| 【発明の名称】 |
方向切換弁制御装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】羽賀 正和
【氏名】冨田 ▲禎▼久
【氏名】渡邊 洋
【氏名】藤島 一雄
【氏名】大平 修司
【氏名】小倉 弘
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| 【要約】 |
【課題】方向切換弁制御装置において、電気・油圧変換器を介在させて方向切換弁を駆動する場合の低温時の応答性を向上する。
【解決手段】方向切換弁制御装置2は操作レバー装置10と、コントローラ11と、電磁比例弁12a,12bと、油温センサ13とを備え、コントローラ11は操作レバー装置10からの操作信号CTa,CTbと、油温センサ13からの油温信号Yとを入力し、操作信号CTa,CTbに遅れ処理を加え、この遅れ処理を加えた補正信号MDa,MDbを電磁比例弁12a,12bに出力する。コントローラ11は遅れ処理部11aと時定数補正部11bとを有し、遅れ処理部11aでは、操作信号CTa,CTbに時定数Tを用いて一次遅れ処理を行い、時定数補正部11bでは、油温Yが低下するに従って時定数Tを小さくする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】操作レバー装置の操作量を検知した制御信号に遅れ処理を加える遅れ処理手段を有し、この遅れ処理を加えた補正信号に基づいて電気・油圧変換器を駆動し、この電気・油圧変換器から出力される油圧信号より方向切換弁を切り換え操作し、アクチュエータに供給される圧油の方向と流量を切り換え制御する方向切換弁制御装置において、前記油圧信号の作動油の温度を検出する油温センサと、前記油温センサにより検出した油温に応じて前記遅れ処理の加える程度を変化させる遅れ補正手段とを備えることを特徴とする方向切換弁制御装置。 【請求項2】請求項1記載の方向切換弁制御装置において、前記遅れ処理手段は、前記制御信号に対して時定数に応じたフィルタ処理を行う手段であり、前記遅れ補正手段は前記油温に応じて前記時定数を変化させる手段であることを特徴とする方向切換弁制御装置。 【請求項3】請求項1記載の方向切換弁制御装置において、前記遅れ処理手段は、前記制御信号の変化量を許容変化量以下に制限する手段であり、前記遅れ補正手段は前記油温に応じて前記許容変化量を変化させる手段であることを特徴とする方向切換弁制御装置。 【請求項4】請求項1記載の方向切換弁制御装置において、前記操作レバー装置は電気的な操作信号を出力する電気レバー装置であり、前記遅れ処理手段及び前記遅れ補正手段は、前記電気レバー装置からの操作信号と前記油温センサの検出値を入力し、前記電気・油圧変換器に前記補正信号を出力するコントローラに備えられていることを特徴とする方向切換弁制御装置。 【請求項5】請求項1記載の方向切換弁制御装置において、前記操作レバー装置は油圧的な操作信号を出力する油圧パイロット式であり、前記遅れ処理手段及び前記遅れ補正手段は、前記油圧的な操作信号を検出する圧力センサと、この圧力センサと前記油温センサの検出値を入力し、前記電気・油圧変換器に前記補正信号に基づく指令信号を出力するコントローラに備えられていることを特徴とする方向切換弁制御装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、操作レバー装置から出力される操作信号に基づいて方向切換弁を切り換え操作し、アクチュエータに供給される圧油の方向と流量を切り換え制御する方向切換弁制御装置に関する。 【0002】 【従来の技術】建設機械、例えば油圧ショベルにおいては、フロント作業機の起動や停止時に操作レバー装置の操作レバーを急操作すると機械的ショックが発生し易い。このような機械的ショックを防止するため、従来の方向切換弁制御装置では例えば特開平5−263435号公報に記載のように、操作レバー装置から出力された操作信号をコントローラに導き、コントローラーで一次遅れ要素等を用いた遅延処理により補正して急操作を緩和した出力信号とし、この出力信号をに基づき方向切換弁を切り換え操作することにより、操作レバーの急操作による衝撃力や振動を緩和している。 【0003】また、コントローラからの出力信号により方向切換弁を切り換え操作する場合は、方向切換弁を油圧パイロット操作式とし、コントローラと方向切換弁の間に電磁比例弁等の電気・油圧変換器を介在させ、コントローラからの出力信号(電気信号)を油圧信号に変換し、油圧信号で方向切換弁を駆動するのが一般的である。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】コントローラと方向切換弁の間に電気・油圧変換器、例えば電磁比例弁を介在させ、油圧信号で方向切換弁を駆動する方向切換弁制御装置にあっては、作動油を媒体として信号を伝えている。しかし、作動油は温度により粘性が変化するため、操作レバーを常温で操作した場合と低温で操作した場合の電磁比例弁応答性が変化し、低温時には操作レバーに対する電磁比例弁の応答が遅くなり、操作しずらいという問題がある。 【0005】本発明は、電気・油圧変換器を介在させて方向切換弁を駆動する場合の低温時の応答性の低下を小さくする方向切換弁制御装置を提供することである。 【0006】 【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成するために、本発明は、操作レバー装置の操作量を検知した制御信号に遅れ処理を加える遅れ処理手段を有し、この遅れ処理を加えた補正信号に基づいて電気・油圧変換器を駆動し、この電気・油圧変換器から出力される油圧信号より方向切換弁を切り換え操作し、アクチュエータに供給される圧油の方向と流量を切り換え制御する方向切換弁制御装置において、前記油圧信号の作動油の温度を検出する油温センサと、前記油温センサにより検出した油温に応じて前記遅れ処理の加える程度を変化させる遅れ補正手段とを備えるものとする。 【0007】このように油温センサと遅れ補正手段とを設け、油温に応じて遅れ処理の加える程度を変化させることにより、低温時に加える遅れ補正の度合いを小さくして低温時の補正信号の応答性の低下を小さくすることができ、これにより低温時に電気・油圧変換器の応答性が悪くなっても、最終的な電気・油圧変換器の出力特性を常温時の補正信号で動作させた場合の出力特性に近づけ、操作レバー装置を急操作したときの低温時の応答性を向上することができる。 【0008】(2)上記(1)において、好ましくは、前記遅れ処理手段は、前記制御信号に対して時定数に応じたフィルタ処理を行う手段であり、前記遅れ補正手段は前記油温に応じて前記時定数を変化させる手段である。 【0009】このようにフィルタ処理の時定数を油温に応じて変化させることにより遅れ処理の加える程度が変化する。 【0010】(3)上記(1)において、前記遅れ処理手段は、前記制御信号の変化量を許容変化量以下に制限する手段であり、前記遅れ補正手段は前記油温に応じて前記許容変化量を変化させる手段であってもよい。 【0011】このように制御信号の変化量を制限するときの許容変化量を油温に応じて変化させることにより遅れ処理の加える程度を変化させることができる。 【0012】(4)また、上記(1)において、好ましくは、前記操作レバー装置は電気的な操作信号を出力する電気レバー装置であり、前記遅れ処理手段及び前記遅れ補正手段は、前記電気レバー装置からの操作信号と前記油温センサの検出値を入力し、前記電気・油圧変換器に前記補正信号を出力するコントローラに備えられている。 【0013】これにより電気レバー装置を備えかつ電気・油圧変換器を介在させて方向切換弁を駆動する場合の低温時の応答性を向上することができる。 【0014】(5)上記(1)において、前記操作レバー装置は油圧的な操作信号を出力する油圧パイロット式であり、前記遅れ処理手段及び前記遅れ補正手段は、前記油圧的な操作信号を検出する圧力センサと、この圧力センサと前記油温センサの検出値を入力し、前記電気・油圧変換器に前記補正信号に基づく指令信号を出力するコントローラに備えられているものであってもよい。 【0015】これにより油圧パイロット式の操作レバー装置を備えかつコントローラと電気・油圧変換器を介在させて油圧信号を補正したり、任意のマイコン制御を付加する場合の低温時の応答性を向上することができる。 【0016】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。 【0017】まず、本発明の第1の実施形態による方向切換弁制御装置を図1〜図5により説明する。 【0018】図1において、1は例えば油圧ショベルに搭載される油圧駆動装置であり、この油圧駆動装置1に本実施形態の方向切換弁制御装置2が設けられている。油圧駆動装置1はメインの油圧ポンプ3と、油圧ポンプ3から吐出される圧油により駆動されるアクチュエータ4と、油圧ポンプ3とアクチュエータ4の間に介在する方向切換弁5とを有している。アクチュエータ4は例えば油圧ショベルのフロント作業機の構成要素であるブーム、アーム、バケットの任意のものを駆動するアクチュエータ、例えばブームシリンダである。 【0019】方向切換弁制御装置2は方向切換弁5を切り換え操作し、アクチュエータ4に供給される圧油の方向と流量を切り換え制御してアクチュエータ4の動作方向と動作速度を制御するものであり、操作レバー装置10と、コントローラ11と、電磁比例弁12a,12bと、油温センサ13とを備えている。 【0020】操作レバー装置10は電気レバー装置であり、操作レバー10aと、操作レバー10aの操作方向と操作量を検出し、操作方向に応じて電気的な操作信号CTa,CTbを出力する操作量検出器10bとで構成されている。 【0021】コントローラ11は操作レバー装置10からの操作信号CTa,CTbと、油温センサ13からの油温信号Yとを入力し、操作信号CTa,CTbに所定の遅れ処理を加え、この遅れ処理を加えた補正信号MDa,MDbを出力する。 【0022】電磁比例弁12a,12bは、コントローラ11から出力される補正信号MDa,MDbにより作動し、パイロットポンプ14からの圧力を元圧として補正信号MDa,MDbに応じた油圧信号PLa,PLbを生成する。この油圧信号PLa,PLbはパイロットライン15a,15bを介して方向切換弁5のパイロット操作部5a,5bに与えられ、方向切換弁5が切り換え操作され、これによりアクチュエータ4に供給される圧油の流量が制御され、操作レバー10aの操作量に応じたアクチュエータ4の動作速度となる。 【0023】油温センサ13は電磁比例弁12a,12bにより生成される油圧信号PLa,PLbの作動油の温度を検出するものであり、例えばパイロットライン15bに設けられている。 【0024】コントローラ11の処理機能を図2に示す。これは操作信号CTa,CTbに対し一次遅れの補正処理を行った場合の例である。操作信号CTa,CTbはCTで代表し、補正信号MDa,MDbはMDで代表する。 【0025】コントローラ11は遅れ処理部11aと時定数補正部11bとを有している。遅れ処理部11aでは、前回の処理サイクルで得た補正信号をMD-1とし、時定数をT、経過時間をtとしたとき、MD=MD-1+(CT−MD-1)×(1−e-t/T) の式により補正信号MDを算出することで、操作信号CTに一次遅れ処理(フィルタ処理)を加える。時定数補正部11bでは、油温Yと時定数Tの関係をテーブル化して記憶しておき、油温Yの値を参照して該当する時定数Tを読み出す。油温Yと時定数Tの関係を演算式で記憶し、この演算式にそのときの油温Yを代入して演算により時定数Tを求めてもよい。油温Yと時定数Tの関係は油温Yが低下するに従って時定数Tが小さくなるように設定されている。 【0026】図3に操作レバー10aを急操作したステップ応答の場合の処理前の操作信号CTと処理後の補正信号MDとの関係を示す。図中、MD1は油温が常温の時の補正信号MDの特性であり、MD2は油温が低温時の補正信号MDの特性である。低温時の補正信号MD1は、上記時定数補正部11bで時定数Tを小さくすることにより常温時の補正信号MD1より速い応答となる。 【0027】図4は操作レバー10aを緩やかに操作した場合の図3と同様な図である。この場合も、低温時の補正信号MD2は時定数Tを小さくすることにより常温時の補正信号MD1より速い応答となる。 【0028】低温時の電磁比例弁12a,12bの応答性は悪くなるが、補正信号MD2の応答を速めることにより、最終的な電磁比例弁12a,12bの出力特性は常温時に補正信号MD1の特性で動作させた場合の出力特性に近づくこととなる。このため操作レバー10aを急操作したときの低温時の応答性が向上し、作業効率が向上する。 【0029】本発明の第2の実施形態を図5〜図7により説明する。本実施形態はコントローラからの出力値である補正信号MDの変化量を制限する許容変化量(最大変化量)に補正を加える場合のものである。 【0030】図5は本実施形態でのコントローラ11Aの処理機能を示す。図2と同様、操作信号CTa,CTbはCTで代表し、補正信号MDa,MDbはMDで代表する。 【0031】コントローラ11Aは変化量制限処理部11Aaと許容変化量補正部11Abとを有している。変化量制限処理部11Aaは、前回の処理サイクルで得た補正信号をMD-1とし、許容変化量をVとしたとき、CT−MD-1>V→MD=MD-1+VCT−MD-1≦V→MD=CTにより補正信号MDを算出する。許容変化量補正部11Abでは、油温Yと許容変化量Vの関係をテーブル化して記憶しておき、油温Yの値を参照して該当する許容変化量Vを読み出す。油温Yと許容変化量Vの関係を演算式で記憶し、この演算式に油温Yを代入して許容変化量Vを求めてもよい。油温Yと許容変化量Vの関係は油温Yが低下するに従って許容変化量Vが大きくなるように設定されている。 【0032】図6に操作レバー10aを急操作したステップ応答の場合の処理前の操作信号CTと処理後の補正信号MDとの関係を示す。図中、MD1は油温が常温の時の補正信号MDの特性であり、MD2は油温が低温時の補正信号MDの特性である。ステップ応答の場合は、CT−MD-1>VでMD=MD-1+Vとなり、出力値の最大変化量はVに制限されるため、補正信号MD1,MD2の特性は許容変化量Vの傾きとなる。よって、低温時は、上記許容変化量補正部11Abで許容変化量Vを大きくすることにより、補正信号MD2は常温時の補正信号MD1より速い応答となる。 【0033】図7は操作レバー10aを緩やかに操作した場合の図6と同様な図である。この場合は、操作信号CTはショックがない変化量の範囲に入っているため、CT−MD-1≦VでMD=CTとなり、CTを何も補正せず補正信号MD1,MD2として出力する。よって、低温時の補正信号MD2は常温時の補正信号MD1と同じ応答となる。 【0034】本実施形態においても、操作レバー10aを急操作したときの補正信号MD2の応答を速めることにより、最終的な電磁比例弁12a,12bの出力特性は常温時に補正信号MD1の特性で動作させた場合の出力特性に近づくこととなり、低温時の応答性が向上し、作業効率が向上する。 【0035】本発明の第3の実施形態を図8及び図9により説明する。本実施形態は操作レバー装置に油圧パイロット式を用い、操作レバー装置と方向切換弁の間に電磁比例弁を設置した場合の例である。図8中、図1に示す部材と同等のものには同じ符号を付している。 【0036】図8において、10Bは油圧パイロット式の操作レバー装置であり、この操作レバー装置10Bは操作レバー10aと、操作レバー10aの操作方向と操作量に応じて油圧信号(パイロット圧)PLa,PLbを生成する1対のパイロット弁(図示せず)を内蔵した油圧信号発生部10cとを有し、油圧信号発生部10cはパイロットライン15c,15dを介して電磁比例弁24a,24bの入力ポートに接続されている。パイロットライン15c,15dには油圧信号であるパイロット圧を検出する圧力センサ25a,25bが設けられ、圧力センサ25a,25bからのパイロット圧信号CPa,CPbはコントローラ11Bに入力される。コントローラ11Bはパイロット圧信号CPa,CPbに補正を加え、補正した信号を指令信号ia,ibとして出力する。 【0037】電磁比例弁24a,24bは、コントローラ11Bから出力された指令信号ia,ibにより作動し、操作レバー装置10Bで発生した油圧信号PLa,PLbを補正する。方向切換弁5はこの補正された油圧信号に応じて切り換え操作され、指令信号ia,ibに応じてアクチュエータ4の動作速度が制御される。 【0038】コントローラ11Bではパイロット圧信号CPa,CPbに対しマイコン制御のための補正と遅れ処理のための補正を加える。これらの処理内容を図9にフローチャートで示す。マイコン制御の補正処理は微操作比例制御の例である。 【0039】まず、コントローラ11Bには予め微操作比例制御を指示する選択スイッチ26を設けておき、ステップS1で圧力センサ25a,25bの信号(パイロット圧信号)CPa,CPb、油温センサの油温信号Y、選択スイッチ26の指示信号Zを読込む。ステップS2では、パイロット圧信号CPa,CPbに油温Yに応じた遅れ処理を加え、補正信号MDa,MDbを得る。この処理内容は、パイロット圧信号CPa,CPbをCPで代表し、補正信号MDa,MDbをMDで代表すると、CTがCPに変わる点を除いて図2又は図5に示したものと同じである。 【0040】次に、ステップS3で指示信号ZがONかどうかを判断し、ONでない場合にはステップS4に進み、指令信号ia ,ib をia=MDa,ib=MDbと置く。即ち、圧力センサ25a,25bで検出したパイロット圧の信号CPa,CPbに遅れ処理を加えた補正信号MDa,MDbをそのまま指令信号とする。ステップS3で指示信号ZがONであると判断された場合には、ステップS5に進み、ia=MDa×K,ib=MDb×Kの演算を行う。ここでKはK<1、例えばK=0.5である。即ち、圧力センサ25a,25bで検出したパイロット圧の信号CPa,CPbに遅れ処理を加えた補正信号MDa,MDbをそのまま指令信号とせずに、それより小さい値を指令信号とする。次いで、ステップS6で上記指令信号ia,ibを電磁比例弁24a,24bに出力する。 【0041】これにより、スイッチ26をONにしない場合は、通常通りに油圧アクチュエータ4の動作速度を制御でき、スイッチ26をONした場合は、油圧アクチュエータ4の微操作比例制御が可能となると共に、スイッチ26がON、OFFのいずれの場合もステップS2の処理により低温時の応答性を向上した制御が可能となる。 【0042】なお、コントローラ11Bで行われるマイコン制御の補正処理は微操作比例制御以外のものであってもよいことは、勿論である。 【0043】本発明の第4の実施形態を図10により説明する。本実施形態は操作レバー装置に油圧パイロット式を用い、かつ方向切換弁は電磁比例弁で操作し任意のマイコン制御を行えるようにしたものである。図中、図1及び図8に示す部材と同等のものには同じ符号を付している。 【0044】図10において、操作レバー装置10Bの油圧信号発生部10cに接続されたパイロットライン15e,15fには油圧信号であるパイロット圧を検出する圧力センサ25a,25bが設けられ、圧力センサ25a,25bからのパイロット圧信号CPa,CPbはコントローラ11Cに入力される。電磁比例弁12a,12bは、コントローラ11Cから出力される指令信号ia,ibにより作動し、パイロットポンプ14からの圧力を元圧にして指令信号ia,ibに応じた油圧信号PLa,PLbを生成する。方向切換弁5はこの油圧信号PLa,PLbに応じて切り換え操作され、指令信号ia,ibに応じてアクチュエータ4の動作速度が制御される。 【0045】コントローラ11Cでは、第3の実施形態と同様、パイロット圧信号CPa,CPbに対しマイコン制御のための補正と遅れ処理のための補正を加える。マイコン制御の補正処理は例えば図9のフローチャートにステップS5で示した微操作比例制御であり、遅れ処理も図9のフローチャートにステップS2で示したものと同じである。また、本実施形態では電磁比例弁12a,12bの油圧源がパイロットポンプ14であるため、電磁比例弁12a,12bは操作レバー装置10Bで発生したパイロット圧よりも高い油圧信号を生成することができ、コントローラ11Cで加えるマイコン制御の補正は、操作レバー装置10Bで発生したパイロット圧を減圧側に補正するだけでなく、増圧側にも補正できるため、コントローラ11Cは任意のマイコン制御を行うことができる。そして、このような任意のマイコン制御に対して、選択スイッチ26がON、OFFのいずれの場合も低温時の応答性を向上した制御が可能となる。 【0046】 【発明の効果】本発明によれば、低温時に電気・油圧変換器の応答性が悪くなっても、補正信号の低温時の応答性の低下を小さくし、最終的な電気・油圧変換器の出力特性を常温時の補正信号で動作させた場合の出力特性に近づけるので、操作レバー装置を急操作したときの低温時の応答性が向上し、作業効率を向上することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005522 【氏名又は名称】日立建機株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年4月9日(1999.4.9) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100077816 【弁理士】 【氏名又は名称】春日 讓
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| 【公開番号】 |
特開2000−291608(P2000−291608A) |
| 【公開日】 |
平成12年10月20日(2000.10.20) |
| 【出願番号】 |
特願平11−102117 |
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