| 【発明の名称】 |
耐火れんが |
| 【発明者】 |
【氏名】今井 一成
【氏名】劔持 勲
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| 【要約】 |
【課題】耐熱スホ゜ーリンク゛性及び耐構造スホ゜ーリンク゛性に優れたセメントロータリーキルンや石灰焼成キルンに使用される耐火れんがの提供。
【解決手段】マク゛ネシアクリンカーを主原料とし、Cr2O3の含有量が38重量%以上でかつ1400℃における線熱膨張率が1.25%以上のクロム鉄鉱を10〜30重量%含有するマク゛ネシア-クロム質耐火物を得る。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 セメントロータリーキルン、石灰焼成キルン等の回転焼成窯に使用される内張り材において、マグネシアクリンカーを主原料とし、Cr2O3の含有量が38重量%以上でかつ1400℃における線熱膨張率が1.25%以上のクロム鉄鉱(以下高クロム鉄鉱)を10〜30重量%含有することを特徴とするマグネシア−クロム質耐火物。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、セメントキルンなどの内張り材に使用される耐熱スポーリング性及び耐構造スポーリング性に優れた耐火れんがに関するものである。 【0002】 【従来の技術】マグネシア−クロム質れんがは、耐食性及び耐熱スポーリング性に優れており、従来よりセメントキルンを含む各種の窯炉の内張り材として使用されている。 【0003】また、マトリックス部分をダイレクトボンド化するために、高純度マグネシアクリンカー及びSiO2分の少ないクロム鉄鉱を利用して高温焼成するダイレクトボンドれんがが開発されている(例えば特公昭63−31428号公報等)。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、セメントロータリーキルンにおいては、産業廃棄物の原料としての使用量が増加しており、これにともない窯内に使用されている内張りれんがの使用条件が過酷になっており、従来のマグネシア−クロム質耐火れんがでは、充分な耐用となっていない。 【0005】本発明は、耐熱スポーリング性及びアルカリ塩による構造スポーリングに対する抵抗性が従来より優れた耐火れんがを提供することを目的とするものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明においては、マグネシア−クロム質耐火れんがの原料であるクロム鉄鉱に注目し、Cr2O3含有量が38重量%以上で、1400℃における線熱膨張率が1.25%以上となるクロム鉄鉱を使用することにより上記の課題を解決できることが判明した。 【0007】すなわち、マグネシアクリンカーを主原料とし、38重量%以上のCr2O3を含有しかつ1400℃における線熱膨張率が1.25%以上のクロム鉄鉱(以下高クロム鉄鉱)を10〜30重量%含有することを特徴とするマグネシア−クロム質耐火物である。 【0008】 【作用】この高クロム鉄鉱を含有することにより、耐火れんが内の高クロム鉄鉱の周囲に空隙が生じ耐スポーリング性が向上する。Cr2O3含有量が38重量%以上で1400℃での線熱膨張率が1.25%以上の高クロム鉄鉱以外のクロム鉄鉱ではクロム鉄鉱周囲の空隙が十分に発生せず、耐スポーリング性の向上が不十分である。 【0009】したがって、本発明の耐火れんがに含有される高クロム鉄鉱は10〜30重量%が望ましく、10重量%未満では耐スポーリング性の向上に効果が認められず、30重量%を越えると、圧縮強さの低下が著しい。 【0010】本発明の耐火れんがの主原料であるマグネシア原料としては、MgO含有量が95重量%以上であれば特に制限はなく、焼成クリンカー,電融クリンカー及び天然クリンカーの使用が可能で、マグネシア原料のMgO含有量が95重量%未満であると耐スポーリング性の低下が見られることがあるため使用には適さない。 【0011】 【実施例】本発明の耐火れんがについて、実施例及び比較例を挙げて説明する。 【0012】表1に示す配合に結合剤を加え、混練後、200×250×110〜100mmに成形し、焼成した。得られたれんがを供試れんがとした。この時、使用できる結合剤としては、例えば、塩化マグネシウム水溶液や多価アルコール類等が使用できる。 【0013】今回の実施例並びに比較例においては表2に示したクロム鉄鉱を使用した。 【0014】なお、かさ比重及び見掛気孔率はJIS R 2205に準じ測定し、圧縮強さはJIS R 2206に準じ測定した。 【0015】耐熱スポーリング性は、供試れんがから並形を切り出し、114×65mmの面を先端として、先端から3分の1までを1500℃に保持した炉内で15分間保持し、次いで15分間空温で強制空冷した。この操作を10回繰り返し、剥落重量で比較した。 【0016】耐構造スポーリング性は、供試れんがから並形を切り出し114×65mmの面を加熱面として、加熱面にKCl:K2SO4:K2CO3が2:2:1から成る浸食剤を合量で400g添加した。試験温度は500℃〜1300℃〜500℃の温度変化を昇温,1300℃に保持及び冷却の過程がそれぞれ4時間,合計すると12時間で1サイクルとし、20回繰り返した。試験後の試料を切断し内部の亀裂の長さで比較した。 【0017】実施例1と比較例1は、クロム鉄鉱の種類についての比較で高クロム鉄鉱を使用した場合、耐スポーリング性が向上していることがわかる。 【0018】実施例1〜6と比較例1〜3は高クロム鉄鉱の使用量についての比較で、高クロム鉄鉱の使用量が10重量%未満では、耐スポーリング性の改善に効果なく、また30重量%より多く使用すると、圧縮強さが著しく低下し、使用するうえで問題となる。 【表1】実施例と比較例 【表2】実施例と比較例に使用したクロム鉱 【0019】 【発明の効果】本発明の耐火れんがは、耐スポーリング性に優れ、セメントキルンにおける内張りれんがの寿命を延ばすうえで効果がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000138772 【氏名又は名称】株式会社ヨータイ
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| 【出願日】 |
平成11年3月9日(1999.3.9) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2000−256058(P2000−256058A) |
| 【公開日】 |
平成12年9月19日(2000.9.19) |
| 【出願番号】 |
特願平11−61458 |
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