方側には取付ねじ103の頭部が貫通する大径の貫通孔104と、この貫通孔104に連通して貫通孔104の上方に取付ねじ103のねじ部分が摺動し、ねじ部分が当接して、ねじ部分に支持される支持溝105を設け、機器取付具106を形成し、壁部107に設けられた取付ねじ103の頭部を機器取付具106の貫通孔104に貫通し、支持溝105を取付ねじ103のねじ部分に係合し、機器101を壁部107に取り付けていた。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】このような従来の機器の取付装置によれば、機器取付具106に設けられる支持溝105は貫通孔104の上方に一箇所形成されているだけであるため、機器101を取り付けようとして機器101の側部側において機器取付具106を横方向に向け、機器101の側部に取り付けたときには、貫通孔104に連通し設けられている支持溝105は、貫通孔104の横方向に向くこととなって取付ねじ103が貫通孔105から支持溝105に移動することができなくなり、機器取付具106を機器101の側部側に取り付け、壁部107に取り付けることができないという課題があった。 【0006】本発明は、上記課題を解決するもので、一種類の機器取付具を機器の上部または側部に取り付けて、機器を壁部に取り付けることのできる機器の取付装置を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明の機器の取付装置においては、壁部等に取り付けられる機器に取り付けられる機器側取付孔を一方側に有した板状で、他方側には壁部に取り付けた取付ねじの頭部が貫通する貫通孔と、この貫通孔に連通孔に連通し、前記取付ねじのねじ部分が摺動し支持される支持溝とを形成した壁部側取付孔を設けた機器取付具を備え、前記機器取付具を機器の上部または側部に縦横を変換して取り付けたときに、前記貫通孔の上方側に必ず前記支持溝が位置するように複数の支持溝を形成した構成としたものである。 【0008】この本発明によれば、一種類の機器取付具を機器の上部または側部に取り付けて、機器を壁部に取り付けることのできる機器の取付装置を提供することができる。 【0009】 【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明は、壁部等に取り付けられる機器に取り付けられる機器側取付孔を一方側に有した板状で、他方側には壁部に取り付けた取付ねじの頭部が貫通する貫通孔と、この貫通孔に連通し、前記取付ねじのねじ部分が摺動し支持される支持溝とを形成した壁部側取付孔を設けた機器取付具を備え、前記機器取付具を機器の上部または側部に縦横を変換して取り付けたときに、前記貫通孔の上方側に必ず前記支持溝が位置するように複数の支持溝を形成したものであり、機器取付具を縦方向に向け機器の上部に取り付けたときには、機器取付具の貫通孔の上方側に形成された支持溝に支持され、機器取付具を横方向に向け機器の側部に取り付けたときには、機器取付具を縦方向にしたときに貫通孔の左または右に形成されている支持溝が貫通孔の上部側に設けられることとなり、一種類の機器取付具を機器の上部または側部に取り付けることで、機器を壁部に取り付けることができるという作用を有する。 【0010】以下、本発明の実施の形態について、図1〜図5を参照しながら説明する。 (実施の形態1)図1〜図3に示すように、壁部1に取り付けられる機器2に取り付けられる機器側取付孔3を一方側に有した板状で、他方側には壁部1に取り付けた取付ねじ4の頭部が貫通する大径の貫通孔5と、この貫通孔5に連通し取付ねじ4のねじ部分が摺動し支持される支持溝6とを形成した壁部側取付孔7を設けた機器取付具8を形成し、機器取付具8を機器1の上部に縦方向に向けて取り付けたとき、貫通孔5の上方側に支持溝6の中央の支持溝6aが位置し、貫通孔5の左右には、左の支持溝6bと右の支持溝6cを設け、機器取付具8を機器2の左側の側部に点線で示すように横方向に向け取り付けたときには、貫通孔5の上方側に右の支持溝6cが対応し、機器取付具8を機器2の右側の側部に横方向に向け取付けたときには、貫通孔5の上方側に左の支持溝6bが対応するように構成する。 【0011】上記構成において、機器取付具8を機器2の上部側に取り付けて機器2を設置するときには、機器2の上部側の左右に取り付け、左右の機器取付具8の貫通孔5に対応する壁部1に取付ねじ4を螺合して壁部1と取付ねじ4の頭部との間に機器取付具8が係合できる隙間を残し、壁部1に取り付けられた取付ねじ4の頭部に貫通孔5を嵌挿したのち、機器2を下げるようにして取付ねじ4のねじ部分を貫通孔5に連通して設けられた支持溝6の上方側に位置している中央の支持溝6aに係合して機器2を壁部1に取り付ける。 【0012】また、機器取付具8を機器2の側部側に取り付け、壁部1にとりつけるときには、機器2の左右の側部に機器取付具8を取り付ける必要があることから、機器2の左側に機器取付具8を横向きに取り付けたときは、貫通孔5の上方側に右の支持溝6cが位置し、機器2の右側に機器取付具8を横向きに取り付けたときは、貫通孔5の上方側に左の支持溝6bが位置し、取付ねじ4の頭部を支持溝6b,6cに係合させて機器2が取り付けられる。 【0013】そして、壁部1に取り付けた機器2を取り外すときには、機器2を少し持ち上げることにより、壁部1に設けた取付ねじ4のねじ部分に支持溝6が摺動し、貫通孔5が取付ねじ4の頭部に位置すると、機器2が取付ねじ4より離脱して壁部1より機器2が取り外される。 【0014】このように本発明の実施の形態1の機器の取付装置によれば、一方側に機器側取付孔3を有した板状で、他方側には壁部1に取り付けた取付ねじ4の頭部が貫通する貫通孔5と、この貫通孔5に取付ねじ4のねじ部分が摺動し支持される支持溝6となる中央の支持溝6aと左の支持溝6bおよび、右の支持溝6cとを形成した壁部側取付孔7を設けた機器取付具8を形成したので、機器取付具8を機器2の上部側に取り付けたときには取付ねじ4は、支持溝6の中央の支持溝6aに係合して機器2が取り付けられ、機器取付具8を機器2の左右の側部に横向けに取り付けたときには、一方の取付ねじ4は支持溝6の左の支持溝6bに係合し、他方の取付ねじ4は右の支持溝6cと係合して機器2が取り付けられることとなり、機器取付具8は機器2の上部または側部のどちらに取り付けても、壁部1に設けた取付ねじ4に対し、貫通孔5の上方側に支持溝6を位置させることができ、機器2を正確に取り付けることができる。また、機器取付具8は一種類のもので、左右に取り付けることができ、左右別々のものを使用する場合と比較してコストも安くなり使い勝手も良くなる。 【0015】なお、実施の形態1では機器2を壁部1に取り付けるものとして説明したが、機器が送風機等を内蔵した枠体のものとして、送風装置内に組み込むように取り付けることができることはいうまでもなく、要は機器を取付ける対象物には限定されるものではない。 (実施の形態2)図4および図5に示すように、機器側取付孔3Aを形成する機器側片9と、壁部側取付孔7Aを形成する壁部側片10との間に段差11が形成されるように機器取付具8Aを曲げ部12を介して曲折し形成する。 【0016】上記構成において、機器2に機器側取付孔3Aを介して機器取付具8Aを取り付けたときには、壁部側取付孔7Aを有した壁部側片10は段差11の寸法だけ背面側に突出することとなり、壁部1に設けた取付ねじ4に取り付けたときには、機器2と壁部1間に段差11の寸法の隙間が形成された状態で取り付けられることとなる。 【0017】このように本発明の実施の形態2の機器の取付装置によれば、機器側取付孔3Aを形成する機器側片9と壁部側取付孔7Aを形成する壁部側片10との間に段差11が形成されるように機器取付具8を曲げ部12より曲折して形成したので、機器2を機器取付具8Aを介して壁部1に取り付けたときには壁部1と機器2の背面との間には段差11の寸法に相当する隙間が形成され、機器2に組み込まれた送風機等の振動が壁部1に伝わるのを防止することができる。 【0018】 【発明の効果】以上の実施の形態から明らかなように本発明によれば、壁部等に取り付けられる機器に取り付けられる機器側取付孔を一方側に有した板状で、他方側には壁部に取り付けた取付ねじの頭部が貫通する貫通孔と、この貫通孔に連通し、前記取付ねじのねじ部分が摺動し支持される支持溝とを形成した壁部側取付孔を設けた機器取付具を備え、前記機器取付具を機器の上部または側部に縦横を変換して取り付けたときに、前記貫通孔の上方側に必ず前記支持溝が位置するように複数の支持溝を形成したので、一種類の機器取付具を機器の上部または側部に取り付けて、機器を壁部等に取り付けることのできる機器の取付装置を提供できる。 【0019】また、機器側取付孔を形成する機器側片と、壁部側取付孔を形成する壁部側片との間に段差が形成されるように機器取付具を形成したので、機器の振動が壁部に伝わるのを防止することができる。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000006242 【氏名又は名称】松下精工株式会社
|
| 【出願日】 |
平成11年4月6日(1999.4.6) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097445 【弁理士】 【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
|
| 【公開番号】 |
特開2000−291612(P2000−291612A) |
| 【公開日】 |
平成12年10月20日(2000.10.20) |
| 【出願番号】 |
特願平11−98803 |
|