| 【発明の名称】 |
油空圧変換増圧機 |
| 【発明者】 |
【氏名】大貫 一美
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| 【要約】 |
【課題】油空圧変換増圧機において、空気圧増圧器で空気圧を増圧することによる空気圧ピストンの動作遅れを無くす。
【解決手段】空気圧シリンダ1のヘッドカバー7側のポート9に、空気増圧器11を設けたバイパスと、チャッキ弁12を設けたバイパスと、排気弁13と設けたバイパスとが並列流路となるように接続し、ヘッドカバー7側のポート9を、これら3バイパスを通じて切換弁10に接続する。排気弁13は、空気圧シリンダのロッドカバー側ポート8に供給される空気圧をパイロット圧として切り換わる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】空気圧シリンダとこれより断面積が小さい油圧シリンダとを直結し、空気圧シリンダのヘッドカバー側ポートから空気圧シリンダ内に空気圧を供給して空気圧ピストンを推進し、該空気圧ピストンと一体にプランジャ又は油圧ピストンを油圧シリンダ内で摺動させて増圧する油空圧変換増圧機において、前記ヘッドカバー側ポートに空気増圧器を接続するとともに、この空気増圧器とは並列流路となるバイパスを形成し、このバイパスに、排気側の流れは遮断するチャッキ弁を設けたことを特徴とする油空圧変換増圧機。 【請求項2】空気圧シリンダのロッドカバー側ポートに供給される空気圧をパイロット圧として切り換わる排気弁を、空気増圧器及びバイパスと並列流路にして接続したことを特徴とする請求項1記載の油空圧変換増圧機。 【請求項3】空気増圧器をヘッドカバーの外側に取り付け、チャッキ弁及び排気弁をヘッドカバーに内蔵したことを特徴とする請求項2記載の油空圧変換増圧機。 【請求項4】空気増圧器、チャッキ弁及び排気弁をヘッドカバーに内蔵したことを特徴とする請求項2記載の油空圧変換増圧機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は油空圧変換増圧機に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、空気圧シリンダとこれより断面積が小さい油圧シリンダとを直結し、空気圧シリンダのヘッドカバー側ポートから空気圧シリンダ内に空気圧を供給して空気圧ピストンを推進し、該空気圧ピストンと一体にプランジャ又は油圧ピストンを油圧シリンダ内で摺動させて増圧する油空圧変換増圧機は既に提供されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】このような油空圧変換増圧機において、空気圧源からの空気圧よりも高い空気圧で空気圧ピストンを推進させるために、ヘッドカバー側ポートに空気圧増圧器を接続することが考えられるが、そうすると、空気圧増圧器が所定の増圧を行うまでの所要時間分だけ空気圧ピストンの動作が遅くなる問題がある。 【0004】本発明の目的は、空気圧増圧器で空気圧を増圧することによる空気圧ピストンの動作遅れを無くすことにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】この目的を達成するため、本発明は、空気圧シリンダとこれより断面積が小さい油圧シリンダとを直結し、空気圧シリンダのヘッドカバー側ポートから空気圧シリンダ内に空気圧を供給して空気圧ピストンを推進し、該空気圧ピストンと一体にプランジャ又は油圧ピストンを油圧シリンダ内で摺動させて増圧する油空圧変換増圧機において、ヘッドカバー側ポートに空気増圧器を接続するとともに、この空気増圧器とは並列流路となるバイパスを形成し、このバイパスに、排気側の流れは遮断するチャッキ弁を設けたことを特徴とする。 【0006】空気圧シリンダのロッドカバー側ポートに供給される空気圧をパイロット圧として切り換わる排気弁を、空気増圧器及びバイパスと並列流路にして接続すれば、空気圧ピストンの復帰動作を効率良く行える。 【0007】空気増圧器はヘッドカバーの外側に取り付け、チャッキ弁及び排気弁はヘッドカバーに内蔵しても、又は、空気増圧器、チャッキ弁及び排気弁の全てをヘッドカバーに内蔵しても良い。 【0008】 【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳述する。 【0009】図1において、空気圧シリンダ1のロッドカバー2側に、空気圧シリンダ1よりも断面積が小さい油圧シリンダ3が直結されている。図の例では、空気圧シリンダ1内には空気圧ピストン4が摺動自在に嵌装されているが、油圧シリンダ3内にはピストンは無く、空気圧ピストン4のピストンロッドを兼ねるプランジャ5が油圧シリンダ3中に突入することにより、空気圧が油圧として増圧して変換されるようになっている。なお、このようなプランジャポンプ型ではなく、油圧シリンダ3内に油圧ピストンを摺動自在に嵌装し、油圧ピストンと空気圧ピストン4とをピストンロッドで連結した型のものでも良い。空気圧シリンダ1上には油液を補給する油タンク6が搭載されている。 【0010】空気圧シリンダ1のロッドカバー2とヘッドカバー7とには、それぞれポート8・9が設けられ、ロッドカバー2側のポート8は切換弁10に直接接続されているのに対し、ヘッドカバー7側のポート9には、空気増圧器11を設けたバイパスと、チャッキ弁12を設けたバイパスと、排気弁13と設けたバイパスとが並列流路となるように接続され、ヘッドカバー7側のポート9は、これら3バイパスを通じて切換弁10に接続されている。 【0011】排気弁13は、ロッドカバー側ポート8に供給される空気圧をパイロット圧として切り換わる。チャッキ弁12は、ヘッドカバー側ポート9への空気圧の流れは許容し、反対に排気側の流れは遮断する。空気増圧器11は、切換弁10を通じてヘッドカバー側ポート9へ供給される空気圧を増圧するもので、その構造は、公知であるので説明は省略する。 【0012】図1は、切換弁10がロッドカバー側ポート8へ空気圧を供給する方に切り換わっている状態である。このときは、排気弁13は、ロッドカバー側ポート8へ供給される空気圧をパイロット圧としてバネ圧に抗して切り換わるので、ヘッドカバー側ポート9はこの排気弁13及び切換弁10を通じて排気され、空気圧ピストン4はヘッドカバー7側へ後退する。このときチャッキ弁12は閉じる。 【0013】切換弁10がヘッドカバー側ポート9へ空気圧を供給する方に切り換わると、排気弁13は閉じ、先ずチャッキ弁12が開くことにより、空気圧ピストン4は、初期の段階では空気増圧器11によらなくとも、切換弁10とチャッキ弁12を通ってきた供給圧により直ちにロッドカバー2側へ推進される。空気増圧器11で増圧された空気圧が空気圧シリンダ1内に入ると、空気圧ピストン4は増圧された空気圧により推進される。このときはチャッキ弁12は閉じる。 【0014】図2及び図3は空気増圧器11、チャッキ弁12及び排気弁13の組み付け例をそれぞれ示し、図2は、空気増圧器11をヘッドカバー7の外側に取り付け、チャッキ弁12及び排気弁13をヘッドカバー7に内蔵した例、図3は、空気増圧器11、チャッキ弁12及び排気弁13の全てをヘッドカバー7に内蔵した例である。 【0015】図4、図5及び図6は空気圧シリンダ1を基準として、油圧シリンダ3からの吐出油圧を大きくするか又は吐出量を多くしたい場合の例である。図4の場合、空気圧シリンダ1の断面積をS1、空気圧をP1、油圧シリンダ3の断面積をS2、油圧シリンダ3からの吐出油圧をP2、吐出量をWとし、機器全体の大きさは抑えたいという意図で、空気圧シリンダ1の断面積S1は一定として、図4の場合に対し、空気圧の圧力P1を#倍のP1×#、油圧シリンダ3の断面積をS2を#倍のS2×#とすると、油圧シリンダ3からの吐出油圧P2は変わらないが、吐出量は#倍のW×#となる。 【0016】また、図4の場合に対し、図6に示すように空気圧シリンダ1の断面積P1と油圧シリンダ3の断面積P2の面積比は変えないで、空気圧の圧力P1を#倍のP1×#とすると、油圧シリンダ3からの吐出量Wは変わらないが、吐出油圧は#倍のP×#となる。 【0017】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、空気圧シリンダのヘッドカバー側ポートに空気増圧器を接続するとともに、この空気増圧器とは並列流路となるバイパスを形成し、このバイパスに、排気側の流れは遮断するチャッキ弁を設けたので、空気圧増圧器で空気圧を増圧することによる空気圧ピストンの動作遅れなく、一層の増圧が図れる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000204240 【氏名又は名称】太陽鉄工株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年7月9日(1998.7.9) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100062476 【弁理士】 【氏名又は名称】原田 信市
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| 【公開番号】 |
特開2000−27801(P2000−27801A) |
| 【公開日】 |
平成12年1月25日(2000.1.25) |
| 【出願番号】 |
特願平10−194768 |
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