| 【発明の名称】 |
動水式穿穴加工によって有穴フリース材料を製造する方法と装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】ゲロルト フライスナー
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| 【要約】 |
【課題】噴流水による穿穴加工の施されたフリースに綺麗な穴縁構造を得ようとする。
【解決手段】場合によってなお穴横断面を横切って存在している単繊維を破壊するために、毛焼き炎加工を有穴フリースに施す。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 繊維を押し退けることによって穴を製作する動水式穿穴加工を無穴フリースに施し、次いで該フリースに少なくとも部分的な乾燥を施す形式の、有穴フリースを連続的に製造する方法において、場合によってなお穴横断面を横切って緊張している単繊維を破壊するために、毛焼き炎加工を有穴フリースに施すことを特徴とする、有穴フリースを連続的に製造する方法。 【請求項2】 有穴フリースを毛焼き炎加工の直後に冷却する、請求項1記載の方法。 【請求項3】 冷却を有穴フリースの両面から行う、請求項1又は2記載の方法。 【請求項4】 穴横断面を横切って緊張している単繊維だけを溶融・溶断するように、毛焼き火炎強度を制御する、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。 【請求項5】 毛焼き火炎強度をフリース重量に関連させる、請求項4記載の方法。 【請求項6】 毛焼き火炎強度を、フリース表面に対する火炎間隔に関連させる、請求項4又は5記載の方法。 【請求項7】 毛焼き炎加工装置に対向する方のフリース側で吸引力を火炎に対して作用させ、ひいてはフリースの穴を通して作用させる、請求項1から6までのいずれか1項記載の方法。 【請求項8】 繊維を各穴の側方域に押し退けることによってフリース(2)内に複数の穴を製作するための噴流水式穿穴装置(1〜12)と、噴流水処理によって湿ったフリース(2)を少なくとも部分的に乾燥させるための乾燥装置(13)とを備えた形式の、請求項1から7までのいずれか1項記載の方法を実施するための製造装置において、該製造装置が、有穴フリース(2´)の作業幅全体にわたって延在する毛焼き炎加工装置(17,18)によって補充されており、該毛焼き炎加工装置の開放火炎(18)が、有穴フリース(2´)に直接方位づけられていることを特徴とする、動水式穿穴加工によって有穴フリース材料を製造する方法を実施する装置。 【請求項9】 開放火炎(18)を有する毛焼き桁材(17)に、有穴フリースを搬送するためにも規定されたドラム(19)が対応配設されている、請求項8記載の有穴フリースに毛焼き炎加工を施す装置。 【請求項10】 ドラム(19)が冷却されている、請求項9記載の装置。 【請求項11】 ドラム(19)には、別の冷却ドラム(21)が対応配設されており、前記のドラム(19)と冷却ドラム(21)との間を有穴フリース(2´)が、両面から冷却するために運動する、請求項9又は10記載の装置。 【請求項12】 毛焼き桁材(17)が、ドラム(19)の直前で、支持されていない有穴フリース(2´)に対応配設されている、請求項9から11までのいずれか1項記載の装置。 【請求項13】 毛焼き炎加工装置(17,18)には、有穴フリース(2′)の反対面に吸引力(20)を作用させる装置が対応配設されている、請求項8から12までのいずれか1項記載の装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、繊維を押し退けることによって穴を製作する動水式穿穴加工を無穴フリース(不織布)に施し、次いで該フリースに少なくとも部分的な乾燥を施す形式の、有穴フリースを連続的に製造する方法に関する。 【0002】 【従来の技術】有穴フリースは米国特許第3750237号明細書に基づいて製作可能である。これによれば、2つのエンドレスウェッブの間に保持された予め製作されたフリースが、半径方向外側から、穴構造を製作するための硬質の噴流水によって負荷される。この製造装置は、均等に穿穴されたドラムから成り、該ドラムは全周をエンドレス篩いによって被覆されている。エンドレス篩いは、所望の穴構造に応じた開放域と閉鎖域とを有している。この穴製造法の欠点は、このようにしてもシャープに画されたエッジを有する穴を製造することはできず、しかも付加的に個々のフリース繊維が、穿穴時に硬質の噴流水によってドラムの方向にシフトされることである。 【0003】エッジをシャープに画された穴は、欧州特許出願公開第0215684号明細書、欧州特許出願公開第0223614号明細書又は欧州特許出願公開第0273454号明細書に基づいて、予め製作された均等なフリース内に後から製作することができる。前掲の各明細書では、それぞれ1つの穴あきドラムが、複数のドレンオリフィスを有する平滑な金属プレートから形成されており、該平滑な金属プレート上には、前記ドレンオリフィス間で全面にわたって均等配分された可塑性突起が配置されている。該可塑性突起は、片側の開いた圧刻部から成っているので、これによって同時にドレンオリフィスが形成されている。或いは又、前記可塑性突起は、均等分配された上向きに尖ったスパイクから成っており、該スパイク間ではドレンオリフィスとして複数の穴が金属プレートに配置されている。噴流水は、フリースの巻掛けられるドラムに半径方向外側から衝突する。全ての場合ドラムは金属プレートから製作されており、該金属プレートに、複数のスパイク又はその他の可塑性突起をねじ締結することが可能である(これに関しては米国特許第3034180号明細書も参照されたい)。 【0004】しかしながら実地の経験に基づいて、その都度使用されるフリース繊維にも関連してはいるが、予め均等に製作されたフリース内に、シャープな穴縁を有する穴を形成する、すなわち穴状のフリース開口の横断面にこれを横切って張られた繊維を存在させないように穴を形成するのは困難であることが判った。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、動水式穿穴加工による有穴フリース材料を製造する方法並びに、該方法を実施するのに有利な装置を改良して、噴流水による穿穴加工の施されたフリースに綺麗な穴縁構造を得ようとすることである。 【0006】 【課題を解決するための手段】複数の可塑性突起を表面に存在させたドラム上で動水式穿穴加工を無穴フリースに施す慣用の方法を出発点として、前記課題を解決するための本発明の構成手段は、場合によってなお穴横断面を横切って存在している単繊維を後から破壊するために、毛焼き炎加工を有穴フリースに施す点にある。 【0007】 【発明の効果】要するに穿穴ドラム上における動水式穿穴加工によって少なくとも永続的に各穴の縁域へシフトできないような比較的剛性の繊維がフリース内に含まれているとしても、該繊維、しかも当該穴を横切って張られている単繊維だけが短時間で溶融させられる。溶断された該単繊維の両端は、鮒の縁域内へ自動的に引き戻されるので、こうして綺麗な穴を、動水式穿穴加工によって連続的に製造することが可能になる。 【0008】有穴フリースの別の繊維を不必要に加熱しないようにするために、有穴フリースを、毛焼き炎加工中又は毛焼き炎加工の直後に冷却するのが有利である。また毛焼き炎加工装置の火炎を、事前に形成された穴を通して侵入させるようにするのが有利である。この場合、毛焼き炎加工を施すべきフリースは、下敷き上に位置する必要はなく、自由に空中に吊した状態で案内され、次いで直ちに冷却される。また毛焼き炎加工装置に対向する方のフリース側で吸引力を火炎に対して作用させることも可能であり、これによって火炎は、確実に穴を通って作用して、該穴に張られて保持される繊維を溶融することができる。 【0009】 【発明の実施の形態】次に図面に基づいて本発明の実施例を詳説する。 【0010】図面では、水穿穴加工のためのドラム1しか図示されていない。該ドラムにはその他の周辺部分が後置及び前置されているが、ここでは図面を判り易くするために省略されている。基本的に製作されたフリース2が直接に前記ドラム1に沿って移送され、該ドラムの外側には、単数又は複数のノズル桁3が直接に対応配設されている。各ノズル桁3はドラム1に対して軸平行に配置されており、かつ該ドラム1に対面した下面に、噴流水4を流出させるためのノズルストラップ(図示せず)を有している。 【0011】ドラム1は、肉薄かつ不安定に構成されたドラム周壁5から成っている。該ドラム周壁5は(図面の左上に拡大して示した横断面図によれば)外面に、スパイク6のような多数の可塑性突起を有している。該スパイク6はドレンオリフィス7によって囲まれている。任意の長さの作業幅のこのような不安定なジャケットはこの場合、安定的な篩いドラム11の上に被せられているが、該篩いドラムの上には、前もって比較的粗目の篩い織布12が、ドラム周壁5と篩いドラム11との間に間隔を発生させるために被着されている。従って不安定なドラム周壁5は全周にわたって、かつ半径方向でも固定的かつずれ不能に保持されている。慣用のように篩いドラム11は、噴射された水を吸出するために吸引力の作用下にあり、このためにドラム1の内部中央には、サクション管8が配置されており、該サクション管は、篩いドラム11へ向かって延びる複数のサクションスリット10を有しており、該サクションスリットには、やはりノズル桁3が配設されている。 【0012】前記ドラム1上で穿穴加工の施された有穴フリース2′は次いで乾燥装置へ給送され、このために図面では、吸引力16の作用下にある篩いドラム14を装備した通風装置13が図示されている。前記篩いドラム14は、有穴フリース2′の巻掛けられていない領域では、インナープレート15によって吸引力16に対してカバーされている。 【0013】乾燥工程後に穿穴フリースの穴に毛焼き炎加工が施されねばならない。このために図面には、全く概略的にではあるが毛焼き炎加工装置が図示されている。該毛焼き炎加工装置は、作業幅にわたって延在する毛焼き桁材17を有し、該毛焼き桁材によって火炎18を穿穴フリースに向かって方位づけることが可能である。更にまた図面では毛焼き炎加工装置に冷却兼搬送ドラム19が配設されている。該冷却兼搬送ドラムは、先ず第1に、毛焼き処理済みの穿穴フリースを冷却するため使用されるが、勿論また該穿穴フリースを搬送するために役立てることもできる。火炎18は前記冷却兼搬送ドラム19へ向かって方位づけることができるが、或いは、穿穴フリースがガイドされていない領域において穿穴フリースの穴内へ火炎を一層良好に侵入させ得るようにするために、前記冷却兼搬送ドラム19の手前の領域で火炎18を穿穴フリースへ方位づけるのが有利である。また吸引力20を火炎に作用させるようにすることも考えられる。 【0014】穿穴フリースの他方の側を同じく冷却できるようにするために、冷却兼搬送ドラム19には対抗ドラム21を配設することも可能である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】500125711 【氏名又は名称】ゲロルト フライスナー
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| 【出願日】 |
平成12年3月21日(2000.3.21) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100061815 【弁理士】 【氏名又は名称】矢野 敏雄 (外4名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−303347(P2000−303347A) |
| 【公開日】 |
平成12年10月31日(2000.10.31) |
| 【出願番号】 |
特願2000−78479(P2000−78479) |
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