| 【発明の名称】 |
板材の成形加工装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】山下 好生
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| 【要約】 |
【課題】少量の成形品を効率よくかつ安価に成形すること。
【解決手段】第1の作業ステーションにプレス装置1を設置し、第2の作業ステーションにワークWを保持する治具11と多関節ロボット12を設置して、ドロー加工、トリム、ピアス及びベンドの各加工を、これら2つの装置のみにより行うようにして、製品を効率よく、かつ安価に成形するようにしたもの。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 加工すべき製品の形状に倣った形状を有する上型と下型とを備えたドロー工程用のプレス装置と、上面及び周縁を上記プレス装置により加工されたワークの形状に倣った形状を有するワーク固定用治具と、工具を保持して上記ワークにトリム及びベンド加工を施すべくティーチング通りに動作する多関節ロボットとを備えたトリム及びベンド工程用の装置とからなる板材の成形加工装置。 【請求項2】 上記ワーク固定用治具の上面に上記ワークを押圧するための押圧部材を配設したことを特徴とする請求項1記載の板材の成形加工装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は板材を所要の形に加工する成形加工装置に関する。 【0002】 【従来の技術】自動車の製造工場では、鋼板を所要の形に成形する場合、鋼板をドロー工程、トリム工程、ピアス工程、及びベンドの各工程に分け、これらの工程毎に上型と下型を用いて順に成形するようにしている。 【0003】しかしながら、このような加工法は同じ成形品を多量に成形加工する場合に有効であるが、成形すべき数が限られているような成形品においては、多大の設備や設置スペースを必要とする結果、製造コストをいたずらに嵩ませるといった問題を有している。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、数の限られた成形品を効率よく成形加工することのできる新たな板材の成形加工装置を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】すなわち、本発明はこのような課題を達成するための板材の成形加工装置として、加工すべき製品の形状に倣った形状を有する上型と下型とを備えたドロー工程用のプレス装置と、上面及び周縁をワークの形状に倣って成形されたワーク固定用治具及び工具を保持してワークにトリム及びベンド加工を施すべくティーチング通りに動作する多関節ロボットとを備えたトリム及びベンド工程用の装置とによって構成したものである。 【0006】 【作用】このように構成したことにより、はじめに、板材をプレス装置により成形し、ついで、成形したワークをワーク固定用の治具により保持した上、多関節ロボットを用いてワークに所要のドロー、トリム、ピアス及びベンドの各加工を施すことにより、数の限られた成品を安価に成形する。 【0007】 【発明の実施の形態】そこで以下に本発明の実施例について説明する。図面は自動車の製造工場に用いるべく構成した本発明の一実施例を示したものである。 【0008】この成形加工装置は、第1の作業ステーションIに配置されてドロー工程に使用されるプレス装置1と、第2の作業ステーションIIに配置されてトリム、ピアス、及びベンドの各工程に使用される装置10の2つの装置として構成されている。 【0009】第1の作業ステーションに配置されてドロー工程を行うプレス装置1は、通常のプレス装置と同様、成形すべき自動車のボディーの一部に倣った形状に成形された上型2と下型3とによって構成される。 【0010】これに対して、第2の作業ステーションに配置されてトリム、ピアス及びベンドの諸工程に使用される装置10は、ドロー工程により成形されたワークWを安定的に保持しつつ上面及び周縁を利用して各加工が行えるよう、上面及び周縁を成形品に倣った形状に形成されたワーク固定用の治具11と、アーム12aの先端にレーザカッタ13やローラ型のならし加工具14といった工具を取り付けた上、予め設定されたティーチング通リに動作しながら、ワークWに対してトリム、ピアス及びベンドの各加工を施す多関節ロボット12と、必要に応じてワーク固定用の治具11の上にワークWを押圧してこれを不動に保持するための押圧部材15とによって構成されている。 【0011】このように構成された装置において、いま自動車のボディを成形するには、はじめに、図2(a)に示したように、第1作業ステーションにおいて、自動車のボディに倣って形成された上型2と下型3により鋼板に所要のドロー加工を施す。 【0012】そしてつぎに、このドロー加工を施したワークWを第2作業ステーションに配置したワーク固定用の治具11の上に載置固定し、図2(b)に示したように、多関節ロボット12のアーム12a端にレーザカッタ13を取付けた上、予めティーチングされた通りにアーム12aを移動させながら、固定用治具11に設けた切欠部や孔11aを利用して、ワークWの周縁部に残存する余分な部分をトリミングするとともに、ワークWの所要個所に貫通孔を開けてゆく。 【0013】このようにして、ワークWに所要のトリムとピアスの各加工を終えたら、つぎに、図2(c)に示したように、ワークWが浮上ることがないようその上面を押圧部材15により押圧し、同時に、アーム12aの先端に取付けたレーザカッタ13を外してここにローラ型のならし用の工具14を取付けて、さきと同様に、アーム12aをティーチングされた通りに作動させ、ワークWのベンド加工部を1回もしくは複数回に分けてならし角度や工具を変えながら、固定用治具11の周縁部に沿わせながらベンド加工を行なって、一連の成形加工を終える。 【0014】なお、以上は自動車のボディを成形加工する装置の例をもって本発明を説明したものであるが、他の板材の成形加工にも本発明に係る装置を適用することができる。 【0015】 【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、板材の成形加工装置を、ドロー工程に用いるプレス装置と、ワークに倣った形状の治具及び工具を保持してワークにトリム加工とベンド加工を放すロボットとによって構成したので、板材をドロー加工とトリム及びベンドの各加工に必要な2つの装置のみによって成形することを可能とし、少量生産に必要な設備と、これらの設置に必要なスペースを削減して、製品の製造コストを大巾に節減することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005326 【氏名又は名称】本田技研工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年9月7日(1998.9.7) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100087974 【弁理士】 【氏名又は名称】木村 勝彦 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−79424(P2000−79424A) |
| 【公開日】 |
平成12年3月21日(2000.3.21) |
| 【出願番号】 |
特願平10−252467 |
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