| 【発明の名称】 |
電気自動車 |
| 【発明者】 |
【氏名】中西 利明
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| 【要約】 |
【課題】停車中でも2次電池の状態を監視することができる電気自動車を提供する。
【解決手段】電気自動車100は、電池1と、電池1の状態を監視し電池1の状態を示す電池状態信号を出力する電池監視部2と、電池状態信号に基づいて、電池1の充放電を制御するための充放電制御信号を出力する車両制御部3と、電池1から動力を供給され、充放電制御信号に基づいて電池1の充放電を制御する走行装置4と、イグニッションキーのオン、オフに対応する車両状態信号を出力する車両スイッチ5とを備え、電池監視部2は、電池1の状態に基づいて電池状態信号を出力するプロセッサ6と、車両状態信号に基づいてプロセッサ6を制御する制御部7とを含み、電池監視部2は、高パワー消費動作モードと低パワー消費動作モードとを有し、制御部7は、車両状態信号に基づいて高パワー消費動作モードと低パワー消費動作モードとを切換え制御する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 電池と、該電池の状態を監視し該電池の状態を示す電池状態信号を出力する電池監視手段と、該電池状態信号に基づいて、該電池の充放電を制御するための充放電制御信号を出力する車両制御手段と、該電池から動力を供給され、該充放電制御信号に基づいて該電池の充放電を制御する走行手段と、イグニッションキーのオン、オフに対応する車両状態信号を出力する車両状態検出手段とを備え、該電池監視手段は、該電池の該状態に基づいて該電池状態信号を出力するプロセッサと、該車両状態信号に基づいて該プロセッサを制御する制御部とを含み、該電池監視手段は、高パワー消費動作モードと低パワー消費動作モードとを有し、該制御部は、該車両状態信号に基づいて該高パワー消費動作モードと該低パワー消費動作モードとを切換え制御する電気自動車。 【請求項2】 該制御部は、該車両状態信号がオンであるときは該高パワー消費動作モードで該プロセッサを制御し、該車両状態信号がオフであるときは該低パワー消費動作モードで該プロセッサを制御する、請求項1記載の電気自動車。 【請求項3】 該高パワー消費動作モードは、該電池の状態を常時監視するモードを含み、該低パワー消費動作モードは、該電池の状態を一定期間毎に監視するモードを含む、請求項1記載の電気自動車。 【請求項4】 該電池状態信号は、該電池の残存容量、該電池の温度、該電池の許容電力、該電池の故障の有無を表す信号のうち少なくとも1つを含む、請求項1記載の電気自動車。 【請求項5】 該電池の該状態は、該電池の温度と該電池の電圧とのうち少なくとも1つを含む、請求項1記載の電気自動車。 【請求項6】 該電気自動車は、該電池と該走行手段との間に設けられたフェイルセーフスイッチをさらに備えており、該車両制御手段は、該電池状態信号に基づいて、該電池を該走行手段から切り離すように該フェイルセーフスイッチを動作させる、請求項1記載の電気自動車。 【請求項7】 該電気自動車は、該電池の周囲の空気を強制的に排気する排気装置をさらに備えており、該車両制御手段は、該電池状態信号に基づいて、該排気装置を動作させる、請求項1記載の電気自動車。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は電池により動力が供給される電気自動車に関し、特に電池の状態を監視する電池監視部を有する電気自動車に関する。 【0002】 【従来の技術】特公平6−81425号公報には、充放電電流を検出して低パワー消費動作モードから高パワー消費動作モードに移行するバッテリーパックが開示されている。 【0003】充放電電流等の電池の状態を監視する電池監視部を有する従来の電気自動車を説明する。 【0004】図2を参照して、電気自動車200は、2次電池1と電池監視部20と車両制御部30と走行装置4と車両スイッチ5とを備える。電池監視部20は、プロセッサ6を備える。走行装置4は、モータ(図示せず)と車軸10とタイヤ11とを備える。 【0005】プロセッサ6は、2次電池1の温度と電圧とのうち少なくとも1つを入力し、2次電池1の状態を監視する。プロセッサ6は、2次電池1の状態に関する電池状態信号を車両制御部30へ出力する。車両制御部30は、電池状態信号を電池監視部20から受け取り、2次電池1の充放電を制御するための充放電制御信号を走行装置4へ出力する。走行装置4は、充放電制御信号を車両制御部30から受け取り、2次電池1の充放電を制御する。 【0006】車両スイッチ5は、車両がオンのとき(イグニッションキーがオンのとき)、車両オン信号を出力する。車両オン信号が車両スイッチ5から出力されると、電池監視部20の電源がオンし、プロセッサ6は2次電池1の状態を監視する。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかし前述した、2次電池の状態を監視する電池監視部を有する従来の電気自動車では、イグニッションキーがオフのときには車両スイッチ5は車両オン信号を出力しないので、電池監視部20の電源がオンせず、プロセッサ6は2次電池1の状態を監視しない。即ち、電気自動車が停車しているときは、2次電池1の状態を監視することができない。 【0008】電気自動車の停車中には2次電池1が自己放電するので、2次電池1の残存容量誤差が生ずる。2次電池1は電気自動車の主電源であるため、出力電圧が高い。2次電池1の出力電圧が高いため、大きな残存容量誤差が生じる。 【0009】電気自動車では2次電池1に蓄えられた電気量は非常に大きい。このため、電気自動車200が長期間にわたって停車しているために電池の状態(温度、充放電等)を長期間にわたって監視しない場合には、2次電池1のショート、2次電池1からの可燃性ガスの発生等の予期せぬ事態が引き起こされるおそれがある。 【0010】このため、2次電池の状態を監視する電池監視部の信頼性が低いという課題が生じる。 【0011】本発明は係る課題を解決するために為された。 【0012】本発明の目的は、停車中でも2次電池の状態を監視することができる電気自動車を提供することにある。 【0013】本発明の他の目的は、停車中における2次電池の自己放電による残存容量誤差を解消することができる電気自動車を提供することにある。 【0014】 【課題を解決するための手段】本発明に係る電気自動車は、電池と、該電池の状態を監視し該電池の状態を示す電池状態信号を出力する電池監視手段と、該電池状態信号に基づいて、該電池の充放電を制御するための充放電制御信号を出力する車両制御手段と、該電池から動力を供給され、該充放電制御信号に基づいて該電池の充放電を制御する走行手段と、イグニッションキーのオン、オフに対応する車両状態信号を出力する車両状態検出手段とを備え、該電池監視手段は、該電池の該状態に基づいて該電池状態信号を出力するプロセッサと、該車両状態信号に基づいて該プロセッサを制御する制御部とを含み、該電池監視手段は、高パワー消費動作モードと低パワー消費動作モードとを有し、該制御部は、該車両状態信号に基づいて該高パワー消費動作モードと該低パワー消費動作モードとを切換え制御し、このことにより上記目的が達成される。 【0015】該制御部は、該車両状態信号がオンであるときは該高パワー消費動作モードで該プロセッサを制御し、該車両状態信号がオフであるときは該低パワー消費動作モードで該プロセッサを制御してもよい。 【0016】該高パワー消費動作モードは、該電池の状態を常時監視するモードを含み、該低パワー消費動作モードは、該電池の状態を一定期間毎に監視するモードを含んでもよい。 【0017】該電池状態信号は、該電池の残存容量、該電池の温度、該電池の許容電力、該電池の故障の有無を表す信号のうち少なくとも1つを含んでもよい。 【0018】該電池の該状態は、該電池の温度と該電池の電圧とのうち少なくとも1つを含んでもよい。 【0019】該電気自動車は、該電池と該走行手段との間に設けられたフェイルセーフスイッチをさらに備えており、該車両制御手段は、該電池状態信号に基づいて、該電池を該走行手段から切り離すように該フェイルセーフスイッチを動作させてもよい。 【0020】該電気自動車は、該電池の周囲の空気を強制的に排気する排気装置をさらに備えており、該車両制御手段は、該電池状態信号に基づいて、排気装置を動作させてもよい。 【0021】 【発明の実施の形態】図1を参照して、本実施の形態に係る、電池の状態を監視する電池監視部を有する電気自動車を説明する。図3を参照して前述した要素と同一の要素には同一の参照符号を付している。これらについての詳細な説明は省略する。 【0022】電気自動車100は、2次電池1と電池監視部2と車両制御部3と走行装置4と車両スイッチ5とを備える。 【0023】電池監視部2は、プロセッサ6と制御部7とを備える。走行装置4は、モータ(図示せず)と車軸10とタイヤ11とを備える。電気自動車100は、フェイルセーフスイッチ8と排気装置9とをさらに備える。 【0024】電池監視部2は、高パワー消費動作モードと低パワー消費動作モードとを有する。高パワー消費動作モードでは、プロセッサ6が2次電池1の状態を常時監視するように、制御部7がプロセッサ6を制御する。低パワー消費動作モードでは、プロセッサ6が2次電池1の状態を一定期間毎に監視するように、制御部7がプロセッサ6を制御する。 【0025】プロセッサ6は、2次電池1の温度と2次電池1の電圧とを入力し、2次電池1の状態を監視する。プロセッサ6は、2次電池1の状態に関する電池状態信号を車両制御部3へ出力する。電池状態信号は、2次電池1の残存容量、2次電池1の温度、2次電池1の電流、2次電池1の許容電力および2次電池1が正常状態か異常状態かを示す信号を含む。 【0026】車両制御部3は、電池状態信号をプロセッサ6から受け取り、2次電池1の充放電を制御するための充放電制御信号を走行装置4へ出力する。走行装置4は、充放電制御信号を車両制御部3から受け取り、2次電池1の充放電を制御する。 【0027】車両スイッチ5は、車両がオンのとき(イグニッションキーがオンのとき)、車両オン信号を制御部7へ出力する。車両オン信号が車両スイッチ5から出力されると、制御部7はプロセッサ6が高パワー消費動作モードで動作するようにプロセッサ6を制御する。 【0028】イグニッションキーがオフで車両スイッチ5が車両オン信号を出力しないときは、制御部7はプロセッサ6が低パワー消費動作モードで動作するようにプロセッサ6を制御する。低パワー消費動作モードでは、プロセッサ6が2次電池1の状態を一定期間毎に監視する。低パワー消費動作モードでは、プロセッサ6は、2次電池1の自己放電をタイマ減算でカウントする。 【0029】フェイルセーフスイッチ8は、2次電池1と走行装置4との間に設けられる。車両制御部3は、電池状態信号に含まれる2次電池1の温度値、2次電池1の電流値が異常値であるときは、2次電池1を走行装置4から切り離すようにフェイルセーフスイッチ8を動作させる。 【0030】また、車両制御部3は、電池状態信号に含まれる2次電池1の温度値、2次電池1の電流値が異常値であるときは、2次電池1の周囲の空気を強制的に排気する排気装置9を動作させる。電気自動車100の停車中に2次電池1から可燃性ガスが発生した場合であっても、排気装置9が動作すると可燃性ガスを電気自動車100の外部へ逃がすことができる。 【0031】以上のように本実施の形態によれば、イグニッションキーがオフで車両スイッチ5が車両オン信号を出力しないときは、プロセッサ6が2次電池1の状態を一定期間毎に監視する低パワー消費動作モードで動作する。このため、電気自動車100が停車中でも2次電池1の状態を監視することができる。 【0032】また、低パワー消費動作モードでは、プロセッサ6が2次電池1の状態を一定期間毎に監視するので、電気自動車100の停車中に2次電池1の状態を監視する際の暗電流を低減することができる。 【0033】さらに、車両オン時および車両オフ時の双方において2次電池1を常時監視するので、2次電池1および電気自動車100の信頼性が向上する。 【0034】さらに、電気自動車100の主電源であって出力電圧が大きいために、イグニッションキーオフ時の残存容量とイグニッションキーオン時の残存容量との間の誤差が大きい2次電池1の自己放電を、プロセッサ6がタイマ減算でカウントするので、2次電池1の残存容量の誤差が縮小し、2次電池1および電気自動車100の信頼性が向上する。 【0035】さらに、電気自動車100の停車中にも2次電池1の温度値、2次電池1の電流値を監視できるので、停車中に2次電池1がショートした場合であっても、フェイルセーフスイッチ8により2次電池1を走行装置4から切り離すというフェイルセーフの動作を実行することができる。 【0036】さらに、電気自動車100の停車中にも2次電池1の温度値、2次電池1の電流値を監視できるので、停車中に2次電池1から可燃性ガス等が発生した場合であっても、フェイル検出により排気装置が開くというフェイルセーフの動作を実行することができる。 【0037】このように、蓄えられた電気量が非常に大きい2次電池1の状態(温度、充放電等)を長期間にわたって監視しない場合に生ずる予期せぬ事態を回避することができる。 【0038】なお、本実施の形態では電気自動車を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。本発明はハイブリッド車にも適用できることは、当業者に容易に理解される。 【0039】 【発明の効果】以上のように本発明に係る電気自動車によれば、停車中でも2次電池の状態を監視することができる。 【0040】また本発明に係る電気自動車によれば、停車中における2次電池の自己放電による残存容量誤差を解消することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社 【識別番号】000003207 【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年1月13日(1999.1.13) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100078282 【弁理士】 【氏名又は名称】山本 秀策
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| 【公開番号】 |
特開2000−209702(P2000−209702A) |
| 【公開日】 |
平成12年7月28日(2000.7.28) |
| 【出願番号】 |
特願平11−7068 |
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