| 【発明の名称】 |
多連方向切換弁 |
| 【発明者】 |
【氏名】三木 崇
【氏名】濱田 豊
【氏名】井奥 賢介
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| 【要約】 |
【課題】極力ボルトの本数を減らしつつ作動油の漏れを回避して追加方向切換弁を追加可能とすることができる多連方向切換弁を提供する。
【解決手段】第1及び第2アンロード通路59,60とタンク通路63を共用する追加方向切換弁55が、カバー53を外した状態の弁本体50の端面50aにシール部材65を介して液密状態にて追加可能に形成され、当該追加方向切換弁は、そのハウジング40が前記カバーの機能を有するように前記カバーと一体成形により単一体に形成されている。ハウジング40が前記カバーの機能を有するように前記カバーと一体成形により単一体に形成されているので、カバーの肉厚が当該方向切換弁のハウジングの厚さに加算され、単一体としての剛性が高まって、押圧力に対抗して撓み難さを高めることができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 弁本体に、ポンプに連通する第1アンロード通路及び第2アンロード通路と、タンクに連通するタンク通路と、各アクチュータに連通するアクチュエータ通路と、これらの各通路を切り換えるべく操作される複数のスプールが配設されてなり、前記弁本体の端面の中央部に、前記第1アンロード通路及び第2アンロード通路の第1開口及び第2開口が形成され、更に前記端面に前記タンク通路の開口が形成され、前記各開口を連通しつつ前記端面を被覆するカバーが着脱可能に装着され、且つ前記端面には前記カバーと協働して前記各開口を液密に包囲するシール部材が設けられて成る多連方向切換弁であって、前記第1及び第2アンロード通路と前記タンク通路を共用する追加方向切換弁が、前記カバーを外した状態の前記弁本体の端面に前記シール部材を介して液密状態にて追加可能に形成されていると共に、当該追加方向切換弁は、それ自体のハウジングが前記カバーの機能を有するように前記カバーと一体成形により単一体に形成されていることを特徴とする多連方向切換弁。 【請求項2】 弁本体に、ポンプに連通する第1アンロード通路及び第2アンロード通路と、タンクに連通するタンク通路と、各アクチュータに連通するアクチュエータ通路と、これらの各通路を切り換えるべく操作される複数のスプールが配設されてなり、前記弁本体の端面の中央部に、前記第1アンロード通路及び第2アンロード通路の第1開口及び第2開口が形成され、更に前記端面に前記タンク通路の開口が形成され、前記各開口を連通しつつ前記端面を被覆するカバーが着脱可能に装着され、且つ前記端面には前記カバーと協働して前記各開口を液密に包囲するシール部材が設けられて成る多連方向切換弁であって、前記第1及び第2アンロード通路と前記タンク通路を共用する追加方向切換弁が、前記弁本体の端面と前記カバーとの間に両面側ともシール部材を介して液密状態にて追加可能に形成され、前記追加方向切換弁のハウジングの厚みは、前記弁本体に取り付けられた状態で、前記第1及び第2アンロード通路内の昇圧に伴って前記シール部材に囲まれた部分に作用する押圧力に対抗し、前記シール部材による液密状態を維持できる程度の耐撓み力を発揮する肉厚に形成されていることを特徴とする多連方向切換弁。 【請求項3】 弁本体に、ポンプに連通する第1アンロード通路及び第2アンロード通路と、タンクに連通するタンク通路と、各アクチュータに連通するアクチュエータ通路と、これらの各通路を切り換えるべく操作される複数のスプールが配設されてなり、前記弁本体の端面の中央部に、前記第1アンロード通路及び第2アンロード通路の第1開口及び第2開口が形成され、更に前記端面に前記タンク通路の開口が形成され、前記各開口を連通しつつ前記端面を被覆するカバーが着脱可能に装着され、且つ前記端面には前記カバーと協働して前記各開口を液密に包囲するシール部材が設けられて成る多連方向切換弁であって、前記第1及び第2アンロード通路と前記タンク通路を共用する追加方向切換弁が、前記弁本体の端面と前記カバーとの間に両面側ともシール部材を介して液密状態にて追加可能に形成され、前記追加方向切換弁のハウジングには、前記弁本体端面側とカバー側とを連通する連通孔が形成され、当該追加方向切換弁が、弁本体に取り付けられた状態で、前記第1及び第2アンロード通路内の昇圧に伴って前記ハウジングの弁本体端面への接合面であって前記シール部材に囲まれた領域に作用する押圧力を、前記連通孔を介して前記ハウジングの前記カバー側の接合面であって前記シール部材に囲まれた領域にも伝達可能に構成されていることを特徴とする多連方向切換弁。 【請求項4】 請求項1から3のいずれかにおいて、前記弁本体の端面で前記第1及び第2開口が互いに接近して配置され、前記シール部材にはOリングが用いられ、前記第1及び第2開口は1個のOリングによって包囲されていることを特徴とする多連方向切換弁。 【請求項5】 請求項3又は4において、前記連通孔は前記タンクに連通されていることを特徴とする多連方向切換弁。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベル等の産業機械の各種アクチュエータの駆動制御に用いられる方向切換弁であって、弁本体にポンプから供給される作動油の流れを制御する複数個の方向切換弁を備えた多連方向切換弁に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の多連方向切換弁として、弁本体に貫通形成された各スプール孔に各スプールが摺動可能に配設されかつ各スプールを往復動させることにより、各アクチュエータへの作動油の流れを制御する複数個の方向切換弁を有するものが知られている(例えば、実開昭59−186502号公報参照)。 【0003】従来技術に係る多連方向切換弁は、弁本体に2つのアンロード通路が形成され、この2つのアンロード通路は、各々別の方向切換弁に連通している。この方向切換弁は、アンロード通路が連通するスプール孔と、このスプール孔に開口するアクチュエータ通路およびタンク通路と、スプール孔に挿入され、その慴動により供給通路とアクチュエータ通路、もしくはタンク通路とアクチュエータ通路とを連通させるスプールを備えている。 【0004】多連方向切換弁に、アンロード通路およびタンク通路を共用する追加方向切換弁を追加することができるように、弁本体の端面に2つのアンロード通路およびタンク通路をそれぞれ開口させ、この開口をOリングを介して液密状態で塞ぐカバーがボルトにより弁本体端面に着脱可能に締結されている。そして、追加方向切換弁を追加する場合は、前記カバーを外して弁本体とカバーとの間に配置して当該追加方向切換弁の両面ともOリングを介して液密状態で前記ボルトにより締結固定される。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところが、アンロード通路が2つであるので、弁本体の端面においてOリングによって囲まれたシール領域の面積が2倍となり、方向切換弁の往復動に基づく圧力増加に伴ってシール領域に押圧力が作用したとき、追加方向切換弁の受ける前記押圧力は単純に計算しても2倍となる。そのため、アンロード通路内の昇圧に伴って前記シール領域に押圧力が作用したとき、追加方向切換弁のハウジングが撓んで、前記Oリングによるシール力が低下し、液密状態が維持できなくなり、弁本体の端面と追加方向切換弁の合わせ面との間から作動油が洩れ出るという問題がある。 【0006】この問題は、追加方向切換弁を弁本体とカバーとの間に介在させて締結するボルトの本数を多くすれば、締め付け力が強まって前記ハウジングの撓みを抑制できるが、このような構造を採用することとすると、ボルトの本数分だけ弁本体のスペースを確保しなければならず、多連方向切換弁が大型化する問題がある。 【0007】本発明の課題は、締結用ボルトの本数を極力減らしつつ作動油の漏れを回避して追加方向切換弁を後から追加可能とすることができる多連方向切換弁を提供することにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため、本願請求項1に記載の発明は、弁本体に、ポンプに連通する第1アンロード通路及び第2アンロード通路と、タンクに連通するタンク通路と、各アクチュータに連通するアクチュエータ通路と、これらの各通路を切り換えるべく操作される複数のスプールが配設されてなり、前記弁本体の端面の中央部に、前記第1アンロード通路及び第2アンロード通路の第1開口及び第2開口が形成され、更に前記端面に前記タンク通路の開口が形成され、前記各開口を連通しつつ前記端面を被覆するカバーが着脱可能に装着され、且つ前記端面には前記カバーと協働して前記各開口を液密に包囲するシール部材が設けられて成る多連方向切換弁であって、前記第1及び第2アンロード通路と前記タンク通路を共用する追加方向切換弁が、前記カバーを外した状態の前記弁本体の端面に前記シール部材を介して液密状態にて追加可能に形成されていると共に、当該追加方向切換弁は、それ自体のハウジングが前記カバーの機能を有するように前記カバーと一体成形により単一体に形成されていることを特徴とするものである。 【0009】本発明によれば、追加方向切換弁は、それ自体のハウジングが前記カバーの機能を有するように前記カバーと一体成形により単一体に形成されているので、カバーの肉厚が当該方向切換弁のハウジングの厚さに加算され、単一体としての剛性が高まって、押圧力に対抗して撓み難さを高めることができる。従って、ボルトの本数を減らしつつ作動油の漏れを回避して追加方向切換弁を追加可能とすることができる。 【0010】また、本願請求項2に記載の発明は、弁本体に、ポンプに連通する第1アンロード通路及び第2アンロード通路と、タンクに連通するタンク通路と、各アクチュータに連通するアクチュエータ通路と、これらの各通路を切り換えるべく操作される複数のスプールが配設されてなり、前記弁本体の端面の中央部に、前記第1アンロード通路及び第2アンロード通路の第1開口及び第2開口が形成され、更に前記端面に前記タンク通路の開口が形成され、前記各開口を連通しつつ前記端面を被覆するカバーが着脱可能に装着され、且つ前記端面には前記カバーと協働して前記各開口を液密に包囲するシール部材が設けられて成る多連方向切換弁であって、前記第1及び第2アンロード通路と前記タンク通路を共用する追加方向切換弁が、前記弁本体の端面と前記カバーとの間に両面側ともシール部材を介して液密状態にて追加可能に形成され、前記追加方向切換弁のハウジングの厚みは、前記弁本体に取り付けられた状態で、前記第1及び第2アンロード通路内の昇圧に伴って前記シール部材に囲まれた部分に作用する押圧力に対抗し、前記シール部材による液密状態を維持できる程度の耐撓み力を発揮する肉厚に形成されていることを特徴とするものである。 【0011】本発明によれば、追加方向切換弁のハウジングの肉厚を上記の如く厚く形成したので、該追加方向切換弁を弁本体端面に取り付けたときに、第1及び第2アンロード通路内の圧力増加に起因する前記の撓みを抑制でき、従って、ボルトの本数を減らしつつ作動油の漏れを回避して追加可能とすることができる。 【0012】また、本願請求項3に記載の発明は、弁本体に、ポンプに連通する第1アンロード通路及び第2アンロード通路と、タンクに連通するタンク通路と、各アクチュータに連通するアクチュエータ通路と、これらの各通路を切り換えるべく操作される複数のスプールが配設されてなり、前記弁本体の端面の中央部に、前記第1アンロード通路及び第2アンロード通路の第1開口及び第2開口が形成され、更に前記端面に前記タンク通路の開口が形成され、前記各開口を連通しつつ前記端面を被覆するカバーが着脱可能に装着され、且つ前記端面には前記カバーと協働して前記各開口を液密に包囲するシール部材が設けられて成る多連方向切換弁であって、前記第1及び第2アンロード通路と前記タンク通路を共用する追加方向切換弁が、前記弁本体の端面と前記カバーとの間に両面側ともシール部材を介して液密状態にて追加可能に形成され、前記追加方向切換弁のハウジングには、前記弁本体端面側とカバー側とを連通する連通孔が形成され、当該追加方向切換弁が、弁本体に取り付けられた状態で、前記第1及び第2アンロード通路内の昇圧に伴って前記ハウジングの弁本体端面への接合面であって前記シール部材に囲まれた領域に作用する押圧力を、前記連通孔を介して前記ハウジングの前記カバー側の接合面であって前記シール部材に囲まれた領域にも伝達可能に構成されていることを特徴とするものである。 【0013】本発明によれば、追加方向切換弁を弁本体端面に取り付けたときに、前記第1及び第2アンロード通路内の昇圧に伴って前記シール部材に囲まれた領域に作用する押圧力が、前記連通孔を介して前記ハウジングの両側の両シール領域に伝達されるため、当該ハウジングをシール領域の液密性を低下する方向に撓ませる力が大幅に相殺され、当該ハウジングは一層撓みにくくなる。従って、追加方向切換弁のハウジングを差ほど厚くすることなく、かつ、ボルトの本数を減らしつつ作動油の漏れを回避して追加可能とすることができる。 【0014】また、本願請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれかに記載された多連方向切換弁において、前記弁本体の端面で前記第1及び第2開口が互いに接近して配置され、前記シール部材にはOリングが用いられ、前記第1及び第2開口は1個のOリングによって包囲されていることを特徴とするものである。本発明によれば、多連方向切換弁の小型化を図りつつかつ追加方向切換弁を油漏れなく追加できる。 【0015】また、本願請求項5に記載の発明は、請求項3又は4に記載された多連方向切換弁において、前記連通孔は前記タンクに連通されていることを特徴とするものである。本発明によれば、前記シール領域に作用する押圧力をタンク圧に等しくすることができるので、前記撓みを大幅に低減することができ、作動液の漏れを低減することができる。 【0016】 【発明の実施の形態】〈実施の形態1〉図1は本発明に係る実施の形態1の説明図であって、複数個の方向切換弁が設けられた単一の弁本体に追加可能な追加方向切換弁を装着する前の状態を示す正面図、図2は同弁本体に本実施の形態に係る追加方向切換弁を装着した状態を示す正面図、図3は図1に示すカバーを弁本体から取り外した状態で図1の矢印III方向から目視した状態を示す端面図、図5は図2に示す追加方向切換弁を図2に示す弁本体から取り外して矢印IV方向から目視した状態を示す平面図であり、図4は図1に示すカバーを図1の矢印V方向から平面図である。 【0017】図1において、符号50は多連方向切換弁の弁本体を示す。この弁本体50には、その一面側から他面側に向かって複数のスプール孔(図示せず)が貫通形成され、各スプール孔に各スプール(図示せず)が摺動可能に配設され、これによって、各スプールの往復動に基づき図示を略す各アクチュエータへの作動油の流れを制御する複数個の方向切換弁51が構成されている。図1において、符号52は、アクチュエータに配管接続されるアクチュエータポートを示す。 【0018】弁本体50は、本実施の形態では直方体形状の単一ブロックから形成され、その下端面にはカバー53が4本の短尺ボルト54Sによって着脱可能に締結されている。この弁本体50には、図2に示した如く、カバー53を取り外して、追加方向切換弁55が4本の長尺ボルト54Lにより追加可能に構成されている。図2において、符号56、57は当該追加方向切換弁55のアクチュエータポートを示す。 【0019】図3に示した如く、弁本体50には、図示を略すポンプに連通する2つの第1アンロード通路59と第2アンロード通路60とが形成されていると共に、図示を略すタンクに連通する4つのタンク通路63とが形成されている。そして、弁本体50の端面50aには、図3に示すように第1アンロード通路59の第1開口59aと、第2アンロード通路60の第2開口60aとが形成されていると共に、タンク通路63の開口63aが形成されている。 【0020】この端面50aには、4個のボルト挿通孔64が穿設されている。カバー53は、弁本体50の端面50aに前記短尺ボルト54Sを前記ボルト挿通孔64に締結することにより取り付けられる。 【0021】この端面50aには、カバー53と協働して各通路の各開口59a、60a、63aを包囲して液密にシールするシール部材としてのOリング65、66が設けられている。ここでは、第1開口59aと第2開口60aとは端面50aの中央付近に接近して配設されて、弁本体50の小型化が図られている。この第1開口59aと第2開口60aとは1個のOリング65によって包囲されている。 【0022】カバー53は、図4に示した如く、その本体中央に第1アンロード通路59の第1開口59aおよび第2アンロード通路60の第2開口60aに臨む開口部53fと、タンク通路63の各開口63aに臨む開口53gと、各開口53fおよび53gとを連絡する連絡路53hと、各ボルト挿通孔64に対応する箇所に形成されたボルト挿通孔53iとを有している。 【0023】図5に示した如く、本実施の形態に係る追加方向切換弁55は、それ自体のハウジング40が前記カバー53の機能を有するように前記カバー53と一体成形により単一体に形成されている。すなわち、前記カバー53の開口部53f、開口53g、連絡路53h及びボルト挿通孔53iの各機能を総て具備した構造にて一体成形(鋳造)されている。この追加方向切換弁55は、第1アンロード通路59および第2アンロード通路60と一連になる共用第1アンロード通路67および共用第2アンロード通路68と、更にタンク通路63と一連になる共用タンク通路69とを有している。 【0024】そして、該追加方向切換弁55の前記弁本体50の端面50aへの合わせ面55aには、図5に示した如く、第1開口59aに接続される共用第1アンロード通路67の第1接続口71と、第2開口60aに接続される共用第2アンロード通路68の第2接続口72と、更にタンク通路63の開口63aに接続される共用タンク通路69の接続口73とが形成されている。更に、この追加方向切換弁55には、長尺ボルト64Lに対応する箇所にボルト挿通孔70が形成されている。 【0025】本実施の形態によれば、追加方向切換弁55は、それ自体のハウジング40がカバー53の機能を有するように前記カバーと一体成形により単一体に形成されているので、カバー53の肉厚が当該追加方向切換弁55のハウジング40の厚さに加算される。従って、ハウジング40の全体としては単一体としての剛性が高まって、2つのアンロード通路内の昇圧に起因する前記押圧力に対抗して当該ハウジング40の撓み難さを高めることができる。従って、ボルトの本数を減らしても当該高剛性化によって撓みにくくなり、作動油の漏れを回避して追加方向切換弁を追加することができる。 【0026】また、図5に示したように、本実施の形態に係る追加方向切換弁55のハウジング40には、弁本体端面に接合させる合わせ面55aとタンク通路73とを連通するドレン孔81が形成されている。このドレン孔81は、当該追加方向切換弁55が、弁本体50に取り付けられた状態で、前記Oリング65に囲まれた領域に漏れた油をタンクに放出する働きをする。 【0027】〈実施の形態2〉図6は本発明の実施の形態2の説明図であって、カバーと別体の追加方向切換弁を弁本体端面に装着した状態を示す正面図、図7は追加方向切換弁を弁本体から取り外して矢印VII方向から目視した状態を示す合わせ面の図、図8は図6に示すカバーを取り外して当該追加方向切換弁を矢印VIII方向から目視した状態を示す端面図である。図6乃至図8において、発明の実施の形態1と同一構成要素については、同一符号を付してその詳細な説明は省略することとし、異なる部分についてのみ説明することとする。 【0028】この実施の形態2では、追加方向切換弁55には、発明の実施の形態1と異なり、カバー53が一体成形されてはおらず、弁本体50の端面50aをカバーするカバー53が追加方向切換弁55の前記合わせ面55aと反対側の端面55bをカバーするのに用いられるように形成されている。すなわち、追加方向切換弁55のハウジング41は、前記弁本体50の端面50aと前記カバー53との間に、その両面55a、55bのいずれもOリング65,77を介して液密状態にて追加可能に形成されている。そして、該ハウジング41の厚みは、前記弁本体50に取り付けられた状態で、前記第1及び第2アンロード通路59,60内の昇圧に伴ってOリング65,77に囲まれた領域に作用する押圧力に対抗して、前記Oリング65,77による液密状態を維持できる程度の耐撓み力を発揮する肉厚に形成されている。 【0029】図8に示したように、追加方向切換弁55のハウジング41は、第1および第2アンロード通路59、60を共用する共用第1及び第2アンロード通路67、68と、更にタンク通路63を共用する共用タンク通路69とを有する。そして、該ハウジング41の弁本体50との合わせ面55aとは反対側の端面55bに、共用第1アンロード通路67の第1開口74と共用第2アンロード通路68の第2開口75と、更に共用タンク通路69の開口76とが形成されている。各開口74〜76は、前記の如く各Oリング77、78によってそれぞれ包囲されている。 【0030】本実施の形態によれば、追加方向切換弁55のハウジング41の肉厚を上記の如く厚く形成したので、追加方向切換弁55を弁本体端面50aに取り付けたときに、第1及び第2アンロード通路59,60内の圧力増加に起因する前記の撓みを抑制でき、従って、ボルトの本数を減らしつつ作動油の漏れを回避して追加することができる。 【0031】また、図7及び図8に示した如く、追加方向切換弁55のハウジング41に、前記合わせ面55a側とカバー側すなわち反対の端面55bとを連通する連通孔82が形成され、当該追加方向切換弁55が、弁本体50に取り付けられた状態で、前記第1及び第2アンロード通路59,60内の昇圧に伴って前記ハウジング41の前記合わせ面55aの前記Oリング65に囲まれた領域に作用する押圧力を、前記連通孔81を介して前記ハウジング41の反対側の端面55bの前記Oリング77に囲まれた領域にも伝達可能に構成されているものは、以下の作用効果が得られる。 【0032】当該連通孔82によって当該ハウジング41を前記シール領域の液密性を低下する方向に撓ませる力が大幅に相殺され、当該ハウジング41は一層撓みにくくなる。従って、追加方向切換弁55のハウジング41を差ほど厚くすることなく、かつ、ボルトの本数を減らしつつ作動油の漏れを回避して追加することができる。 【0033】さらに、前記連通孔82を前記タンクに連通すれば、前記シール領域に作用する押圧力をタンク圧に等しくすることができるので、前記撓みを更に大幅に低減することができ、作動液の漏れを低減することができる。 【0034】 【発明の効果】本発明によれば、以上に説明したように、締結用ボルトの本数を極力減らしつつ作動油の漏れを回避して追加方向切換弁を追加可能とすることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000004019 【氏名又は名称】株式会社ナブコ
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| 【出願日】 |
平成11年4月1日(1999.4.1) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100095452 【弁理士】 【氏名又は名称】石井 博樹
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| 【公開番号】 |
特開2000−291601(P2000−291601A) |
| 【公開日】 |
平成12年10月20日(2000.10.20) |
| 【出願番号】 |
特願平11−94600 |
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