| 【発明の名称】 |
高圧空気の供給装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】坂 達成
【氏名】藤本 聡
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| 【要約】 |
【課題】圧力調整を行う場合、高価で応答性が悪く、圧力変動幅の精度が確保できず、また、衝撃圧力を受け、調整された圧力を安定した状態で使用するまでには、衝撃圧の収まるまでの時間を置く必要があった。
【解決手段】高圧空気の一次側が二次側よりも大面積であるピストンを内蔵し、ピストンの面積比により、二次側より供給される二次側空気の圧力を上昇させる昇圧手段と、昇圧手段のピストンの一次側に空気を供給する一次側空気供給路と、昇圧手段の前記ピストンの二次側より供給される二次側空気供給路とを備えた高圧空気の供給装置で、二次側空気供給路に複数個のエアータンクと複数個の圧力調節弁とをもって空気の圧力を調整する手段を備えたことを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】高圧空気を発生させるために、一次側が二次側よりも大面積であるピストンを内蔵し、該ピストンの面積比により、二次側より供給される二次側空気の圧力を上昇させる昇圧手段と、該昇圧手段の前記ピストンの一次側に空気を供給する一次側空気供給路と、該昇圧手段の前記ピストンの二次側より供給される二次側空気供給路とを備えた高圧空気の供給装置において、二次側空気供給路に、複数個のエアータンクと複数個の圧力調節弁をもって空気の圧力を調整する手段を備えたことを特徴とする高圧空気の供給装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、「高圧空気の供給装置」、更に詳しくは、高圧空気供給源の空気圧の変動を少なくし、安定した高精度な高圧空気を瞬時に得ることのできる「高圧空気の供給装置」に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来から、例えば、加圧空気供給源より供給された圧力を調整する圧力制御弁として減圧弁があった。この減圧弁は、図2のような構成となっており、この減圧弁の使い方は、一次側から二次側への流体の流量を決める弁棒1と、弁棒1を押さえるスプリング2と、スプリング2を圧縮させるハンドル3と、二次側の圧力消費量の変動を緩和するダイヤフラム4とからなっている。 【0003】また、この減圧弁は、ハンドル3を回して調整ねじをねじ込んでいくと、スプリング2が圧縮されるため、その反発力で弁棒1が下へ押されます。そして減圧弁が開き、一次側(入口側)から流入した空気は、二次側(出口側)へ流れ出ます。 この時流れ出す空気圧は、スプリング2をどの程度圧縮したか(ハンドル3をどのくらい回したか)によって決まります。つまり、調整ねじのねじ込量が少なければ低い圧力しか流れ出ませんし、ねじ込量が多ければ高い圧力が流れ出ます。 【0004】そして、ダイヤフラム4を取り付けることによって、二次側の圧力消費量が多大に変動しても、二次側の圧力が調整した圧力より低くなることを抑えます。ダイヤフラム4は、軟らかい合成ゴムの板などでできている膜状のものです。2次側の空気の消費量が多くなると圧力が下がりますが、そのとき、ダイヤフラム4に作用している圧力も小さくなるので、スプリング2の反発力は圧力の小さくなった分だけ大きくなったと同じことになり、弁棒1をより大きく押し下げて弁を開きます。そして、空気の流量が多くなって消費量が多くなった分を補い、圧力が下がるのを防ぐのです。 【0005】逆に空気の消費量が少なくなると、ダイヤフラム4に作用する圧力が上がり、スプリング2の反発力が減殺されるため、弁棒1は上に戻って、弁の開きの程度を小さくします。したがって、空気流量は絞られて、二次側の圧力が、最初に調整された圧力以上に上昇しないようになっていた。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、圧力制御弁を使用して圧力調整を行う場合において、実際に、高圧40kgf/cm2程度以上の圧力を調整する圧力制御弁は、高価であり、また、ダイヤフラムを内蔵しているため、高圧によるダイヤフラムの変動が大きいため応答性が悪く、また、圧力変動幅においては±0.1kgf/cm2レベルの精度が確保できず、また、圧力を得た瞬間に衝撃圧力を受け、調整された圧力を安定した状態で使用するまでには、衝撃圧の収まるまでのある程度の時間を置く必要があった。 【0007】本発明は、以上の問題点等を解決するもので、圧力制御弁を使用せず、圧力変動の少ない高精度な高圧空気を、高圧加圧に使用できるように瞬時に作り出し、安定して供給する装置を開発することを目的としたものであります。 【0008】 【課題を解決するための手段】前述した目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、高圧空気の供給装置の二次側空気供給路に複数個のエアータンクと複数個の圧力調節弁を設けたものであります。詳しくは、一次側が二次側よりも大面積であるピストンを内蔵し、該ピストンの面積比により、二次側より供給される二次側空気の圧力を上昇させる昇圧手段と、該昇圧手段の前記ピストンの一次側に空気を供給する一次側空気供給路と、該昇圧手段の前記ピストンの二次側より供給される二次側空気供給路とを備えた高圧空気の供給装置において、二次側空気供給路に、複数個のエアータンクと複数個の圧力調節弁とをもって空気の圧力を調整する手段を備えたことを特徴とする。 【0009】 【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施例の形態を図示例と共に説明する。図1は、本発明の実施例における高圧力供給装置の配管図を示す。加圧空気供給源5は、一次側空気供給路6により電磁弁7と絞り弁8を介して、増圧シリンダー9の1次側シリンダー10に加圧空気を所定圧力、例えば35kgf/cm2で供給する。増圧シリンダー9に内蔵されたピストン12は、その一次側面13の面積が二次側面14の面積の数倍となっており、その面積比によって二次側シリンダー11側の圧力を上昇させる。この場合、二次側シリンダー11側の空気の圧力は47kgf/cm2となる。増圧シリンダー9の二次側シリンダー11には一次側空気供給路6から分岐され、空気の逆流を防ぐ逆止弁15を内蔵した二次側空気供給路16が接続され、複数個のエアータンクを持つ圧力調整路17が接続され、加圧ポート19が電磁弁18を介して接続されている。 【0010】また、圧力調整路17からは、昇圧された圧力47kgf/cm2を保つ1次タンク20と、設定圧力42kgf/cm2を瞬時にa%加圧する3次タンク22と、設定圧力42kgf/cm2を瞬時に(100−a)%加圧する2次タンク21が分岐して接続されており、それぞれのタンクは圧力調整路17内で電磁弁23と絞り弁24、25を介して直列に接続されている。なお、増圧シリンダー9の1次側シリンダー10には電磁弁26を介して排気路27が接続されている。圧力調整路17には、1次タンク20の空気の圧力を検知する第1の出力接点付圧力センサ28と2次タンク21、3次タンク22の空気の圧力を検知する第2の出力接点付圧力センサ29が設けられている。 【0011】第1の出力接点付圧力センサ28は1次タンク20の圧力を47kgf/cm2に保つために増圧シリンダー9を制御する接点に使用される。第2の出力接点付圧力センサ29は2次タンク21、3次タンク22の圧力を設定圧力42kgf/cm2に保つために電磁弁23を制御する接点に使用される。かかる構成によれば、電磁弁19を開いて加圧体に加圧するとき、まず3次タンク22の圧力で設定圧力のa%を加圧し、次に、絞り弁25を介して、設定圧力の残り(100−a)%を加圧する。この時、加圧体にかかる圧力は、2次タンク21と3次タンク22の圧力が瞬時に合成されもので、衝撃による圧力変動することなく、また、圧力変動幅の少ない高精度な高圧を瞬時に加圧することができる。 【0012】本装置により、加圧動作を行う場合、電磁弁18が開かれ加圧体に設定圧力が加圧されると、2次タンク21と3次タンク22の圧力が第2の出力接点付圧力センサ29の設定値以下に低下するので、電磁弁23を介して昇圧された圧力が補充される。圧力が補充され二次側空気供給路16の圧力が第1の出力接点付圧力センサ28の設定値以下に低下すると、電磁弁7を介して加圧空気供給源5から圧力が供給され増圧シリンダー9が昇圧をする。このように、加圧動作の最中で自動的に圧力調整を繰り返し、衝撃圧による圧力変動の起こらない、また、圧力変動があっても極わずかな圧力変動であり、高精度な高圧を瞬時に発生させることができる。 【0013】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1記載の発明は、安価な部品である複数個のエアータンクと複数個の圧力調節弁の設けることにより、圧力変動の少ない高精度な高圧を、高速加圧に使用できるように瞬時に作り出し、安定して供給する高圧力供給を可能とした装置であります。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000204033 【氏名又は名称】太平洋工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年3月30日(1999.3.30) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2000−283111(P2000−283111A) |
| 【公開日】 |
平成12年10月13日(2000.10.13) |
| 【出願番号】 |
特願平11−87772 |
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