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【発明の名称】 旋回給電装置
【発明者】 【氏名】北国 隆一

【氏名】山口 義就

【氏名】曽我 一利

【氏名】杉山 伸一

【要約】 【課題】移動体を予め定める旋回軸線まわりに確実に旋回させるときに、移動体に電力を供給することができる旋回給電装置を提供することである。

【解決手段】移動および旋回可能な競技用フィールド3などの台車11に旋回給電装置1の軸受け23が設けられ、移動面10側に旋回軸22が移動面10から突出および没入可能に設けられる。旋回中心軸22を上昇させて軸受け23に嵌合させた後、旋回中心軸22内で固定側集電子27を上昇させる。固定側集電子27は集電リング110〜113を有し、台車11に設けられる旋回側集電子26を拡張させると、旋回側集電子26の集電端子131〜134が固定側集電子27の集電リング110〜113の内周面に摺接可能に接触して電気的に接続される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 予め定める移動面上を移動および旋回可能な移動体が、移動面上の予め定める位置で移動面に垂直な固定側旋回軸線を中心として旋回するときに移動体に電力を供給する旋回給電装置において、前記固定側旋回軸線に沿って移動面から突出および没入可能に設けられる筒状の旋回中心軸と、移動体に取付けられ、移動体の予め定める位置で前記旋回軸線に略平行な移動体側旋回軸線を中心とし、移動面から突出する旋回中心軸が嵌合可能な軸受けと、旋回中心軸内で旋回軸線に沿って昇降可能で、かつ旋回軸線まわりの角変位が阻止され、電力が供給される固定側集電子と、固定側集電子を昇降させる集電子昇降駆動手段と、移動体に、移動体側旋回軸線まわりの角変位が阻止されて取付けられ、上昇した固定側集電子に接触して電気的に接続され、移動体の旋回とともに旋回するときに固定側集電子に摺接する旋回側集電子とを含むことを特徴とする旋回給電装置。
【請求項2】 固定側集電子と旋回側集電子とが電気的に接続されている状態にあるときに、固定側集電子と旋回側集電子との旋回軸線方向への相対変位を阻止する手段が設けられることを特徴とする請求項1記載の給電装置。
【請求項3】 固定側集電子は導電性を有し、旋回軸線を中心とする筒状の集電リングを有し、旋回側集電子は、導電性を有し、集電リングの内周面に接触する集電端子を有することを特徴とする請求項1または2記載の給電装置。
【請求項4】 旋回側集電子は、移動体側旋回軸線を中心に対をなす集電端子が移動体側旋回軸線に対して拡張および縮小可能に設けられ、旋回側集電子が拡張すると、旋回側集電子と固定側集電子とが結合して固定側集電子の集電リングと旋回側集電子の集電端子とが接触するとともに、集電リングと集電端子との旋回軸線方向への相対変位が阻止され、旋回側集電子が縮小すると、旋回側集電子と固定側集電子との結合状態が解除されて集電端子が集電リングから離反するとともに、集電リングと集電端子との旋回軸線方向の変位の阻止状態が解除されることを特徴とする請求項3記載の給電装置。
【請求項5】 旋回中心軸は先端部が先細状に形成され、移動体に取付けられる軸受けは、移動体側旋回軸線に垂直な平面内で変位可能に移動体に支持され、移動体には、軸受けに旋回中心軸が嵌合したとき、軸受けの前記平面内での変位を阻止する固定手段が設けられることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の給電装置。
【請求項6】 前記固定手段は、予め設定した力以上の力が作用したときには軸受けの前記平面内での変位を許容することを特徴とする請求項5記載の給電装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スポーツやイベントなどを行う多目的ドームなどで用いられ、イベントの変更などに応じて移動、旋回させる必要のある移動可能な競技用フィールドなどの大重量の移動体に対し、旋回時に電力を供給するための給電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】多目的ドームでは、イベントの変更などドーム内を新しい目的にあった設備に模様替えをする場合、ドーム内の既設物をドーム外へ搬出する必要がある。既設物が、たとえばサッカーやラグビーなどを行うときの競技用フィールドのような大形大重量物の場合、搬出入口の寸法制限や、搬出後の位置制限などにより、競技用フィールド自体をドーム内で旋回させて方向変換する必要がある。
【0003】ドーム内で競技用フィールドを旋回させる場合、必要なスペースが最小限となるように競技用フィールドの中心に旋回中心軸を設けて旋回させる方法が有効である。
【0004】競技用フィールドは、移動および旋回するために複数の車輪が設けられるが、旋回時にこれらの車輪を駆動するために電力を供給する必要がある。
【0005】そのために、旋回中心軸から電力を供給する方法が考えられるが、このケーブルが捩れるといった問題を有する。旋回時にケーブルの捩れを防いで電力を供給する方法として、実開平6−74658号公報に開示される方法がある。この公報には、電気式ショベル系掘削機において、上部旋回体と下部走行体との間の旋回部分で、電気回路を接続するためにスリップリングと、このスリップリングに摺接するブラシとを用いる構造が記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術では、上部の旋回体と下部の走行体とが離脱しないことを前提としているため、多目的ホールで用いられる競技用フィールドなどの移動および旋回する移動体には容易に適用することはできない。
【0007】また競技用フィールドは大重量であるので、フィールドの周縁全周にわたって移動面との間を塞ぐシール材を設け、床からフィールドの下面に圧縮空気を送給してフィールドの重量を軽減して旋回および移動する方法が提案されている。この場合には、競技用フィールドの中央部が盛り上がった状態となる。このように旋回時に旋回側と固定側とが上下に変位する場合には、前述した従来技術を適用することはできない。
【0008】また他の方法として、発電機を競技用フィールド上に載置する方法が考えられるが、前述したように競技用フィールドは空気圧で重量を軽減させる必要があり、大重量の発電機をさらにフィールド上に乗載する方法は有効ではない。また、ケーブルを競技用フィールドの外周からまわして電流を供給する方法も考えられるが、多目的ドームでは競技用フィールドとスタンドとの間の間隔が狭い場合が多く、ケーブルの取回しが困難となる。
【0009】本発明の目的は、移動よび旋回可能な移動体に対して、旋回時に電力を供給することができる旋回給電装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明は、予め定める移動面上を移動および旋回可能な移動体が、移動面上の予め定める位置で移動面に垂直な固定側旋回軸線を中心として旋回するときに移動体に電力を供給する旋回給電装置において、前記固定側旋回軸線に沿って移動面から突出および没入可能に設けられる筒状の旋回中心軸と、移動体に取付けられ、移動体の予め定める位置で前記旋回軸線に略平行な移動体側旋回軸線を中心とし、移動面から突出する旋回中心軸が嵌合可能な軸受けと、旋回中心軸内で旋回軸線に沿って昇降可能で、かつ旋回軸線まわりの角変位が阻止され、電力が供給される固定側集電子と、固定側集電子を昇降させる集電子昇降駆動手段と、移動体に、移動体側旋回軸線まわりの角変位が阻止されて取付けられ、上昇した固定側集電子に接触して電気的に接続され、移動体の旋回とともに旋回するときに固定側集電子に摺接する旋回側集電子とを含むことを特徴とする旋回給電装置である。
【0011】本発明に従えば、移動体を旋回させる場合、移動体の移動体側旋回軸線と移動面上の固定側旋回軸線とが一致するように移動体を配置した状態で、中心軸昇降駆動手段によって旋回中心軸を上昇させて移動面から突出させ、移動体に取付けられる軸受けに旋回中心軸を嵌合させる。
【0012】次に集電子昇降駆動手段によって固定側集電子を上昇させ、移動体に取付けられる旋回側集電子に固定側集電子を接触させて固定側集電子と移動側集電子とを電気的に接続させる。これによって移動体を旋回させるための電動機などに電力を供給することができる。この状態で移動体を旋回させると、移動体は移動面上で旋回中心軸を中心として正確に旋回することができる。このとき、固定側集電子と移動側集電子とが摺接して電気的接続を維持するので、電気ケーブルなどが捩れることなく確実に電力を供給することができる。旋回終了後、集電子昇降駆動手段によって固定側集電子を降下させ、さらに中心軸駆動手段によって旋回中心軸を降下させることによって旋回中心軸が移動体の軸受けから離脱して移動体は移動可能となる。このようにして旋回時には旋回中心軸を用いて正確に旋回させるとともに電力を供給することができ、移動させるときには旋回中心軸を移動面下に没入させて移動体を移動可能とすることができる。
【0013】請求項2記載の本発明は、固定側集電子と旋回側集電子とが電気的に接続されている状態にあるときに、固定側集電子と旋回側集電子との旋回軸線方向への相対変位を阻止する手段が設けられることを特徴とする。
【0014】本発明に従えば、固定側集電子と旋回側集電子とが電気的に接続されている状態にあるときには、旋回軸線方向への相対変位が阻止されるので、前述したように大重量の競技用フィールドへの下面から圧縮空気を送給して重量を軽減させるなど、電力供給時に移動体に固定される固定側集電子が上昇するなどしても、旋回側集電子とともに固定側集電子も上方に変位し、電力供給時に固定側集電子と旋回側集電子との電気的接続が断たれるといったことが防がれる。
【0015】請求項3記載の本発明は、固定側集電子は導電性を有し、旋回軸線を中心とする筒状の集電リングを有し、旋回側集電子は、導電性を有し、集電リングの内周面に接触する集電端子を有することを特徴とする。
【0016】本発明に従えば、筒状の集電リングとこの集電リングの内周面に接触する集電端子とを用いることによって、旋回時に集電リングと集電端子とを確実に摺接させて確実に電力を供給することが可能となる。
【0017】請求項4記載の本発明で旋回側集電子は、移動体側旋回軸線を中心に対をなす集電端子が移動体側旋回軸線に対して拡張および縮小可能に設けられ、旋回側集電子が拡張すると、旋回側集電子と固定側集電子とが結合して固定側集電子の集電リングと旋回側集電子の集電端子とが接触するとともに、集電リングと集電端子との旋回軸線方向への相対変位が阻止され、旋回側集電子が縮小すると、旋回側集電子と固定側集電子との結合状態が解除されて集電端子が集電リングから離反するとともに、集電リングと集電端子との旋回軸線方向の変位の阻止状態が解除されることを特徴とする。
【0018】本発明に従えば、移動体の軸受けに旋回中心軸が嵌合した状態で、固定側集電子を集電子昇降駆動手段によって上昇させると、固定側集電子の集電リング内に旋回側集電子が配置される状態となる。この状態で旋回側集電子の集電端子を旋回軸線に対して拡張させると、各集電端子が集電リングに接触して電気的に接続されるとともに、固定側集電子と旋回側集電子とが結合されて集電リングと集電端子との旋回軸線方向への相対変位が阻止される。これによって、電力供給時に旋回側集電子が上昇するなどしても固定側集電子も追従して上昇し、電気的接続が断たれるといったことが防がれる。
【0019】電力供給後、旋回側集電子の一対の集電端子を縮小することによって固定側集電子と旋回側集電子との結合状態が解除され、集電子昇降駆動手段によって固定側集電子を下降させることができる。
【0020】請求項5記載の本発明で旋回中心軸は先端部が先細状に形成され、移動体に取付けられる軸受けは、移動体側旋回軸線に垂直な平面内で変位可能に移動体に支持され、移動体には、軸受けに旋回中心軸が嵌合したとき、軸受けの前記平面内での変位を阻止する固定手段が設けられることを特徴とする旋回中心軸は先細状に形成され、軸受けは移動体側旋回軸線に垂直な平面内で変位可能に支持されるので、固定側旋回軸線と移動体側旋回軸線とがずれた状態で移動体が配置されたとしても、旋回中心軸を上昇させたとき先細となった先端部が移動体の軸受けに嵌まった場合には、傾斜した旋回中心軸の先端部の外周面に沿って軸受けが前記平面内で変位して固定側旋回軸線と移動体側旋回軸線とが一致して旋回中心軸が軸受けに嵌合することになる。この状態で固定手段によって軸受けの前記平面内で下降への変位を阻止することによって軸受けは移動体を旋回中心軸まわりに確実に支持することができる。
【0021】請求項6記載の本発明で前記固定手段は、予め設定した力以上の力が作用したときには軸受けの前記平面内での変位を許容することを特徴とする。
【0022】競技用フィールドなど大重量の移動体の場合、軸受けに旋回中心軸が嵌合した状態にあるときに地震などが発生した場合に旋回中心軸および軸受けに大きな力が作用してこれらが破損する恐れがある。これに対して本発明では固定手段を予め設定した力以上の力が作用したときには軸受けの変位を許容するので、地震発生時など旋回中心軸に大きな力が作用する場合には、旋回中心軸が破損する前に固定手段によって軸受けが変位して旋回給電装置が破損することが防がれる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態である旋回給電装置1を用いる多目的ホール2の構成を模式的に示す平面図である。多目的ホール2は台車を有し移動可能な競技用フィールド3を備える。競技用フィールド3は、サッカーやラグビーを行う競技用フィールドであり、85m×120m程度の矩形状であり天然芝が植生される。したがって、競技用フィールド3は多目的ホール2の屋内領域4だけでなく、屋外領域5に移動させて天然芝に日光をあてる必要がある。
【0024】多目的ホール2は円形または楕円形状を有し、中央の競技場7のまわりにスタンド8が設けられる。多目的ホール2で競技用フィールド3を用いる場合には、競技場7内で矩形状の競技用フィールド3の長手方向を円形または楕円形状の多目的ホール2の長軸と平行となるように配置する。競技用フィールド3を屋外領域5へ移動させる場合には、搬出入口6の寸法制限のため、競技用フィールド3を多目的ホール2内で矢符Aで示すように90°旋回させてから搬出入口6から屋外領域5へ移動させなければならない。また競技用フィールド3の旋回時のスペースを最小にするために、競技用フィールド3の中央を旋回中心として競技場7の中央で旋回させる必要がある。また競技用フィールド3は、移動および旋回するための複数の車輪を有し、各車輪は電動機で駆動されるため、旋回時に電動機に電力を供給する必要がある。そのために多目的ホール2には旋回給電装置1が設けられる。
【0025】旋回給電装置1は、競技場7の中央部の第1旋回位置P1に設置される固定側装置20と、競技用フィールド3の中央部に設けられる移動側装置21から構成される。固定側装置20は競技場7の中央の予め定める位置で、床面に垂直な固定側旋回軸線L1に沿って床面から突出および没入可能な旋回中心軸22を有し、移動側装置21は旋回中心軸が嵌合する軸受け23を有し、旋回中心軸22を介して競技用フィールド3の電動機に電力が供給されて競技用フィールド3は旋回することができる。旋回給電装置1の固定側装置20は多目的ホール2の中央部の第1旋回位置P1に設けられるだけでなく、屋外領域5の第2旋回位置P2にも設けられ、屋外に競技用フィールド3を配置して天然芝を日光を当てる場合に日光のあたる向きが偏らないように旋回させる。
【0026】また旋回用フィールド3は、大重量であるので、旋回および移動時に重量を軽減させる必要がある。そのために、多目的ホール2の競技場7の床面から搬出入口6を介して屋外領域5にわたる競技用フィールド3の移動面10には、移動領域全面にわたって圧縮空気が噴出する複数の開口が形成されるか、またはフィールド本体側に搭載された圧縮空気供給機器(図示せず)より圧縮空気が供給され、また競技用フィールド3の外周部には競技用フィールド3と移動面10との隙間を塞ぐシール部材が全周にわたって設けられる。したがって、移動面またはフィールドからの圧縮空気によって競技用フィールド3の重量が軽減されるので、競技用フィールド3はスムーズに旋回および移動を行うことができる。
【0027】図2は、競技用フィールド3の台車11を示す側面図であり、図3はその平面図である。台車11は天然芝が植生される矩形台状の基台13と、基台13に設けられる複数の車輪12および必要時、圧縮空気供給機器とを含んで構成される。車輪12は、図3に示されるように幅方向両側で長手方向に沿って5個設けられ、先端部および後端部には幅方向中央に1個ずつ設けられる。このような複数の車輪12を有する台車11によって競技用フィールド3は移動面10上を走行することができる。基台13は移動面10に平行であり、基台13の中央の予め定める位置には基台13に垂直に、すなわち移動面10に垂直な移動体側旋回軸線L2が設定される。各車輪11はそれぞれ電動機(図示せず)によって駆動され、また台車11に垂直な軸線まわりに回動可能に基台13に取付けられる。したがって、台車11を旋回させる場合には、各車輪12を移動体側旋回軸線L2を中心とする周方向に回動させる。すなわち旋回軸線L2を原点とし、基台13の長手方向をx軸とし、幅方向をy軸としたとき、各車輪12は旋回軸線L2と車輪12とを結ぶ直線に垂直な方向に向くように回動させる。たとえば図3に示す車輪12aの場合、車輪12aと旋回軸線L1とを結ぶ直線とy軸との成す角度を角度θ1とした場合、車輪12aの操舵角も角度θ1となる。このような台車11の基台13の下面に旋回給電装置1の移動側装置21が取付けられる。
【0028】図4は旋回給電装置1を示す縦断面図であり、図5はその平面図であり、図6は図5の切断面線VI−VIから見た断面図である。なお、図4は図5の切断面線V−Vから見た断面図である。旋回給電装置1は基台13の下面に取付けられる移動側装置21と移動面10を有する基礎床版30に形成されるピット31内に設けられる固定側装置20とを含んで構成される。
【0029】移動側装置21の軸受け23の軸線が移動側旋回軸線L1となり、この軸受け23を有する軸受け本体24が、軸受け支持体25に、移動体側旋回軸線L1に垂直な平面、すなわち水平面内で変位自在に支持され、この軸受け支持体25が台車11の基台13の下面に固定される。軸受け本体24の中央部には旋回側集電子26が取付けられる。固定側装置20は、多目的ホール2の競技場7の中央の第1旋回位置P1に、移動面10に垂直な固定側旋回軸線L1を中心軸線として旋回中心軸22が設けられる。競技用フィールド3を旋回させる場合には、競技用フィールド3の台車11が、移動側旋回軸線L2と固定側旋回軸線L1とがほぼ同軸であることを確認する。
【0030】旋回中心軸22は直径D=1m程度の直円筒状であり、ピット31に連なり旋回軸線L2を中心とする軸挿通孔38に挿通される。軸挿通孔38にはガイド筒29および旋回軸22を旋回軸線L2方向に案内する直動軸受け39が設けられる。旋回中心軸22の先端部は円錐台状となる円錐案内面37が形成されて旋回中心軸22は先細状に形成される。
【0031】この旋回中心軸22は旋回中心軸昇降駆動手段である一対の電動ジャッキ41,42によって昇降駆動される。電動ジャッキ41,42は旋回中心軸22の両側部に固定側旋回軸線L1に平行に配置され、上下に昇降駆動するロッド43,44を有する。各ロッド43,44の下端部が旋回中心軸22の下端部に取付けられるブラケット40に接続される。したがって、電動ジャッキ41,42の各ロッド43,44を上下に昇降させることによって旋回中心軸22を上下に昇降させることができる。また旋回中心軸22を支持する軸挿通孔38は旋回中心軸22の長さの半分程度を支持するので、旋回中心軸22は大きな強度で支持されることになる。
【0032】軸挿通孔38の開口は通常はマンホール36によって塞がれており、マンホール36の表面は移動面10と面一となる。マンホール36は遠隔操作によって開閉することができる。図5に示す平面図においてはマンホール36を開いたものとして示してある。
【0033】旋回中心軸22の内側には固定側集電子27が設けられる。固定側集電子27は旋回中心軸22内で旋回軸線L1まわりの変位が阻止された状態で旋回軸線L1に沿って上下に変位自在に旋回中心軸22に装着される。この固定側集電子27は集電子昇降駆動手段である電動ジャッキ50によって昇降駆動される。電動ジャッキ50は、旋回軸線L1に沿って鉛直に配置され、基端部がピット31の床面に固定される架台51にブラケット53を介してピン結合され、昇降駆動するロッドの先端部にサポート52がピン結合される。このサポート52は、旋回中心軸22内で上面を水平にして旋回軸線L1に沿って昇降自在に旋回中心軸22内に支持される。したがって、サポート52上に固定側集電子27を乗載することによって固定側集電子27を旋回中心軸22内で旋回軸線L1に沿って上下に昇降させることができる。
【0034】移動側装置21の軸受け支持体25は四角枠状に形成され、四隅に設けられるブラケット62によって台車11の基台13の下面に複数のボルトによって固定される。軸受け本体24は、軸受け23が取付けられる正方形台状の軸受け取付台60、軸受け取付台60に固定される集電子吊下げ枠61および旋回側集電子26を有し、軸受け支持体25に変位可能に支持される。
【0035】ここで図5において移動側旋回軸線L2を原点とし、横方向をx方向とし、縦方向をy方向とする。軸受け取付台60の四隅にはそれぞれ直動軸受け63〜66がそれぞれ固定される。直動軸受け63,64はx方向に延びる1本の共通の支持ロッド67に支持され、同様に直動軸受け65,66はx方向に延びる支持ロッド68に支持される。これによって軸受け取付台60はx方向に変位自在となる。支持ロッド67,68の一端部には直動軸受け69,70が設けられる。直動軸受け69,70はy方向に延びる支持ロッド73に共通に支持され、支持ロッド73の両端部は軸受け支持体25に固定される。同様に支持ロッド67,68の他端部を支持する直動軸受け71,72はy方向に延びる支持ロッド74に共通にy方向に変位自在に支持され、支持ロッド74の両端部は軸受け支持体25に固定される。これによって軸受け取付台60をx方向に変位自在に支持する各支持ロッド67,68をy方向に変位自在に支持する。すなわち、軸受け取付台60は移動側旋回軸線L1に垂直な平面内で変位自在に支持されることになる。
【0036】軸受け支持体25には、正方形台状の軸受け取付台60の各側壁に臨んで軸受け取付台60を固定するための固定ジャッキ80〜83が設けられる。固定ジャッキ80〜83はそれぞれ油圧ジャッキから成り、固定ジャッキ80,81は移動体側旋回軸線L2を中心としてx方向両側に設けられ、ピストンロッド80a,81aを伸長させ、軸受け取付台60をx方向両側から挟持することによって軸受け取付台60のx方向への変位を阻止する。同様にジャッキ82,83は移動体側旋回軸線L2を中心としてy方向両側に設けられ、ピストンロッド82a,83aを伸長させて軸受け取付台60の側壁に当接させて軸受け取付台60のy方向両側から挟持して固定し、軸受け取付台60のy方向への変位を阻止する。
【0037】前述したように軸受け23を有する軸受け取付台60は移動側旋回軸円線L2に垂直なxy平面内で変位自在に支持されており、また旋回中心軸22の先端部は先細となって円錐案内面37が形成されるので、図7に示されるようにΔrずれていたとしても、旋回中心軸22を上昇させたとき先端部の円錐案内面37が軸受け23の角部に当接したとき、軸受け23は円錐案内面37に案内されてxy平面内で移動し、いわば楔効果によって旋回軸線L2と移動側旋回軸線L1とが同軸となるように軸受け取付台60はxy平面内で変位して旋回中心軸22は確実に軸受け23に嵌合することができる。
【0038】軸受け23は、軸受け取付台60に固定される外輪90と、転動体92を介して軸線L1まわりに回転自在に支持される内輪91と、この内輪91に固定され、旋回中心軸22が嵌合する支持リング93とを有し、旋回中心軸22が上昇してきたとき支持リング98に旋回中心軸22が嵌合する。固定側旋回軸線L1と移動側旋回軸線L2とがわずかに角度αを成してずれる恐れがあるので、旋回中心軸22の外周面22aと支持リング93の内周面93aとは隙間を有するように設計される。
【0039】図8は固定ジャッキ80〜83の基本的な機能を示す油圧回路図である。固定ジャッキ80〜83は同様の構成を有するので固定ジャッキ80についてのみ説明し、固定ジャッキ81〜83に関しては同様の参照符号を付し説明は省略する。
【0040】油圧ポンプ102と固定ジャッキ80との間には切換弁100が介在される。切換弁100を第1位置100aに切換えるとポンプ102から固定ジャッキ80に管路104を介して作動油が供給されてピストンロッド80aが伸長し、排出された作動油はタンク103に戻される。ピストンロッド80aの先端部が軸受け取付台60の側壁に当接した場合には切換弁100を第2位置100bに切換えてピストンロッド80aを停止させる。切換弁100を第3位置100cに切換えるとピストンロッド80aは縮退する。前記管路104とタンク103との間にはリリーフ弁101が介在される。このリリーフ弁101は、管路104が連通する固定ジャッキ80の油圧室内の圧力が予め設定した圧力を越えると開いてタンク103に作動油を戻す構成となっている。したがって、各固定ジャッキ80〜83によって軸受け取付台60を固定した状態にあるときにたとえば地震などが発生し、固定ジャッキ80に前記予め設定した圧力以上の力が作用したときには、リリーフ弁101が開き、軸受け取付台60が変位可能となる。このように軸受け23に旋回中心軸22が嵌合しているときに地震などが発生したときに軸受け取付台60を変位させることができ、これによって旋回給電装置1が破損するといったことが防がれる。
【0041】図9は、旋回中心軸22および固定側集電子27を上昇させた状態を示す断面図であり、図10は図9の参照符X−Xから見た旋回側集電子26および旋回中心軸22を示す平面図であり、図11は図9の参照符XI−XIから見た軸受け本体24を示す平面図である。軸受け23を有する軸受け取付台60には門形の集電子吊下げ枠61が取付けられ、この集電子吊下げ枠61に旋回側集電子26が移動体側旋回軸線L2を中心として吊下げられる。固定側集電子27は、導電性を有する4つの第1〜第4集電リング110〜113を有し、各集電リング110〜113は旋回軸線L1を中心として同一半径を有し、軸線L1方向に間隔をあけて設けられる。各集電リング110〜113は、集電リング110〜113の外側で軸線L1に沿って配置される4本の溝形鋼から成るフレーム120〜123に相互に連結される。フレーム120〜123は軸線L1を中心として90°間隔をあけて配置される。各集電リング110〜113は支持金具116および電気絶縁性を有する碍子115を介して各フレーム120〜123に取付けられる旋回中心軸22の内側には軸線L1に沿って延び、各フレーム120〜123をそれぞれ両側から挟み、固定側集電子27が軸線L1に沿って昇降するときに軸線L1まわりに揺れることを阻止する揺れ止めガイド130が設けられる。これによって固定側集電27は旋回中心軸22内で軸線L1に沿ってスムーズに昇降することができる。
【0042】旋回側集電子26は、導電性を有する4対の集電端子131〜134と、各集電端子131〜134を移動体側旋回軸線L2に対して拡張および収縮させる集電子拡張手段109と、各集電端子131〜134と集電子拡張手段109とを連結する集電端子支持リンク140とを含んで構成される。集電子拡張手段109は、集電子吊下げ枠61のほぼ水平となる上枠141の下方で水平に配置されるガイドフレーム142と、このガイドフレーム142と前記上枠141とを連結する一対の支柱143,144と、上枠141およびガイドフレーム142間で軸線L2に沿って延びる一対の支持アーム146,147と、支持アーム146,147間で上枠141から吊下げされる電動ジャッキ145とを含んで構成され、集電端子132,133は一方の支持アーム146に集電端子支持リンク140によって連結され、集電端子131,134は他方の支持アーム147に集電端子支持リンク140を介して連結される。上枠141には幅方向中央部で軸線L2を中心として直径方向に延びる一対のガイドレール150,151が下面に取付けられ、同様にガイドフレーム142の上面には前記ガイドレール150,151にそれぞれ対向する位置で軸線L2を中心として直径方向に延びる一対のガイドレール152,153が取付けられる。支持アーム146はガイドレール150,152間にわたって配置され、ガイドレール150,152に沿って半径方向に変位可能に支持される。同様に他方の支持アーム147は上端部がガイドレール151に案内され、下端部がガイドレール153に案内されて軸線L1を中心として半径方向に変位自在に支持される。
【0043】電動ジャッキ145は上枠141に固定されるブラケット160にピン結合されて吊下げられる。電動ジャッキ145には電動ジャッキ145を外囲し、電動ジャッキ145に沿って軸線L2方向に昇降自在な四角筒状のボックス161が装着され、ボックス161の下端部は電動ジャッキ145のシリンダロッドの先端部でピン170によってピン結合される。ボックス161と一方の支持アーム146とは3組の支持レバー162〜164によって連結され、ボックス161と他方の支持アーム147とは3組の支持レバー165〜167によって連結される。各支持レバー162〜164はそれぞれ平行に傾斜して設けられ、同様に支持レバー165〜167も相互に平行に傾斜して設けられる。支持レバー162および165の一端部は、前記ピン170によってピン結合され、他端部は支持アーム146または147にそれぞれピン結合によって角変位自在に連結される。同様に支持アーム163,164の一端部はボックス161にピン結合され、他端部は支持アーム146にピン結合され、支持アーム166,167の一端部はボックス161にピン結合され、他端部はそれぞれ支持アーム147にピン結合される。
【0044】したがって、電動ジャッキ145を収縮させると、図12に示すようにボックス161が上方に持ち上がり、支持アーム146,147の上下両端部がガイドレール150〜153に沿って案内され、中央部が複数組の支持レバー162〜167によって軸線L1に対して等しく拡張することにより、支持アーム146,147が軸線L1を中心として直径方向に拡張する。
【0045】支持アーム146の下端部には、図10に示すようにガイドフレーム142の幅方向両側に突出し、支持アーム146とともにスライド変位するスライド部材174が設けられる。支持アーム146の上端部にも同様にスライド部材174に対向してスライド部材174が設けられる。同様に支持アーム147の上下両端部にスライド部材175が設けられる。各スライド部材174の両端部にはガイドレール150,152に沿って外方に延びる落下防止金具180が設けられ、同様にスライド部材175にも落下防止金具181が取付けられる。支持アーム146の上下両端部に設けられる落下防止部材180は、固定側集電子27の上下に挟持可能な間隔を有し、同様に落下防止金具181も固定側集電子27を上下に挟持可能な間隔を有する。したがって、前述したように電動ジャッキ145によって支持アーム146,147を軸線L1を中心とした直径方向に拡張したとき図12,13に示すようにスライド部材174,175とともに各落下防止金具180,181が直径方向に変位し、落下防止金具180〜183によって固定側集電子27を上下に挟持して固定側集電子27と旋回側集電子26とが結合される。このような落下防止金具180,181によって固定側集電子27と旋回側集電子26とは、軸線L1まわりの相対変位を許容した状態で、軸線L1方向への相対変位が阻止され、たとえば旋回側集電子26が上昇したときには固定側集電子27も上昇して電動ジャッキ50のサポート52から離反する。
【0046】図14は、集電子支持リンク140の構成を示す平面図である。集電端子131はほぼ水平な板状に形成され、集電リング110〜113の内周面に摺接する外周部が集電リングの内周面に沿って円弧状に形成され、内周部が電気絶縁性を有する。端子支持具190によって支持され、端子支持具190と支持アーム146,147とが集電子支持リンク140によって連結される。各集電端子131〜134は、旋回側集電子26が拡張したとき、板状の集電端子131〜134の外周部が集電リング110〜113の内周面に当接していわば線接触するように集電支持リンク140によって支持される。集電子支持リンク140は平行四辺形リンクによって構成され、各集電端子131〜134が集電リング110〜113に接触して電気的に接続されるときに、各集電端子131〜134に対して軸線L2を中心として半径方向外方にばね付勢するばね部材191が取付けられる。これによって、旋回側集電子26が拡張したとき、各集電端子131〜134が弾発的に各集電リング110〜113に当接する。また、各集電端子131〜134は、軸線L2に垂直な板状であり、外周部が円弧状に形成されて集電リング110〜113に線接触するので、軸線L1まわりに旋回側集電子26が旋回したとしても、旋回側集電子26と固定側集電子27との電気的接続が確実に維持される。また、前記ばね部材191のばね力を調整することによって集電端子131〜134の集電リング110〜113への接触力を調整することができる。また、固定側集電子27と旋回側集電子26とは旋回中心軸22と軸受23とによって軸線L1,L2が一致するように位置決めされるので、旋回側集電子26を拡張したとき各集電端子131〜134を均等な力で集電リング110〜113に当接させることができる。
【0047】図15は、固定側集電子27と旋回側集電子26とが結合したときの各集電端子131〜134と各集電リング110〜113との接続状態を示す断面図である。
【0048】集電端子131は旋回軸線L1方向に沿って13組(131a〜131m)設けられ、上から4個の集電端子131a〜131dが第1集電リング110に接触し、次の4個の集電端子131e〜131hが第2集電リング111に接触し、次の4個の集電端子131i〜131lが第3集電リング112に接触し、最も下端の集電端子131mが第4集電リング113に接触する。このような構成は集電端子132〜134においても同様である。このように複数の集電端子が集電リングに内側から接触することによって大電流を確実に供給することができる。また前述した集電子拡張手段109によって支持アーム146,147が傾くことなく軸線L1に対して等しい距離だけ拡張されるので、各集電端子131a〜131m,132a〜132m,133a〜133m,134a〜134mを等しく各集電リング110〜113に当接させることができ、これによって旋回時に偏心荷重が作用しない。各集電リング110〜113は図4に示す電気ケーブル200を介して電源に接続され、各集電端子131〜134は図14に示される電気ケーブル201を介して台車11に備えられる電動機に接続されて各電動機に電力を供給して競技用フィールド3を旋回させることができる。ケーブル200は、固定側集電子27の昇降動作に充分追従できるように配線長さ、ルートが決定される。
【0049】次に図16〜図22を参照して旋回給電装置21の動作を説明する。まず図16に示されるように、台車11の移動側旋回軸線L2と固定側旋回軸線L1とがほぼ一致するように競技用フィールド3を配置する。次に図17に示されるようにマンホール36をあける。次に図18に示されるように電動ジャッキ41,42によって旋回中心軸22を上昇させる。このとき、固定側旋回軸線L1と移動側旋回軸線L2とがわずかにずれていたとしても先細状の旋回中心軸22によって軸受け23が変位して軸線L1とL2とが一致して軸受け23に旋回中心軸22が嵌合する。
【0050】軸受け23に旋回中心軸22が嵌合した後、図19に示すように固定ジャッキ80〜83を用いて軸受け本体24の軸受け取付台60を固定する。次に図20に示されるように電動ジャッキ50を用いて固定側集電子27を予め定める位置まで上昇させ、次に図21に示されるように集電子吊下げ枠61に設けられる電動ジャッキ145を用いて旋回側集電子26を拡張させて旋回側集電子26と固定側集電子27とを結合させる。すると、旋回側集電子26の集電端子131〜134と固定側集電子27の集電リング110〜113とが接触して電気的に接続され、台車11の電動機に電力供給可能となる。
【0051】その後、図1に関して説明したように圧縮空気を競技用フィールド3の下面に送り込むことによって競技用フィールド3の重量を軽減させる。このとき、圧縮空気によって競技用フィールド3の中央部が上昇するが、固定側集電子27は旋回側集電子26の落下防止金具180,181によって挟持されて旋回軸線L1方向に沿う旋回側集電子26と固定側集電子27との相対変位が阻止されているので、図22に示されるように固定側集電子27は旋回側集電子26とともに上昇し、固定側集電子27と旋回側集電子26との電気的接続が断たれるといったことが防がれる。この状態で台車11の各車輪を駆動させて競技用フィールド3を旋回させる。固定側集電子27には旋回中心軸22に対して軸線L1まわりの角変位が阻止されているので、固定側集電子27と旋回側集電子26とは旋回側集電子26の集電端子131〜134が固定側集電子26の集電リング110〜113の内周面に摺接して電気的接続を維持した状態で相互に角変位することになる。このようにして旋回しながら台車11に設けられる電動機に電力を供給することが可能となる。
【0052】旋回終了後上述した動作と逆の動作をすることによって、旋回中心軸22を移動面10の下に収納し、競技用フィールド3は移動可能となる。競技用フィールドの移動には電気ケーブルによって各電動機に電力を供給して台車11を自走させるようにしてもよく、たとえばウインチなどの外力で競技用フィールド3を牽引して移動させるようにしてもよい。
【0053】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、旋回軸を中心として正確に移動体を回転させるとともに、相互に摺接する固定側集電子と旋回側集電子とによって旋回時に確実に電力を供給することができる。
【0054】請求項2の本発明によれば、固定側集電子と旋回側集電子との旋回軸線方向への相互変位が阻止されることによって移動体が上昇したとしても固定側集電子と旋回側集電子の電気的接続が絶たれるといったことが防がれる。
【0055】請求項3記載の本発明によれば、筒状の集電リングとこの集電リングに接触する集電端子とによって旋回時に集電端子を効果的に集電リングに摺接させることができる。
【0056】請求項4記載の本発明によれば、旋回側集電子が拡張および収縮可能に設けられるので、旋回側集電端子を拡張することによって旋回側集電端子と固定側集電端子とを容易に結合することができる。
【0057】請求項5記載の本発明によれば、先細状の旋回中心軸と変位可能に支持される軸受けとによって固定側旋回軸線と移動体側旋回軸線とがわずかにずれていたとしても旋回中心軸と軸受けとを嵌合させることができる。
【0058】請求項6記載の発明によれば、固定手段が予め設定した力以上の力では変位を許容するので、地震発生時などに旋回給電装置が破損するといったことが防がれる。
【出願人】 【識別番号】000000974
【氏名又は名称】川崎重工業株式会社
【出願日】 平成11年2月25日(1999.2.25)
【代理人】 【識別番号】100075557
【弁理士】
【氏名又は名称】西教 圭一郎 (外3名)
【公開番号】 特開2000−253502(P2000−253502A)
【公開日】 平成12年9月14日(2000.9.14)
【出願番号】 特願平11−48900