トップ :: B 処理操作 運輸 :: B21 本質的には材料の除去が行なわれない機械的金属加工;金属の打抜き




【発明の名称】 パンチプレスにおける加工方法およびこの加工方法を実施するパンチプレス
【発明者】 【氏名】栗山 晴彦

【要約】 【課題】前後二つの加工テーブルの一方の加工テーブルと他方の加工テーブルを無駄無く使用して迅速なパンチング加工を行うことのできるパンチプレスにおける加工方法およびこの加工方法を実施するパンチプレスを提供する。

【解決手段】前後両ワークテーブル27F、27Rを有するパンチプレス1において加工を行う際に、NC処理により前側のワークテーブル27F(X軸制御)で加工が完了したらワークWを後側のワークテーブル27R(A軸制御)に移動させて加工を行う。この間、シーケンサ75により並行して前側のワークテーブル27Fには次のワークWをローディングして原点セットを行い、NC処理による後側のワークテーブル27Rにおける加工が終了したら前側のワークテーブル27Fにおける加工を行い、この間に並行してシーケンサ75により後側のワークテーブル27RにおけるワークWをアンローディングする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 NC装置の制御によりパンチおよびダイをY軸方向に移動・位置決め自在に有する加工機本体の、前側にX軸方向にワークの移動・位置決めを行う前側のワークテーブルと、後側に前記X軸方向と同方向のA軸方向にワークの移動・位置決めを行う後側のワークテーブルと、を備えたパンチプレスにおける加工方法において、NC処理により前記前側のワークテーブルにおける加工が終了したらワークを前記後側のワークテーブルに受け渡し、この後側のワークテーブルにおけるNC処理による加工中に、シーケンサにより前記前側のワークテーブルに次のワークをローディングすると共に原点セット処理を行い、NC処理により後側のワークテーブルにおける加工を行って完了したら前側のワークテーブルにおける加工を行い、この前側のワークテーブルにおけるNC処理による加工中にシーケンサにより前記後側のワークテーブルのワークのアンローディングを行うこと、を特徴とするパンチプレスにおける加工方法。
【請求項2】 NC装置の制御によりパンチおよびダイをY軸方向に移動・位置決め自在に有する加工機本体の、前側にX軸方向にワークの移動・位置決めを行う前側のワークテーブルと、後側に前記X軸方向と同方向のA軸方向にワークの移動・位置決めを行う後側のワークテーブルと、を備えたパンチプレスであって、前記NC装置が、NC処理により前側または後側の一方のワークテーブルにおいて加工を行っている間に並行して、他方のワークテーブルにおけるローディング、原点セット、アンローディングを制御することのできるシーケンサを備えてなること、を特徴とするパンチプレス。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、前後両側のワークテーブルにおいて加工を行うことのできるパンチプレスにおける加工方法およびこの加工方法を実施するパンチプレスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9(A)〜(G)を参照するに、従来より、前後のワークテーブル101F、101Rを有する一軸移動式のパンチプレス103では、以下のようにしてパンチング加工が行われている。
■ワークW1をローディングする(図9(A)を参照)。
■ワークW1をワーククランパ105によりクランプし、ロケートピン107に当接させて原点セットを行う(図9(B)を参照)。
■ワークW1をX軸方に移動・位置決めして加工を行う(図9(C)を参照)。
■ワークW1をX軸からA軸に受け渡す(図9(D)を参照)。
■ワークW1をA軸方向に移動・位置決めして加工を行うと共に次のワークW2をローディングする(図9(E)を参照)。
■先に加工したワークW1をアンローディングすると共に次のワークW2の原点セットを行う(図9(F)を参照)。
■次のワークW2の原点セットが完了したら先のワークW1のアンローディング中でも次の加工を開始する(図9(G)を参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのような従来の技術にあっては、前述のステップ■において次のワークW2のローディングを行った後に、ステップ■で先のワークW1をアンローディングすると共にローディングしたワークW2の原点セットを行なっているため、先のワークW1の加工が完了した後にすぐに次のワークW2の加工を開始することができず、無駄な時間を要して迅速な加工の妨げとなっている。
【0004】この発明の目的は、以上のような従来の技術に着目してなされたものであり、前後二つの加工テーブルの一方の加工テーブルと他方の加工テーブルを無駄無く使用して迅速なパンチング加工を行うことのできるパンチプレスにおける加工方法およびこの加工方法を実施するパンチプレスを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するために、請求項1による発明のパンチプレスにおける加工方法は、NC装置の制御によりパンチおよびダイをY軸方向に移動・位置決め自在に有する加工機本体の、前側にX軸方向にワークの移動・位置決めを行う前側のワークテーブルと、後側に前記X軸方向と同方向のA軸方向にワークの移動・位置決めを行う後側のワークテーブルと、を備えたパンチプレスにおける加工方法において、NC処理により前記前側のワークテーブルにおける加工が終了したらワークを前記後側のワークテーブルに受け渡し、この後側のワークテーブルにおけるNC処理による加工中に、シーケンサにより前記前側のワークテーブルに次のワークをローディングすると共に原点セット処理を行い、NC処理により後側のワークテーブルにおける加工を行って完了したら前側のワークテーブルにおける加工を行い、この前側のワークテーブルにおけるNC処理による加工中にシーケンサにより前記後側のワークテーブルのワークのアンローディングを行うこと、を特徴とするものである。
【0006】従って、前後両ワークテーブルを有するパンチプレスにおいて加工を行う際に、NC処理により前側のワークテーブル(X軸制御)における加工が完了したらワークWを後側のワークテーブル(A軸制御)に移動させてNC処理により加工を行う。この後側のワークテーブルで加工を行っている間に、シーケンサにより並行して前側のワークテーブルには次のワークをローディングして原点セットを行い、NC処理による後側のワークテーブルにおける加工が終了したらNC処理により前側のワークテーブルにおける加工を開始し、この間にシーケンサにより後側のワークテーブルにおけるワークをアンローディングする。
【0007】請求項2による発明のパンチプレスは、NC装置の制御によりパンチおよびダイをY軸方向に移動・位置決め自在に有する加工機本体の、前側にX軸方向にワークの移動・位置決めを行う前側のワークテーブルと、後側に前記X軸方向と同方向のA軸方向にワークの移動・位置決めを行う後側のワークテーブルと、を備えたパンチプレスであって、前記NC装置が、NC処理により前側または後側の一方のワークテーブルにおいて加工を行っている間に並行して、他方のワークテーブルにおけるローディング、原点セット、アンローディングを制御することのできるシーケンサを備えてなること、を特徴とするものである。
【0008】従って、前後両ワークテーブルを有するパンチプレスにおいて加工を行う際に、NC処理により前側のワークテーブル(X軸制御)における加工が完了したらワークWを後側のワークテーブル(A軸制御)に移動させて加工を行う。この後側のワークテーブルで加工を行っている間、シーケンサにより並行して前側のワークテーブルには次のワークをローディングして原点セットを行い、NC処理による後側のワークテーブルにおける加工が終了したら前側のワークテーブルにおける加工を行い、この間に並行してシーケンサにより後側のワークテーブルにおけるワークをアンローディングする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0010】図5および図6には、この発明に係る一軸移動式のパンチプレス1が示されている。このパンチプレス1では、中央に加工機本体である門形フレーム3が立設されており、この門形フレーム3の近傍には詳細を後述するNC装置5が設けられている。
【0011】また、門形フレーム3の中央のギャップGにはC形フレーム7が、Y軸モータ9およびY軸ボールネジ11の作用によりY軸方向(図5中左右方向)に移動自在に設けられている。このC形フレーム7の上下アーム13U、13Lには、各々パンチブロック15およびダイブロック17が取り付けられており、上ガイドレール19Uおよび下ガイドレール19Lに沿ってY軸方向に移動・位置決め自在となっている。
【0012】前記パンチブロック15およびダイブロック17には、各々パンチPおよびダイDがU軸方向(図5中上下方向)およびV軸方向(図5中左右方向)に複数個搭載されている。
【0013】また、前記パンチブロック15の上方にはラムキャリア21が設けられており、V軸モータ23およびV軸ボールネジ25によりV軸方向へ移動・位置決め自在となっている。前記ラムキャリア21上にはラムシリンダ26がU軸方向へ移動・位置決め自在に設けられている。これにより、ラムシリンダ26はU軸方向およびV軸方向に移動され、パンチブロック15に搭載されている所望のパンチPの上に移動・位置決めされることになる。
【0014】一方、前記門形フレーム3のX軸方向の前後両側(図5中上下)には前後のワークテーブル27F、27Rが設けられている。この前側のワークテーブル27Fには、X軸モータ29により回転されるX軸ボールネジ31によりX軸方向へ移動・位置決め自在のX軸キャレッジ33が設けられている。また後側のワークテーブル27Rには、A軸モータ35により回転されるA軸ボールネジ37によりA軸方向へ移動・位置決め自在のA軸キャレッジ39が設けられている。ここで、後側のワークテーブル27RにおいてX軸と同じ方向を「A軸」という。
【0015】この前側のX軸キャレッジ33には各々左右のワーククランパ41FL、41FRが対向して設けられており、また後側のA軸キャレッジ39には各々左右のワーククランパ41RL、41RRが対向して設けられている。なお、X軸キャレッジ33とA軸キャレッジ39は個別に移動可能となっている。
【0016】前述のX軸キャレッジ33およびA軸キャレッジ39のワーククランパのうち図5中右側のワーククランパ41FR、41RRは、各々図示省略の移動機構により、前後のワークテーブル27F、27Rに搬入されているワークWの幅に合わせて、各々CF軸方向(図7参照)およびCR軸方向(図7参照)に移動・位置決め自在となっている。
【0017】すなわち、図7を参照するに、前側のワークテーブル27FにあるワークWを加工する場合には、ワーククランパ41FL、41FRをX軸およびCF軸で移動させてワークWをクランプし、後側のワークテーブル27RにあるワークWを加工する場合には、ワーククランパ41FRL、41FRをA軸およびCR軸で移動させてワークWを把持する。
【0018】上記構成により、X軸キャレッジ33のワーククランパ41FL、41FRによりワークWの図5中左右の対向する辺を把持し、X軸キャレッジ33をX軸方向に移動させ、またC形フレーム7をY軸方向に移動させる。そして、ラムシリンダ19をV軸方向へ移動させると共にパンチブロック15およびダイブロック17をU軸方向に移動させて、ワークWの所望の箇所を所望のパンチPおよびダイDの間に位置決めし、ラムシリンダ19の作動によりワークWにパンチングや成形加工等を行う。
【0019】なお、ワークWは前側のワークテーブル27Fから後側のワークテーブル27Rに移送されるが、X軸キャレッジ33のワーククランパ41FL、41FRでワークWを把持してワークWの図5中の上半分の加工が完了したら、A軸キャレッジ39のワーククランパ41RL、41RRで掴み換えてワークWの下半分の加工を行う。この時点で前側のワークテーブル27Fは空になるので、次のワークWを前側のワークテーブル27Fに搬入することができる。
【0020】次に、図1を参照して、NC装置5について説明する。このNC装置5では、中央処理装置であるCPU43に、種々のデータを入力するキーボードのごとき入力手段45や、種々の情報を表示するCRTのごとき出力手段47や、加工プログラムやデータ等を記憶しておくメモリ49等が接続されている。
【0021】また、CPU43には、前側のワークテーブル27FにおいてX軸モータ29を制御するための位置決めユニット51およびサーボアンプ53、クランプするワークWの大きさに応じてワーククランパ41FRをワーククランパ41FLに接近・離反せしめるCF軸モータ55を制御するための位置決めユニット57およびサーボアンプ59、後側のワークテーブル27においてA軸モータ35を制御するための位置決めユニット61およびサーボアンプ63、クランプするワークWの大きさに応じてワーククランパ41RRをワーククランパ41RLに接近・離反せしめるCR軸モータ65を制御するための位置決めユニット67およびサーボアンプ69、門形フレーム3においてY軸モータ9を制御するための位置決めユニット71およびサーボアンプ73等が接続されており、前記各位置決めユニット51、57、61、67、71にはメモリ49に記憶されている加工プログラムに従って実行するためのシーケンサ75が接続されている。
【0022】このような各軸制御においては、通常加工時では図2に示されているような制御が行われる。なお、図2中符号■〜■は図1中の■〜■の信号の流れを示している。すなわち、まず前側のワークテーブル27Fに搬入されたワークWを加工するために、CF軸の制御によりワーククランパ41FRを移動させてワークWをクランプし、X軸の制御によりワークWを加工位置に移動させ、Y軸の制御によりC形フレーム7を移動させてパンチPおよびダイDを加工位置に移動させて加工を行う。
【0023】前側のワークテーブル27Fに搬入されたワークWの所定の加工が完了したら、ワークWを後側のワークテーブル27Rへ移動させ、A軸およびCR軸の制御によりワーククランパ41RRを移動させてワークWをつかみ替え、A軸の制御によりワークWを加工位置に移動して、Y軸の制御によりパンチPおよびダイDを加工位置に移動させて加工を行う。
【0024】上述の加工において、ワークWを原点セットする場合およびワークWをアンローディングする場合には、シーケンサ75により図3に示されるような制御を行う。なお、図3中符号■〜■は図1中の■〜■の信号の流れを示している。
【0025】すなわち、X軸、CF軸およびY軸制御により前側のワークテーブル27Fに搬入されたワークWの加工を行い、所定の加工が完了したらワークWを後側のワークテーブル27Rに移動させてX軸からA軸に受け渡す。次に、後側のワークテーブル27RにおいてA軸、CF軸、Y軸により加工を行うと共に、前側のワークテーブル27Fに搬入された次のワークWについて、X軸、CF軸により原点セットを行う。
【0026】続いて、前側のワークテーブル27Fにおいて次のワークWの加工を行うと共に後側のワークテーブル27Rにおいて加工が完了したワークWをアンローディングする。以下、前述の工程を繰り返して加工を行う。
【0027】以上の工程の流れを図4に示してある。なお、図4中二重四角で示されているものはシーケンサ75による処理を示し、点線はデータの流れを示している。その他はNC処理であることを示している。
【0028】まずスタートすると(ステップSS)、加工を行うか否かを判断し(ステップS1)、加工を行わない場合には終了する(ステップSE)。加工を行う場合には、次のワークWに対する原点セット指令が発せられたか否かを判断し(ステップS2)、原点セットの指令が発せられている場合には原点セットが完了するまで作業を行う(ステップS3)。
【0029】原点セットの指令が発せられていない場合には、原点セットデータをシーケンサ75に転送して(ステップS4)、ワークWのローディングを開始し(ステップS5)、原点セットを行う(ステップS6)。
【0030】このようにしてワークWの原点セットが完了した場合およびステップS2において次のワークWの原点セット指令が出ていない場合には、前側のワークテーブル27FにおいてX軸側の加工を行い(ステップS7)、アンローディング指令が発せられたか否かを判断し(ステップS8)、発せられている場合にはアンローディングを完了させる(ステップS9)。アンローディングが完了した場合、およびステップS8においてアンローディング指令が発せられていない場合には、前側のワークテーブル27Fから後側のワークテーブル27RにワークWを受け渡し、以後、A軸で制御される(ステップS10)。
【0031】そして、次の加工があるか否かを判断し(ステップS11)、ある場合には次のワークWのローディングを指令して(ステップS12)、ローディング処理を行う(ステップS13)。
【0032】次のワークWは同一ロットか否かを判断し(ステップS14)、同一ロットの場合には次のワークWの原点セット指令を発し(ステップS15)、シーケンサ75により先にステップS4で行ったときの原点セットデータを用いて次のワークWの原点セット処理を行い(ステップS16)、ステップS2に戻って以後の工程を繰り返す。
【0033】さらに次のワークWの原点セット指令をした後、あるいは次のワークWが同一ロットでない場合には、A軸側の加工を行い(ステップS17)、アンローディングデータをシーケンサ75に転送して(ステップS18)、アンローディング指令を発し(ステップS19)、シーケンサ75によりアンローディング処理を行う(ステップS20)と共に、ステップS1に戻って以後の工程を繰り返す。
【0034】以上の結果から、NC装置5内においてNC処理のみの位置決め機能だけでなく、シーケンサ75が位置決め機能を保有してA軸側加工中にX軸側のローディング、原点セット処理を行い、X軸側加工中にA軸のアンローディング処理を行うので、ローディング、原点セット、アンローディングの処理がすべて加工の裏時間となり、ラインタクトをゼロとすることが可能となる。
【0035】なお、この発明は前述の発明の実施の形態に限定されることなく、適宜な変更を行うことにより、その他の態様で実施し得るものである。すなわち、前述の発明の実施の形態においては、同一ロット加工時の場合について説明したが、1枚ごとに加工プログラムが読み込まれて実行される1ロット加工の場合にも適用できる。
【0036】すなわち、図8を参照するに、まずスタートすると(ステップSS)、加工を行うか否かを判断し(ステップS21)、加工を行わない場合には終了する(ステップSE)。
【0037】加工を行う場合には、次のワークWに対する原点セット指令が発せられたか否かを判断し(ステップS22)、原点セットの指令が発せられている場合には原点セットが完了するまで作業を行う(ステップS23)。
【0038】原点セットの指令が発せられていない場合には、ワークWのローディングを開始し(ステップS24)、原点セットを行う(ステップS25)。このようにしてワークWの原点セットが完了したら、次のワークWの原点セットデータをシーケンサ75に転送する(ステップS26)。
【0039】前側のワークテーブル27FにおいてX軸側の加工を行い(ステップS27)、アンローディング指令が発せられたか否かを判断し(ステップS28)、発せられている場合にはアンローディングを完了させる(ステップS29)。アンローディングが完了した場合、およびステップS8においてアンローディング指令が発せられていない場合には、前側のワークテーブル27Fから後側のワークテーブル27RにワークWを受け渡し、以後、A軸で制御される(ステップS30)。
【0040】そして、次の加工があるか否かを判断し(ステップS31)、ある場合には次のワークWのローディングを指令して(ステップS32)、ローディング処理を行う(ステップS33)。
【0041】次のワークWの原点セット指令を発し(ステップS34)、シーケンサ75により先にステップS26で行ったときの原点セットデータを用いて次のワークWの原点セット処理を行って(ステップS35)、ステップS22に戻って以後の工程を繰り返す。
【0042】さらに次のワークWの原点セット指令をした後、あるいは次のワークWの加工がない場合には、A軸側の加工を行い(ステップS36)、アンローディングデータをシーケンサ75に転送して(ステップS37)、アンローディング指令を発し(ステップS38)、シーケンサ75によりアンローディング処理を行う(ステップS39)と共に、ステップS21に戻って以後の工程を繰り返す。
【0043】また、前述の発明の実施の形態においては図示省略のX軸のロケートピンが左側にあるため、原点セットデータが可変になるが、これを右側にすることにより原点セットデータを固定値とすることができる。この場合には、原点セットデータが固定値としてシーケンサ75内部のメモリに保有するため、前述の図8におけるステップS26の工程が不要となる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明によるパンチプレスにおける加工方法では、前後両ワークテーブルを有するパンチプレスにおいて加工を行う際に、NC処理により前側のワークテーブル(X軸制御)における加工が完了したらワークを後側のワークテーブル(A軸制御)に移動させてNC処理により加工を行う。この後側のワークテーブルで加工を行っている間に、シーケンサにより並行して前側のワークテーブルには次のワークをローディングして原点セットを行い、NC処理による後側のワークテーブルにおける加工が終了したらNC処理により前側のワークテーブルにおける加工を行う。この間にシーケンサにより後側のワークテーブルにおけるワークをアンローディングするので、ローディング、原点セット、アンローディングの処理のラインタクトをゼロとすることができる。
【0045】請求項2の発明によるパンチプレスにおける加工方法では、前後両ワークテーブルを有するパンチプレスにおいて加工を行う際に、NC処理により前側のワークテーブル(X軸制御)における加工が完了したらワークを後側のワークテーブル(A軸制御)に移動させて加工を行う。この後側のワークテーブルで加工を行っている間、シーケンサにより並行して前側のワークテーブルに次のワークをローディングして原点セットを行い、NC処理による後側のワークテーブルにおける加工が終了したら前側のワークテーブルにおける加工を行い、この間に並行してシーケンサにより後側のワークテーブルにおけるワークをアンローディングするので、ローディング、原点セット、アンローディングの処理のラインタクトをゼロとすることができる。
【出願人】 【識別番号】390014672
【氏名又は名称】株式会社アマダ
【出願日】 平成11年2月2日(1999.2.2)
【代理人】 【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和 (外8名)
【公開番号】 特開2000−225425(P2000−225425A)
【公開日】 平成12年8月15日(2000.8.15)
【出願番号】 特願平11−25465