| 【発明の名称】 |
異形断面条の製造装置および製造方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】石田 和雄
【氏名】渡辺 克裕
【氏名】西沢 泰樹
【氏名】大場 誠
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| 【要約】 |
【課題】長手方向にわたって均一な異形断面を得ることができる異形断面条の製造装置および製造方法を提供する。
【解決手段】異形断面ダイス1の長手方向の長さL2 より小なる間隔L1 で複数の圧延ロール5をロータ6の周囲に配置して、複数の圧延ロール5の1つの圧延ロール5が条材2の圧接を終了するとき、複数の圧延ロール5の後続する少なくとも1つの圧延ロール5に条材2の押圧を行わせるようにした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 回転するロータによってエンドレスのレール上を移動させられる複数の圧延ロールによって条材を異形断面ダイスに押圧させることにより異形断面条を製造する異形断面条の製造装置において、前記異形断面ダイスは、前記条材の長手方向に所定の長さを有し、前記複数の圧延ロールは、その中の少なくとも1つの圧延ロールが前記条材を前記異形断面ダイスに押圧させるために、前記所定の長さより小なる間隔で前記ロータの周囲に配置されていることを特徴とする異形断面条の製造装置。 【請求項2】 前記異形断面ダイスは、平盤状であり、前記レールは、前記所定の長さと略同一の長さの直線部を前記異形断面ダイスと対向する部分に有し、前記複数の圧延ロールは、各々の軸心が前記ロータの軸心に対してその放射方向に変位できるように前記ロータに弾性的に支持されている構成の請求項1記載の異形断面条の製造装置。 【請求項3】 前記複数の圧延ロールは、前記異形断面ダイスに前記条材を押圧させるとき、前記条材の進行方向と同一方向に移動する構成の請求項1記載の異形断面条の製造装置。 【請求項4】 回転するロータによってエンドレスのレール上を移動させられる複数の圧延ロールによって条材を異形断面ダイスに押圧させることにより異形断面条を製造する異形断面条の製造方法において、前記複数の圧延ロールの1つの圧延ロールが前記条材の押圧を終了するとき、前記複数の圧延ロールの後続する少なくとも1つの圧延ロールに前記条材の押圧を行わせることを特徴とする異形断面条の製造方法。 【請求項5】 前記異形断面ダイスを前記複数の圧延ロールの少なくとも2つの圧延ロールをカバーする長さにして前記複数の圧延ロールの回転軌跡の接線方向に配置し、前記条材を前記接線方向に走行させる請求項4記載の異形断面条の製造方法。 【請求項6】 回転するロータによってエンドレスのレール上を移動させられる複数の圧延ロールによって条材を異形断面ダイスに押圧させることにより異形断面条を製造する異形断面条の製造方法において、前記複数の圧延ロールの各々は、移動方向の直前に位置する圧延ロールが前記条材を前記異形断面ダイスに押圧させた状態を解除する前に、押圧を開始することを特徴とする異形断面条の製造方法。 【請求項7】 前記異形断面ダイスは、前記条材の長手方向に所定の長さを有し、前記複数の圧延ロールは、前記所定の長さよりも小なる間隔で前記ロータの周囲に配置されている構成の請求項6記載の異形断面条の製造方法。 【請求項8】 前記異形断面ダイスは、平盤状であり、前記レールは、前記所定の長さと略同一の長さの直線部を前記異形断面ダイスと対向する部分に有し、前記複数の圧延ロールは、各々の軸心が前記ロータの軸心に対してその放射方向に変位できるように前記ロータに弾性的に支持されている構成の請求項6記載の異形断面条の製造方法。 【請求項9】 前記複数の圧延ロールは、前記異形断面ダイスに前記条材を押圧させるとき、前記条材の進行方向と同一方向に移動する構成の請求項6記載の異形断面条の製造方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は幅方向に厚さの異なる部分が長手方向に連続して存在する条材、所謂、異形断面条を製造する異形断面条の製造装置および製造方法に関し、特に、長手方向にわたって均一な異形断面を得られるようにした異形断面条の製造装置および製造方法に関する。 【0002】 【従来の技術】半導体やトランジスタ等の電子部品に利用される金属条として、異形断面条、例えば、厚肉部の両側に連続的に薄肉部を形成してなるものが使用されている。 【0003】従来、この異形断面条を製造する場合、例えば、圧延加工面にV字状の突起を有する平盤状のV型ダイスの圧延加工面上に条材を載置し、この条材の上で条材を押圧する力を加えながら平ロールを往復移動させることにより、条材の平ロールの移動面と反対の面にV型ダイスの突起を食い込ませ、条材を断続的に移動させることを繰り返すことによって行われていた。 【0004】この異形断面条の製造方法によれば、条材の幅方向への材料の流れが大きく、1工程で所定寸法に成形できるという利点がある。しかし、この方法は成形加工が断続的であることから、加工速度の向上に限界があった。 【0005】一方、この問題を解決する、従来の異形断面条の製造装置として、例えば、特開平7−32079号公報に開示されるものがある。 【0006】図9はこの異形断面条の製造装置を示す。この異形断面条の製造装置は、厚肉部の両側に連続的に薄肉部を形成してなる異形断面条を製造するもので、平盤状のV型ダイス1と、このV型ダイス1の圧延加工面側に配置され、V型ダイス2との間に供給される条材2をV型ダイス1の圧延加工面に押圧させる遊星圧延機3より構成されている。 【0007】V型ダイス1は、その圧延加工面に、長手方向に伸び、且つ、条材2の導入側先端からV字状に広がると共にその側縁が斜面になっている2本の突起(図示せず)が幅方向に所定の間隔を隔てて形成されている。 【0008】遊星圧延機3は、周囲に所定の直径の複数の遊星圧延ロール5を環状に支持し、回転軸4を中心に回転する一対のロータ6と、一対のロータ6間に配置され、V型ダイス1と対向する部分にV型ダイス1の条材2の長手方向の長さと略等しい長さの直線面7Aを、直線面7A以外の部分にロータ6と同心円状の円弧面7Bを有したレール7より構成されている。 【0009】各遊星圧延ロール5は、ばね等の弾性部材(図示せず)によってそれぞれの軸心が回転軸4の軸心に向けて付勢されており、図示しない駆動機構によりロータ6が回転させられると、レール7の直線面7A及び円弧面7Bに沿って移動するように構成されている。即ち、各遊星圧延ロール5はレール7の直線面7Aの部分では直線の軌跡を描き、円弧面7Bの部分では円弧の軌跡を描くようになっている。 【0010】以下、上記装置による異形断面条の製造方法を説明する。 【0011】まず、V型ダイス1と遊星圧延機3の間に条材2を供給し、遊星圧延機3を駆動させる。つまり、遊星圧延機3のロータ6を駆動して矢印方向に所定の速度で回転させる。このとき、ロータ6の回転に伴って各遊星圧延ロール5がレール7の周囲を移動し、レール7の直線面7Aではこれに沿って直線の軌跡を描くため、V型ダイス1の圧延加工面に位置する条材2は、そこを通過する各遊星圧延ロール5によって下面から連続的に圧迫されてV型ダイス1の圧延加工面に押し付けられ、V型ダイス1の突起がその先端部側から後端部側に向かって条材2に食い込みながらロータ6の回転方向に移動し、突起に接する部分の材料は厚さ方向に圧縮されてその部分が条材2の幅方向に拡がるように展延される。 【0012】条材2が矢印方向に移動してV型ダイス1の突起のV字の終端を過ぎると、成形は終了し、中央部が厚く、その両側に所定の厚さに加工された異形断面条20が得られる。 【0013】このように各遊星圧延ロール5の周回速度に見合った速度で条材2を連続的に供給し、以上の動作を連続的に実施することにより、長尺の異形断面条20を連続的に成形できる。 【0014】 【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の異形断面条の製造装置および製造方法によると、V型ダイスの長手方向の長さと遊星圧延ロールの間隔の関係を特別の値に設定していなかったため、遊星圧延ロールの間隔がV型ダイスの条材の長手方向の長さより大になると、遊星圧延ロールによるV型ダイスの圧延加工面への条材の押圧が解かれ、図9において点線で示すように、異形加工途中の条材2がV型ダイス1の圧延加工面から離れてしまう。 【0015】図10の(a),(b) は図9におけるa−a断面、及びb−b断面、つまり、異形加工前の条材2、及び異形加工途中の条材2の状態を示し、遊星圧延ロール5の間隔がV型ダイス1の圧延加工面の長さより大のとき、異形加工を終了した遊星圧延ロール5がV型ダイス1を通過後、次の遊星圧延ロール5がV型ダイス1の直下に到達する直前では、異形加工前の条材2が図中(a) に示すように、V型ダイス1の突起8に乗り上がっているため、異形加工途中の条材2が図中(b) の点線で示すように、V型ダイス1の圧延加工面から離れる、つまり、突起8から外れてしまう。 【0016】このように異形加工途中の条材がV型ダイスの圧延加工面から離れ、条材が長手方向に送られると、条材のもつ曲がりや蛇行の影響で既に成形された異形断面条もV型ダイスの圧延加工面から離れてしまい、V型ダイスの直下に到達した次の遊星圧延ロールで再度押圧されたとき、既に成形された異形断面条とV型ダイスの圧延加工面の位置関係がずれてしまう。 【0017】図11は図9においてV型ダイス1の圧延加工面から離れた既に成形された異形断面条20が次の遊星圧延ロール5で再度押圧された状態を示し、既に成形された異形断面条20とV型ダイスの圧延加工面の位置関係がずれ、異形断面条20の厚肉部20Aの一部がV型ダイス1の突起8によって噛み込まれている。このため、厚肉部20Aの幅、及び一方の薄肉部20Bの幅が所望の値からずれてしまい、長尺の異形断面条20を製造した場合、長手方向にわたって均一な断面形状が得られないという問題がある。 【0018】図12は上記のような異形加工不良が発生した異形断面条20を示し、厚肉部20Aの両側に連続的に形成された薄肉部20Bの幅がa1 ,a2 (a1 >a2)からa1 ’,a2 ’(a1 ’<a2 ’)へ、a1 ’,a2 ’からa1 ”,a2”(a1 ”=a2 ”)へと変化しており、長手方向にわたって均一な異形断面が得られない。 【0019】従って、本発明の目的は長手方向にわたって均一な異形断面を得ることができる異形断面条の製造装置および製造方法を提供することである。 【0020】 【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達成するため、回転するロータによってエンドレスのレール上を移動させられる複数の圧延ロールによって条材を異形断面ダイスに押圧させることにより異形断面条を製造する異形断面条の製造装置において、前記異形断面ダイスは、前記条材の長手方向に所定の長さを有し、前記複数の圧延ロールは、その中の少なくとも1つの圧延ロールが前記条材を前記異形断面ダイスに押圧させるために、前記所定の長さより小なる間隔で前記ロータの周囲に配置された異形断面条の製造装置を提供するものである。 【0021】前記異形断面ダイスは、平盤状であり、前記レールは、前記所定の長さと略同一の長さの直線部を前記異形断面ダイスと対向する部分に有し、前記複数の圧延ロールは、各々の軸心が前記ロータの軸心に対してその放射方向に変位できるように前記ロータに弾性的に支持されている構成であることが好ましい。 【0022】前記複数の圧延ロールは、前記異形断面ダイスに前記条材を押圧させるとき、前記条材の進行方向と同一方向に移動する構成であることが好ましい。 【0023】また、本発明は上記の目的を達成するため、回転するロータによってエンドレスのレール上を移動させられる複数の圧延ロールによって条材を異形断面ダイスに押圧させることにより異形断面条を製造する異形断面条の製造方法において、前記複数の圧延ロールの1つの圧延ロールが前記条材の押圧を終了するとき、前記複数の圧延ロールの後続する少なくとも1つの圧延ロールに前記条材の押圧を行わせるようにした異形断面条の製造方法を提供するものである。 【0024】前記異形断面ダイスを前記複数の圧延ロールの少なくとも2つの圧延ロールをカバーする長さにして前記複数の圧延ロールの回転軌跡の接線方向に配置し、前記条材を前記接線方向に走行させることが好ましい。 【0025】更に、本発明は上記の目的を達成するため、回転するロータによってエンドレスのレール上を移動させられる複数の圧延ロールによって条材を異形断面ダイスに押圧させることにより異形断面条を製造する異形断面条の製造方法において、前記複数の圧延ロールの各々は、移動方向の直前に位置する圧延ロールが前記条材を前記異形断面ダイスに押圧させた状態を解除する前に、押圧を開始することを特徴とする異形断面条の製造方法を提供するものである。 【0026】 【発明の実施の形態】以下、本発明の異形断面条の製造装置および製造方法を添付図面を参照しながら詳細に説明する。 【0027】図1は本発明の第1の実施の形態に係る異形断面条の製造装置を示す。この異形断面条の製造装置は、厚肉部の両側に連続的に薄肉部を形成してなる異形断面条を製造するもので、平盤状のV型ダイス1と、このV型ダイス1の圧延加工面側に配置され、V型ダイス1との間に供給される条材2をV型ダイス1の圧延加工面に押圧させる遊星圧延機3より構成されている。 【0028】遊星圧延機3は、周囲に所定の直径の複数の遊星圧延ロール5を環状に所定の間隔で支持し、回転軸4を中心に回転する一対のロータ6と、一対のロータ6間に配置され、V型ダイス1と対向する部分にV型ダイス2の条材2の長手方向の長さと略等しい長さの直線面7Aを、直線面7A以外の部分にロータ6と同心円状の円弧面7Bを有したレール7より構成されている。 【0029】各遊星圧延ロール5は、圧縮コイルばね13によってそれぞれの軸心が回転軸4の回転中心に向けて付勢されており、図示しない駆動機構によりロータ6が回転させられると、レール7の直線面7A及び円弧面7Bに沿ってその周囲を移動するように構成されている。即ち、各遊星圧延ロール5はレール7の直線面7Aの部分では直線の軌跡を描き、円弧面7Bの部分では円弧の軌跡を描くようになっている。また、複数の遊星圧延ロール5は、V型ダイス1の長手方向の長さL2 より小なる間隔L1 でロータ6の周囲に配置され、少なくとも1つの圧延ロール5が条材2をV型ダイス1の圧延加工面に押圧させるように構成されている。 【0030】図2はV型ダイス1の圧延加工面を示す。V型ダイス1の圧延加工面には、長手方向に伸び、且つ、条材2の導入側先端からV字状に広がった先鋭部8Aを有した2本の突起8が所定の間隔を隔てて形成されており、先鋭部8Aの側縁には幅方向への圧延面となる斜面9が形成されている。このV型ダイス1は、図示は省略するが、その裏面がハウジングに取り付けられた寸法調整手段(図示せず)で支持されている。 【0031】図3は遊星圧延機3の上部の断面構造を示す。ロータ6は、レール7の両脇に回転軸4との間にベアリング10を介して配置され、回転軸4に対して回転可能になっている。各遊星圧延ロール5は、その両側に突出した軸5Aがそれぞれベアリング11を介してロータ6に対して回転自在に支持されると共に、その軸受12がロータ6との間にそれぞれ圧縮コイルばね13を介して弾性的に支持され、遊星圧延ロール5の軸心がロータ6の軸心に向けて動き得るようになっている。この場合、圧縮コイルばね13はロータ6が所定の速度で回転しても遊星圧延ロール5がその遠心力に打ち勝てるような強さのものが用いられる。尚、圧縮コイルばね13に代えて、引っ張りばねや流体圧シリンダー、或いはゴム等の弾性体を用いてもよい。各遊星圧延ロール5の両側の軸5Aの途中には、それぞれベアリング15を介して車輪14が回転自在に取り付けられ、軸5Aが圧縮コイルばね13により回転軸4の中心に向けて押されることにより車輪14の外周面がレール7の外周面(直線面7A、及び円弧面7B)に常に接触できるようになっている。従って、ロータ6を回転駆動させると、各遊星圧延ロール5はレール7の外周面との間に一定の距離をおいたままレール7の周囲を周回し、レール7の直線面7Aでは直線の軌跡を描き、円弧面7Bでは円弧の軌跡を描く。尚、レール7における直線面7Aと円弧面7Bとの間は曲線にしておくことが望ましい。 【0032】以下、本発明の第1の実施の形態に係る異形断面条の製造方法を説明する。 【0033】まず、寸法調整手段を操作して、得られる異形断面条の寸法に合わせてV型ダイス1の位置を調整する。次に、V型ダイス1と遊星圧延機3の間に条材2を供給し、遊星圧延機3を駆動させる。つまり、遊星圧延機3のロータ6を駆動して矢印方向に所定の速度で回転させる。このとき、ロータ6の回転に伴って各遊星圧延ロール5がレール7の周囲を移動し、レール7の直線面7Aではこれに沿って直線の軌跡を描くため、V型ダイス1の圧延加工面に位置する条材2は、そこを通過する各遊星圧延ロール5によって下面から連続的に圧迫されてV型ダイス1の圧延加工面に押し付けられ、V型ダイス1の突起8がその先端部側から後端部側に向かって条材2に食い込みながらロータ6の回転方向に移動し、突起8に接する部分の材料は厚さ方向に圧縮されてその部分が条材2の幅方向に拡がるように展延される。 【0034】条材2が矢印方向に移動してV型ダイス1の突起8の先鋭部8Aの終端を過ぎると、成形は終了し、中央部が厚く、その両側に所定の厚さに加工された異形断面条20が得られる。そして、異形加工を行った遊星圧延ロール5がレール7の直線面7Aから円弧面7Bに移動すると、異形断面条20への遊星圧延ロール5による押圧が解除される。 【0035】このとき、複数の遊星圧延ロール5は、V型ダイス1の長手方向の長さL2 より小なる間隔L1 でロータ6の周囲に配置され、少なくとも1つの圧延ロール5が条材2をV型ダイス1の圧延加工面に押圧させるように構成されているため、後続する遊星圧延ロール5によって条材2がV型ダイス1の圧延加工面に押し付けられる。このため、異形加工途中の条材2が撓んでV型ダイス1の圧延加工面(突起8)から外れることがない。 【0036】このように各遊星圧延ロール5の周回速度に見合った速度で条材2を連続的に供給し、以上の動作を連続的に実施することにより、長尺の異形断面をもった条材20を連続的に成形する。 【0037】図4は製造された異形断面条20の断面を示し、厚肉部20Aの両側に連続的に薄肉部20Bが形成されている。前述したように、異形加工中にV型ダイス1の圧延加工面から条材2が外れることがないため、図12に示すような異形加工不良の発生がなく、長手方向にわたって異形断面が均一な異形断面条20が得られる。 【0038】このように圧延加工によって製造された異形断面条20はその後引取りロールを経るか経ずして巻取リールに巻き取られる。 【0039】上記の実施の形態では、厚肉部20Aの両側に連続的に薄肉部20Bを形成してなる異形断面条を製造したが、これに限定するものではなく、V型ダイス1の突起8の本数、位置、形状等を変化させて種々の形状の異形断面条20を製造しても良い。 【0040】図5は本発明の第2の実施の形態に係る異形断面条の製造装置のV型ダイス1を示す。このV型ダイス1は、中央部に1本の突起8が長手方向に形成されている。尚、その他の構成は第1の実施の形態の圧延加工装置の構成と同一のため、説明を省略する。 【0041】図6は本発明の第2の実施の形態に係る異形断面条の製造装置によって製造された異形断面条20の断面を示し、薄肉部20Bの両側に連続的に厚肉部20Aが形成されている。 【0042】図7は本発明の第3の実施の形態に係る異形断面条の製造装置のV型ダイス1を示す。このV型ダイス1は、3本の突起8が長手方向に形成されている。尚、その他の構成は第1の実施の形態の圧延加工装置の構成と同一のため、説明は省略する。 【0043】図8は本発明の第3の実施の形態に係る異形断面条の製造装置によって製造された異形断面条20の断面を示し、薄肉部20Bの両側に連続的に厚肉部20Aが、更にその両側に連続的に薄肉部20Bがそれぞれ形成されている。 【0044】 【発明の効果】以上説明した通り、本発明の異形断面条の製造装置おび製造方法によると、異形断面ダイスの長手方向の長さより小なる間隔で複数の圧延ロールをロータの周囲に配置して、複数の圧延ロールの1つの圧延ロールが条材の押圧を終了するとき、複数の圧延ロールの後続する少なくとも1つの圧延ロールに条材の押圧を行わせるようになっているため、長手方向にわたって均一な異形断面を得ることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005120 【氏名又は名称】日立電線株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年7月8日(1998.7.8) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100071526 【弁理士】 【氏名又は名称】平田 忠雄
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| 【公開番号】 |
特開2000−24742(P2000−24742A) |
| 【公開日】 |
平成12年1月25日(2000.1.25) |
| 【出願番号】 |
特願平10−193356 |
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