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【発明の名称】 バッテリーカーの駆動回路
【発明者】 【氏名】上符 敏昭

【要約】 【課題】バッテリーカーに搭載するバッテリーの容量を最適容量とする。

【解決手段】充電時には、変圧器10の交流電流を整流部20にて整流した直流電流、または、太陽電池80からの直流電流を、降圧チョッパ部30により、大容量の電気二重層コンデンサ40に充電する。その後、走行時等において、電気二重層コンデンサ40の電荷を、昇圧チョッパ部50により、バッテリー60に移して、バッテリー60の充電を行う。バッテリー60への充電は、走行時等に行うことができ、バッテリー60の放電率を小さくできるため、バッテリー60として小容量のものを採用できる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 交流電流を直流電流として出力する整流部と、太陽電池と、電気二重層コンデンサと、充電された電流を駆動装置に供給するバッテリーと、前記整流部の電流又は前記太陽電池の電流を前記電気二重層コンデンサに充電する降圧チョッパ部と、前記電気二重層コンデンサに充電された電流を前記バッテリーに充電する昇圧チョッパ部とでなることを特徴とするバッテリーカーの駆動回路。
【請求項2】 交流電流を直流電流として出力する整流部と、太陽電池と、電気二重層コンデンサと、充電された電流を駆動装置に供給するバッテリーと、第1のスイッチング素子と、第1の直流リアクトルと、第1のダイオードとを有しており、第1のスイッチング素子が導通状態になると、前記整流部の電流又は前記太陽電池の電流が第1のスイッチング素子と第1の直流リアクトルを流れて前記電気二重層コンデンサに充電され、前記電気二重層コンデンサに流入する電流の電流値が目標上限コンデンサ電流値に達すると第1のスイッチング素子が遮断状態にされて、第1の直流リアクトルと前記電気二重層コンデンサと第1のダイオードとでなる閉回路に環流電流を流し、この環流電流の電流値が目標下限コンデンサ電流値になると第1のスイッチング素子が再び導通状態となる動作が繰り返され、しかも、第1のスイッチング素子の導通・遮断動作は、前記電気二重層コンデンサの充電電圧の電圧値が目標コンデンサ電圧値になるまで行われる降圧チョッパ部と、第2のスイッチング素子と、第2の直流リアクトルと、第2のダイオードとを有しており、第2のスイッチング素子が導通状態になると、前記電気二重層コンデンサに充電された電流がこの電気二重層コンデンサと第2の直流リアクトルと第2のスイッチング素子とでなる閉回路に環流し、この環流する電流の電流値が目標バッテリー電流値になると第2のスイッチング素子が遮断状態にされて、前記電気二重層コンデンサに充電された電圧と第2の直流リアクトルの電磁エネルギーにより生じた電圧とによる電流が第2のダイオードを介して前記バッテリーに充電されるとともに、一旦遮断状態となった第2のスイッチング素子は前回に導通状態になった時点から一定時間経過すると再び導通状態となる動作が繰り返され、しかも、第2のスイッチング素子の導通・遮断動作は、前記バッテリーの充電電圧の電圧値が目標バッテリー電圧値に等しくなってから一定時間が経過するまで行われる昇圧チョッパ部とでなることを特徴とするバッテリーカーの駆動回路。
【請求項3】 前記バッテリーの充電電圧の電圧値が目標バッテリー電圧値に近づいていくと、前記目標バッテリー電流値は徐々に低減され、前記バッテリーの充電電圧の電圧値が目標バッテリー電圧値に等しくなった後は、前記目標バッテリー電流値は補充バッテリー電流値にまで小さくされることを特徴とする請求項2のバッテリーカーの駆動回路。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフカートや遊覧用屋外サービスカーなど、駆動源としてバッテリーを採用しているバッテリーカーの駆動回路に関し、バッテリーの容量を最適容量とすることができるように工夫したものである。
【0002】
【従来の技術】現在の屋外走行用のサービスカーは、エンジン車が主流でありバッテリーカーは敬遠されていた。バッテリーカーが敬遠される原因としては、バッテリーカーに使用するモータの容量が大きいことに起因して、バッテリーカーの駆動源であるバッテリーの容量が大きいことが挙げられる。つまり、バッテリーカーでは、、坂路走行時に必要なトルクと走行速度とを考慮してモータ容量を考慮する必要があるが、このモータ容量は平坦路走行時に必要なモータ容量に比較して数倍(4〜5倍)であるため、特殊設計されたモータが必要であった。このように特殊設計した大容量のモータの電源として、必然的に大容量のバッテリーが必要であった。しかし、環境的な配慮から、モータ駆動するバッテリーカーが注視されてきている。
【0003】ここで、現在採用されているバッテリーカーの駆動原理を、図2を参照しつつ説明する。同図に示すように、バッテリーBと、トランジスタ等の半導体スイッチング素子TRと、モータMとにより、閉回路が形成されている。そして、チョッパー制御装置01により、半導体スイッチング素子TRに流す電流の通流幅を制御することにより、モータMを速度制御をして、目標速度に対応するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】現在採用されているバッテリーBの容量は、連続走行し、かつ停止中の制御装置の消費電力を考慮したものとなっているため、必要容量以上となっている。また、バッテリー寿命は、図3に示されるように、放電率によって大きく変わる。屋外走行車では、年間300サイクル程度と考え、3年の寿命と考えると、30%放電で使用することが必要となり、この点からも必要以上の容量を使用することになる。
【0005】このことは、バッテリー重量が、車体重量に対して大きな比率となり、車両としては不利な要因となる。
【0006】本発明は、上記従来技術に鑑み、バッテリー容量の最適化を図ることができるバッテリーカーの駆動回路を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発明の構成は、交流電流を直流電流として出力する整流部と、太陽電池と、電気二重層コンデンサと、充電された電流を駆動装置に供給するバッテリーと、前記整流部の電流又は前記太陽電池の電流を前記電気二重層コンデンサに充電する降圧チョッパ部と、前記電気二重層コンデンサに充電された電流を前記バッテリーに充電する昇圧チョッパ部とでなることを特徴とする。
【0008】また本発明の構成は、交流電流を直流電流として出力する整流部と、太陽電池と、電気二重層コンデンサと、充電された電流を駆動装置に供給するバッテリーと、第1のスイッチング素子と、第1の直流リアクトルと、第1のダイオードとを有しており、第1のスイッチング素子が導通状態になると、前記整流部の電流又は前記太陽電池の電流が第1のスイッチング素子と第1の直流リアクトルを流れて前記電気二重層コンデンサに充電され、前記電気二重層コンデンサに流入する電流の電流値が目標上限コンデンサ電流値に達すると第1のスイッチング素子が遮断状態にされて、第1の直流リアクトルと前記電気二重層コンデンサと第1のダイオードとでなる閉回路に環流電流を流し、この環流電流の電流値が目標下限コンデンサ電流値になると第1のスイッチング素子が再び導通状態となる動作が繰り返され、しかも、第1のスイッチング素子の導通・遮断動作は、前記電気二重層コンデンサの充電電圧の電圧値が目標コンデンサ電圧値になるまで行われる降圧チョッパ部と、第2のスイッチング素子と、第2の直流リアクトルと、第2のダイオードとを有しており、第2のスイッチング素子が導通状態になると、前記電気二重層コンデンサに充電された電流がこの電気二重層コンデンサと第2の直流リアクトルと第2のスイッチング素子とでなる閉回路に環流し、この環流する電流の電流値が目標バッテリー電流値になると第2のスイッチング素子が遮断状態にされて、前記電気二重層コンデンサに充電された電圧と第2の直流リアクトルの電磁エネルギーにより生じた電圧とによる電流が第2のダイオードを介して前記バッテリーに充電されるとともに、一旦遮断状態となった第2のスイッチング素子は前回に導通状態になった時点から一定時間経過すると再び導通状態となる動作が繰り返され、しかも、第2のスイッチング素子の導通・遮断動作は、前記バッテリーの充電電圧の電圧値が目標バッテリー電圧値に等しくなってから一定時間が経過するまで行われる昇圧チョッパ部とでなることを特徴とする。
【0009】また本発明の構成は、前記バッテリーの充電電圧の電圧値が目標バッテリー電圧値に近づいていくと、前記目標バッテリー電流値は徐々に低減され、前記バッテリーの充電電圧の電圧値が目標バッテリー電圧値に等しくなった後は、前記目標バッテリー電流値は補充バッテリー電流値にまで小さくされることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態にかかるバッテリーカーの駆動回路を、図1を参照しつつ詳細に説明する。
【0011】図1に示すように、このバッテリーカーの駆動回路は、変圧器10と、整流部20と、降圧チョッパ部30と、電気二重層コンデンサ40と、昇圧チョッパ部50と、バッテリー60と、駆動装置70と、太陽電池80とで構成されている。
【0012】変圧器10は、商用交流電圧が入力され、バッテリー60を充電するのに適切な電圧値に変圧した交流電圧を出力する。
【0013】整流部20は、ダイオードD21,D22,D23,D24により形成したダイオードブリッジ全波整流回路と、平滑コンデンサC21とで構成されている。この整流部20は、変圧器10の交流電流を直流電流に整流して出力する。
【0014】降圧チョッパ部30は、第1のスイッチング素子TR1と、第1の直流リアクトルL1と、第1のダイオードD1とで構成されている。スイッチング素子TR1としては、IGBTやパワートランジスタやFETなどを用いることができる。詳細動作は後述するが、この降圧チョッパ部30は、整流部20から出力された直流電流や、太陽電池80から出力される直流電流を、電気二重層コンデンサ40に充電する動作を行う。
【0015】電気二重層コンデンサ40は、電解質中のアニオン(陰イオン),カチオン(陽イオン)をそれぞれ正極,負極に物理吸着させて分極性電極に電気を蓄えるという原理で動作するコンデンサであり、アルミニウム電解コンデンサに代表される電極間に誘電体を有するコンデンサに比べて、体積あたりの容量が300〜1000倍大きい大容量コンデンサである。この電気二重層コンデンサ40は、大電流により充電することができ、充電時間は短い。
【0016】更に説明すると、電気二重層コンデンサ40の充電電流・放電電流の電流値の制限は、内部インピーダンスにより規制される。電気二重層コンデンサ40の内部インピーダンスは小さいので、その充・放電電流の電流値は、バッテリーの充・放電電流の電流値に比べて、極めて大きい(10数倍である)。具体例で説明すると、電気二重層コンデンサ40は、その容量が2000F、、その充電電圧が2.5V、その内部抵抗が5mΩである場合には、充電許容電流は500A(=2.5V/5mΩ)と極めて大きい。
【0017】昇圧チョッパ部50は、第2のスイッチング素子TR2と、第2の直流リアクトルL2と、第2のダイオードD2とで構成されている。スイッチング素子TR2としては、IGBTやパワートランジスタやFETなどを用いることができる。詳細動作は後述するが、この昇圧チョッパ部50は、電気二重層コンデンサ40に充電された電流を、小さな電流値にしてバッテリー60に充電する動作を行う。
【0018】バッテリー60は、充電された電流を駆動装置70に供給する。駆動装置70は電気モータやインバータ等を内蔵しており、供給された電流により電気モータが駆動して、バッテリーカーが走行する。
【0019】ここで、充電動作について詳細に説明する。充電動作は、バッテリー60の充電量が低下してきて地上局に戻り商用電源を利用して充電する場合と、停止中や走行中において太陽電池80にて充電する場合とがある。
【0020】バッテリーカーが地上局に戻ってきて充電する場合には、まず変圧器10を商用電源に接続する。そうすると、変圧器10から出力された交流電流は、整流部20にて整流されて直流電流となる。
【0021】降圧チョッパ30のスイッチング素子TR1が導通状態になると、整流部20からの電流i1が、スイッチング素子TR1と直流リアクトルL1を流れて電気二重層コンデンサ40に充電される。このとき、整流部20の出力電圧(コンデンサC21の両端電圧)をE20、直流リアクトルL1のリアクタンスをL1、時間をtとすると、電流i1は(E20/L1)×tの割合で電流値が上昇していく。
【0022】電流i1の電流値が上昇してきて、予め決めた目標上限コンデンサ電流値IC1に達すると、スイッチング素子TR1が遮断状態となる。なお、目標上限コンデンサ電流値IC1は、電気二重層コンデンサ40の特性によって決定される大きな値である。
【0023】スイッチング素子TR1が遮断状態になると、直流リアクトルL1に蓄積された電磁エネルギーにより、直流リアクトルL1と電気二重層コンデンサ40とダイオードD1とでなる閉回路に、環流電流i2が流れる。この環流電流i2の電流値は、前記閉回路(L1→40→D1→L1)の内部抵抗により減衰していく。
【0024】そして、環流電流i2の電流値が、予め設定した目標下限コンデンサ電流値IC2に達すると、スイッチング素子TR1が再び導通状態となる。スイッチング素子TR1が導通状態になると、再び電流i1が流れる。
【0025】このようにして、スイッチング素子TR1が導通・遮断動作を繰り返して、電流i1,i2が流れることにより、電気二重層コンデンサ40は充電されていく。電気二重層コンデンサ40の充電電圧値が、予め設定した目標コンデンサ電圧値VC0になったら、スイッチング素子TR1の動作を停止すると共に、変圧器10を商用電源から切り離す。
【0026】かくして、地上局での充電操作は終了する。このとき、電流i1,i2の電流値は、電気二重層コンデンサ40の内部抵抗で決められる電流値まで許容されるので、大電流値とすることができる。この結果、電気二重層コンデンサ40への充電は短時間で終了する。つまり、地上局での充電操作は短時間で終了する。
【0027】具体的には、地上局での(電気二重層コンデンサ40への)充電時間Tは次式で表される。
T=(VC0/i1)×C40但し、VC0・・・目標コンデンサ電圧値C40・・・電気二重層コンデンサの静電容量【0028】また、電気二重層コンデンサ40には大電流により充電ができるため、電気二重層コンデンサ40への印加電圧が過大にならないように注意するだけでよく、制御動作設計は簡単にできる。
【0029】また、太陽電池80により太陽光発電が可能な場合は、太陽電池80から出力された直流電流を、スイッチング素子TR1を導通・遮断動作させることにより、上述したのと同様にして、電気二重層コンデンサ40への充電をしていく。このため、晴天時には、地上局からの充電を必要とせず省エネを図ることができる。このように太陽電池80による充電は、バッテリーカーの停止中や走行中にかかわらず、実行することができる。
【0030】電気二重層コンデンサ40への充電が完了したら、バッテリーカーでは、走行時や停止時において、昇圧チョッパ部50を動作させ、電気二重層コンデンサ40に充電された電荷を、バッテリー60に移して、バッテリー60の充電をする。
【0031】ここで、昇圧チョッパ部50の動作を説明する。スイッチング素子TR2が導通状態になると、電気二重層コンデンサ40と直流リアクトルL2とスイッチング素子TR2とでなる閉回路に、充電状態となっている電気二重層コンデンサ40から出力された電流i3が環流する。このとき、電気二重層コンデンサ40の充電電圧をV40、直流リアクトルL2のリアクタンスをL2、時間をtとすると、電流i3は(V40/L2)×tの割合で電流値が上昇していく。
【0032】電流i3の電流値が上昇してきて、予め決めた目標バッテリー電流値IBOになると、スイッチング素子TR2が遮断状態となる。なお、目標バッテリー電流値IBOは、バッテリー60の特性によって決定される小さな値である。
【0033】スイッチング素子TR2が遮断状態になると、電気二重層コンデンサ40に充電された電圧と、直流リアクトルL2の電磁エネルギーにより生じた電圧とが加わり、これにより、電流i4がダイオードD2を介してバッテリー60に充電される。
【0034】一旦遮断状態となったスイッチング素子TR2は、前回に導通状態になった時点から一定時間経過すると、再び導通状態となり、これにより再び電流i3が流れる。このように、スイッチング素子TR2を導通状態にすることにより電流i3を流し、スイッチング素子TR2を遮断状態にすることにより電流i4を流す動作を繰り返していくことにより、バッテリー60への充電が行われる。
【0035】このとき、電流i4の電流値は、目標バッテリー電流値IBOにより規制されるため、バッテリー60に対してダメージを与えることなく最適な電流値にて充電をすることができる。
【0036】上述したように、スイッチング素子TR2の導通開始は、一定周期で(一定時間毎に)行われ、スイッチング素子TR2の遮断開始は、電流i3の電流値が目標バッテリー電流値IBOになると行われる。
【0037】バッテリー60の充電電圧の電圧値が、予め設定した目標バッテリー電圧値VBOに近づいていくと、過充電を防止するために、目標バッテリー電流値IBOを徐々に低減していく。
【0038】そして、バッテリー60の充電電圧の電圧値が、予め設定した目標バッテリー電圧値VBOに達した後は、目標バッテリー電流値IBOを、補充バッテリー電流値IBHにまで下げて、バッテリー60への充電動作を数時間継続する。このため、車両走行によりバッテリー60から放電された電荷は、直ちに、電気二重層コンデンサ40に蓄えた電荷により充電される。なお、補充バッテリー電流値IBHは、目標バッテリー電流値IBOに比べて大幅に小さい値としている。
【0039】なお、バッテリー60の充電電圧値が、目標バッテリー電圧値VBOよりも小さくなったら、補充バッテリー電流値IBHを目標バッテリー電流値IBOに戻して、バッテリー60への充電をする。
【0040】以上のようにバッテリー60への充電は、バッテリーカーの走行中にも行われる。このとき、走行時のバッテリー60からの放電電流が充電電流よりも大きい場合には、電気二重層コンデンサ40からの充電は、走行していたバッテリーカーが停止した後も継続して行われる。この結果、屋外走行用バッテリーカーのように走行時間に対し停止時間が長い用途に対しては、バッテリー容量を小さくしても、電気二重層コンデンサ40の容量を最大走行時間に対してもつように選定することにより、バッテリー60の放電率は極めて小さくでき、高寿命化が図れる。
【0041】結局、充電容量の大きな電気二重層コンデンサ40を用いているため、バッテリー60の容量を、屋外走行用バッテリーカーのバッテリー容量を、要求仕様に合致する最低容量に選定することができるのである。
【0042】なお、曇天時や雨の日には、地上局による充電を短時間に行えるように、変圧器10,整流部20,スイッチング素子TR1の容量を選定すれば、電気二重層コンデンサ40の充電電流を大きく選定できるので、実用上の問題はなくなる。
【0043】
【発明の効果】以上実施の形態と共に具体的に説明したように、本発明によれば、地上局での充電の他に太陽電池での充電も行うことができるため、バッテリーの容量を小さくすることができる。さらに詳述すると、バッテリー容量をバッテリーカーの1日当りの総走行時に要する容量に選定しても、年間の太陽電池不使用日数を60日とした場合、この時のバッテリー放電率は100%であり、80%容量低下を寿命と考えると200サイクル程度となる。また、晴天日を240日とすると、この時の放電率を10%以下と考えると、充電サイクルによる寿命は考慮する必要がなくなる。したがって寿命は約3年と考えられ、従来のバッテリーカーのバッテリー寿命程度となることから、バッテリーの小容量化が図れる。
【0044】また、バッテリーの放電率を小さくできるため、シールドバッテリーが採用でき、バッテリー捕集に必要な補水作業をなくすことができ、保全性の向上を図ることができる。
【0045】また、バッテリーの小型化によりバッテリーカーの自重低減が図れる。
【0046】更に、エンジン車に比較してクリーンであり、しかも、太陽電池を使うことで省エネ化による運転コストの低減を図ることができる。
【0047】また更に、エンジン車では、力行−回生制動の切替時に伝達トルク係数が変化するため、滑らかな制御ができないが、電気モータでは、4象限運転が可能で乗り心地のよい制御ができる。
【出願人】 【識別番号】000006105
【氏名又は名称】株式会社明電舎
【出願日】 平成11年3月1日(1999.3.1)
【代理人】 【識別番号】100078499
【弁理士】
【氏名又は名称】光石 俊郎 (外2名)
【公開番号】 特開2000−253510(P2000−253510A)
【公開日】 平成12年9月14日(2000.9.14)
【出願番号】 特願平11−52178