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【発明の名称】 ハイブリッド車
【発明者】 【氏名】中村 誠志

【氏名】多賀 豊

【氏名】天野 正弥

【要約】 【課題】モータ・ジェネレータの電源の容量を可及的に抑制する。

【解決手段】エンジンとモータ・ジェネレータとバッテリとを有するハイブリッド車において、アクセルペダルおよびキックダウンスイッチの操作状態に基づいて、所定値以上の加速要求が発生しているか否かを判断する加速要求判断手段(ステップ107)と、運転者により操作されるオーバーテイクスイッチの操作状態に基づいて、トルク補助要求が発生しているか否かを判断するトルク補助要求判断手段(ステップ106)と、所定値以上の加速要求またはトルク補助要求のいずれか一方が発生した場合は、エンジンのみを車両の駆動力源として機能させるとともに、所定値以上の加速要求およびトルク補助要求が発生した場合は、エンジンおよびモータ・ジェネレータを車両の駆動力源として機能させるトルク制御手段(ステップ104,105,108)とを備えている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 エンジンおよびモータ・ジェネレータと、このモータ・ジェネレータに電力を供給する電源と、車両の乗員により操作され、かつ、車両に対する加速要求を発生する加速要求発生装置とを有し、前記エンジンまたは前記モータ・ジェネレータの少なくとも一方を、車両の駆動力源として機能させることの可能なハイブリッド車において、前記加速要求発生装置の操作状態に基づいて、所定値以上の加速要求が発生しているか否かを判断する加速要求判断手段と、前記車両の乗員により操作され、かつ、前記モータ・ジェネレータが電動機として機能することが可能な状態を設定するトルク補助要求発生装置の操作状態に基づいて、トルク補助要求が発生しているか否かを判断するトルク補助要求判断手段と、前記所定値以上の加速要求または前記トルク補助要求のいずれか一方が発生した場合は、前記エンジンのみを前記車両の駆動力源として機能させるとともに、前記所定値以上の加速要求および前記トルク補助要求が発生した場合は、前記エンジンおよび前記モータ・ジェネレータを前記車両の駆動力源として機能させるトルク制御手段とを備えていることを特徴とするハイブリッド車。
【請求項2】 前記トルク制御手段には、前記電源の充電量が所定値未満の場合は、前記モータ・ジェネレータを車両の駆動力源として機能させることを禁止する機能が含まれていることを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車。
【請求項3】 前記トルク制御手段には、前記電源の充電量が所定値以上の場合は、前記モータ・ジェネレータを車両の駆動力源として機能させることが可能であることを車両の乗員に対して告知する機能が含まれていることを特徴とする請求項1または2に記載のハイブリッド車。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、異なる種類の駆動力源が搭載されたハイブリッド車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、2種類以上の駆動力源を搭載したハイブリッド車が提案されている。このようなハイブリッド車においては、各々の駆動力源の有する特性を生かしつつ、駆動力源同士で相互に欠点を補うことにより、総合的な効率の向上を図ることが可能である。このようなハイブリッド車の制御装置の一例が、特開平8−168104号公報に記載されている。この公報に記載された制御装置は、エンジンの出力軸にモータ・ジェネレータが設けられている。
【0003】また、エンジンの出力軸は、トルクコンバータを介して変速機に連結されている。このトルクコンバータには、回転部材同士を機械的に接続する直結クラッチが設けられている。上記モータ・ジェネレータは、エンジンとトルクコンバータとの間に配置されている。また、モータ・ジェネレータには、インバータを介してバッテリが接続されている。さらに、インバータおよび変速機を制御する電子制御装置が設けられており、電子制御装置に対して、車速、変速機の出力軸回転数、アクセル開度などの信号が入力されいる。この公報に記載されたハイブリッド車によれば、電子制御装置に入力される信号に基づいて、エンジンおよびモータ・ジェネレータを制御し、エンジンまたはモータ・ジェネレータの少なくとも一方のトルクを車輪に伝達することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のようなハイブリッド車においては、アクセル開度および車速などに基づいて車両の加速要求、言い換えれば駆動力要求が判断される。そして、この判断結果に基づいて、エンジンの出力トルクが演算されるとともに、駆動力要求に対応するトルクの不足が発生する場合は、この不足分のトルクをモータ・ジェネレータにより補う制御が一律におこなわれる。したがって、モータ・ジェネレータに電力を供給するバッテリの容量が大きくなってしまい、バッテリの大重量化および製造コストの上昇を招く問題があった。
【0005】この発明は上記の事情を背景としてなされたものであり、モータ・ジェネレータの電源の容量を可及的に抑制することの可能なハイブリッド車を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用】上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、エンジンおよびモータ・ジェネレータと、このモータ・ジェネレータに電力を供給する電源と、車両の乗員により操作され、かつ、車両に対する加速要求を発生する加速要求発生装置とを有し、前記エンジンまたは前記モータ・ジェネレータの少なくとも一方を、車両の駆動力源として機能させることの可能なハイブリッド車において、前記加速要求発生装置の操作状態に基づいて、所定値以上の加速要求が発生しているか否かを判断する加速要求判断手段と、前記車両の乗員により操作され、かつ、前記モータ・ジェネレータが電動機として機能することが可能な状態を設定するトルク補助要求発生装置の操作状態に基づいて、トルク補助要求が発生しているか否かを判断するトルク補助要求判断手段と、前記所定値以上の加速要求または前記トルク補助要求のいずれか一方が発生した場合は、前記エンジンのみを前記車両の駆動力源として機能させるとともに、前記所定値以上の加速要求および前記トルク補助要求が発生した場合は、前記エンジンおよび前記モータ・ジェネレータを前記車両の駆動力源として機能させるトルク制御手段とを備えていることを特徴とするものである。
【0007】ここで、モータ・ジェネレータを車両の駆動力源として機能させるとは、モータ・ジェネレータに電力を供給して回転軸を回転させ、回転軸のトルクを車輪に伝達することを意味している。
【0008】請求項1の発明によれば、車両の乗員が、加速要求発生装置およびトルク補助要求発生装置を操作することにより、所定値以上の加速要求およびトルク補助要求が発生した場合に限り、モータ・ジェネレータが車両の駆動力源として機能する。つまり、モータ・ジェネレータを車両の駆動力源として機能させる頻度が、乗員により選択される。
【0009】請求項2の発明は請求項1の構成に加えて、前記トルク制御手段には、前記電源の充電量が所定値未満の場合は、前記モータ・ジェネレータを車両の駆動力源として機能させることを禁止する機能が含まれていることを特徴とするものである。ここで、モータ・ジェネレータを車両の駆動力源として機能させることを禁止する制御には、停止中のモータ・ジェネレータを停止状態に維持する制御と、回転中のモータ・ジェネレータを停止させる制御とが含まれる。
【0010】請求項2の発明によれば、請求項1と同様の作用が生じるほか、電源の充電量が所定値未満の状態から、さらに充電量が低減することが抑制される。
【0011】請求項3の発明は請求項1または2の構成に加えて、前記トルク制御手段には、前記電源の充電量が所定値以上の場合は、前記モータ・ジェネレータを車両の駆動力源として機能させることが可能であることを車両の乗員に対して告知する機能が含まれている。
【0012】請求項3の発明によれば、請求項1または2と同様の作用が生じるほか、モータ・ジェネレータを回転することが可能であることが車両の乗員に対して告知される。
【0013】
【発明の実施の形態】つぎにこの発明を図を参照してより具体的に説明する。図2は、この発明を適用したハイブリッド車のパワートレーンの構成を示すスケルトン図、図3は、図2のハイブリッド車のシステムの構成を示すブロック図、図4は、ハイブリッド車の制御回路を示すブロック図である。この実施形態におけるハイブリッド車は、第1の駆動力源であるエンジン1と、第2の駆動力源であるモータ・ジェネレータ2とを有する。そして、エンジン1の出力側にモータ・ジェネレータ2が配置されている。また、モータ・ジェネレータ2と車輪3との間の動力伝達経路にはトルクコンバータ4が配置され、上記動力伝達経路におけるトルクコンバータ4と車輪3との間には、自動変速機5が配置されている。
【0014】上記エンジン1としては、ガソリンエンジンまたはディーゼルエンジンまたはLPGエンジン等の内燃機関が用いられる。このエンジン1は、始動装置(スタータモータ)6、燃料噴射装置7、吸排気装置8、点火装置9、冷却装置10等を備えた公知の構造のものである。
【0015】また、エンジン1の吸気管には電子スロットルバルブ11が設けられており、電子スロットルバルブ11の開度が電気的に制御されるように構成されている。エンジン1のクランクシャフト12と、モータ・ジェネレータ2の回転軸13との間の動力伝達経路にはクラッチ14が設けられており、このクラッチ14の係合・解放により、クランクシャフト12と回転軸13との間の動力伝達経路が接続もしくは遮断される。さらに、クラッチ14とクランクシャフト12との間の動力伝達経路にはダンパ15が設けられている。なお、特に図示しないが、クラッチ14を設けることなく、回転軸13とダンパ15とを直結した構成を採用することも可能である。
【0016】モータ・ジェネレータ2は、例えば交流同期型のものが適用される。モータ・ジェネレータ2は、永久磁石を有する回転子16と、コイルが巻き付けられた固定子17とを備えている。そして、コイルの3相巻き線に3相交流電流を流すと回転磁界が発生し、この回転磁界を回転子16の回転位置および回転速度に合わせて制御することによりトルクが発生する。モータ・ジェネレータ2により発生するトルクは電流の大きさにほぼ比例し、モータ・ジェネレータ2の回転数は、交流電流の周波数により制御される。そして、このモータ・ジェネレータ2は電気エネルギを機械エネルギに変換する電動機としての機能と、機械エネルギを電気エネルギに変換する発電機としての機能とを有する。
【0017】前記トルクコンバータ4は、駆動側部材のトルクを作動流体(具体的には、オートマチック・トランスミッション・フルード、略してATF)を介して従動側部材に伝達する機能を備えており、このトルクコンバータ4は、ポンプインペラ18に一体化させたフロントカバー19と、自動変速機5の入力軸20に連結されたタービンランナ21と、ポンプインペラ18から流体を介してタービンランナ21に伝達されるトルクを増幅するためのステータ22とを有する。さらに、フロントカバー19が回転軸13に対して接続されている。
【0018】一方、フロントカバー19の内部には、係合・解放可能なロックアップクラッチ23が設けられており、ロックアップクラッチ23の係合・解放制御をおこなうことが可能である。なお、ロックアップクラッチ23の係合には、完全係合とスリップとが含まれる。
【0019】前記自動変速機5は複数の遊星歯車機構24と、これらの遊星歯車機構24のトルク伝達経路を切り換えるために係合・解放される複数の摩擦係合装置25とを備えた、公知の有段式変速機である。これらの摩擦係合装置25の係合・解放状態の切り換えにより、自動変速機5の変速比(つまり変速段)が制御される。この自動変速機5は、例えば前進段において第1速〜第5速のいずれかが設定されるように構成されている。一方、油圧制御装置26が設けられており、この油圧制御装置26により、自動変速機5の変速段の設定または切り換え制御、ロックアップクラッチ23の係合・解放やスリップ制御、摩擦係合装置25に作用する油圧の油圧回路におけるライン圧の制御、摩擦係合装置25の係合圧の制御などがおこなわれる。
【0020】この油圧制御装置26は電気的に制御されるもので、自動変速機5の変速を実行するための第1ないし第3のシフトソレノイドバルブS1 ,〜S3 と、エンジンブレーキ状態を制御するための第4ソレノイドバルブS4 とを備えている。さらに、油圧制御装置26は、油圧回路のライン圧を制御するためのリニアソレノイドバルブSLTと、自動変速機5の変速過渡時におけるアキュームレータ背圧を制御するためのリニアソレノイドバルブSLNと、ロックアップクラッチ23や所定の摩擦係合装置の係合圧を制御するためのリニアソレノイドバルブSLUとを備えている。
【0021】さらに、自動変速機5のケーシングの内部には、オイルポンプ27が設けられている。このオイルポンプ27は、油圧制御装置26により制御される油圧の元圧を発生する機能を備えている。そして、回転軸13の動力がポンプインペラ18を介してオイルポンプ27に伝達され、この動力によりオイルポンプ27が駆動される構成になっている。つまり、オイルポンプ27は、エンジン1の動力またはモータ・ジェネレータ2の動力のいずれでも駆動することが可能である。
【0022】前記自動変速機5の出力軸28にはプロペラシャフト29が接続されており、このプロペラシャフト29が差動装置30に接続されている。なお、この差動装置30は最終減速装置としての機能をも備えている。そして、差動装置30にアクスルシャフト31が接続され、アクスルシャフト31に対して車輪3が取り付けられている。
【0023】つぎに、図3に基づいて、モータ・ジェネレータ2の制御回路を説明する。モータ・ジェネレータ2と、モータ・ジェネレータ2に電力を供給するメインバッテリ32との間の回路にはインバータ33が配置されている。メインバッテリ32の定格電圧は、例えば288Vに設定されている。インバータ33は、メインバッテリ32の直流電流を3相交流電流に変換してモータ・ジェネレータ2に供給する一方、モータ・ジェネレータ2で発電された3相交流電流を直流電流に変換してメインバッテリ32に供給する3相ブリッジ回路(図示せず)を備えている。
【0024】この3相ブリッジ回路は、例えば6個のパワートランジスタ(図示せず)を電気的に接続して構成され、これらのパワートランジスタのオン・オフを切り換えることにより、モータ・ジェネレータ2とメインバッテリ32との間の電流の向きを切り換える。このようにして、3相交流電流と直流電流との相互の変換と、モータ・ジェネレータ2に印可される3相交流電流の周波数の調整と、モータ・ジェネレータ2に印可される3相交流電流の大きさの調整と、モータ・ジェネレータ2の回生制動トルクの大きさの調整とがおこなわれる。
【0025】前記メインバッテリ32の正極とインバータ33との間の回路には、第1のシステムメインリレーSMR1が配置されている。また、第1のシステムメインリレーSMR1と相互に並列に第3のシステムメインリレーSMR3が配置されているとともに、第2のシステムメインリレーSMR2に対して直列に制限抵抗34が配置されている。さらに、メインバッテリ32の負極とインバータ33との間の回路には、第3のシステムメインリレーSMR3が配置されている。これら第1ないし第3のシステムメインリレーSMR1ないしSMR3は、モータ・ジェネレータ2とメインバッテリ32との間に形成されている高電圧回路の接続・遮断をおこなう機能を有する。
【0026】また、前記メインバッテリ32は、所定電圧のセルを複数直列に配置することにより1モジュールを構成したものであり、複数のモジュールを2つのホルダーに分割して直列に接続した構成が採用されている。このメインバッテリ32の回路には、安全プラグ35が接続されている。
【0027】さらに、インバータ33と第2のシステムメインリレーSMR2との間、およびインバータ33と第3のシステムメインリレーSMR3との間には、DCDCコンバータ36が接続されている。このDCDCコンバータ36には補機バッテリ37が接続されている。補機バッテリ37の定格電圧は、例えば12Vに設定されている。このDCDCコンバータ36は、メインバッテリ32の直流電圧を所定電圧に降圧し、補機バッテリ37に充電する機能を有する。この補機バッテリ37は、エアコン用コンプレッサ、メインバッテリ32を冷却するウォーターポンプ51などに電力を供給する機能を有する。
【0028】一方、メインバッテリ32には、メインバッテリ用電子制御装置38を介してハイブリッド用電子制御装置39が接続されているとともに、インバータ33には、モータ・ジェネレータ用電子制御装置40を介してハイブリッド用電子制御装置39が接続されている。メインバッテリ用電子制御装置38、ハイブリッド用電子制御装置39、モータ・ジェネレータ用電子制御装置40は、それぞれ、中央演算処理装置(CPU)および記憶装置(RAM、ROM)ならびに入力・出力インターフェースを主体とするマイクロコンピュータにより構成されている。
【0029】そして、メインバッテリ32とメインバッテリ用電子制御装置38とが相互にデータ通信可能に接続され、メインバッテリ用電子制御装置38とハイブリッド用電子制御装置39とが相互にデータ通信可能に接続されている。また、インバータ33とモータ・ジェネレータ用電子制御装置40とが相互にデータ通信可能に接続され、モータ・ジェネレータ用電子制御装置40とハイブリッド用電子制御装置39とが相互にデータ通信可能に接続されている。
【0030】前記メインバッテリ用電子制御装置38は、メインバッテリ32の充電量SOCを検出するとともに、メインバッテリ32とモータ・ジェネレータ2との間に流れる電流の電流値を検出する機能を有する。なお、メインバッテリ用電子制御装置38の無い構成を採用する場合は、これらの機能をハイブリッド用電子制御装置39が兼備する。モータ・ジェネレータ用電子制御装置40は、ハイブリッド用電子制御装置39からの信号により、インバータ33を介してモータ・ジェネレータ2を制御する機能を有する。
【0031】さらに、ハイブリッド用電子制御装置39には、変速機用電子制御装置41と、エンジン用電子制御装置42と、ブレーキ用電子制御装置43と、エアコン用電子制御装置44とが接続されている。そして、変速機用電子制御装置41と、エンジン用電子制御装置42と、ブレーキ用電子制御装置43と、エアコン用電子制御装置44とは、それぞれ、中央演算処理装置(CPU)および記憶装置(RAM、ROM)ならびに入力・出力インターフェースを主体とするマイクロコンピュータにより構成されている。そして、ハイブリッド用電子制御装置39と、変速機用電子制御装置41およびエンジン用電子制御装置42およびブレーキ用電子制御装置43およびエアコン用電子制御装置44とが、相互にデータ通信可能に接続されている。上記各電子制御装置は、補機バッテリ37を電源として起動される。
【0032】また、変速機用電子制御装置41には、自動変速機5の変速比を制御するために、車両の走行状態、例えば車速およびアクセル開度をパラメータとする変速線図が記憶されている。さらに、変速機用電子制御装置41には、車速およびアクセル開度をパラメータとしてロックアップクラッチ23の係合・解放を制御するロックアップクラッチ制御マップが記憶されている。
【0033】さらに、シフトレバー45のシフトポジションを検出するシフトポジションセンサ46の信号が変速機用電子制御装置41に入力されている。このシフトレバー45により、例えば、P(パーキング)ポジション、R(リバース)ポジション、N(ニュートラル)ポジション、D(ドライブ)ポジション、2ポジション、L(ロー)ポジションなどを選択することが可能に構成されている。そして、このシフトポジションセンサの信号に基づいて、ハイブリッド用電子制御装置39から制御信号が出力され、この制御信号に基づいて、油圧制御装置26の各種のリニアソレノイドバルブなどのアクチュエータが制御される。
【0034】また、車両の乗員である運転者により操作されるアクセルペダル47の踏み込み量、すなわちアクセル開度を検出するアクセル開度センサ48の信号がエンジン用電子制御装置42に入力されている。そして、アクセル開度センサ48の信号およびシフトポジションセンサ46の信号に基づいてエンジン1の出力、自動変速機5の変速比(変速段)、モータ・ジェネレータ2のトルクが演算され、車両の駆動力が制御される。ここで、エンジン1の出力は、電子スロットルバルブ11の開度制御、燃料噴射装置7の燃料噴射量制御、点火装置9の点火時期制御などにより調整される。また、自動変速機5の変速比は油圧制御装置26により制御される。さらに、モータ・ジェネレータ2のトルクは電流値により制御される。
【0035】また、ハイブリッド車は、油圧ブレーキ装置(図示せず)を備えており、この油圧ブレーキ装置は、ブレーキペダル49、マスターシリンダ、ホイールシリンダ、ホイールシリンダに作用する油圧を制御するアクチュエータなどを有する公知のものである。そして、ブレーキ用電子制御装置43にはブレーキペダル49の踏み込み量を検出するセンサの信号が入力されており、ブレーキペダル49の踏み込み量に基づいて車両に対する制動要求が判断される。この判断結果に基づいて、油圧ブレーキ装置が分担するべき制動力と、モータ・ジェネレータ2の機能により分担するべき制動力(回生制動力)とが演算され、その演算結果に基づいて、モータ・ジェネレータ2の回生制動トルクおよび油圧ブレーキ装置のホイールシリンダの油圧が制御される。
【0036】また、エアコン用電子制御装置44にはエアコンスイッチ50の信号が入力されている。このエアコンスイッチ50の信号に基づいてエアコン用コンプレッサの駆動が制御される。なお、ハイブリッド用電子制御装置39には各種センサ52の信号が入力されているとともに、これらのセンサ52の信号もしくはその他のセンサやスイッチの信号に基づいて、各種のアクチュエータ53に対する制御信号が出力される。これらのセンサ52には、シフトポジションセンサ46、アクセル開度センサ48、入力軸20の回転数(言い換えればタービン回転数)を検出する入力軸回転数センサ61、出力軸28の回転数を検出する出力軸回転数センサ62などが含まれる。この出力軸回転数センサ62の信号に基づいて車速が演算される。
【0037】また、アクチュエータ53には、油圧制御装置26の各種のリニアソレノイドバルブ、油圧ブレーキ装置のアクチュエータ、電子スロットルバルブ11の開度を制御するアクチュエータ、クラッチ14を係合・解放させるアクチュエータ、などが含まれる。
【0038】つぎに、ハイブリッド用電子制御装置39における入出力信号を、図4に基づいて総括的に説明する。ハイブリッド用電子制御装置39に対しては、補機バッテリ37の充電量SOCを検出する補機バッテリ用電子制御装置54の信号、イグニッションキーの操作位置を検出するイグニッションスイッチ55の信号、メインバッテリ用電子制御装置38の信号、インバータ33の温度を示す信号、メインバッテリ32の電圧を示すメインバッテリ用電子制御装置38の信号、モータ・ジェネレータ2の回転数および回転角度を検出するレゾルバ57の信号、エンジン用電子制御装置42の信号、変速機用電子制御装置41の信号が入力されている。
【0039】また、ハイブリッド用電子制御装置39に対しては、ブレーキ用電子制御装置43の信号、エアコン用電子制御装置44の信号、エンジン用電子制御装置42の信号系統に異常が発生したときのダイアグノーシス信号、車両の衝突時に膨張・展開するエアバッグ装置(図示せず)を制御するエアバッグ用電子制御装置58の信号、ストップランプスイッチ59の信号、インターロックスイッチ60の信号、電子スロットルバルブ11の全開状態に対応する踏み込み量を越える状態までアクセルペダル47が踏み込まれたことを検出するキックダウンスイッチ63の信号、オーバーテイクスイッチ64の信号が入力されている。
【0040】このオーバーテイクスイッチ64は、運転者により操作されるもので、オーバーテイクスイッチ64は、例えば、図5に示すように、ステアリングホイール63などに設けられている。このオーバーテイクスイッチ63がオンされると、モータ・ジェネレータ2を電動機として機能させること、言い換えれば、モータ・ジェネレータ2を車両の駆動力源として機能させることが可能になり、オーバーテイクスイッチ64がオフされた場合は、モータ・ジェネレータ2を車両の駆動力源として機能させることが不可能になる。
【0041】なお、オーバーテイクスイッチ64がオフされている場合でも、モータ・ジェネレータ2を発電機として機能させることは可能である。このオーバーテイクスイッチは、インストルメントパネル、またはコンソールボックスなどに設けることも可能である。また、オーバーテイクスイッチの形態としては、押しボタン式、レバー式などのいずれの構造であってもよい。
【0042】一方、ハイブリッド用電子制御装置39からは、始動装置6に対する駆動信号(スタータ信号)、始動装置6のスタータリレーに対する制御信号、ハイブリッドシステムにおける各種のリレー56に対する制御信号、第1ないし第3のシステムメインリレーSMR1ないしSMR3に対する駆動信号、DCDCコンバータ36に対する駆動信号または停止信号、インバータ33に対する停止要求信号、インバータ33の3相、すなわちU相、V相、W相に対する駆動信号、エンジン用電子制御装置42に対する制御信号、変速機用電子制御装置41に対する制御信号、ブレーキ用電子制御装置43に対する信号、エアコン用電子制御装置44に対する信号、インストルメントパネルに設けられているディスプレイ66に対する信号などが出力されている。
【0043】このディスプレイ66は、メインバッテリ32の充電量SOCを出力する機能と、メインバッテリ32の充電量SOCに基づいて、モータ・ジェネレータ2を車両の駆動力源として機能させることが可能であるか否かを出力する機能とを有する。ディスプレイ66による情報の出力には、ブザー、チャイム、人工音声などの音声と、インジケータランプの点灯とが含まれる。
【0044】ここで、上記ハイブリッド車の構成と、この発明の構成との対応関係を説明する。すなわち、アクセルペダル47およびキックダウンスイッチ63が、この発明の加速要求発生装置に相当し、オーバーテイクスイッチ64が、この発明のトルク補助要求発生装置に相当し、メインバッテリ32が、この発明の電源に相当する。
【0045】つぎに、上記ハード構成を有するハイブリッド車の制御例を、図1のフローチャートに基づいて説明する。まず各種のセンサやスイッチの信号が電子制御装置に入力され、これらの信号が処理される(ステップ101)。そして、エンジン1の運転状態において、アクセルペダル47が踏み込まれた場合は、クラッチ14が係合されるとともに、エンジン1のトルクが、自動変速機5、プロペラシャフト29、差動装置30、アクスルシャフト31などの動力伝達装置を経由して車輪3に伝達され、車両が走行する。
【0046】一方、車両の減速時には、車輪3から入力される運動エネルギをモータ・ジェネレータ2に伝達するとともに、モータ・ジェネレータ2を発電機として機能させ、回生制動力(回生制動トルク)を発生させる制御がおこなわれる。そして、モータ・ジェネレータ2の回生制動により得られた電気エネルギがメインバッテリ32に充電される。なお、クラッチ14を有する構成の場合は、モータ・ジェネレータ2の回生制動時にクラッチ14を解放し、モータ・ジェネレータ2の発電効率を向上させることも可能である。
【0047】ステップ101についで、メインバッテリ32の充電量SOCが演算される(ステップ102)。この場合、メインバッテリ32からモータ・ジェネレータ2に供給される電流値を所定時間毎に積算した値、またはメインバッテリ32の電圧などにより充電量SOCを補正したり、所定の時間間隔でエンジントルクの一部をモータ・ジェネレータ2に伝達してメインバッテリ32の充電をおこない、かつ、充電量SOCをリセットするなどの手法により、演算精度を向上させる。これらの演算は、メインバッテリ用電子制御装置38またはハイブリッド用電子制御装置39のいずれでおこなってもよい。なお、メインバッテリ用電子制御装置38の無い構成が採用されている場合は、上記演算をハイブリッド用電子制御装置39によりおこなう。
【0048】ついで、ステップ102で演算されたメインバッテリ32の充電量SOCをディスプレイ66により出力し(ステップ103)、メインバッテリ32の充電量SOCが、車両の運転者に対して告知される。そして、モータ・ジェネレータ2によるトルク補助制御、言い換えればアシスト制御が可能であるか否かが判断される(ステップ104)。
【0049】つまり、ステップ104においては、アクセルペダル47の踏み込み量が所定値まで増加した場合を推定し、そのアクセル開度に基づく駆動力要求を演算するとともに、この駆動力要求に対応する必要トルクから、エンジントルクによる不足分を演算し、その不足分のトルクをモータ・ジェネレータ2から出力することが可能であるか否かが判断される。前記不足分のトルクを、モータ・ジェネレータ2のトルクにより補うことが可能であるか否かは、メインバッテリ32の充電量SOCが所定値以上であるか否かにより判断することができる。
【0050】ステップ104で肯定判断された場合は、モータ・ジェネレータ2によるアシスト制御が可能であることを、ディスプレイ66により出力し(ステップ105)、モータ・ジェネレータ2によるアシスト制御が可能であることを、運転者に告知する。このため、運転者は道路状況や自分の運転指向に応じて、オーバーテイクスイッチ64のオン・オフを選択することが可能になる。
【0051】そして、オーバーテイクスイッチ64がオンされているか否かが判断され(ステップ106)、ステップ106で肯定判断された場合はキックダウンスイッチ63がオンされているか否かが判断される(ステップ107)。すなわち、所定値以上の加速要求(言い換えれば、所定値以上の駆動力要求)があるか否かが判断される。ステップ107で肯定判断された場合は、モータ・ジェネレータ2が電動機として機能し、モータ・ジェネレータ2のトルクが動力伝達装置を経由して車輪3に伝達される(ステップ108)。
【0052】すなわち、運転者の加速要求に対応するエンジントルクの不足分を、モータ・ジェネレータ2の出力トルクにより補助する、いわゆるアシスト制御がおこなわれる。このアシスト制御は、オーバーテイクスイッチ64がオンされ、かつ、キックダウンスイッチ62がオンされている状態では、メインバッテリ32の充電量SOCが所定値未満に低下するまでおこなわれる。なお、ここで用いられる所定値は、ステップ104で用いられる所定値とは異なるが、この点については後述する。したがって、運転者の加速要求に応じた駆動力が発生し、車両の加速性能が確保されてドライバビリティが向上する。
【0053】ついで、車両走行制御がおこなわれ(ステップ109)、リターンされる。車両走行制御には、例えば、自動変速機5の変速比の制御(いわゆるパワーオンダウンシフト)、油圧制御装置26の油圧回路のライン圧の制御、摩擦係合装置25の係合圧の制御、ロックアップクラッチ23の係合・解放制御、燃料噴射装置7による燃料噴射量の制御、点火装置9による点火時期制御などが含まれる。
【0054】ところで、前記ステップ104で否定判断された場合、またはステップ106で否定判断された場合、またはステップ107で否定判断された場合は、いずれもステップ109に進み、エンジン1の出力トルクのみにより車両が走行する。そして、アシスト制御がおこなわれる場合の車両走行制御の内容と、アシスト制御がおこなわれない場合の車両走行制御の内容とを異ならせることが可能である。たとえば、アシスト制御がおこなわれた場合と、アシスト制御がおこなわれない場合とで、自動変速機5の変速比、摩擦係合装置25の係合圧などを異ならせることが可能である。
【0055】なお、図1に示されたルーチンにおいて、アシスト制御をおこなってリターンされた後に、ステップ104,106,107のいずれかで否定判断された場合は、回転しているモータ・ジェネレータ2が停止する(つまり回転の中止)制御がおこなわれる。
【0056】ここで、図1に示された機能的手段と、この発明の構成との対応関係を説明する。すなわち、ステップ107がこの発明の加速要求判断手段に相当し、ステップ106がこの発明のトルク補助要求判断手段に相当し、ステップ104,105,108がこの発明のトルク制御手段に相当する。
【0057】上記制御例に対応するタイムチャートの一例を図6により説明する。まず、車両の走行中において、オーバーテイクスイッチ64がオフされ、かつ、アクセルペダル47が踏まれておらずキックダウンスイッチ63がオフされている場合は、車輪3から入力される運動エネルギがモータ・ジェネレータ2に伝達され、モータ・ジェネレータ2により回生制動トルク、つまり負(−)のトルクが生じる。ここで、クラッチ14が係合されている場合は、上記運動エネルギの一部がエンジン1に伝達され、エンジンブレーキ力が生じる。つまり、エンジントルクが負の値になる。このようにして、車両の駆動力が負側に制御され、減速される。また、モータ・ジェネレータ2による回生制動の継続により、メインバッテリ32の充電量SOCが徐々に増加しているが、メインバッテリ32の充電量SOCが所定値、例えば80%未満である場合は、「アシスト制御可能」の出力がなされない。
【0058】上記システムの状態が継続されて、時刻t1においてメインバッテリ32の充電量SOCが80%以上になると、ディスプレイ66により、「アシスト制御可能」の出力がおこなわれる。その後、時刻t2においてアクセルペダル47が踏み込まれると、エンジン1の出力トルクが負側から零を経由して正側に制御され、エンジントルクが車輪3に伝達されて駆動力が負側から零を経由して正側に変化する。また、これと同時に、モータ・ジェネレータ2のトルクが負側から零に変化する。
【0059】ついで、時刻t3において、オーバーテイクスイッチ64がオンされている。そして、オーバーテイクスイッチ64がオンされ、かつ、ディスプレイ66により「アシスト制御可能」の出力がおこなわれている状態において、時刻t4でアクセルペダル47の踏み込み量が増加し、キックダウンスイッチ63がオフからオンに切り換えられている。このため、エンジントルクが増加するとともに、モータ・ジェネレータ2のトルクが零から正側に制御され、駆動力が増加する。
【0060】このようにして、モータ・ジェネレータ2によるアシスト制御がおこなわれると、メインバッテリ32の充電量SOCが徐々に低下し、時刻t5以降は、アクセルペダル47の踏み込み状態に関わりなく、モータ・ジェネレータ2の出力トルクを低下させる制御がおこなわれる。この制御にともない、駆動力も徐々に低下する。
【0061】そして、モータ・ジェネレータ2によるアシスト制御により、時刻t6において、メインバッテリ32の充電量SOCが60%まで低下すると、アクセルペダル47の踏み込み量に関わりなく、モータ・ジェネレータ2のトルクが正から零に制御され、かつ、ディスプレイ66による「アシスト制御可能」の出力が無くなる。したがって、駆動力もエンジントルクに対応する値まで低下する。
【0062】その後、時刻t7において、オーバーテイクスイッチ64がオフされ、かつ、アクセルペダル47の踏み込み量が減少してキックダウンスイッチ63オフされている。ここで、アクセルペダル47の踏み込み量の減少割合いが所定値未満であるために、アクセル開度自体は全開状態に制御される。したがって、時刻t7以降のエンジントルクおよび駆動力も、時刻t7以前のエンジントルクおよび駆動力と略同じに制御されている。
【0063】なお、上記タイムチャートにおいては、アシスト制御が不可能な状態から可能な状態に変化したものと判断する基準(充電量SOC)と、アシスト制御が可能な状態から不可能な状態に変化したことものと判断する基準(充電量SOC)とが異なっている。言い換えれば、2つの基準の間にヒステリシスが設定されている。これは、モータ・ジェネレータ2のアシスト制御の開始により充電量SOCが必然的に減少することを考慮して、アシスト制御の継続により充電量SOCが一定量減少した場合でも、モータ・ジェネレータ2によるアシスト制御の継続を可能にすることで、駆動力の頻繁な変化を回避するためである。
【0064】以上のように、この実施形態によれば、オーバーテイクスイッチ64がオンされ、かつ、キックダウンスイッチ63がオンされている場合に限り、加速要求に対するエンジン1のトルクの不足分をモータ・ジェネレータ2のトルクにより補助するアシスト制御がおこなわれる。言い換えれば、モータ・ジェネレータ2を車両の駆動力源として機能させるか否かを、運転者の意図に応じて選択することができる。このため、車両の走行する道路状況や運転者の指向に応じて、モータ・ジェネレータ2を車両の駆動力源として機能させる頻度が低下し、モータ・ジェネレータ2に供給する電力が抑制される。したがって、メインバッテリ32の容量が可及的に抑制され、メインバッテリ32の定格の小型化と小重量化を図ることができ、メインバッテリ32の製造コストを抑制することができる。
【0065】また、メインバッテリ32の充電量SOCが所定値未満である場合は、オーバーテイクスイッチ64およびキックダウンスイッチ63の状態に関わりなく、一律にモータ・ジェネレータ2によるアシスト制御が禁止または中止される。したがって、メインバッテリ32の充電量SOCが所定値未満の状態から、さらに充電量SOCが低減することが抑制され、充電量SOCの制御に寄与することができる。さらに、ディスプレイ66により、アシスト制御をおこなうことが可能な状態であることを運転者に対して告知する制御がおこなわれるため、運転者はモータ・ジェネレータ2の機能を認識することができ、その機能に適合した運転操作をおこなうことができドライバリティが向上する。
【0066】なお、上記実施形態において、自動変速機5の代わりに、手動操作により変速比を変更することの可能な手動変速機、変速比を無段階に変更することの可能な無段変速機(CVT)を搭載することも可能である。
【0067】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、車両の走行する道路状況や運転者の指向に応じて、モータ・ジェネレータを車両の駆動力源として機能させる頻度が低減され、モータ・ジェネレータに供給する電力を抑制することができる。したがって、電源の容量を可及的に抑制することができ、電源の定格の小型化と小重量化を図ることができ、電源の製造コストを抑制することができる。
【0068】請求項2の発明によれば、請求項1と同様の効果を得られるほか、電源の充電量が所定値未満の状態から、さらに充電量が低減することを抑制でき、充電量の制御に寄与することができる、【0069】請求項3の発明によれば、請求項1または2と同様の効果を得られるほか、車両の駆動源の状態を運転者が認識することができ、駆動源の状態に適した運転操作をおこなうことができ、ドライバビリティが向上する。
【出願人】 【識別番号】000003207
【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
【出願日】 平成10年12月3日(1998.12.3)
【代理人】 【識別番号】100083998
【弁理士】
【氏名又は名称】渡辺 丈夫
【公開番号】 特開2000−175305(P2000−175305A)
【公開日】 平成12年6月23日(2000.6.23)
【出願番号】 特願平10−344689