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【発明の名称】 切削油の濾過装置
【発明者】 【氏名】大前 達盛

【要約】 【課題】切削油から切粉を除去する切削油の濾過装置において、そのフィルターのメンテナンス作業や切粉の排出作業に要する労力を最小限に抑える。

【解決手段】切削油タンク1はモータ12で回転するフィルター11を挟んでダーティ室3およびクリーン室4に区画されており、フィルター11のダーティ室側表面11dにダーティ室3内に溜まった切粉を掬い取ってシュート19に排出する4個のバケット17が設けられるとともに、前記シュート19の上端にフィルター11のダーティ室側表面11dに付着した切粉を掻き落とすスクレーパ20が設けられる。またフィルター11のクリーン室側表面11cに付着した潤滑油は、そこに当接するオイルスキーマー31で掻き取られて潤滑油排出樋30から排出される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 切粉を含む切削油から該切粉を分離する切削油の濾過装置において、隔壁(2)を介してダーティ室(3)およびクリーン室(4)に区画された切削油タンク(1)と、前記ダーティ室(3)およびクリーン室(4)間を仕切るように前記隔壁(2)に設けられ、その下半部が切削油に浸って切粉を濾過する円板型のフィルター(11)と、このフィルター(11)を回転駆動する駆動源(12)と、前記フィルター(11)の上半部のダーティ室側表面(11d)に当接して該表面に付着する切粉を掻き落とすスクレーパ(20)と、このスクレーパ(20)により掻き落とした切粉を受け取って排出するシュート(19)と、を備えたことを特徴とする切削油の濾過装置。
【請求項2】 切粉を含む切削油から該切粉を分離する切削油の濾過装置において、隔壁(2)を介してダーティ室(3)およびクリーン室(4)に区画された切削油タンク(1)と、前記ダーティ室(3)およびクリーン室(4)間を仕切るように前記隔壁(2)に設けられ、その下半部が切削油に浸って切粉を濾過する円板型のフィルター(11)と、このフィルター(11)を回転駆動する駆動源(12)と、前記フィルター(11)の上半部のクリーン室側表面(11c)にエアーを吹き付けて前記ダーティ室側表面(11d)に付着する切粉を除去するエアー噴出ノズル(23)と、を備えたことを特徴とする切削油の濾過装置。
【請求項3】 切粉を含む切削油から該切粉を分離する切削油の濾過装置において、隔壁(2)を介してダーティ室(3)およびクリーン室(4)に区画された切削油タンク(1)と、前記ダーティ室(3)およびクリーン室(4)間を仕切るように前記隔壁(2)に設けられ、その下半部が切削油に浸って切粉を濾過する円板型のフィルター(11)と、このフィルター(11)を回転駆動する駆動源(12)と、前記フィルター(11)の外周部に設けられて前記ダーティ室(3)内の切粉を掬い取る複数のバケット(17)と、このバケット(17)が切削油の油面の上方に露出したときに該バケット(17)から落下する切粉を受け取って排出するシュート(19)と、を備えたことを特徴とする切削油の濾過装置。
【請求項4】 前記エアー噴出ノズル(23)は前記フィルター(11)の半径方向に沿って細長く形成されていることを特徴とする、請求項2に記載の切削油の濾過装置。
【請求項5】 前記バケット(17)は切削油を通過させる多数の孔を有することを特徴とする、請求項3に記載の切削油の濾過装置。
【請求項6】 前記バケット(17)は前記フィルター(11)の回転方向進み側および半径方向内側に開口部(171 ,172 )を有することを特徴とする、請求項5に記載の切削油の濾過装置。
【請求項7】 前記フィルター(11)の上半部のクリーン室側表面(11c)に当接して該表面に付着する潤滑油を除去するオイルスキーマー(31)を備えたことを特徴とする、請求項1〜3の何れかに記載の切削油の濾過装置。
【請求項8】 前記シュート(19)により排出された切粉に付着する切削油を除去して前記クリーン室(4)に戻す遠心分離機(21)を備えたことを特徴とする、請求項1または3に記載の切削油の濾過装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、切粉を含む切削油から該切粉を分離する切削油の濾過装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように、従来の切削油の濾過装置は、フィルター01を挟んでダーティ室02およびクリーン室03に区画された切削油タンク04を備えている。図示せぬ工作機械から排出された切粉および潤滑油を含む切削油は樋05を介して切削油タンク04のダーティ室02に供給され、そのダーティ室02に溜まった切粉は人力で切粉箱06に排出される。ダーティ室02からクリーン室03に流入する際にフィルター01を通過して切粉を除去された切削油は、クリーン室03に設けられたオイルスキーマー07で潤滑油を除去された後、ポンプ08で前記工作機械に供給されて再利用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来のものは、フィルター01の濾過面が常時使用されているので早期に目詰まりが発生し、その清掃を頻繁に行う必要があるだけでなく、ダーティ室02の底部に溜まった切粉を人力で切粉箱06に掻き出す必要があるために、その作業に多くの労力および時間を必要とする問題があった。
【0004】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、切削油から切粉を除去する切削油の濾過装置において、そのフィルターのメンテナンス作業や切粉の排出作業に要する労力を最小限に抑えることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、切粉を含む切削油から該切粉を分離する切削油の濾過装置において、隔壁を介してダーティ室およびクリーン室に区画された切削油タンクと、前記ダーティ室およびクリーン室間を仕切るように前記隔壁に設けられ、その下半部が切削油に浸って切粉を濾過する円板型のフィルターと、このフィルターを回転駆動する駆動源と、前記フィルターの上半部のダーティ室側表面に当接して該表面に付着する切粉を掻き落とすスクレーパと、このスクレーパにより掻き落とした切粉を受け取って排出するシュートとを備えたことを特徴とする。
【0006】上記構成によれば、ダーティ室に供給された切粉を含む切削油はフィルターを通過してクリーン室に流入し、その際にフィルターに切粉を濾過されて清浄化される。円板型のフィルターが駆動源により回転するため、それが切削油に浸る濾過部が逐次更新されて目詰まりが抑制されるだけでなく、フィルターのダーティ室側表面に付着した切粉がスクレーパで掻き落とされてシュートで排出されるので、フィルターの清掃を自動的に行ってメンテナンスに要する労力を大幅に削減することができる。
【0007】また請求項2に記載された発明は、切粉を含む切削油から該切粉を分離する切削油の濾過装置において、隔壁を介してダーティ室およびクリーン室に区画された切削油タンクと、前記ダーティ室およびクリーン室間を仕切るように前記隔壁に設けられ、その下半部が切削油に浸って切粉を濾過する円板型のフィルターと、このフィルターを回転駆動する駆動源と、前記フィルターの上半部のクリーン室側表面にエアーを吹き付けて前記ダーティ室側表面に付着する切粉を除去するエアー噴出ノズルとを備えたことを特徴とする。
【0008】上記構成によれば、ダーティ室に供給された切粉を含む切削油はフィルターを通過してクリーン室に流入し、その際にフィルターに切粉を濾過されて清浄化される。円板型のフィルターが駆動源により回転するため、それが切削油に浸る濾過部が逐次更新されて目詰まりが抑制されるだけでなく、フィルターの上半部のクリーン室側表面にエアー噴出ノズルからエアーが吹き付けられてダーティ室側表面に付着する切粉が除去されるので、フィルターの目詰まりを一層効果的に防止してメンテナンスに要する労力を大幅に削減することができる。
【0009】また請求項3に記載された発明は、切粉を含む切削油から該切粉を分離する切削油の濾過装置において、隔壁を介してダーティ室およびクリーン室に区画された切削油タンクと、前記ダーティ室およびクリーン室間を仕切るように前記隔壁に設けられ、その下半部が切削油に浸って切粉を濾過する円板型のフィルターと、このフィルターを回転駆動する駆動源と、前記フィルターの外周部に設けられて前記ダーティ室内の切粉を掬い取る複数のバケットと、このバケットが切削油の油面の上方に露出したときに該バケットから落下する切粉を受け取って排出するシュートとを備えたことを特徴とする。
【0010】上記構成によれば、ダーティ室に供給された切粉を含む切削油はフィルターを通過してクリーン室に流入し、その際にフィルターに切粉を濾過されて清浄化される。円板型のフィルターが駆動源により回転するため、それが切削油に浸る濾過部が逐次更新されて目詰まりが抑制されるだけでなく、ダーティ室内の切粉がフィルターと共に回転するバケットで掬い取られてシュートに排出されるので、フィルターの負荷を軽減してメンテナンスに要する労力を大幅に削減することができ、しかもダーティ室内に溜まった切粉を人力によらずに排出することができる。
【0011】また請求項4に記載された発明は、請求項2の構成に加えて、前記エアー噴出ノズルは前記フィルターの半径方向に沿って細長く形成されていることを特徴とする。
【0012】上記構成によれば、エアー噴出ノズルがフィルターの半径方向に沿って細長く形成されるので、フィルターの回転に伴って該フィルターの全域を効果的に清掃することができる。
【0013】また請求項5に記載された発明は、請求項3の構成に加えて、前記バケットは切削油を通過させる多数の孔を有することを特徴とする。
【0014】上記構成によれば、切粉を含む切削油から切粉だけを掬い取って排出することができる。
【0015】また請求項6に記載された発明は、請求項5の構成に加えて、前記バケットは前記フィルターの回転方向進み側および半径方向内側に開口部を有することを特徴とする。
【0016】上記構成によれば、フィルターが回転するとき、フィルターの回転方向進み側に開口するの開口部から切粉を含む切削油をバケット内に導入するとともに、半径方向内側に開口する開口部から切粉を下方に落下させることができる。
【0017】また請求項7に記載された発明は、請求項1〜3の何れかの構成に加えて、前記フィルターの上半部のクリーン室側表面に当接して該表面に付着する潤滑油を除去するオイルスキーマーを備えたことを特徴とする。
【0018】上記構成によれば、切削油に混入してフィルターに付着した潤滑油をオイルスキーマーで除去して切削油だけを分離することができる。
【0019】また請求項8に記載された発明は、請求項1または3の構成に加えて、前記シュートにより排出された切粉に付着する切削油を除去して前記クリーン室に戻す遠心分離機を備えたことを特徴とする。
【0020】上記構成によれば、切粉に付着して分離できなかった切削油を遠心分離機で分離するので、切削油を無駄なく回収して切粉と共に廃棄される切削油の量を減少させることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0022】図1〜図4は本発明の一実施例を示すもので、図1は切削油の濾過装置の正面図(図2の1−1線断面図)、図2は図1の2−2線断面図、図3は図2の3方向拡大矢視図、図4は図3の4−4線断面図である。
【0023】図1および図2に示すように、直方体状の切削油タンク1は半円状の開口21を有する隔壁2によってダーティ室3とクリーン室4とに区画されており、図示せぬ工作機械から供給された切粉および潤滑油を含む切削油は切削油入口31 からダーティ室3に流入し、切粉および潤滑油を除去された切削油はクリーン室4の切削油出口41 から前記工作機械に送り出される。切削油タンク1の上面開口部を横断する一対の架橋部材6,7に軸受け8,9を介して回転軸10が支持されており、この回転軸10に中心を固定された円板状のフィルター11の下半部は前記隔壁2の半円状の開口21 に回転自在に嵌合する。一方の架橋部材7に固定された駆動源としてのモータ12の出力軸121 が、継ぎ手13を介してフィルター11の回転軸10に接続される。従って、モータ12を駆動すると、回転軸10と共にフィルター11が図1の矢印A方向に回転駆動される。
【0024】フィルター11は外周部14および内周部15に挟まれた環状のフィルター本体部16を備えており、このフィルター本体部16は、切削油の通過を許容するとともに、それに含まれる切粉の通過を阻止する大きさの多数の孔が形成さたパンチングメタルから構成される。フィルター11の外周部14には4個のバケット17…が固定されており、各バケット17はフィルター11の回転方向Aの進み側および半径方向内側の2面に開口部171 ,172 が形成されている。
【0025】ダーティ室3の上部にブラケット18を介してシュート19が固定される。シュート19の上縁は回転軸10の上方において水平方行に延びており、フィルター11のダーティ室側表面11dに僅かな隙間を介して対向する。図1においてシュート19の上縁の右半部に固定されたスクレーパ20が、フィルター11の矢印A方向の回転に伴って上から下に移動するダーティ室側表面11dに当接する。シュート19の下端に臨む位置に、該シュート19により供給された切粉に付着する切削油を分離するための遠心分離機21が配置される。
【0026】図3および図4を併せて参照すると明らかなように、回転軸10の一端を支持する架橋部材7に固定した支持板22の上面にボックス状のエアー噴出ノズル23が設けられる。エアー噴出ノズル23はその開口部がフィルター11のクリーン室側表面11cに僅かな間隙を介して臨んでおり、その内部にエアー源24からエアー配管25を介して高圧エアーが供給される。回転軸10の他端を支持する架橋部材6に固定した支持板26の上面にボックス状の切粉受け箱27が設けられる。切粉受け箱27はその開口部がフィルター11のダーティ室側表面11dに僅かな間隙を介して臨むとともに、前記エアー噴出ノズル23の開口部に正対しており、ダーティ室側表面11dと反対側の端部にダーティ室3の上方に臨む切粉排出ダクト28が設けられる。図3から明らかなように、エアー噴出ノズル23は、その長手方向をフィルター本体部16の半径方向に沿わせて、かつフィルター本体部16の半径方向内端から外端までをカバーするように配置される。
【0027】回転軸10の一端を支持する架橋部材7に支持部材29を介して潤滑油排出樋30が支持されており、この潤滑油排出樋30の上端にフィルター11のクリーン室側表面11cに当接するオイルスキーマー31が支持される。
【0028】次に、前述の構成を備えた切削油の濾過装置の作用について説明する。
【0029】図示せぬ工作機械から濾過装置に供給された切粉および潤滑油を含む切削油は、切削油入口31 から切削油タンク1のダーティ室3に流入し、そこから隔壁2に設けたフィルター11を図2の矢印B方向に通過してクリーン室4に流入する際に、切削油の通過を許容して切粉の通過を阻止する多数の孔を備えたフィルター本体部16によって濾過される。このとき、フィルター11はモータ12によって回転駆動されるため、フィルター本体部16の切削油の油面下に没する部分を逐次更新して目詰まりの発生を遅らせることができる。
【0030】また切粉を含む切削油の濾過を継続する間にフィルター11のダーティ室側表面11dに切粉が付着するが、その切粉はスクレーパ20によって掻き落とされてシュート19上に落下し、切削油タンク1の外部に配置された遠心分離機21に供給される。遠心分離機21は切粉と該切粉に付着する切削油とを分離し、分離された切削油は図示せぬ配管から切削油タンク1のクリーン室4に戻されて再利用される。これと同時に、エアー源24からエアー配管25を介して供給された高圧エアーをエアー噴出ノズル23からフィルター11のクリーン室側表面11cに吹き付けることにより、フィルター11のダーティ室側表面11dに付着した切粉を切粉受け箱27内に吹き飛ばし、その切粉を切粉排出ダクト28を介してダーティ室3内に戻すことができる。
【0031】またフィルター11の回転に伴って該フィルター11の外周部に設けた4個のバケット17…が切削油の油面下および油面上を循環するように回転する。バケット17…が切削油の油面下を図1の矢印A方向に移動するとき、その進行方向進み側の開口171 …から該バケット17…の内部に切削油が流入することにより、切削油に含まれる切粉が捕捉される。バケット17…が切削油の油面上に露出すると、バケット17…内の切削油は該バケット17…の多数の孔から下方のダーティ室3に速やかに落下し、切粉だけを収納したバケット17…が上昇する。バケット17…が上昇限位置(回転軸10の上方位置)の手前に達すると開口172 …が下向きになり、内部の切粉が前記開口172 …から下方のシュート19上に落下して遠心分離機21に排出される。そして切粉に付着する切削油は遠心分離機21によって分離された後、図示せぬ配管から切削油タンク1のクリーン室4に戻されて再利用される。
【0032】このように、ダーティ室3の内部に溜まった切粉をバケット17…で掬って遠心分離機21に自動的に排出することができるので、ダーティ室3の内部に溜まった切粉を人力で掻き出す必要がなくなって労力の大幅な削減が可能になるばかりか、切削油に含まれた切粉をフィルター11で捕捉することなくバケット17…を用いて除去するので、フィルター11の負荷を軽減してメンテナンスの頻度を大幅に減少させることができる。しかもバケット17…の2面に開口171 …,172 …を設けたので、バケット17…の内部への切粉の導入と、バケット17…からの切粉の排出とを支障なく行うことができる。
【0033】また、濾過装置に供給された切削油には工作機械の潤滑油が含まれており、この潤滑油はフィルター11を通過する際に、そのダーティ室側表面11dおよびクリーン室側表面11cに付着する。この潤滑油は、フィルター11の回転に伴ってクリーン室側表面11cに当接するオイルスキーマー31で掻き取られ、潤滑油排出樋30を介して排出される。
【0034】而して、切粉および潤滑油を除去された清浄な切削油だけが、切削油タンク1のクリーン室4の切削油出口41 から工作機械に返送されて再利用される。
【0035】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
【0036】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載された発明によれば、ダーティ室に供給された切粉を含む切削油はフィルターを通過してクリーン室に流入し、その際にフィルターに切粉を濾過されて清浄化される。円板型のフィルターが駆動源により回転するため、それが切削油に浸る濾過部が逐次更新されて目詰まりが抑制されるだけでなく、フィルターのダーティ室側表面に付着した切粉がスクレーパで掻き落とされてシュートで排出されるので、フィルターの清掃を自動的に行ってメンテナンスに要する労力を大幅に削減することができる。
【0037】また請求項2に記載された発明によれば、ダーティ室に供給された切粉を含む切削油はフィルターを通過してクリーン室に流入し、その際にフィルターに切粉を濾過されて清浄化される。円板型のフィルターが駆動源により回転するため、それが切削油に浸る濾過部が逐次更新されて目詰まりが抑制されるだけでなく、フィルターの上半部のクリーン室側表面にエアー噴出ノズルからエアーが吹き付けられてダーティ室側表面に付着する切粉が除去されるので、フィルターの目詰まりを一層効果的に防止してメンテナンスに要する労力を大幅に削減することができる。
【0038】また請求項3に記載された発明によれば、ダーティ室に供給された切粉を含む切削油はフィルターを通過してクリーン室に流入し、その際にフィルターに切粉を濾過されて清浄化される。円板型のフィルターが駆動源により回転するため、それが切削油に浸る濾過部が逐次更新されて目詰まりが抑制されるだけでなく、ダーティ室内の切粉がフィルターと共に回転するバケットで掬い取られてシュートに排出されるので、フィルターの負荷を軽減してメンテナンスに要する労力を大幅に削減することができ、しかもダーティ室内に溜まった切粉を人力によらずに排出することができる。
【0039】また請求項4に記載された発明によれば、エアー噴出ノズルがフィルターの半径方向に沿って細長く形成されるので、フィルターの回転に伴って該フィルターの全域を効果的に清掃することができる。
【0040】また請求項5に記載された発明によれば、切粉を含む切削油から切粉だけを掬い取って排出することができる。
【0041】また請求項6に記載された発明によれば、フィルターが回転するとき、フィルターの回転方向進み側に開口するの開口部から切粉を含む切削油をバケット内に導入するとともに、半径方向内側に開口する開口部から切粉を下方に落下させることができる。
【0042】また請求項7に記載された発明によれば、切削油に混入してフィルターに付着した潤滑油をオイルスキーマーで除去して切削油だけを分離することができる。
【0043】また請求項8に記載された発明によれば、切粉に付着して分離できなかった切削油を遠心分離機で分離するので、切削油を無駄なく回収して切粉と共に廃棄される切削油の量を減少させることができる。
【出願人】 【識別番号】000005326
【氏名又は名称】本田技研工業株式会社
【識別番号】598080130
【氏名又は名称】有限会社▲高▼山製作所
【出願日】 平成10年6月17日(1998.6.17)
【代理人】 【識別番号】100071870
【弁理士】
【氏名又は名称】落合 健 (外1名)
【公開番号】 特開2000−410(P2000−410A)
【公開日】 平成12年1月7日(2000.1.7)
【出願番号】 特願平10−169739