| 【発明の名称】 |
活性炭をベ―スとする凝集塊、それらの調製方法及び吸着剤としてのそれらの使用 |
| 【発明者】 |
【氏名】ジヤン−ルイ・レモネ
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】本発明は、液体媒体中での崩壊に対する良好な耐性に加えて、破砕に対する優れた耐性及び350℃までの優れた熱安定性を示す、活性炭及び結合剤をベースとする凝集塊に関する。これらは、活性炭粉末をゲルの形態にある細孔保護剤と混合した後に結合剤と混合し、次いで凝集し、得られた凝集塊を成形して硬化させることにより調製する。これらは、気体の処理、分離又は精製、並びに液体の脱色、精製及び脱臭のための吸着剤として用いることができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 活性炭凝集塊の調製方法であって、(b)活性炭粉末を結合剤及び、任意に、架橋剤と混合し、(c)該混合物を凝集させて成形し、(d)凝集した生成物を硬化させる、ことを包含し、段階(b)の前に、活性炭粉末を、該混合物を粉末の形態に留めるのに十分な量の水性もしくは有機ゲルから選択される細孔保護剤と接触させる(段階(a))ことを特徴とする方法。 【請求項2】 細孔保護剤及び活性炭粉末の割合が活性炭100重量部当たり保護剤が100ないし200重量部であることを特徴とする、請求項1による方法。 【請求項3】 結合剤及び活性炭粉末の割合が活性炭100重量部当たり結合剤が4ないし30重量部、好ましくは10ないし20重量部であることを特徴とする、請求項1又は2による方法。 【請求項4】 活性炭粉末及び細孔保護剤の混合、並びにそれと結合剤及び、任意に、架橋剤との混合を環境温度で行うことを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか1項による方法。 【請求項5】 請求項1ないし4のうちの1項による活性炭及び結合剤の凝集塊を調製するための方法であって、凝集した生成物の成形を押出、圧縮、ペレット化、圧延又は回転パンを用いる造粒により行うことを特徴とする方法。 【請求項6】 請求項1ないし5のうちの1項による活性炭及び熱硬化性結合剤の凝集塊の調製方法であって、結合剤の硬化を行うのに十分な温度で加熱することにより凝集した生成物を硬化させることを特徴とする方法。 【請求項7】 請求項1にないし5のうちの1項による活性炭及び熱溶融型結合剤の凝集塊の調製方法であって、粉末加熱溶融型結合剤を、予め細孔保護剤と混合されている活性炭粉末と混合した後、合わせた混合物を加熱して軟化させ、次いで成形して冷却し、又は、加熱して軟化させた後、予め細孔保護剤と混合されている活性炭粉末と混合し、次いで合わせた混合物を成形して冷却する、ことを特徴とする方法。 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれか1項に定義される方法に従って得ることができる凝集塊。 【請求項9】 細孔保護剤がスメクティッククレイ、例えば、ベントナイトをベースとし、又は有機ゲル化剤、例えば、アルギン酸塩、カラゲナン及び/又はペクチンをベースとすることを特徴とする、請求項8による凝集塊。 【請求項10】 結合剤が、環境温度で液体もしくは固体である熱硬化性樹脂をベースとし、又は(共)重合体(1種類もしくは複数種類)のエマルジョンもしくはラテックス(latices)をベースとし、好ましくは、尿素−ホルムアルデヒド、メラミン−尿素−ホルムアルデヒド及び/又はフェノール−ホルムアルデヒド型の樹脂をベースとし、都合よくは、メラミン−尿素−ホルムアルデヒド型の樹脂をベースとすることを特徴とする、請求項8又は9による凝集塊。 【請求項11】 結合剤が、環境温度で固体である熱溶融型の熱溶融型樹脂、ピッチ、又はタールをベースとする、請求項8又は9による凝集体。 【請求項12】 請求項8ないし11のいずれか1項に定義される凝集塊の吸着剤としての使用。 【請求項13】 請求項12による凝集塊の、気体の分離及び/又は精製への使用。 【請求項14】 請求項12による凝集体の、液体の脱色、精製及び/又は脱臭への使用。 【請求項15】 吸着ベッドの形態の請求項13による凝集塊の、工業プロセスにおける気体の吸着への使用。 【請求項16】 請求項15による凝集塊の、主としてn−ブタン及び/又はペンタンを含んでなる炭化水素蒸気の吸着(VRU)への使用。 【請求項17】 請求項1ないし7のいずれか1項による多孔性粉末材料を凝集させるための方法であって、活性炭粉末を該多孔性粉末材料で置き換えることを特徴とする方法。 【請求項18】 請求項17の方法に従って得ることができる凝集塊。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は活性炭の分野に関し、特には、結合剤との活性炭凝集塊に関する。 【0002】 【従来の技術】活性炭は様々な炭素質、木、石炭又はポリマーの炭化から生じる生成物であり、これらは、それらに高い多孔性及び高吸着力を付与する活性化処理を経ている。これらの吸着特性は、長年、気体の処理、分離及び精製並びに液体の脱色、精製及び脱臭に利用されている。 【0003】これらを不連続プロセスにおいて液体と接触させる場合、これらは、一般に、通常100μm未満の平均粒径を有する粉末の形態で用いられ、これは、これらの粉末が非常に効率的な活性炭/液体の密接な接触の達成を可能にするためである。浸出処理プロセスにおいては、吸着層の時機を逸した移動を回避するため、活性炭は代わりにロッド又は顆粒の形態で用いられる。 【0004】活性炭を気体と接触させる場合(吸着ベッド)には、圧力の低下が過度に大きく、かつ装置を閉塞させる危険性を高めるような、過度に細かい粒径は回避される。 【0005】また、木質材料、例えば、木、ココナツの殻又は石炭に対する脱水剤及び/又は酸化剤(リン酸、塩化亜鉛)の作用によっても活性炭を調製することが可能であり、この操作は事前の炭化無しに比較的低い温度(600℃未満)で行われ、引き続き連続的な洗浄操作及び、必要であれば、所望の粒径に粉砕することにより化学物質を活性炭から除去する。このようにして得られた活性炭(いわゆる化学的木炭)は良好な多孔性を示すが、しばしば弱すぎる(過度に脆い粒子)それらの機械的特徴は気相の処理におけるそれらの使用を制限する。 【0006】凝集した活性炭を調製する方法の1つは、炭化水素質材料、例えば、石炭、ピート、ピートコークス、半成コークスもしくは木炭をコールピッチ、コールタール、木ピッチもしくは木タールと混合し、次にその混合物を圧縮することにより凝集させ、最後に所望の粒径までそれを破砕し、又はダイを通してそれを押出すことにある。凝集した生成物を、次に、400−600℃の温度で揮発分を除去し、次いで、酸化雰囲気(蒸気、CO2又はH2O/CO2混合物)における気体化により活性化する。出発炭化水素質材料が果実の殻、例えば、ココナツの殻を含んでなる場合、脱揮発物及び活性化段階の前にそれらをピッチ又はタールと混合する必要はなく、これは、典型的にはmmのオーダーの、所望の粒径範囲にある粒子が単純に破砕することにより得られるためである(後者の方法に従って調製される活性炭はいわゆる物理的木炭である)。活性炭の多孔性は(炭素の消費を伴う)活性化段階の間に創出され、この多孔性は粒子の骨格の弱体化を伴い、したがって、機械的特性の大きな損失を生じる(破砕に対する耐性の低下、脆粋性の増加)。 【0007】また、活性炭粉末を解膠アルミナ、さもなければ特定のクレイで凝集させることにより凝集した活性炭を調製する提案もなされている。ひとたび活性炭粉末をアルミナ又はクレイと混合したら、その混合物を押出した後、450ないし600℃の温度での焼成に処する。そのような温度では、空気又は(直接加熱炉内で用いられる)酸化性蒸気と接触させることで活性炭が消費され得ることが知られているため、上述の混合物を中性雰囲気下に維持することが必須であり、これは、この凝集方法の経費を増加させる。 【0008】フランス特許第2,228,031号に開示される活性炭凝集方法は、細分した炭素質材料(0.075mm未満の粒径を有する)を、フェノール/アルデヒド樹脂及び/又はそれらの縮合生成物をベースとする熱硬化性結合剤と、任意に架橋剤の存在下において混合し、次にこの混合物を成形し、前記結合剤を熱条件下で架橋し、最後に、そのようにして凝集した炭素質材料を活性化することにある。 【0009】活性炭粉末を、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂、フラン樹脂又は尿素−ホルムアルデヒド樹脂から選択することができる熱硬化性樹脂と共に凝集させ、次にその混合物を成形した後、結合剤を硬化させるために加熱処理を行う提案がフランス特許第2,215,461号になされている。 【0010】従来技術による粉末化活性炭及び結合剤(熱硬化性結合剤、ピッチ、タール等)からの凝集塊の成形の間、結合剤の無視し得ない部分が細孔内部に入り込み、そのようにして調製される活性炭の活性を低下させることが見出される。 【0011】日本国特許第09−156,914号においては活性炭粉末を結合剤で凝集させるための方法が開示されているが、凝集工程の前に、活性炭を水、高級アルコール、脂肪酸、油/脂肪及び可塑剤から選択される液体細孔保護剤と接触させる。得られる凝集塊は破砕に対する耐性に劣る。 【0012】 【発明が解決しようとする課題】出願人企業によって開発された凝集方法は、粒径が0.2ないし10mm、好ましくは0.4ないし6mmであり、良好な機械的特性(破砕及び崩壊に対する耐性、低脆粋性)だけではなく優れた吸着活性を有する活性炭凝集塊を得ることを可能にする。この方法は実行が容易であり、かつ安価であるというさらなる利点を示す。 【0013】 【課題を解決するための手段】本発明による、活性炭を結合剤で凝集するための方法は、以下の段階を含む:(a)活性炭粉末を、混合物を粉末状に留めるのに十分な量の細孔保護剤と混合し、(b)(a)から得られる生成物を結合剤と混合し、(c)(b)から得られる混合物を凝集させて成形し、(d)凝集した生成物を硬化させる。 【0014】水性もしくは有機ゲルを細孔保護剤として用いることができる。有機ゲル化剤、例えば、アルギン酸塩、カラゲナン及び/又はペクチンをベースとするゲルの他に、水性ゲルの中でスメクティッククレイをベースとするもの、特にはベントナイトを特に挙げることができる。出願人企業は、細孔保護剤が、活性炭を結合剤と接触させる前の活性炭の細孔への侵入の全て又は一部を遮断するものと考える。 【0015】細孔保護剤と混合する活性炭粉末は、一般に1ないし100μmの平均粒径を有する。より大きな粒径を有する活性炭粒子が利用可能である場合、細孔保護剤と混合する前に、これらの粒子を粉砕して平均粒径を好ましくは1ないし100μmにするように注意を払う。 【0016】活性炭粉末及び細孔保護剤を混合する段階(段階(a))は、一般に、環境温度で行う。あらゆる既知の型の混合装置、例えば、Z−アームミキサー、リボンブレンダー又は混合エッジランナーを用いることができる。得られる混合物を粉末形態とするのに十分な量の細孔保護剤(1種類もしくは複数種類)が用いられる。細孔保護剤及び活性炭粉末の割合は、一般に、活性炭100重量部当たり保護剤100ないし200重量部である。 【0017】上に示されるように、段階(a)から得られる混合物は、続いて、結合剤と混合する(段階(b))。 【0018】本発明の趣旨のうちにある結合剤は、特には熱硬化性結合剤及び熱溶融型結合剤を意味するものと理解される。 【0019】熱硬化性結合剤は、環境温度で液体又は固体である熱硬化性樹脂をベースとする組成物、特には尿素−ホルムアルデヒド、メラミン−尿素−ホルムアルデヒド又はフェノール−ホルムアルデヒド型のものであって、出願人企業はメラミン−尿素−ホルムアルデヒド型の樹脂を好み、並びにラテックスフォウム状の熱硬化性(共)重合体のエマルジョンである。架橋剤を混合物中に含めることができる。架橋剤の例として塩化アンモニウムに挙げることができる。 【0020】熱溶融型結合剤は環境温度で一般に固体であり、熱溶融型の樹脂をベースとする。 【0021】結合剤として、ピッチ、タール又は環境温度で固体であり、かつ本発明の凝集方法の様々な段階の間に分解し得ない他のあらゆる既知結合剤も用いることができる。 【0022】結合剤及び活性炭粉末の割合は、一般に、活性炭100重量部当たり結合剤4ないし30重量部、好ましくは10ないし20重量部である。 【0023】熱硬化性結合剤が用いられる場合、これは、任意の架橋剤に加えて、活性炭粉末及び細孔保護剤の混合物に、一般には環境温度で添加される(段階(b))。あらゆる既知の型の混合装置、例えば、Z−アームミキサー、リボンブレンダー又は混合エッジランナーを用いることができる。混合物の粘稠性を、その混合物を凝集した生成物として、既知の技術、例えば、押出、圧縮、ペレット化、圧延、回転パンを用いる造粒等に従い、あらゆる既知の型の機器によって直接成形できる程度とするため(段階(c))、水を添加する必要があることもある。成形段階の後、例えば一般には200℃未満の温度で加熱することにより、結合剤(及び凝集した生成物)を硬化させる(段階(d))。 【0024】熱溶融型結合剤を用いる場合、それを、任意に粉砕した後、活性炭粉末及び細孔保護剤の混合物と乾燥混合する(段階(b))。次に、この混合物を加熱し、あらゆる既知の型の機器により粒子、押出物、スラブ等にするのに望ましい粘度まで軟化させる(段階(c))。また、熱溶融型結合剤を単独で軟化させ、次にそれを、予め細孔保護剤と混合した軟化した塊の状態の活性炭に組み込み、粒子、押出物、スラブ等として成形することも可能である。凝集した生成物が環境温度まで冷却されたとき(段階(d))、それらは完全に剛性である。 【0025】本発明の他の主題は、上述の凝集方法に従って得られる凝集した生成物、すなわち凝集塊である。用いられる処理技術に応じて、これらは粒子、押出物、ペレット、スラブ、ビーズ等の形態で提供される。 【0026】従来技術の凝集生成物に対して、本発明による凝集塊は改善された吸着能力を示し、さらに、それらの破砕に対する耐性も改善されることが予期せず見出される。 【0027】これらの平均粒径は、一般に0.2ないし10mm、好ましくは0.4ないし6mmである。 【0028】これらは、文献の活性炭の凝集粒子に対して、液体媒体中の崩壊に対する改善された耐性を示し、破砕に対するそれらの耐性は1ないし4mmの粒径について1ないし10kgである。用いるられる結合剤の性質に応じて、これらは350℃までの範囲を取り得る温度に耐えることができる。 【0029】本発明の凝集活性炭は既知の凝集活性炭と同様に用いることができる。これらの非常に良好な機械特性及び優れた吸着能力を考えると、工業プロセスにおいて吸着ベッドの形態での気体の吸着用に特に推奨される。 【0030】これらは、炭化水素蒸気、特には、主としてn−ブタン及び/又はペンタンを含んでなる蒸気を吸着するための作用物質として特に適する。これらの炭化水素蒸気を吸着するための工業プロセスはVRU(揮発性物質回収ユニットの略語)として知られ、PSA(圧力スイング吸着)又はVSA(減圧下でのPSA)型である。 【0031】また、本発明の凝集方法は、凝集させようとするあらゆる多孔性粉体材料にも適する。これらの多孔性粉体材料のうち、シリカ粉末、ゼオライト粉末及び熱可塑性樹脂もしくは熱硬化性樹脂粉末、例えば、ラクタム及び/又はアミノ酸のアニオン性重合によって調製される多孔性球状ポリアミド粒子、例えば、ElfAtochem S.A.社がOrgasol(登録商標)の商品名で販売する粉末を挙げることができる。 【0032】親水性ゼオライトをベースとする粉末を凝集させようとするためには、有機ベースの保護剤を選択するように注意を払う。 【0033】ポリマー樹脂又は材料をベースとする粉末を凝集させようとするためには、熱硬化性である場合には硬化温度が、熱溶融型である場合には軟化温度が、凝集させようとする樹脂の溶融、軟化又は架橋温度を下回る結合剤を選択するように注意を払う。 【0034】 【発明の実施の形態】以下の実施例においては、調製される生成物について、タップした生成物の相対密度、ブタン吸着能力及び破砕に対する耐性を測定し、崩壊試験を以下の手順に従って行う。 【0035】・タップした生成物の相対密度100mlのメスシリンダーを、3つのローラーを備える据え置き基部を含み、このローラー上には3つの鋸歯を備える可動鋼板がある、タッピング装置に取り付ける。軸に沿ってスライドさせることにより垂直に移動させることができるこの板は、エンドレススクリューから60回転/分の回転移動を受ける。それ自体回転しながら、この板は一連の上昇と、続く4mmの高さの急激な下降を受ける。メスシリンダーに、相対密度を測定しようとする(事前に、その重量がもはや変化しなくなるまで、オーブン内に入れて150℃にした)生成物を、3分後に“100ml”(V)の目盛りに到達するまで手で連続的に充填する。その後、メスシリンダーの内容物を秤量し(W)、タップした相対密度=W/Vを算出する。 【0036】・崩壊試験3つの凝集塊を250mlビーカー内の水200mlに入れ、その混合物を30秒毎に攪拌して完全に崩壊するのに要する時間を測定する。 【0037】・ブタン作業容量約10gの活性炭を、この試料の重量がもはや変化しなくなるまでオーブン内において150℃で乾燥させ、次にデシケーター内で環境温度まで冷却する。続いて、焼結ガラスNo.0を備え、充填容積FVが15.9ないし16.9mlであり、かつ事前に風袋を計量した(W0)U字管に加熱乾燥した活性炭を充填し、その管を秤量して(W1)、タップした生成物の相対密度を測定するのに用いたタッピング装置を用いて2分間タップする。その後、流速を15 l/時に調整したブタン流を頂部から下方に向けて45分間通過させ、管の温度は25℃に維持する。その管を乾燥させて秤量する(W3)。 【0038】次に、窒素流を、頂部から下方に向けて1時間、25℃に維持した活性炭に通す(窒素の流速:18 l/時)。この管を乾燥させて秤量し(W4)、以下のものを算出する。 【0039】下記式によるブタン作業容量BWC:BWC(g/cm3)=(W3−W4)/FV×100下記式によるブタン数BN:BN(mg/g)=(W3−W1)/(W1−W0)×100・破砕に対する耐性増加した圧力下での凝集生成物の破壊荷重(kgで表す)を、TMC200サポート及びDFGS50ダイナモメーターを備えるIndelco−Chatillon(ADS/801)型の、破砕に対する耐性を測定するための装置を用い、その下降速度を23mm/分に調整して測定する。破砕に対する機械的耐性Rは25回の測定の算術平均によって決定する。 【0040】実施例1(比較)Ceca S.A.社がActicarbone(登録商標)CPの商品名で販売する、平均粒径20μmの粉末化活性炭400gを、500gの水に溶解した、Chemie−Linz社がS100の商品名で販売するメラミン−尿素−ホルムアミド樹脂80gの溶液と、Z−アームWernerミキサーを用いて混合する。8gの塩化アンモニウムNH4Cl(架橋触媒)を添加する。 【0041】均質なペーストが得られ、これを、直径3mmの孔を貫通させたダイを備える押出プレスを用いる押出により押出物として成形する。 【0042】オーブン内において120℃で3時間加熱処理することにより、結合剤を硬化させる。 【0043】得られる押出物は以下の特徴を示す: タップされたベッドの相対密度 :0.29g/cm3 ブタン吸着容量 :8g/100cm3 破砕に対する耐性 :4kg実施例2ベントナイト(Ceca S.A.社がClarsol(登録商標)FGN/FR4の商品名で販売)懸濁液を、ベントナイト15gを550gの水に攪拌しながら分散させることにより調製する。 【0044】このようにして得られた懸濁液を、Z−アームWernerミキサー内で、400gのActicabone(登録商標)CP活性炭と混合する。 【0045】この混合物が均一になったとき、80gのS100メラミン−尿素−ホルムアミド樹脂及び8gのNH4Clを導入する。 【0046】カルボキシメチルセルロースを押出助剤として添加する。 【0047】このペーストが均一になったとき、直径3mmの孔があるダイを備えるKahl混合エッジランナーを用いて押出を行い、次いで、加熱処理をオーブン内において120℃で3時間行う。 【0048】得られる押出物は、8.4のブタン吸着容量、5.9kgの破砕に対する耐性及び0.32の相対密度を有する。 【0049】実施例3(比較)ベントナイト懸濁液の代わりに水を細孔保護剤として用いることを除いて先行する例と同様に調製を行う。 【0050】得られる押出物は、8.1のブタン吸着容量、5kgの破砕に対する耐性及び0.30の相対密度を有する。 【0051】実施例4(比較)押出を2mmダイで行うことを除いて実施例3と同様に混合を行う。 【0052】120℃で4時間加熱処理した後、8.5のブタン吸着容量、2.6kgの破砕に対する耐性及び0.31の相対密度を有する押出物が得られる。 【0053】実施例5水(細孔保護剤)を実施例2のベントナイト懸濁液で置き換えることを除いて先行する例と同様に調製を行う。 【0054】このようにして、8.9の吸着容量、4.6kgの破砕に対する耐性及び0.32の相対密度を有する押出物が得られる。 【0055】一方で実施例2及び3、他方では4及び5が、吸着容量及び破砕に対する耐性に関して、ベントナイトを用いることによる改善の導入を示す。 【0056】実施例6水255リットル中に12.5kgのClarsol FGN/FR4ベントナイトの懸濁液を調製する。 【0057】Gondardという商標のリボンブレンダー内で300kgのActicarbone CP活性炭を240リットルの水で湿潤させた後、ベントナイト懸濁液を添加する。10分間混合した後、25kgのS100メラミン−尿素−ホルムアルデヒド樹脂、次いで25リットルの10重量%塩化アンモニウム溶液及び、最後に、押出助剤(カルボキシメチルセルロース)を導入する。 【0058】10分間混合した後、押出を3mmで、Hobart(登録商標)押出機を用いて行う。 【0059】長さ8m及び直径1mの水平回転加熱炉において、回転速度2回転/分及び熱気体の導入口温度450ないし550℃で加熱処理を行う。生成物に含まれる水の蒸発がその温度を130−150℃に制限する。 【0060】ブタン吸着容量が9であり、破砕に対する耐性が4kgであり、かつ相対密度が0.36である押出物が得られる。 【0061】実施例7400gのActicarbone CP活性炭を、水550g中に15gのベントナイトの懸濁液と混合した後、40gのS100メラミン−尿素−ホルムアルデヒド樹脂及び4gの塩化アンモニウムに加えて押出助剤を添加する。 【0062】3mmダイを備えるPinette−Emidecauラムプレスを用いて押出を行う。 【0063】120℃で4時間加熱処理した後、9.4の吸着容量、5kgの破砕に対する耐性及び0.31の相対密度を有する押出物が得られる。 【0064】実施例8僅かに24gのメラミン−尿素−ホルムアルデヒド樹脂及び2.5gの塩化アンモニウムを用いることを除いて先行する例と同様に調製を行う。 【0065】得られる生成物は、10.7のブタン吸着容量、4.5kgの破砕に対する耐性及び0.30の相対密度を有する。 【0066】実施例9実施例2に記載される通りに混合物を調製する。ペーストが均一になったとき、凝集をビーズの形態で生じさせる造粒パンに徐々に注ぐ。 【0067】ここで用いられる、Eirich(登録商標)という商標の装置は直径0.4mであり、直径1.5ないし3mmのビーズの形成を可能にするためその回転速度及び勾配を調整する。加熱処理の後、これらのビーズは9.5の吸着容量及びそれらの直径に応じて0.5ないし1kgで変化する破砕に対する耐性を有する。 【0068】実施例10850gのActicarbone(登録商標)CP活性炭を30g/lの水性ベントナイト懸濁液と混合する。(乾燥基準で表して)150gの、ElfAtochem S.A.社がRepolem1103Kの商標名で販売する共重合アクリル酸エステルのエマルジョンを得られる粉体混合物に添加する。押出を3mmで、ラム押出プレスを用いて150℃で行い、残留する水を除去するためにオーブン内で乾燥を行う。 【0069】8.7のブタン吸着容量を有する生成物が得られる。 【0070】実施例11前述の配合物を5分間、175℃、150バールの下で、ラムプレスにおいて圧縮する。続いて、得られるブロックを冷条件下で破砕し、0.5ないし2mmの粒径を有する破片を得るために篩掛けする。 【0071】この破砕して篩掛けした生成物は8.7のブタン吸着容量を有する。 【0072】実施例12実施例11の配合物を1000バールの下、150℃で圧縮する。 【0073】圧縮したブロックを破砕して篩掛けした後に得られる0.5/2mmの破片は10のブタン吸着容量を有する。 【0074】実施例1ないし12に従って調製した全ての凝集生成物を、水を用いる崩壊試験に処する。実施例2ないし12の生成物は崩壊せず、これに対して比較例1の試料は崩壊した。 【0075】実施例133種類の活性炭のn−ブタンについての吸着容量を測定する:a)実施例6の凝集活性炭b)SA1810は、平均径1mmの粒子の形態の、化学的に活性化した松材から調製される活性炭である(BWC:10.5;相対密度:0.22g/ml;BN:514) c)GAC4×8は、平均径3.3mmの粒子の形態の、石炭から調製され、物理的に活性化された活性炭凝集塊である(BWC:5.8;相対密度:0.43g/ml;BN:242)。 【0076】操作は、大気圧で吸着させ、真空下で脱着させるVSA(圧力スイング吸着)型のプロセスに従って行う。 【0077】吸着器は高さ1.5m及び直径5cmで、上述の3種類の活性炭のうちの1つを3 l充填したカラムである。 【0078】吸着及び脱着は、以下に記載される条件に従って、互いに周期的に連動する。 【0079】 吸着 カラム内での気体の通過方向:底部から上方持続時間 15分気体の圧力 0.1MPa気体の温度 25℃気体の組成:40容積部のn−ブタン及び100容積部の窒素気体の速度 0.02m/s脱着 カラム内での気体の通過方向:頂部から下方持続時間 15分気体の圧力 0.01MPa気体の温度 25℃気体の組成(パージ気体) 純粋窒素総気体流速(パージ気体) 4 Sl/s気体ブタンの前面がカラムから出るのに要する吸着/脱着サイクルの数を測定する。結果を表1に併せて記す。 【0080】 【表1】
実施例14以下を除いて、実施例13の操作条件を再度採用する。 【0081】*脱着圧力、これは0.02MPaに設定する。 【0082】気体ブタンの前面がカラムから出るのに要する吸着/脱着サイクルの数を測定する。結果を表2に併せて記す。 【0083】 【表2】
実施例15以下を除いて、実施例13の操作条件を再度採用する。 【0084】*吸着中の気体の速度:0.03m/s*脱着相の中でのパージ流速:6 Sl/h気体ブタンの前面がカラムから出るのに要する吸着/脱着サイクルの数を測定する。結果を表3に併せて記す。 【0085】 【表3】
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| 【出願人】 |
【識別番号】592227081 【氏名又は名称】スサ・エス・アー
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| 【出願日】 |
平成11年6月14日(1999.6.14) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100062007 【弁理士】 【氏名又は名称】川口 義雄 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−26114(P2000−26114A) |
| 【公開日】 |
平成12年1月25日(2000.1.25) |
| 【出願番号】 |
特願平11−167311 |
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