| 【発明の名称】 |
パンタグラフ用風防部連結用幌 |
| 【発明者】 |
【氏名】藤田 稔
【氏名】家中 誠
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| 【要約】 |
【課題】鉄道車両の連結部を介して前後の車両に分離して設置されたパンタグラフ用風防部の分離部分で発生する騒音を防止する。
【解決手段】鉄道車両の連結部を介して前後の車両に分離してパンタグラフの周囲に設置されたパンタグラフ用風防部の該分離部分に架設されるパンタグラフ用風防部連結用幌であって、該幌の材質が車両間の相対運動に追従できるよう弾性体で構成されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 鉄道車両の連結部を介して前後の車両に分離してパンタグラフの周囲に設置されたパンタグラフ用風防部の該分離部分に架設されるパンタグラフ用風防部連結用幌であって、該幌の材質が車両間の相対運動に追従できるよう弾性体で構成されていることを特徴とするパンタグラフ用風防部連結用幌。 【請求項2】 前記弾性体の剛性確保のため、1または複数の空気室を有する請求項1記載のパンタグラフ用風防部連結用幌。 【請求項3】 左右一対の幌の空気室の間に可撓性を有する空気連通管を設けた請求項1記載のパンタグラフ用風防部連結用幌。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道車両の連結部を介して前後の車両に分離してパンタグラフの周囲に設置されたパンタグラフ用風防部において高速走行時に発生する騒音を防止する技術に関する。 【0002】 【従来の技術】現在、交通機関が急速に高速化され、鉄道分野においても、のぞみ系新幹線など、時速300km/時を超える高速鉄道車両が登場している。鉄道車両の高速化に伴なって、車両のパンタグラフによる空気抵抗の低減と、走行時の風切り音の騒音防止の観点から、パンタグラフの周囲にパンタグラフ用風防部が設けられるようになってきた。かかるパンタグラフの周囲に設けられるパンタグラフ用風防部は、鉄道車両の連結部を介して前後の車両に分離して設置されていた。これは、パンタグラフが車両の構造上等の理由から車両長手方向端部近傍に設置されるためである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、今日の鉄道車両の一層の高速化に伴い、車両連結部におけるパンタグラフ用風防部の分離部分で発生する騒音も無視できないものとなってきた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、鉄道車両の連結部を介して前後の車両に分離して設置されたパンタグラフ用風防部の分離部分で発生する騒音を防止することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題を解決すべく鋭意検討した結果、パンタグラフ用風防部の分離部分に特定の連結用幌を設けることにより前記目的を達成し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。 【0006】即ち、本発明のパンタグラフ用風防部連結用幌は、鉄道車両の連結部を介して前後の車両に分離してパンタグラフの周囲に設置されたパンタグラフ用風防部の該分離部分に架設されるパンタグラフ用風防部連結用幌であって、該幌の材質が車両間の相対運動に追従できるよう弾性体で構成されていることを特徴とするものである。 【0007】本発明のパンタグラフ用風防部連結用幌においては、前記弾性体の剛性確保のため、1または複数の空気室を有することが好ましく、また左右一対の幌の空気室の間に可撓性を有する空気連通管を設けることが好ましい。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づき具体的に説明する。図1に、本発明の好適例であるパンタグラフ用風防部連結用幌1を風防部2に装着した状態を示す。また、図2には、図1に示す幌1の部分を拡大して示す。図1および図2から分かるように、5つの空気室によって形成されている幌1は、鉄道車両の連結部を介して前後の車両に分離された風防部2aと2bとの間に、実質的に該風防部と同じ上下幅にて架設される。風防部2へは、図2の破線内をさらに拡大した図3に示すように、取付板3を介してボルト等の取付金具4を用いて固定することにより取り付けることができる。 【0009】一方の幌1における複数の空気室は、個々の空気室において独立していても、あるいは連通して空気の移動ができるようになっいてもよい。また、左右一対の幌1の空気室の間に可撓性を有する空気連通管5を設け、軌道の分岐時に、大変位入力により圧縮された一方の幌1の空気室の空気が、拡張された他方の空気室の方へ移行することができるようにすることが好ましい。 【0010】幌1の材質は、走行中の車両取り付け間の相対運動に追従できるよう弾性体とする。具体的にはゴム材、布−ゴム複合体などが挙げられる。かかる弾性体の厚さも、高速走行時における剛性および車両取り付け間の相対運動に対する追従性から選定され、例えば、ゴム材の場合は5mm前後の厚さのものを好適に用いることができる。 【0011】なお、図1及び図2に示す好適例における空気室の数は特に限定されるべきものではなく、幌の剛性確保と走行中の車両間の相対運動に対する追従性とから適宜選定すればよい。また、一方の側の幌1を形成する個々の空気室の断面形状は、その使用条件によって適宜選定し得るが、図4に示すように、風防部の断面形状と実質的に同じとすることが好ましい。また、複数の空気室の連結により幌外表面に形成される凹凸は、騒音防止の見地から、できるだけ少ない方が好ましい。 【0012】なお、必要に応じて、幌1の空気室の間の1箇所、好ましくは幌1の中央2つの空気室の間に、両側の空気室の切離しと接続を自在に行うことのできる分割部を設けてもよい。分割部には、例えば、マジックテープやファスナー等の手段を用いることができる。 【0013】弾性体で構成され、1または複数の空気室からなる本発明のパンタグラフ用風防部連結用幌は、高速走行時でも十分な剛性が得られ、バタツキの発生を防止することができると共に、軌道の分岐時の大変位入力を良好に吸収することができる。 【0014】 【発明の効果】以上説明してきたように、本発明のパンタグラフ用風防部連結用幌は、時速300km/時を超える高速鉄道車両の走行時に、連結部を介して前後の車両に分離して設置された風防部の分離部分で発生する騒音を効果的に防止することができ、しかも軌道分岐などの曲率が小さい時入力される大変位に対し、これを良好に吸収することができるため、車両の連結部を介して分離された風防部同士を連結することが可能となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005278 【氏名又は名称】株式会社ブリヂストン
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| 【出願日】 |
平成10年7月8日(1998.7.8) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100096714 【弁理士】 【氏名又は名称】本多 一郎
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| 【公開番号】 |
特開2000−32605(P2000−32605A) |
| 【公開日】 |
平成12年1月28日(2000.1.28) |
| 【出願番号】 |
特願平10−193404 |
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