| 【発明の名称】 |
ジョイント |
| 【発明者】 |
【氏名】廣中 雅博
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| 【要約】 |
【課題】簡単な構成で載置物を滑らかにスライドさせて移動作業を容易に行うことができるジョイントを提供する。
【解決手段】ジョイントは、金属板を打抜き成形により切断した素材を折り曲げることによって形成された一対のジョイント本体11により構成されている。このジョイントは、一対のジョイント本体11を対向して配置するとともに、両支持部22間に支持パイプ25を係合保持し、両保持部23間に接続パイプ24を係合保持し、さらに両連結孔18にボルト27を挿通してナットで締付けることによって、支持パイプ25に接続パイプ24を連結固定する。保持部23の先端側には、先端ほど接続パイプ24の上面より低くなるように傾斜した傾斜面21が形成されている。また、ボルト27の頭部及びナットは、連結部26にプレス成形された連結凹部19内に収容されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 上面が平面である接続部材の上面及び両側面を保持するための保持部と、その接続部材を連結固定するための支持部材を支持するための支持部と、保持部及び支持部を連結するための連結部とを備え、接続部材と支持部材とを連結固定するためのジョイントであって、前記保持部の少なくとも片側面の先端側に、先端ほど接続部材の上面より低くなるように傾斜する傾斜面を備えたジョイント。 【請求項2】 円筒状又は円柱状の接続部材を保持するための、円弧状に湾曲した保持部と、その接続部材を連結固定するための支持部材を支持するための支持部と、保持部及び支持部を連結するための連結部とを備え、接続部材と支持部材とを連結固定するためのジョイントであって、前記保持部の上端から少なくとも片側面の先端側に、先端ほど接続部材の上面より低くなるように傾斜する傾斜面を備えたジョイント。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、ほぼ水平方向に配設されるとともに、支持部材と交差するように配設される接続部材を、支持部材と連結固定するためのジョイントに関するものである。より詳しくは、接続部材との間に傾斜面を形成することによって、接続部材上に載置されているコンテナ等の載置物を、接続部材上をスライドさせて移動させる際に、載置物が滑らかにスライドすることができるように構成したジョイントに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来のジョイントは、交差するように配置されている2本以上の部材を、上下方向及び左右方向から被覆して連結固定することができるように構成されている。この種のジョイントとしては、金属板を折り曲げることによって形成されたものや、合成樹脂により一体形成されたもの等が知られている。さらに、これらのジョイントは、交差するように配置されている各部材の周面とジョイントとを係合させた状態で、ボルトやナット等の締付け部材でジョイント及び各部材を締付けることによって、各部材を連結して固定することができる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来のジョイントは、ほぼ水平方向に配設されている接続部材を、上下及び左右方向から被覆して係合させることによって使用されていた。このため、連結されている接続部材及びジョイントを横方向から見た場合には、接続部材の上面とジョイントの上面との間に、ジョイントの厚さに相当する段差が形成されていた。そして、接続部材上に載置されているコンテナ等の載置物を、接続部材上をスライドさせて移動させるような場合には、この段差と載置物の底壁の一端縁とが当接して引掛かり、滑らかにスライドさせることができなかった。 【0004】この問題を解決する方法として、水平方向に配設されている複数の接続部材上に棚板を架設して使用することが広く一般に行われていた。このとき、棚板上に前記の載置物を載置することによって、前記段差が棚板の下に隠蔽され、載置物がスライドする面を平坦化させていた。ところが、この方法によれば、副部材としての棚板が別途必要となることから構成が複雑化するうえ、接続部材上に架設されている棚板が載置物のスライド時に接続部材からずれたり、落下したりしないように安定に支持する必要があり、さらに構成が複雑化されるおそれがあった。 【0005】一方、載置物の底壁が前記段差に引掛かり難くさせるために、段差の上端と下端との間を斜め方向に傾斜して繋ぐように構成した傾斜部材を設けることも行われていた。ところが、この構成によると、ジョイントとは別体で傾斜部材を製造する必要があるうえ、傾斜部材をジョイントに取付けるための取付け手段を設ける必要があった。さらに、傾斜部材をジョイントに取付ける際の取付け作業に余分な手間がかかり、非常に面倒なものであった。 【0006】この発明は、上記のような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、簡単な構成で載置物を滑らかにスライドさせて移動作業を容易に行うことができるジョイントを提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明のジョイントは、上面が平面である接続部材の上面及び両側面を保持するための保持部と、その接続部材を連結固定するための支持部材を支持するための支持部と、保持部及び支持部を連結するための連結部とを備え、接続部材と支持部材とを連結固定するためのジョイントであって、前記保持部の少なくとも片側面の先端側に、先端ほど接続部材の上面より低くなるように傾斜する傾斜面を備えたものである。 【0008】請求項2に記載の発明のジョイントは、円筒状又は円柱状の接続部材を保持するための、円弧状に湾曲した保持部と、その接続部材を連結固定するための支持部材を支持するための支持部と、保持部及び支持部を連結するための連結部とを備え、接続部材と支持部材とを連結固定するためのジョイントであって、前記保持部の上端から少なくとも片側面の先端側に、先端ほど接続部材の上面より低くなるように傾斜する傾斜面を備えたものである。 【0009】 【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、この発明の第1実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。 【0010】図2に示すように、第1実施形態のジョイント本体11を構成する素材12は、鋼板材をプレス成形法により打抜き成形して切断することによって、展開状態でほぼ横Y字状に形成されている。ジョイント本体11はこの素材12を折り曲げることによって形成されている。 【0011】素材12の長さ方向の一端部には、点線で示される第1の谷折り目13が幅方向に形成されている。さらに、素材12の長さ方向の一端部に形成されている第1の谷折り目13より一端側は第1折曲片14となり、他端側は第2折曲片15となっている。この第2折曲片15は、前記第1の谷折り目13と素材12の他端縁とによって取り囲まれるとともに、素材12の他端部において、第1折曲片14の両側縁の延長線上に形成され、点線で示される2つの第2の谷折り目16によって取り囲まれている。 【0012】この第2折曲片15の両側部には、それぞれ滑り止めのための4つの小突起17が、所定間隔をおいてプレス成形により突設されている。さらに、第2折曲片15の中央部には、円孔状の連結孔18が穿設されているとともに、その連結孔18の周囲において、連結孔18と同心円上に円形状の連結凹部19が設けられている。 【0013】前記第2の谷折り目16より両側方には、一対の第3折曲片20がほぼ平行四辺形状に突設されている。さらに、それら第3折曲片20の一端縁には、素材12を斜め方向に延びる傾斜面21が形成されている。 【0014】そして、図1(a)に示すように、ジョイント本体11は、素材12を第1の谷折り目13及び第2の谷折り目16に沿って90°折り曲げることによって形成されている。 【0015】ジョイント本体11の支持部22は、第1折曲片14及び第2折曲片15の長さ方向の一端部によって構成され、ジョイント本体11の保持部23は、第2折曲片15の長さ方向の他端部及び左右一対の第3折曲片20によって構成されている。さらに、一対のジョイント本体11を対向させて配置したとき、保持部23は水平方向に配設されている四角筒状の接続パイプ24を係合保持し、支持部22はこの接続パイプ24と直交する方向に配設されている四角筒状の支持パイプ25を係合保持している。また、ジョイント本体11の連結部26は、第2折曲片15の中央部において、前記支持部22と保持部23との間に形成され、支持部22及び保持部23を連結している。 【0016】次に、上記第1実施形態のジョイントの作用について説明する。図1(a)に示すように、ジョイントは、上記のように構成されている2つのジョイント本体11を対向させて配置するとともに、両支持部22間に支持パイプ25を係合させ、両保持部23間に接続パイプ24を係合させた後、両ジョイント本体11の連結孔18にボルト27を挿通してナット28を螺着することによって、支持パイプ25に接続パイプ24を連結固定する。このとき、対向して配置されている両支持部22は、支持パイプ25を上下方向から挟持することによってそれを係合保持し、対向して配置されている両保持部23は、接続パイプ24を上下方向から挟持することによってそれを係合保持している。 【0017】また、図3に示すように、ボルト27の頭部及びナット28は、いずれも連結凹部19内に収容されており、ジョイントの上面及び下面に突出されていない。さらに、支持部22及び保持部23に突設されている小突起17は、支持パイプ25及び接続パイプ24の上下面を薄く被覆しているアクリロニトリル−スチレン樹脂に食い込み、ジョイントが各パイプ24、25に対して滑るのを防止している。 【0018】さて、一対のジョイント本体11により支持パイプ25に接続パイプ24を連結固定したとき、接続パイプ24の上面とジョイント本体11の上面との間に、ジョイント本体11を構成する素材12の厚さに相当する段差が形成されている。ところが、図3に示されるように、この段差を横方向から見た場合には、ジョイント本体11の両側面に形成されている第3折曲片20の傾斜面21が、ジョイント本体11の上面と接続パイプ24の上面との間を斜め方向に傾斜して繋いでいる。 【0019】このため、図4(a)から図4(c)に示すように、コンテナ等の載置物30を接続パイプ24の上面に載置した状態でスライドさせて移動させる場合には、載置物30の底壁の一端縁がジョイント本体11の傾斜面21上を摺接しながら斜め上方にスライドして段差を滑らかに乗り越える。 (第2実施形態)以下、第2実施形態のジョイントについて図面に基づいて詳細に説明する。 【0020】図5に示すように、第2実施形態のジョイント本体11を構成する素材12は、鋼板材をプレス成形法により打抜き成形して切断することによって、展開状態でほぼ横Y字状に形成されている。ジョイント本体11はこの素材12を折り曲げることによって形成されている。 【0021】素材12の長さ方向の一端縁には、係合突部31が長方形状に突設されているとともに、係合凹部32が長方形状に切欠き形成されている。さらに、一対のジョイント本体11を対向させて配置したとき、この係合突部31と係合凹部32とは、互いに凹凸関係によって係合されるように構成されている。 【0022】素材12の長さ方向の中央部から他端にかけての両側端部には、一対の係合側部33がほぼ平行四辺形状に突設されている。さらに、素材12の長さ方向の他端縁には、素材12を円弧状に切欠くように延びる傾斜面21が形成されている。 【0023】素材12の長さ方向の両端部には、それぞれ滑り止めのための4つの小突起17が所定間隔をおいてプレス成形により突設されている。さらに、素材12の長さ方向の中央部には、円孔状の連結孔18が穿設されているとともに、その連結孔18の周囲において、連結孔18と同心円上に円形状の連結凹部19が設けられている。 【0024】そして、図1(b)に示すように、ジョイント本体11は、素材12の長さ方向の一端部を長さ方向に円弧状に湾曲させるとともに、素材12の長さ方向の他端部を幅方向に円弧状に湾曲させることによって形成されている。 【0025】ジョイント本体11の支持部22は、素材12の長さ方向の一端部によって構成され、ジョイント本体11の保持部23は、素材12の長さ方向の他端部によって構成されている。さらに、一対のジョイント本体11を対向させて配置したとき、支持部22は円筒状の支持パイプ25を係合保持し、保持部23は円筒状の接続パイプ24を係合保持している。また、ジョイント本体11の連結部26は、素材12の長さ方向の中央部において、前記支持部22と保持部23との間に形成され、支持部22及び保持部23を連結している。 【0026】次に、上記第2実施形態のジョイントの作用について説明する。図1(b)に示すように、ジョイントは、上記のように構成されている2つのジョイント本体11を対向させて配置するとともに、両支持部22間に支持パイプ25を係合させ、両保持部23間に接続パイプ24を係合させた後、両ジョイント本体11の連結孔18にボルト27を挿通してナット28を螺着することによって、支持パイプ25に接続パイプ24を連結固定する。このとき、対向して配置されている両支持部22は、支持パイプ25をほぼ上下方向から挟持することによってそれを係合保持し、対向して配置されている両保持部23は、接続パイプ24をほぼ上下方向から挟持することによってそれを係合保持している。 【0027】また、図6に示すように、ボルト27の頭部及びナット28は、連結凹部19内に収容されており、ジョイントの上面及び下面に突出されていない。さらに、支持部22及び保持部23に突設されている小突起17は、上記第1実施形態と同様に、支持パイプ25及び接続パイプ24の周面に食い込み、ジョイントが各パイプ24、25に対して滑るのを防止している。 【0028】さて、一対のジョイント本体11により支持パイプ25に接続パイプ24を連結固定したとき、接続パイプ24の上端とジョイント本体11の上端との間に、ジョイント本体11を構成する素材12の厚さに相当する段差が形成されている。ところが、図6に示されるように、この段差を横方向から見た場合には、ジョイント本体11の両側部に形成されている係合側部33の傾斜面21が、ジョイント本体11の上端と接続パイプ24の上端との間を斜め方向に傾斜して繋いでいる。 【0029】このため、載置物30を接続パイプ24の上端に載置した状態でスライドさせて移動させる場合には、上記第1実施形態の場合とほぼ同様に、載置物30の底壁の一端縁がジョイント本体11の傾斜面21上を摺接しながら斜め上方にスライドして段差を滑らかに乗り越える。 【0030】上記各実施形態のジョイントによって発揮される効果を以下に記載する。 ・ 第1実施形態のジョイントは、ジョイント本体11を構成する素材12の第3折曲片20に傾斜面21を形成するとともに、一対のジョイント本体11により支持パイプ25及び接続パイプ24を連結固定したとき、傾斜面21が接続パイプ24の上面より低い位置まで傾斜するように構成されている。 【0031】また、第2実施形態のジョイントは、ジョイント本体11を構成する素材12の長さ方向の他端縁に傾斜面21を形成するとともに、一対のジョイント本体11により支持パイプ25及び接続パイプ24を連結固定したとき、傾斜面21が接続パイプ24の上端より低い位置まで傾斜するように構成されている。 【0032】このため、載置物30を接続パイプ24の上面又は上端に沿ってスライドさせて移動させるとき、載置物30が接続パイプ24の上面又は上端と、ジョイント本体11の上面又は上端との間の段差に引掛かり難くして滑らかにスライドさせることができることから、載置物30の移動作業を効率よく行うことができる。 【0033】また、載置物30及び載置物30内に収容されている被収容物に振動や衝撃を与え難くすることができることから、それらが損傷を受けたり破壊されたりするのを効果的に防止することが可能である。加えて、ジョイント本体11、支持パイプ25及び接続パイプ24が振動や衝撃によって損傷を受けたり破壊されたりするのも防止することが可能である。 【0034】さらに、従来行われていたような棚板、傾斜部材、その傾斜部材をジョイントに取付けるための取付け手段等の副部材を設ける必要がないことから、ジョイントの構成は非常に簡略化されて、容易に製造することができるうえ、取り付け作業も容易に行うことができる。 【0035】・ 第1実施形態のジョイントを構成する一方の傾斜面21は、他方の傾斜面21と平行に配設されているうえ、両傾斜面21を延長した場合には、重なり合って一致した面を形成するようになっている。このため、載置物30を接続パイプ24の上面をスライドさせて移動する場合には、載置物30の底壁の一端縁は、両傾斜面21の幅方向全体に摺接しながらスライドすることができる。従って、載置物30を接続パイプ24の上面から傾斜面21を経てジョイントの上面へと、滑らかにスライドしながら移動させることができる。さらに、この場合には、載置物30の底壁下面に、傾斜面21の一側縁による引掻き傷等が形成され難くすることが可能である。 【0036】・ 各実施形態のジョイント本体11は、鋼板材より構成される素材12を折り曲げることによって形成されていることから、構成を非常に簡単にすることができるうえ、容易に製造することが可能である。また、素材12の形成においても、構成が簡単であることから、容易に打抜き成形することができる。さらに、同じ形状のジョイント本体11を対向するようにして使用することによって、ジョイント本体11は1種類のみ製造すればよいことから、製造にかかる手間を大幅に低減させることができる。加えて、締付け部材としてボルト27とナット28を使用することによって、入手が容易な市販品を使用することが可能であり、製造にかかる手間を少なくすることができる。 【0037】なお、上記各実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。 (1a) 第1実施形態のジョイント本体11を構成する素材12の形状を、図7(a)に示されるように、第1実施形態のジョイント本体11の傾斜面21よりも傾斜が緩くなるように形成すること。 【0038】このように構成した場合、一対のジョイント本体11により支持パイプ25に接続パイプ24を連結固定したとき、ジョイント本体11の上面と接続パイプ24の上面との間を緩い傾斜によって繋ぐことができることから、載置物30をより一層滑らかにスライドさせることができる。 【0039】(1b) 第1実施形態のジョイント本体11を構成する素材12の形状を、図7(b)、図7(c)又は図7(d)に示されるような形状に形成すること。なお、図7(b)に示される素材12の傾斜面21は、その基端部から先端部にかけて、円弧状に突出するような形状に形成されている。図7(c)に示される素材12の傾斜面21は、その基端部から先端部にかけて、円弧状に切欠いたような形状に形成されている。図7(d)に示される素材12は、素材12の一端縁を円弧状に切欠いたような形状に形成されている。 【0040】(1c) 第1実施形態のジョイント本体11を構成する素材12の形状を、図7(e)に示されるように、一方の第3折曲片20の先端部を取り除くとともに、対応する傾斜面21をなくすように形成すること。或いは、前記(1a)及び前記(1b)に記載のジョイント本体11を構成する素材12において、一方の第3折曲片20の先端部を取り除くとともに、対応する傾斜面21をなくすように形成すること。 【0041】このように構成した場合、素材12の構成を簡略化することが可能である。 (1d) 第1実施形態及び前記(1a)から前記(1c)に記載のジョイントにおいて、素材12を構成する第1折曲片14の一端部に、上記第2実施形態と同様に、係合突部31及び係合凹部32を形成すること。 【0042】このように構成した場合、ジョイント本体11の支持部22同士がずれ難いことから、支持部22によって支持パイプ25をより一層確実に係合することが可能である。 【0043】(2a) 第2実施形態のジョイント本体11を構成する素材12の形状を、図8(a)に示されるように、第2実施形態のジョイント本体11の傾斜面21よりも、曲率が小さな円弧を切欠いたような形状に形成すること。 【0044】このように構成した場合、一対のジョイント本体11により支持パイプ25に接続パイプ24を連結固定したとき、ジョイント本体11の上端と接続パイプ24の上端との間を緩い傾斜によって繋ぐことができることから、載置物30をより一層滑らかにスライドさせることができる。 【0045】(2b) 第2実施形態のジョイント本体11を構成する素材12の形状を、図8(b)又は図8(c)に示されるような形状に形成すること。なお、図8(b)に示される素材12の傾斜面21は、ほぼ横V字状に形成されている。図8(c)に示される素材12の傾斜面21は、素材12の一端縁の中央から両傾斜面21の先端部にかけて、円弧状に突出するような形状に形成されている。 【0046】(2c) 第2実施形態のジョイント本体11を構成する素材12の形状を、図8(d)に示されるように、一方の係合側部33の先端部を取り除くとともに、対応する傾斜面21をなくすように形成すること。或いは、前記(2a)及び前記(2b)に記載のジョイント本体11を構成する素材12において、一方の係合側部33の先端部を取り除くとともに、対応する傾斜面21をなくすように形成すること。 【0047】このように構成した場合、素材12の構成を簡略化することが可能である。 (2d) 第2実施形態及び前記(2a)から前記(2c)に記載のジョイントにおいて、係合突部31及び係合凹部32を省略すること。 【0048】このように構成した場合、ジョイント本体11の構成を簡略化することが可能である。 (3) 第1実施形態及び前記(1a)から前記(1d)に記載のジョイントにおいて、例えば、図9(a)に示すように、素材12の第1折曲片14を先端ほど拡幅するように形成することによって、支持部22に傾斜面21を形成すること。 【0049】また、第2実施形態及び前記(2a)から前記(2d)に記載のジョイントにおいて、例えば、素材12の一端部を先端ほど拡幅するように形成することによって、支持部22に傾斜面21を形成すること。 【0050】このように構成した場合、載置物30を支持パイプ25に沿って滑らかにスライドさせて移動させることが可能である。 (4) 各実施形態、前記(1a)から前記(1d)、前記(2a)から前記(2d)、及び前記(3)に記載のジョイントにおいて、一対のジョイント本体11を構成する素材12の端部同士を繋ぐように形成して、一対のジョイント本体11を一体的に形成すること。 【0051】このように構成した場合、ジョイントの構成を簡略化することが可能である。 (5) 各実施形態、前記(1a)から前記(1d)、前記(2a)から前記(2d)、前記(3)及び前記(4)に記載のジョイントにおいて、素材12の連結凹部19にナット28の周面と係合する垂直面を形成すること。 【0052】このように構成した場合、一対のジョイント本体11の締付け作業において、垂直面によりナット28の回動が規制されていることから、ボルト27とナット28を締付ける作業及びゆるめる作業を容易に行うことが可能である。 【0053】(6) 第1実施形態、前記(1a)から前記(1d)及び前記(3)から前記(5)に記載のジョイントにおいて、接続パイプ24又は支持パイプ25の形状を円筒状とすること。また、第2実施形態、前記(2a)から前記(2d)及び前記(3)から前記(5)に記載のジョイントにおいて、接続パイプ24又は支持パイプ25の形状を四角筒状とすること。 【0054】或いは、各実施形態、前記(1a)から前記(1d)、前記(2a)から前記(2d)、及び前記(3)から前記(5)に記載のジョイントにおいて、支持パイプ25及び接続パイプ24の少なくとも1種のパイプの形状を、例えば、三角筒状、六角筒状、八角筒状、三角柱状、四角柱状、六角柱状、八角柱状、円柱状とすること。なお、楕円筒状又は楕円柱状に形成しても構わない。 【0055】さらに、上記のように構成した場合に、支持部22及び保持部23は、対応する接続パイプ24及び支持パイプ25と嵌合する形状に形成されるのが好ましい。 【0056】このように構成した場合、ジョイントの適用範囲を拡大することができる。 (7) 各実施形態、前記(1a)から前記(1d)、前記(2a)から前記(2d)、及び前記(3)から前記(6)に記載のジョイントにおいて、合成樹脂によりジョイントを形成するとともに、一対のジョイント本体11を対向させて配置した形状に一体形成すること。 【0057】このように構成した場合、ジョイントの軽量化を図ることが可能である。 (8) 各実施形態、前記(1a)から前記(1d)、前記(2a)から前記(2d)、及び前記(3)から前記(7)に記載のジョイントの形状は、上記の形状に限定される必要はなく、例えば、支持パイプ25を鉛直方向に配設し、その構造に合わせて、支持パイプ25の周面を左右方向から支持部22によって係合保持することができるように構成すること。また、2本以上の支持パイプ25を接続パイプ24と連結することができるように構成すること。 【0058】或いは、図9(b)に示すように、ジョイント本体11の両端部に一対の保持部23を設けるとともに、保持部23よりも中央寄りに一対の連結部26を備え、両保持部23の先端側に傾斜面21を形成するように構成すること。なお、このジョイントは、任意の方向に配設されている支持パイプ25に、2本の接続パイプ24をほぼ水平方向に連結する際に使用されるものである。 【0059】このように構成した場合、ジョイントの適用範囲をさらに拡大することが可能である。 (9) 各実施形態、前記(1a)から前記(1d)、前記(2a)から前記(2d)、及び前記(3)から前記(8)に記載のジョイントにおいて、支持パイプ25に接続パイプ24を連結固定する際に、下方に配置されているジョイント本体11の傾斜面21、又はジョイントが一体形成されている場合には、ジョイントの下部に設けられている傾斜面21を省略してもよい。 【0060】(10) 各実施形態、前記(1a)から前記(1d)、前記(2a)から前記(2d)、及び前記(3)から前記(9)に記載のジョイントにおいて、接続パイプ24上に載置される載置物30として、コンテナ等の運搬用容器の他に、例えば、段ボール箱、引出し等とすること。 【0061】さらに、前記実施形態より把握できる技術的思想について以下に記載する。 (a) 前記傾斜面を、ジョイントの保持部の端縁中央部より先端側に延びるように形成した請求項1又は請求項2に記載のジョイント。 【0062】このように構成した場合、簡単な構成で載置物を滑らかにスライドさせて移動作業を容易に行うことができる。 (b)前記ジョイントの上面又は上端部を平坦に形成した請求項1、請求項2及び前記(a)のいずれかに記載のジョイント。 【0063】このように構成した場合、載置物を滑らかにスライドさせて移動することができる。 (c) 前記傾斜面は、金属板をプレス成形により切断することによって形成されたものである請求項1、請求項2、前記(a)及び前記(b)のいずれかに記載のジョイント。 【0064】このように構成した場合、ジョイントを容易に製造することができる。 【0065】 【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれば、次のような効果を奏する。請求項1及び請求項2に記載の発明のジョイントによれば、簡単な構成で載置物を滑らかにスライドさせて移動作業を容易に行うことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000010054 【氏名又は名称】岐阜プラスチック工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年3月31日(1999.3.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100068755 【弁理士】 【氏名又は名称】恩田 博宣
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| 【公開番号】 |
特開2000−283123(P2000−283123A) |
| 【公開日】 |
平成12年10月13日(2000.10.13) |
| 【出願番号】 |
特願平11−92116 |
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