| 【発明の名称】 |
電動車両 |
| 【発明者】 |
【氏名】福本 運弥
【氏名】重見 和男
【氏名】香川 貴人
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| 【要約】 |
【課題】高価で複雑な座席回動固定装置を用いることなく、簡単な構成で車体への乗降を行い易くした電動車両を提供する。
【解決手段】車体中央部に立設した座席3及び、該座席3下方で駆動機構を覆うリアケース4をコンパクトに形成すると共に、車体前部に立設のハンドル2上部を左右に延設するバーハンドル13で構成し、前記ハンドル2と座席3間の乗降スペースを十分な広さに形成して車体への乗降を行い易くした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】車体前部に、前輪(1)操向用のハンドル(2)を立設し、車体中央部に座席(3)を設けると共に、該座席(3)下方から車体後部にかけて周囲をリアケース(4)で覆われるバッテリ(5)、ギヤボックス(6)、モータ(7)等の駆動機構を搭載し、前記ハンドル(2)と座席(3)間を乗用ステップ(8)に構成してなる電動車両において、該座席(3)の着座シート(9)の左右幅を、平面視アームレスト(10),(10)前端付近から前方にかけて徐々に狭めて構成したことを特徴とする電動車両。 【請求項2】左右両サイドフレーム(11),(11)のリアケース(4)始端近傍から後方上方に向け斜設され、上部を内方に屈曲させる左右一対の支持杆(12),(12)上部に前記座席(3)を取着したことを特徴とする請求項1に記載の電動車両。 【請求項3】前記ハンドル(2)は、その上部を左右に延設するバーハンドル(13)で構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の電動車両。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、車体左右側方から乗降を行うべく構成した電動車両に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の電動車両は、一般に車体稍々後方寄りに、平面視正方形又は長方形状の着座シートを備えた座席を設けており、座席下方のリアケースを嵌通して1本の支持杆を車体上方へ垂設し、該支持杆上部に前記座席を左右方向に回動固定可能に取着している。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の構成においては、リアケースを嵌通する支持杆が支障となり、搭載する機材の配置が制約を受ける為、その分該リアケースを拡大して、足元のスペースが狭くなり、搭乗者の乗降の妨げとなっていた。又、平面視正方形又は長方形状の着座シートは、乗降時その角部分が搭乗者と接触し易く、乗降し難いものであった。そこで、座席を左右方向に回動固定可能に構成して、乗降を行い易くする手段が用いられるが、該回動固定構成の為には、座席取付け構造の複雑化や、コストアップといった問題が発生していた。本発明は、簡単な構成で、上記の問題を解決することを課題とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明では、車体前部に、前輪1操向用のハンドル2を立設し、車体中央部に座席3を設けると共に、該座席3下方から車体後部にかけて周囲をリアケース4で覆われるバッテリ5、ギヤボックス6、モータ7等の駆動機構を搭載し、前記ハンドル2と座席3間を乗用ステップ8に構成してなる電動車両において、該座席3の着座シート9の左右幅を、平面視アームレスト10,10前端付近から前方にかけて徐々に狭めて構成したことを特徴とする電動車両とした。又、左右両サイドフレーム11,11のリアケース4始端近傍から後方上方に向け斜設され、上部を内方に屈曲させる左右一対の支持杆12,12上部に前記座席3を取着したことを特徴とする請求項1に記載の電動車両の構成とした。さらに、前記ハンドル2は、その上部を左右に延設するバーハンドル13で構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の電動車両とした。 【0005】 【発明の作用及び効果】請求項1の発明にあっては、座席3の着座シート9の左右幅を平面視アームレスト10,10前端付近から前方にかけて徐々に狭めて構成しており、即ち、平面視正方形又は長方形状の着座シートの如き角部分を形成しておらず、搭乗者の乗降が行い易いようにしている。 【0006】請求項2の発明にあっては、上部に座席3を支持する一対の支持杆12,12を左右両サイドフレーム11,11から立設することで、該支持杆12が、リアケース4を嵌通することがないようにしており、該リアケース4をコンパクトに形成し、足元のスペースを広く構成している。又、該支持杆12,12は、上部を内方に屈曲して左右間隔を近接させることで、乗降の妨げとならないコンパクトな座席3を取着可能にしている。さらに、上記の如き構成においては、リアケース4の着脱性を向上させる為に、支持杆12,12をリアケース4の始端近傍又は、始端前方から立設するのが良いが、その結果座席3が従来の取付位置より前方へ取付けられ、ハンドル2と座席3間に形成の乗降スペースの狭化の原因となる。そこで、該支持杆12,12をリアケース4の始端近傍から後方上方へ傾斜して立設することで、十分な乗降スペースを確保したまま、リアケース4の着脱性を向上させるようにしている。 【0007】請求項3の発明にあっては、車体前部で前輪1を操向するハンドル2の上部を、左右に延設するバーハンドル13に構成することで、後方に延設するループハンドル等のように、搭乗者の乗降スペース内に突出して乗降の妨げとなるようなことがないようにしている。 【0008】 【実施例】次に、本発明を電動三輪車に実施した場合の例を図面を参照しながら説明する。パイプ材にて構成した車体フレーム14は、前方に前輪1操向用のハンドル2、後方に2個の駆動用後輪15,15を設け、中央部に座席3を立設している。そして、ハンドル2と座席3の間に乗用ステップ8を構成すると共に、該乗用ステップ8上方には、乗降用スペースを形成して、搭乗者の乗降を行うようにしている。ハンドル2は、2本のパイプ材にて構成したハンドル軸16,16下端に1個の操向用前輪1を左右から挟み込むように保持し、該ハンドル軸16,16の上端中央に固定部材17を固定し、同上端にてハンドルパイプ18を上方に向けて延設した後、左右側方に屈曲してバーハンドル13を構成している。 【0009】19は、車体フレーム14前端に溶接にて取着のパイプ状の軸受であり、該軸受19に回動自在に遊嵌される縦軸20の上下両端と、2本のハンドル軸16,16を連結板21,21で連結して操舵可能に構成してある。そして、ハンドル2を操舵すると、縦軸20を軸としてハンドル2が回動し、操舵限界に達すると車体フレーム14前部とハンドル軸16の下部が接触し回動が停止する。この時、該接触部のハンドル軸16,16側には、ゴム製の緩衝材22,22が設けられ、接触時の衝撃を和らげる。車体フレーム14は、前端の軸受19溶接部から、左右下方へ湾曲して立ち上がり部23を形成した後、後方へ水平に延設して左右のサイドフレーム11,11を形成している。 【0010】立ち上がり部23には、前記乗用ステップ8を構成しておらず、視認空間24を形成して足元の視認性を向上している。25は、石、土等の跳ね上げ防止用フェンダカバーで、乗用ステップ8前端と該フェンダカバー25後端をラップさせることで、前記形成の視認空間24からの石、土等の跳ね上げを防止している。 【0011】座席3下方から車体後部には、バッテリ5、ギヤボックス6、モータ7等の駆動機構を配置しており、その周囲をリアケース4で覆っている。前記左右のサイドフレーム11,11のリアケース4始端近傍には、パイプ材にて構成した一対の支持杆12,12を後方上方に向けて斜設しており、該支持杆12,12は、前記リアケース4を跨ぐように上部で内方に屈曲して左右間隔を近接した後、再び後方上方に屈曲してその上端部にて座席3を支持可能に構成している。26,26は、補強杆であり、支持杆12,12中間部とサイドフレーム11,11後部を連結して後方斜設の支持杆12,12を補強支持する。 【0012】前記搭乗用座席3は、背凭れシート27、アームレスト10,10、着座シート9により構成しており、該座席3両側に設けるアームレスト10,10を着座シート9の後半分の長さとすると共に、該着座シート9の左右幅を、平面視アームレスト10,10前端付近から前方にかけて徐々に狭めて平面視台形状に構成している。28,28は、座席3の着座シート9下面から前方下方に向けて斜設した座席杆で、前記支持杆12,12上端部に嵌入することで、座席3を支持している。 【0013】以上の構成を有する電動三輪車は、リアケース4を跨ぐように立設した支持杆12,12により、該支持杆12がリアケース4を嵌通することがない為、従来において支持杆12の通るスペース分だけリアケース4をコンパクトに形成することができると共に、搭載するバッテリ5、ギヤボックス6、モータ7等の駆動機構を制約なくコンパクトに配置でき、更に、リアケース4に嵌通穴を開ける必要がない為、該リアケース4の防水性を向上させる。また、支持杆12,12上部を内方に屈曲して左右間隔を近接させることで、コンパクトな座席3を取着し、ハンドル2上部を、左右に延設するバーハンドル13に構成することで、前記ハンドル2と座席3間に形成の乗降用スペースを十分広く構成している。そして、前記支持杆12,12を、リアケース4の始端近傍から立設することで、リアケース4の着脱性を向上させると共に、該支持杆12,12をリアケース4始端部と略々同角度で後方上方へ斜設することで、上端部に取付の座席3が従来の取付位置より前方へ取付けられて乗降スペースを狭化することがないようにしている。又、このリアケース4と支持杆12,12の後方傾斜により乗降時の足元空間を広く構成してある。さらに、平面視アームレスト10,10前端付近から前方にかけて左右幅を徐々に狭めて構成した着座シート9により、平面視正方形又は長方形状の着座シートに存在する角部分を欠如して座席3左右からの乗降時に該角部分が搭乗者と接触して、乗降の邪魔になるようなことがないようにしている。従って、座席3を左右方向に回動固定することなく容易に車体左右側方からの乗降が行え、該乗降時にハンドル2や座席3が搭乗者に接触することがなくなる。 【0014】尚、請求の範囲の項に図面との対象と便利にする為に番号を記すが、この記入により本発明は添付図面の構造に限定されるものではない。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000144980 【氏名又は名称】株式会社アテックス
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| 【出願日】 |
平成11年4月19日(1999.4.19) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2000−308213(P2000−308213A) |
| 【公開日】 |
平成12年11月2日(2000.11.2) |
| 【出願番号】 |
特願平11−110602 |
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