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【発明の名称】 |
アルミ鋳物円筒の内面バリ取り用工具 |
| 【発明者】 |
【氏名】尾籠 治仁 【氏名】川波 昌義 |
【課題】横断面形状が変化しているアルミ鋳物円筒のバリ取りに使用する装置の小型化を図ることができるとともに、能率よくバリ取りができ、且つ安価なアルミ鋳物の円筒内面バリ取り用工具の提供。
【解決手段】短冊状の切削工具材2にねじりを与えるとともに、先端部の外側の角部を切り欠くことによりスクリュウ状の羽根3を形成し、羽根3を一定間隔で複数本設け、それぞれの基端部5を固定台6に外開き状に取り付けたアルミ鋳物円筒の内面バリ取り用工具。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 短冊状の切削工具材にねじりを与えるとともに、先端部の外側の角部を切り欠くことによりスクリュウ状の羽根を形成し、当該羽根を一定間隔で複数本設け、それぞれの基端部を固定台に外開き状に取り付けることを特徴とするアルミ鋳物円筒の内面バリ取り用工具。 【請求項2】 羽根を内側へ曲げつつ、先端部に形成した係合穴を介し、固定リングに滑動自在に取り付けたことを特徴とする請求項1記載のアルミ鋳物円筒の内面バリ取り用工具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用のアルミ製エンジンブロック等の鋳造後の円筒内面に発生したバリを取り除くアルミ鋳物円筒の内面バリ取り用工具に関する。 【0002】 【従来の技術】自動車用のアルミ製エンジンブロック等の鋳造後の円筒の内面、すなわち、ボア内面にはバリが生じるため、バリ取りを行う必要があった。図4に示すように、ボア8内面は、ボア内側の横断面形状が上部は円状であり、それに続く下部が小判状であって、内面の横断面形状が変化している。このボア内面を能率良くバリ取りを行うために、従来、総形型プレスが用いられている。総計型プレスは、ボア内側の上部の円状部分9のバリ取りをプレス刃により行った後、下部の小判状部分10のバリ取りを別のプレス刃により行うものである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、総計型プレスは、大型の設備を必要とし、且つ、ワークの種類ごとにプレス刃が必要となるため、コストがかかるという問題を生じていた。また、NC工作機械にエンドミルを取り付け、ボア内径状に合わせてエンドミルを動作させ、バリを取ることもできるが、時間がかかる問題が生じていた。 【0004】そこで、本発明は、横断面形状が変化しているアルミ鋳物円筒のバリ取りに使用する装置の小型化を図ることができるとともに、能率良くバリ取りができ、且つ安価なアルミ鋳物の円筒内面バリ取り用工具を提供するものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明のアルミ鋳物円筒の内面バリ取り用工具は、上記課題を解決するものであり、短冊状の切削工具材にねじりを与えるとともに、先端部の外側の角部を切り欠くことによりスクリュウ状の羽根を形成し、当該羽根を一定間隔で複数本設け、それぞれの基端部を固定台に外開き状に取り付けることを特徴とする。 【0006】また、本発明は、アルミ鋳物円筒の内面バリ取り用工具において、羽根を内側へ曲げつつ、先端部に形成した係合穴を介し、固定リングに滑動自在に取り付けてもよい。 【0007】 【発明の実施の形態】本発明の内面バリ取り用工具の切削工具材としては、炭素鋼、工具鋼、バネ鋼等のアルミ鋳物より硬さの大きい材料から選択する。 【0008】本発明の内面バリ取り用工具では、スピンドルユニット等に取り付け、回動させることによって用いられる。 【0009】そして、例えば、自動車用のアルミ製エンジンブロック等のアルミ鋳物後の円筒の内部、すなわち、ボア内側に生じたバリを除去する際には、ボア内に工具の先端から挿入し、ボアの内径より大きくされたスクリュウ状の羽根をボア内面に押し付けることにより、バリの除去を行うことが可能となる。 【0010】 【実施例】実施例1図1は、本発明のアルミ鋳物円筒の内面バリ取り用工具の一実施例を示した図であり、図2は、本発明のアルミ鋳物円筒の内面バリ取り用工具のスクリュウ状の羽根の一例を示したものである。 【0011】アルミ鋳物円筒の内面バリ取り用工具1は、短冊状の工具鋼2にねじりを与えるとともに、先端部を切り欠くことにより形成されるスクリュウ状の羽根3を用いている。スクリュウ状の羽根3は、一定間隔で複数本設けられ、それぞれの基端部5を固定台6に15度前後の角度で外開き状にボルトにより取り付けられている。固定台6は回転装置に装着可能にする。 【0012】上記構成において、固定台6をスピンドルユニットに取り付け、高速回転させると、遠心力により羽根3が外側へ開いてアルミ鋳物円筒の内面に当たり、回転によるバリ取りを行う。さらに、工具を下降させ、下部の小判状部分に達すると、回転を遅くして小判状部分へ羽根3を入れてバリ取りを行っていく。 【0013】実施例2図3は、本発明のアルミ鋳物円筒の内面バリ取り用工具の他の実施例を示した図である。 【0014】スクリュウ状の羽根3は、先端部を内側へ曲げられつつ、図2に示す先端部に形成された係合穴4を介して、固定リング7に滑動可能に取り付けられている。以上のように構成されたアルミ鋳物円筒の内面バリ取り用工具は、工具の軸をスピンドルユニット等に取り付け、回動させることによって用いられる。 【0015】そして、例えば、自動車用のアルミ製エンジンブロック等のアルミ鋳物後の円筒の内部、すなわち、ボア内側に生じたバリを除去する際には、ボア内に工具の先端から挿入し、ボアの内径より大きくされたスクリュウ状の羽根をボア内面に押し付けることにより、バリの除去を行うことが可能となる。 【0016】実施例1と同様に、固定台6をスピンドルユニットに取り付け、回転させることにより、バリ取りを行う。 【0017】 【発明の効果】以上に述べたように、本発明のアルミ鋳物円筒の内面バリ取り用工具においては、短冊状の切削工具材にねじりを与えるとともに、先端部の外側の角部を切り欠くことによりスクリュウ状の羽根を形成し、当該羽根を一定間隔で複数本設け、それぞれの基端部を固定台に外開き状に取り付けるという簡単な構成の工具をボア内部に挿入することにより、断面形状が変化するボア内部等に生じたバリを1回の動作で取ることが可能となる。 【0018】このため、従来必要とされていた総形型プレス等の大型の設備が不要となり、設備の小型化を図ることが可能となるのみならず、設備に要するコストを大幅に低減することができる。また、エンドミルでのバリ取りのように時間がかかることなく能率良くバリを取ることができる。 【0019】また、本発明のアルミ鋳物円筒の内面バリ取り用工具においては、外開き状の角度あるいは工具の回転数を調整することにより、内径が異なる場合においても、1つの工具により能率良くバリ取りを行うことが可能となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006655 【氏名又は名称】新日本製鐵株式会社 【識別番号】390022873 【氏名又は名称】日鐵プラント設計株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年4月13日(1999.4.13) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082164 【弁理士】 【氏名又は名称】小堀 益 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−296407(P2000−296407A) |
| 【公開日】 |
平成12年10月24日(2000.10.24) |
| 【出願番号】 |
特願平11−105961 |
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