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【発明の名称】 ディーゼル電気機関車用制御装置
【発明者】 【氏名】児島 繁

【要約】 【課題】空転発生時の再粘着制御を容易にする。

【解決手段】力行時に誘導電動機15の回転数が所定値を超えたとき空転制御手段16が車輪の空転を検出して空転の大きさに応じて誘導電動機15の出力減少信号16aを出力し、出力減少信号16aにより誘導電動機15の出力トルクを減少させると共に、出力減少信号16aによりブレーキチョッパ21の通流率を制御して、誘導電動機15の出力トルクの減少分をブレーキ抵抗22に消費させるようにしたものである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ディーゼルエンジンにより駆動された交流発電機の出力を直流電力に変換し、上記直流電力をインバータにより交流電力に変換して誘導電動機の力行制御を行い、ブレーキ時に上記誘導電動機の発電エネルギーをブレーキチョッパを動作させてブレーキ抵抗で消費させるようにしたディーゼル電気機関車用制御装置において、力行時に上記誘導電動機の回転数が所定値を超えたとき空転制御手段が車輪の空転を検出して空転の大きさに応じて上記誘導電動機の出力減少信号を出力し、上記出力減少信号により上記誘導電動機の出力トルクを減少させると共に、上記出力減少信号により上記ブレーキチョッパの通流率を制御して、上記誘導電動機の出力トルクの減少分を上記ブレーキ抵抗に消費させるようにしたことを特徴とするディーゼル電気機関車用制御装置。
【請求項2】 ディーゼルエンジンにより駆動された交流発電機の出力を直流電力に変換し、上記直流電力をインバータにより交流電力に変換して誘導電動機の力行制御を行い、ブレーキ時に上記誘導電動機の発電エネルギーをブレーキチョッパを動作させてブレーキ抵抗で消費させるようにしたディーゼル電気機関車用制御装置において、力行時に上記誘導電動機の回転数が所定値を超えたとき空転制御手段が車輪の空転を検出して空転の大きさに応じて上記誘導電動機の出力減少信号を出力し、上記出力減少信号により上記誘導電動機の出力トルクを減少させると共に、上記インバータの入力電圧が所定値を超えたとき上記ブレーキチョッパの通流率を制御して、上記誘導電動機の出力トルクの減少分を上記ブレーキ抵抗に消費させるようにしたことを特徴とするディーゼル電気機関車用制御装置。
【請求項3】 ディーゼルエンジンがアイドリング状態から最大出力までの低速度域で、車輪の粘着状態におけるインバータの入力電圧より所定の割合で高く設定された設定値を超えたとき、ブレーキチョッパを動作させるようにしたことを特徴とする請求項2に記載のディーゼル電気機関車用制御装置
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディーゼルエンジンの出力を電力に変換して、駆動用誘導電動機に交流電力を供給するディーゼル電気機関車用制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来のディーゼル電気機関車用制御装置の構成図である。図6において、ディーゼルエンジン1に直結された交流発電機2により交流電力が発生される。発生された交流電力を整流器3により直流電力に変換する。さらに、直流電力をVVVFインバータ4により交流電力に変換して誘導電動機5の電力制御を行い、ディーゼル電気機関車の力行時における速度制御が行われる。さらに、力行時に車輪の空転が発生してVVVFインバータ4の入力電圧が設定値を超えたときには、電圧検出手段6が過電圧を検知して所定の保護動作が行われる。そして、ブレーキ時にはディーゼルエンジン1がアイドリング運転されると共に、誘導電動機5が発生した電圧を電圧検出手段6が検出して、発電電圧に応じてブレーキチョッパ8を通流率制御手段7により通流率制御する。これにより、誘導電動機5で発電したエネルギーをブレーキ抵抗9で消費させて、ディーゼル電気機関車の速度を低下させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のディーゼル電気機関車用制御装置は以上のように構成されているので、力行時に路面状態により車輪の空転が発生したときに、誘導電動機5の出力トルクを急速に減少させるようにした再粘着制御を行うと、ディーゼルエンジンの出力の低下が追随できないので、ディーゼルエンジンの回転数が異常に上昇する。このため、交流発電機2の出力電圧が上昇してVVVFインバータ4の入力電圧が過電圧になるので、電圧検出手段6が保護動作を行うという問題点があった。この発明は、以上のような問題点を解消するためになされたもので、空転発生時の再粘着制御を容易に行うことができるディーゼル電気機関車用制御装置を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、ディーゼルエンジンにより駆動された交流発電機の出力を直流電力に変換し、直流電力をインバータにより交流電力に変換して誘導電動機の力行制御を行い、ブレーキ時に上記誘導電動機の発電エネルギーをブレーキチョッパを動作させてブレーキ抵抗で消費させるようにしたディーゼル電気機関車用制御装置において、力行時に誘導電動機の回転数が所定値を超えたとき空転制御手段が車輪の空転を検出して空転の大きさに応じて誘導電動機の出力減少信号を出力し、出力減少信号により誘導電動機の出力トルクを減少させると共に、出力減少信号によりブレーキチョッパの通流率を制御して、誘導電動機の出力トルクの減少分をブレーキ抵抗に消費させるようにしたものである。また、力行時に誘導電動機の回転数が所定値を超えたとき空転制御手段が車輪の空転を検出して空転の大きさに応じて誘導電動機の出力減少信号を出力し、出力減少信号により誘導電動機の出力トルクを減少させると共に、インバータの入力電圧が所定値を超えたときブレーキチョッパの通流率を制御して、誘導電動機の出力トルクの減少分をブレーキ抵抗に消費させるようにしたものである。さらに、ディーゼルエンジンがアイドリング状態から最大出力までの低速度域で、車輪の粘着状態におけるインバータの入力電圧より所定の割合で高く設定された設定値を越えたとき、ブレーキチョッパを動作させるようにしたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は実施の形態1を示す構成図である。図1において、10はディーゼルエンジンで、図2に示す牽引力特性、エンジン出力特性及び発電機の出力特性(VVVFインバータの入力電圧特性)を有する。11はエンジン制御手段で、ディーゼルエンジン10の出力制御を行う。12はディーゼルエンジン10に直結された交流発電機、13は整流器で、交流発電機12から出力された交流電力を直流電力に変換する。14は可変電圧可変周波数(VVVF)インバータで、整流器13から出力された直流電力を交流電力に変換する。15はVVVFインバータ14に接続された誘導電動機で、ディーゼル電気機関車(図示せず)の駆動力を発生する。16は空転制御手段で、誘導電動機15の回転数の上昇率が所定の値を超えたとき、車輪の空転を検出して空転の大きさに応じて出力減少信号16aを出力する。17は加算器で、力行時における誘導電動機15の出力値を指令する目標値指令信号18(+)と出力減少信号16a(−)とを加算して出力指令信号17aを出力する。19は出力制御手段で、出力指令信号17aによりVVVFインバータ14の出力を制御させる。20は通流率制御手段で、出力減少信号16aに応じて後述のブレーキチョッパ21の通流率制御を行う。21はブレーキ抵抗22を直列接続してVVVFインバータ14の入力側に接続されたブレーキチョッパで、ブレーキ時に誘導電動機15の発電エネルギーをブレーキ抵抗22に消費させる。さらに、ブレーキチョッパ21は力行時に出力減少信号16aに応じて通流率制御手段20により通流率が制御される。23はブレーキチョッパ22の動作時に動作する還流ダイオードである。
【0006】次に動作について説明する。図1及び図2において、ディーゼル電気機関車(図示せず)の出力は式(1)で表される。
(機関車の出力)=(定数)・(牽引力)・(機関車の速度)・・・・・(1)
図2(a)に示すように、低速度域においては牽引力が大きいが、速度が低いため機関車の出力は小さい。したがって、ディーゼルエンジン10の出力も小さくてよい。機関車の速度が上昇すると共にエンジンの出力が増加する。そして、ディーゼルエンジン10の出力が最大になると、図2(b)に示すように出力が一定となり牽引力が図2(a)に示すように速度に反比例して減少する。ディーゼルエンジン10は出力が零のときにアイドリング回転数で回転し、出力の増加に伴って回転数が高くなる。交流発電機12の励磁電流を一定制御とすると、交流発電機12の出力電圧がディーゼルエンジン10の回転数に比例するので、VVVFインバータ14に供給される直流電力の入力電圧は図2(c)のようになる。ここで、VVVFインバータ14により交流電力に変換して、力行時における誘導電動機15の駆動力制御が行われる。この場合、誘導電動機15は出力制御手段19により指令された目標値指令信号18に応じたトルクを出力するように制御されている。
【0007】力行時に車輪の空転が発生すると誘導電動機15の回転数が急激に上昇する。空転制御手段16は誘導電動機15の回転数が急激に上昇したことにより車輪の空転を検出し、空転の大きさに応じて出力減少信号16aを出力する。そして、加算器17では目標値指令信号18(+)と出力減少信号16a(−)とを加算した加算信号17aを出力制御手段19に出力する。出力制御手段19では加算信号17aにより所定の出力トルクになるように、VVVFインバータ14を介して誘導電動機15を制御する。一方、通流率制御手段20では出力減少信号16aの大きさに応じてブレーキチョッパ21の通流率を制御し、整流器13を介して交流発電機12から供給されている電力の内、誘導電動機15の出力トルクの減少分に見合った電力をブレーキ抵抗22に消費させる。ブレーキ時にはディーゼルエンジン10がアイドリング運転される。そして、誘導電動機15が発電した電圧を電圧検出手段(図示せず)が検出して、発電電圧に応じてブレーキチョッパ21の通流率制御が行われる。これにより、誘導電動機15で発電されたエネルギーをブレーキ抵抗22に消費させて、ディーゼル電気機関車の速度を低下させる。以上のように、車輪の空転の大きさに応じて出力される出力減少信号16aにより、誘導電動機15の出力トルクを減少させて速やかに車輪の再粘着を図ると共に、ディーゼルエンジン10側から供給されているエネルギーの内、誘導電動機15の出力トルクの減少分に見合った電力をブレーキチョッパ21を介してブレーキ抵抗22に消費させるので、交流発電機12の出力電圧が上昇するのを阻止し、VVVFインバータ14の入力電圧を安定化させることができる。
【0008】実施の形態2.図3は実施の形態2を示す構成図である。図3において、10〜19、22、23は実施の形態1のものと同様のものである。24はVVVFインバータ14の入力電圧を検出する電圧検出手段で、VVVFインバータ14の入力電圧に応じた電圧検出信号24aを出力する。25は電圧設定値設定手段で、ディーゼルエンジン10の出力が一定の速度領域におけるVVVFインバータ14への入力電圧より、例えば10%高い設定値を超えると入力電圧に応じた電圧設定値信号25aを出力する。26は加算器で、電圧検出信号24a(+)と電圧設定値信号25a(−)とを加算して加算信号24aを出力する。なお、電圧検出信号24aが電圧設定値信号25aより小さい場合は、加算器26aから出力される加算信号26aは「零」になるように設定されている。加算信号26aにより後述のブレーキチョッパ28の通流率制御を行う。28はブレーキ抵抗21を直列接続してVVVFインバータ14の入力側に接続されたブレーキチョッパで、ブレーキ時に誘導電動機15の発電エネルギーをブレーキ抵抗22に消費させる。さらに、ブレーキチョッパ28は力行時に加算信号26aに応じて通流率制御手段27により通流率が制御される。
【0009】次に動作について説明する。図3において、力行時にディーゼルエンジン10の出力により交流発電機12が発電した交流電力を整流器13により直流電力に変換し、さらにVVVFインバータ14で交流電力に変換して目標値指令信号18に応じたトルクを出力するように誘導電動機15が制御される。力行時に車輪の空転が発生すると、出力制御手段19が加算信号17aにより出力減少信号16aに応じた所定の出力トルクになるように、VVVFインバータ14を介して誘導電動機15を制御する。以上の動作までは実施の形態1のものと同様である。空転が発生して誘導電動機15の出力トルクが減少されると、ディーゼルエンジン10の出力低下が即時に追従できないために、ディーゼルエンジン10の回転数が異常上昇する。このため、ディーゼルエンジン10に直結された交流発電機12の出力電圧が上昇して、VVVFインバータ14への入力電圧が上昇する。そして、電圧検出手段24から出力された電圧検出信号24aが、電圧設定値設定手段25で設定されているブレーキチョッパ28の動作開始電圧の電圧設定値信号25aより大きくなると、加算信号26aが出力されて通流率制御手段27を介してブレーキチョッパ28の通流率制御が行われる。これにより、誘導電動機15の出力トルクの減少分をブレーキチョッパ28を通流率制御してブレーキ抵抗22に消費させる。
【0010】ブレーキ時にはディーゼルエンジン10がアイドリング運転されると共に、誘導電動機15が発電した電圧に応じてブレーキチョッパ28の通流率制御が行われる。これにより、誘導電動機15で発電されたエネルギーをブレーキ抵抗22で消費させて、ディーゼル電気機関車の速度を低下させる。以上のように、車輪の空転の大きさに応じて出力される出力減少信号16aにより、誘導電動機15の出力トルクを減少して速やかに車輪の再粘着を図ると共に、ディーゼルエンジン10から供給されているエネルギーの内、出力トルクの減少分に見合った電力をVVVFインバータ14への入力電圧に応じて、ブレーキチョッパ28を介してブレーキ抵抗22に消費させるので、交流発電機12の出力電圧が上昇するのを阻止し、VVVFインバータ14の入力電圧を安定化させることができる。
【0011】実施の形態3.図4は実施の形態3を示す構成図である。図4において、1〜19、22、23は実施の形態1のものと同様のものであり、24は実施の形態2のものと同様のものである。29は後述のブレーキチョッパ31の動作開始電圧を設定する電圧設定値設定手段で、例えば10%高い電圧を動作開始電圧として設定する。図2(b)に示すようにディーゼル電気機関車の低速度域においては、速度に比例してディーゼルエンジン10の出力が増加する。そして、ディーゼルエンジン10の出力と同様にVVVFインバータ14の入力電圧も増加する。そこで、低速度域においてはエンジン制御手段11からのエンジン出力信号11aによりディーゼルエンジン10の出力に応じて、電圧設定値設定手段29から出力される電圧設定値信号29aの設定値が図5に示すように所定の割合で、高くなるように設定する。なお、ディーゼルエンジン10の出力が一定になる速度領域での電圧設定値信号29aは実施の形態2と同様に入力電圧より所定の値、例えば10%高くなるように設定されている。30は加算器で、電圧検出手段24から出力された電圧検出信号24aと電圧設定値信号29aとを加算して加算信号30aを出力する。なお、電圧検出信号24a、電圧設定値信号29aより小さい場合は、加算器30から出力される加算信号30aは「零」になるように設定されている。31は通流率制御手段で、加算信号30aにより後述のブレーキチョッパ32の通流率制御を行う。32はブレーキ抵抗21を直列接続してVVVFインバータ14の入力側に接続されたブレーキチョッパで、ブレーキ時に誘導電動機15の発電エネルギーをブレーキ抵抗に消費させる。さらに、ブレーキチョッパ32は力行時に加算信号30aに応じて通流率制御手段31により通流率が制御される。
【0012】次に動作について説明する。図4において、力行時にディーゼルエンジン10の出力により交流発電機12が発電した交流電力を整流器13により直流電力に変換し、さらにVVVFインバータ14で交流電力に変換して目標値指令信号18に応じたトルクを出力するように誘導電動機15が制御される。力行時に車輪の空転が発生すると、出力制御手段19が加算信号17aにより出力減少信号16aに応じた所定の出力トルクになるように、VVVFインバータ14を介して誘導電動機15を制御する。以上の動作までは実施の形態1のものと同様である。図2(b)に示すディーゼルエンジン10の出力が一定値になるまでの低速度域では、図2(c)に示すようにVVVFインバータ14の入力電圧は、ディーゼルエンジン10のアイドリング運転状態から出力が一定になる速度域まで速度に比例して上昇する。そこで、低速度域においてエンジン制御手段11から出力されたエンジン出力信号11aに応じて、図5に示すようにブレーキチョッパ32の動作開始電圧を決める電圧設定値信号29aを電圧設定値設定手段29で設定する。そして、加算器30において電圧検出手段24で検出された電圧検出信号24a(+)と電圧設定値信号29a(−)とを加算して、加算した結果を加算信号30aとして通流率制御手段31へ出力する。この場合、車輪の空転が発生しなければ、電圧検出信号24aが電圧設定値信号29aより小さいので、ブレーキチョッパ32の通流率制御は行われない。ここで、車輪の空転が発生すると空転制御手段16が検出してVVVFインバータ14を介して誘導電動機15の出力トルクが減少される。これに伴って、ディーゼルエンジン10の回転数が上昇してVVVFインバータ14の入力電圧が上昇する。そして、電圧検出信号24aが電圧設定値信号29aを超えると、加算器30から加算信号30aが出力されて通流率制御手段31によりブレーキチョッパ32の通流率制御が行われる。これにより、誘導電動機15の出力トルクの減少分をブレーキチョッパ32を通流率制御してブレーキ抵抗22に消費させる。
【0013】また、ディーゼルエンジン10の出力が一定値になる速度領域において車輪の空転が発生した場合には、ブレーキチョッパ32の動作開始電圧を空転が発生していない粘着状態におけるVVVFインバータ14への入力電圧の最大値により所定の値だけ高くされている。したがって、空転が発生すると空転制御手段16が検出して誘導電動機15の出力トルクを減少させると共に、VVVFインバータ14への入力電圧が設定値を超えると、実施の形態2と同様にブレーキチョッパ32の通流率制御が行われる。さらに、ブレーキ時にはディーゼルエンジン10がアイドリング運転されると共に、誘導電動機15が発生した電圧に応じてブレーキチョッパ32の通流率制御が行われる。これにより、誘導電動機15で発電されたエネルギーをブレーキ抵抗22に消費させて、ディーゼル電気機関車の速度を低下させる。以上のように、低速度域においてはディーゼルエンジン10の出力に応じてブレーキチョッパ32を動作させる動作開始電圧の設定値を変えることにより、ディーゼルエンジン10の出力が一定値における速度域でのVVVFインバータ14への入力電圧に達するまでに、誘導電動機15の出力トルクの減少分に見合った電力をブレーキ抵抗22に消費させることができるので、再粘着制御の安定性を向上させることができる。
【0014】
【発明の効果】この発明によれば、車輪の空転の大きさに応じて出力される出力減少信号により、誘導電動機の出力トルクを減少させて速やかに車輪の再粘着を図ると共に、ディーゼルエンジン側から供給されているエネルギーの内、誘導電動機の出力トルクの減少分に見合った電力をブレーキチョッパを介してブレーキ抵抗に消費させるので、交流発電機の出力電圧が上昇するのを阻止し、VVVFインバータの入力電圧を安定化させることができる。また、車輪の空転の大きさに応じて出力される出力減少信号により、誘導電動機の出力トルクを減少して速やかに車輪の再粘着を図ると共に、ディーゼルエンジンから供給されているエネルギーの内、出力トルクの減少分に見合った電力をVVVFインバータへの入力電圧に応じて、ブレーキチョッパを介してブレーキ抵抗に消費させるので、交流発電機の出力電圧が上昇するのを阻止し、VVVFインバータの入力電圧を安定化させることができる。さらに、低速度域においてはディーゼルエンジンの出力に応じてブレーキチョッパを動作させる動作開始電圧の設定値を変えることにより、ディーゼルエンジンの出力が一定値における速度域でのVVVFインバータへの入力電圧に達するまでに、誘導電動機の出力トルクの減少分に見合った電力をブレーキ抵抗に消費させることができるので、再粘着制御の安定性を向上させることができる。
【出願人】 【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
【出願日】 平成10年7月2日(1998.7.2)
【代理人】 【識別番号】100073759
【弁理士】
【氏名又は名称】大岩 増雄
【公開番号】 特開2000−23305(P2000−23305A)
【公開日】 平成12年1月21日(2000.1.21)
【出願番号】 特願平10−186750