| 【発明の名称】 |
電気自動車用充電設備の除湿装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】渡▲邉▼ 邦彦
【氏名】米谷 敏夫
【氏名】山本 章善
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| 【要約】 |
【課題】充電装置設置用のピット内の除湿を行って発錆などによる充電装置の故障を防止する。
【解決手段】地盤G内のピットHを充電装置Bの取付板1によって閉塞する。ピットHはコンクリートCによって壁を作る。ピットHの周りは柵Sで囲って充電装置Bに人等が近づくことをなくし、その柵Sの支柱20aを換気筒とする。換気筒20aはピットH内に開口し、その開口から最も離れたピットH内からの導入管23を換気筒20aに導いてその下部で開口する。このように、柵Sの支柱20aで換気筒を形成することにより、デザイン上の異和感がなくなる。風により、換気筒20aを介して吸気されると、導入管23を介してピットH内に外気が送気されて、ピットH内が換気されて除湿される。この除湿作用により、ピットH内は常に乾燥状態に保たれ、電線3、6の接続部やその他関係機器類の発錆や特性劣化が防止されて、長期信頼性が向上する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 地盤GにピットHを形成し、そのピットH上面を取付板1によって閉塞し、その取付板1上に電気自動車用充電装置Bを設置した電気自動車用充電設備において、上記ピットH内を強制換気して除湿するようにした電気自動車用充電設備の除湿装置。 【請求項2】 上記ピットHの周りに柵Sを設け、この柵Sの支柱20aを筒状にして、その支柱20aの上端を開口するとともに下端を前記ピット内に連通して、その支柱20aを換気筒としてピットH内を換気して除湿するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の電気自動車用充電設備の除湿装置。 【請求項3】 上記ピットH内の支柱20aの連通口から離れた個所に外気導入管23を開口させ、上記換気用支柱20aによりピットH内を吸気するとともに、前記外気導入管23によりピットH内に送気してピットH内を換気して除湿するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の電気自動車用充電設備の除湿装置。 【請求項4】 上記外気導入管23を上記支柱20a内に導いてその下部から外気に開口したことを特徴とする請求項3に記載の電気自動車用充電設備の除湿装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、電気自動車のバッテリー(動力用蓄電池)を充電するための電気自動車用充電設備におけるピットの除湿装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】電気自動車の充電設備は、例えば、この発明の一実施例を示す図1、図2を参照して説明すると、充電ポートPの所定位置に、電気自動車Aが手動又は自動的に移動して停止し、その動力用バッテリーに充電装置Bで充電する。その充電装置Bは、一般に、地盤GにピットHを形成し、そのピットH上面を取付板1によって閉塞し、その取付板1上に設けられている。 【0003】この充電設備の上記ピットHは、図2に示すように、全体のデザイン性から概ね地盤G表面よりも低位置に設けられ、雨水などの浸水を防ぐために、底面及びその周りをコンクリート壁Cで囲い、その壁Cと取付板1の間にパッキング2を介在させている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】一般に、コンクリートは浸透性があるため、電気配線などの壁Cの貫通部に防水処理を施しても、地盤G中からそのコンクリート壁Cを通ってピットH内に浸水し、ピットH内は湿潤状態となり易い。湿潤状態は、充電装置Bに発錆などの悪影響を与え、故障の原因にもなる。 【0005】その湿潤状態をなくす手段として、コンクリート壁C内外面を防水コーティングして浸水を防止することが考えられるが、コンクリートは現場で打設するため、その防水コーティング作業は、煩雑となり、また信頼性高く実施することは難しい。 【0006】また、ピットH内に乾燥剤を配置することも考えられるが、ピットH内は常時浸水状態にあるため、その浸水量に見合う乾燥剤を配置し続けることは、乾燥剤の頻繁な取替えを伴うとともにコスト的にも高いものとなり、実用性に乏しい。 【0007】この発明は、上記ピット内の除湿を行うことを課題とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、この発明は、ピット内を強制換気して除湿することとしたものである。換気には、ピットに単に換気口を形成した自然換気も考えられるが、この発明における強制換気は、例えば図2に示すように換気筒を設けて前記自然換気を促進する構成を有するものをいう。ピット内は一般に地盤内にあって結露が生じ易いため、自然換気では十分に除湿できないからである。 【0009】 【発明の実施の形態】この発明の実施形態としては、地盤にピットを形成し、そのピット上面を取付板によって閉塞し、その取付板上に電気自動車用充電装置を設置し、上記ピットに換気筒を設けた構成を採用し得る。 【0010】換気筒には、図3(a)に示すように、単なる煙突状筒体に雨よけを付けたもの、同図(b)乃至(d)に示すよう断面を工夫してどんな向きに風が吹いても、常に同程度の吸引力(入口と出口との高低差による煙突効果)を有するもの、同図(e)、(f)に示すように、回転型にしたもの、等の種々のものを採用する。また、換気扇を付設して、ピット内に空気を送り込んだり、吸気することもできる。図中、白抜き矢印が外気流れ、線矢印が換気流れを示す。 【0011】また、この種の電気自動車充電設備においては、後述の実施例のごとく、マニピュレータなどによって給電カプラーを電気自動車の充電カプラーまで自動的に移動させるものが多く、この場合、そのエリアへの人などの侵入を防止するため、充電装置の周り、すなわちピットの周りには柵が設けられる。このため、その柵の支柱を筒状にして、その支柱の上端を開口するとともに下端を前記ピット内に連通して、その支柱を換気筒としてピット内を吸気する構成を採用するとよい。 【0012】このようにすれば、支柱から成る換気筒によってピット内が円滑に換気される。すなわち、ピット内が除湿されて、充電装置の湿潤による故障を防止する。また、本来的に設置される柵の支柱を換気筒としたため、デザイン上も異和感のないものとなる。換気筒とする支柱の数は任意である。 【0013】この支柱を換気筒とした構成において、その換気によるピット内への送気はピットの種々の隙間からなされるが、ピット内の支柱の連通口から離れた個所に外気導入管を開口させたものとすれば、その送気が円滑になされて、換気効果も高くなる。このとき、外気導入管をその支柱内に導いてその下部から外気に開口したものとすれば、その導入管が目立たず、デザイン的にも優れたものとなる。なお、ピット内全域を円滑に除湿する点から、外気導入管のピット内開口は支柱のピット内連通口からでき得るかぎり遠ざけることが好ましい。 【0014】 【実施例】一実施例を図1、図2に示し、この実施例は、充電ポートPの所定位置に電気自動車Aが手動又は自動的に移動して停止し、その自動車Aに充電装置Bにより充電する設備に構成したものである。その充電装置Bは、地盤Gに形成したピットH上にあり、ピットHは底面及び側面がコンクリート壁Cから成り、その上面がパッキング2を介し取付板1によって閉塞されている。 【0015】その取付板1に充電装置Bが設けられており、充電装置Bは、制御器付給電器10とマニピュレータ11とから成り、そのマニピュレータ11の腕を実線・鎖線のごとく伸縮させて、その先端の給電カプラー12を自動車Aの充電カプラー13に結合して充電する。ピットHには外部から信号及び電力線3がシール材4を介して導かれ、この線3はコネクタ5を介して給電器10に導かれている。給電器10からはマニピュレータ11に同じく信号・電力線6が導かれている。 【0016】ピットHの周りには柵Sが設けられており、その支柱20は筒21にキャップ22を被せたものである。その支柱20の1本(図中、20a)は図2に示すようにピットH内にその下端が連通して、換気筒となっており、風により、同図矢印のごとくピットH内の空気が吸気される。キャップ22は脚24を筒21内面に拡張状態で嵌めることにより筒21に通気自在に設けられている。 【0017】支柱20aの下部には外気導入管23が導かれてその上端(一端)が外気に開口し、導入管23の他端は筒21のピットH内連通口から最も離れたピットH内底面に向かって開口している。このため、図2矢印のごとく、支柱(換気筒)20aによって吸気されると、導入管23を介して矢印のごとくピットH内に外気が送気されて、ピットH内が換気されて除湿される。このピットH内に浸透した水分をピットH外に放出する除湿作用により、ピットH内は常に乾燥状態に保たれ、電線3、6など及びその接続部やその他関係機器類の発錆や特性劣化が防止されて、長期信頼性が向上する。 【0018】 【発明の効果】この発明は、ピット内を強制換気するようにしたので、ピット内を常に乾燥状態に保つことができ、充電装置の故障をなくして信頼性を高めることができる。 【0019】また、その換気装置を充電装置を囲む柵に組み込めば、デザイン的に異和感のないものとすることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】395011665 【氏名又は名称】株式会社ハーネス総合技術研究所 【識別番号】000002130 【氏名又は名称】住友電気工業株式会社 【識別番号】000183406 【氏名又は名称】住友電装株式会社 【識別番号】000005326 【氏名又は名称】本田技研工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年3月29日(1999.3.29) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100074206 【弁理士】 【氏名又は名称】鎌田 文二 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−287310(P2000−287310A) |
| 【公開日】 |
平成12年10月13日(2000.10.13) |
| 【出願番号】 |
特願平11−86105 |
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