| 【発明の名称】 |
パチンコ機の電源回路 |
| 【発明者】 |
【氏名】菊地 恒夫
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| 【要約】 |
【課題】未熟な遊技者と熟練した遊技者との間での遊技の公平さを図る。
【解決手段】同一機種の複数のパチンコ機1が同じトランス2に分岐接続された状態において、複数のパチンコ機1の全部が同時に電源オン動作された場合、遅延手段9が起動し、相互に無関係な不規則性に基づき記憶された待機時間が経過したときに、遅延手段9が制御回路8の制御動作を開始させることにより、前部のパチンコ機1では大当りのような遊技の繰り返される周期タイミングが適切に不整合となる。この結果、遊技者が、体感器を使用した遊技法を行ったとしても、全部のパチンコ機1における遊技が繰り返されるタイミング周期を類推することは困難となる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 同一機種の複数のパチンコ機が電源投入を同じくするように同一のトランスに分岐接続されたパチンコ機の電源回路において、前記パチンコ機の全部の制御回路における遊技の繰り返される周期タイミングを不整合にさせるために、電源投入によりトランスから複数のパチンコ機の制御回路の全部への電力供給の開始がそれぞれ異なる時期に行われる遅延手段を設けたことを特徴とするパチンコ機の電源回路。 【請求項2】 遅延手段をトランスに設けたことを特徴とする請求項1記載のパチンコ機の電源回路。 【請求項3】 遅延手段を複数のパチンコ機に設けたことを特徴とする請求項1記載のパチンコ機の電源回路。 【請求項4】 遅延手段をパチンコ機とトランスとの間に設けたことを特徴とする請求項1記載のパチンコ機の電源回路。 【請求項5】 遅延手段を電源とトランスとの間に設けたことを特徴とする請求項1記載のパチンコ機の電源回路。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、同一機種の複数のパチンコ機が電源投入を同じくするように接続されたパチンコ機の電源回路に関する。 【0002】 【従来の技術】パチンコ機における大当り発生の仕組について説明すると、パチンコ機に搭載した1チップボードに形成されたコンピュータ中のループカウンタが乱数表を電気的に形成し、上記コンピュータが特定の入賞口への遊技球の入賞したタイミングで乱数表の乱数を抽出して大当りを決定する。つまり、ソフトウエアで形成されたループカウンタが所定周期でカウントアップ又はカウントダウンする一方、検出器が始動口やスタートチャッカと呼ばれる特定の入賞口に入賞した遊技球を検出し、その検出タイミングによるループカウンタのカウント値によりコンピュータが大当りを決定する。 【0003】このように、現在のパチンコ機では、ループカウンタであるソフトウエアと検出器であるハードウエアとにより大当りを決定する機種が主流であり、特定の入賞口に遊技球が入賞すると、そのタイミングでループカウンタから数値がRAMに乱数値として取り込まれ、その乱数値がROMに予め設定された大当り決定値と一致した場合、大当りが決定する。大当りの発生確率は乱数の種類総数と大当りとして定める乱数値の種類数との比で決定される。例えば、乱数の種類総数が0〜1023の1024種類で、大当り決定値の種類数が0〜3の4種類であれば、大当りは1024分の4即ち256分の1で発生する。その一方、大当り発生確率は射幸性の観点から所定範囲より外れないように定められている。 【0004】パチンコ機の遊技制御について説明すると、パチンコ機の制御回路はCPUが静電気などのノイズに起因しプログラムの実行不能となる暴走現象の発生を防止するために、例えば4msecのような周期で割込信号をCPUのリセット端子に入力している。そのため、制御プログラムは1サイクルの実行に要する最長時間が上記割込周期を越えないように構築される一方、CPUは制御プログラムの単数又は複数のステップより成る最終処理段において、特定の命令又は特定の区間を繰り返し実行しながら、割込信号が入力されるまでの間、先頭アドレスの命令実行を待機する。又、電源投入時においては、CPUがプログラムの先頭アドレスを確認し、先頭アドレスから命令を順次読込んで実行する。具体的には、CPUは電源投入と同時にRAMの特定アドレスに書き込まれている初期値を確認し、次に電源の初期投入であるか又は周期的なリセットであるかを確認し、初期投入と判定すればRAMに大当り決定値やそれ以外の各種の初期設定値を書込み、次のステップに進む。他方、CPUがリセットと判定、いいかえれば電源初期投入の直後ではないことを判定すれば各種の初期設定値を更新して次のステップに進む。次に乱数値の更新について見れば、電源の初期投入である判定により「0」がRAMに書込まれ、この初期値「0」は周期的なリセットである判定毎に「1」ずつ加算される。この加算値は大当り決定の種類数の最大値より「0」に戻る。 【0005】一方、規則により同一機種のパチンコ機には同一の制御プログラムを実装することが義務づけられている。このようなことから、乱数の更新に着目して見ると、同一機種の複数のパチンコ機が同時に電源投入されれば、それらのパチンコ機では初期設定値が同時に設定され、割込周期毎にループカウンタのカウント値も同一のタイミングで同一値に更新される。 【0006】ところで、図8に示すように、パチンコ店では、同一機種の複数のパチンコ機1を1ヶ所に集中的に配列し、それらのうちで例えば5〜6台のパチンコ機1を大容量のトランス2に接続し、営業開始前にトランス2を起動することにより、同一機種の複数のパチンコ機1に電力を同時に供給して開店準備作業の効率化を図っている。そのため、1つのトランス2に接続された同一機種の複数のパチンコ機1では、全部のパチンコ機1における制御回路8が同時に起動し、制御回路8中のループカウンタのすなわち乱数値が予め設定された大当り決定値と一致する値に同時に更新される。換言するならば、或る1台のパチンコ機1におけるループカウンタのカウント値が大当り決定値と一致する値に更新されるタイミングを把握できれば、その周辺の同一機種の複数のパチンコ機1における大当り決定のタイミングを把握できる。図8中、3は商用電源、4はブレーカである。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】遊技者間では、リズムボックスを改造した周期的に人の5感の何れかを刺激する体感器を所有し、体感器より刺激を受ける周期に合せて遊技球を1球ずつ打ち込むことにより、大当り決定の更新周期を探りながら遊技を行う方法が流布されている。この遊技法により、電源投入を同じくする同一機種の複数のパチンコ機中の1つのパチンコ機での大当り決定の更新周期が特定された場合、電源投入を同じくする他のパチンコ機の全部が同一のタイミングで大当り決定の更新周期を発生することが推察できる。そのため、熟練した遊技者は、体感器を用いることにより、電源投入を同じくする同一機種の複数のパチンコ機の全部が大当りを発生するタイミングの周期を類推し、そのタイミングに合せて遊技球の打込みと停止とを繰り返して大当りを狙うと共に無駄球の打込みを回避する。これにより、未熟な遊技者と熟練な遊技者との間には不公平が生じてしまう。 【0008】そこで、本発明は、上記問題点を解決するために、電源投入を同じくする同一機種の複数のパチンコ機における遊技の繰り返される周期タイミングの不整合化を図り、遊技の公平さを向上できるパチンコ機の電源回路を提供しようとするものである。 【0009】 【課題を解決するための手段】請求項1の発明にあっては、同一機種の複数のパチンコ機が電源投入を同じくするように同じトランスに分岐接続されたパチンコ機の電源回路において、前記パチンコ機の全部の制御回路における遊技の繰り返される周期タイミングを不整合にさせるために、電源投入によりトランスから複数のパチンコ機の制御回路の全部への電力供給の開始がそれぞれ異なる時期に行われる遅延手段を設けたことを特徴としている。請求項2の発明にあっては、請求項1に記載の遅延手段をトランスに設けたことを特徴としている。請求項3の発明にあっては、請求項1に記載の遅延手段を複数のパチンコ機に設けたことを特徴としている。請求項4の発明にあっては、請求項1に記載の遅延手段をパチンコ機とトランスとの間に設けたことを特徴としている。請求項5の発明にあっては、請求項1に記載の遅延手段を電源とトランスとの間に設けたことを特徴としている。 【0010】 【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1〜図3は本発明の第1実施形態であって、図1は電源回路を示し、図2は1つのパチンコ機1に内蔵された遅延手段を示し、図3はフローチャートを示す。 【0011】図1を参照し、電源回路について説明する。電源回路は、同一機種の複数のパチンコ機1が電源投入を同じくするように同じトランス2の出力端に分岐接続され、トランス2の入力端が商用電源3にブレーカ4を介して配線されている。例えば、パチンコ店の遊技島には複数のパチンコ機1とトランス2の出力端より複数のパチンコ機2に対応して分岐配線されたコンセント5とが設置され、複数のパチンコ機1の電源コード6に設けられたプラグ7がその近くで割り当てられたコンセント5に差し込まれたことにより、複数のパチンコ機1がトランス2に分岐接続されている。各パチンコ機1は、その裏面側に制御回路8と遅延手段9とを内蔵している。 【0012】この第1実施形態の場合、制御回路8は1チップボードに形成されたコンピュータを備え、コンピュータのCPUがROMに書込まれた制御プログラムに従いRAMを用いて、パチンコ機の前面側でパチンコ機に打込まれた遊技球が一般入賞口や始動口或いは特定入賞口等の入賞口に入賞することにより賞球を払出す制御、始動口やチャッカ等のような特定の入賞口への入賞に伴い図柄可変表示装置の図柄を可変表示する制御、図柄を可変表示する制御の大当りの結果に伴い変動入賞装置の開閉体を開閉する制御、変動入賞装置のVゾーンのような特別の入賞口への入賞に伴い大当りを継続する制御等のような各種の遊技に対する制御を実行する。例えば、図柄を可変表示する制御では、コンピュータ中のソフトウエアで形成されたループカウンタが所定周期でカウントアップ又はカウントダウンすることにより乱数表を電気的に形成し、コンピュータが特定の入賞口への遊技球の入賞を検出する検出器の検出タイミングで乱数表の乱数を抽出して大当りか否かを決定する。上記コンピュータでは、CPUが電源投入後の電力供給と同時にRAMの初期値を確認し、次に電源の初期投入であるか又は周期的な制御プログラムに対するリセットであるかを確認し、初期投入と判定すればROMより大当り決定値やそれ以外の各種の初期設定値をRAMに書込み、次のステップに進む。他方、CPUがリセットと判定すれば各種の初期設定値を更新して次のステップに進む。例えば、乱数値についは、電源の初期投入である判定により「0」がRAMに書込まれ、この初期値「0」に対して周期的なリセットすなわち割込信号の入力毎に「1」ずつ加算され、その和が乱数値の最大値になると、次回の加算時点でその旨が判定されて、加算命令の代わりに初期値「0」に戻す命令が実行される。 【0013】遅延手段9は、複数のパチンコ機1の全部における制御回路8の遊技が繰り返される周期タイミングを不整合にさせるために、電源投入によりトランス2から複数のパチンコ機1の制御回路8の全部への電力供給の開始がそれぞれ異なる時期に行われるようにするものである。この第1実施形態では、図2にも示すように、遅延手段9がトランス2の側での電源オン動作後の或るタイマ時間が経過してから制御回路8中の大当り発生回路部10の動作を開始するようにしている。つまり、トランス2の側での電源オン動作に伴い、タイマ用乱数発生部11が次回の電源オン動作に対するタイマ値のための乱数発生動作を開始し、カウンタ回路部12が今回の電源オン動作に対する電源オン動作からの経過時間を計時するカウント動作を開始すると共にカウント動作された計時情報を比較部13に出力し、比較部13が記憶部14に今回の電源オン動作に対する待機時間としてバックアップにより記憶保持されていたタイマ値を記憶部14より読み出すと共にカウンタ回路部12からの計時情報がタイマ値と一致した際に一致情報を待機解除部15に出力する。そして、待機解除部15は一致情報により待機解除信号と検出タイミング信号とを生成し、待機解除信号を大当り発生回路部10のリセット端子に出力し、検出タイミング信号をタイマ値検出部16に出力する。大当り発生回路部10では待機解除信号の入力により電源オン動作後に初めてかかる1発めのリセット信号いわゆるパワーオンリセット信号を受けて制御動作が開始する。タイマ値検出部16では検出タイミング信号の入力によりタイマ用乱数発生回路部11より乱数を検出して記憶部14に次回のタイマ値として格納する。これにより、記憶部14では、前回のタイマ値が今回のタイマ値に更新され、この更新された今回のタイマ値を次回の電源オン動作に対する待機時間としてバックアップする。このため記憶部14は電源オフ動作後に待機時間を記憶保持するためのバックアップ電源を有する。 【0014】遅延手段9としては、上記のようにブロック構成された回路の集合体として形成しても良いが、制御回路8中のコンピュータのROMに上記のような一連の処理を行うプログラムを格納しておき、トランス2の側の電源オンに伴うコンピュータの起動開始により、CPUが上記プログラムに従うRAMの働きにより解除信号と検出タイミング信号との生成と出力との動作を行うように形成しても同様に適用できる。この制御回路8中のコンピュータにより遅延手段9を構成した場合には、パチンコ店の店員のような操作者が図1に示すブレーカ4の操作により電源オン動作を行うと、コンピュータが図3に示す処理を実行する。つまり、ステップ301おいて処理が始まり、ステップ302において電源が入ると、ステップ303においてRAMに記憶されているタイマ値を読み出すと共にカウント値を検出し、ステップ304においてタイマ値とカウント値とを比較し、ステップ305においてタイマ値とカウント値とが同じかを判断する。そして、タイマ値とカウント値とが異なる場合はステップ304に戻り、タイマ値とカウント値とが同じ場合はステップ306に進む。ステップ306において待機解除信号を大当り発生回路部10(図2参照)に出力し、ステップ307において検出タイミング信号を出力し、ステップ308において次回の電源オン動作に対するタイマ値を検出し、ステップ309においてステップ308で検出したタイマ値をRAMに更新するように書込み、ステップ310において電源初期投入処理の1サイクルを終わる。 【0015】第1実施形態によれば、図1に示すように、同一機種の複数のパチンコ機1が、電源投入を同じくするように、商用電源3にブレーカ4を介して配線された同じトランス2の出力端に分岐接続された状態において、前記と同様な操作者がブレーカ4を操作して複数のパチンコ機1の全部に対し電源オン動作を行った場合、トランス2が全部のパチンコ機1の制御回路8のコンピュータ及び遅延手段9に電力を供給し、同コンピュータ及び遅延手段9が起動する。そして、相互に無関係な不規則性に基づき記憶された待機時間としてのタイマ値が経過したときに、遅延手段9が待機解除信号を大当り発生回路部10のリセット端子に供給し、大当り発生回路部10が電源オン動作後に初めてかかる1発めのリセット信号を受けて制御動作が開始する。よって、同じトランス2に分岐接続された同一機種の複数のパチンコ機1では大当りのような遊技の繰り返される周期タイミングが適切に不整合となる。この結果、遊技者が、体感器を使用した遊技法を行ったとしても、電源投入を同じくする同一機種の複数のパチンコ機1の全部における遊技が繰り返されるタイミング周期を類推することは困難である。よって、未熟な遊技者と熟練な遊技者との間における遊技の公平さを向上できる。 【0016】又、第1実施形態によれば、今回の電源オン動作で次回の待機時間としてのタイマ値を相互に無関係な不規則性に基づき抽出して記憶部14に格納保持したので、バックアップ電源は必要とするものの、同じトランス2に分岐接続された同一機種の複数のパチンコ機1のうちの1台においても、大当りのような遊技の繰り返される周期タイミングが電源オン動作毎に一定となることは大幅に減少する。よって、営業日の異なる毎に、或る1台のパチンコ機1での遊技が繰り返されるタイミング周期の類推の困難性を一層向上できる。 【0017】(第2実施形態)全部のパチンコ機1に遅延手段9を設け、タイマ用乱数発生回路部11が発生する複数の乱数のうちの1つ又は1組に対応するタイマ値をゼロと設定しておき、タイマ検出部16が検出タイミング信号の入力によりタイマ用乱数発生回路部11より上記1つ又は1組の乱数を検出することにより、タイマ値検出部16が係る検出した乱数に対応するタイマ値としてのゼロを記憶部14に更新記憶しても良い。つまり、第2実施形態は第1実施形態での記憶部14に記憶されるタイマ値にゼロを含ませたことと同等である。 【0018】(第3実施形態)前記第1・第2実施形態では全部のパチンコ機1に遅延手段9を設けたが、1つのパチンコ機1には遅延手段9を設けず、それ以外のパチンコ機1のそれぞれに遅延手段9を設けても良い。この場合、操作者がブレーカ4の操作により電源オン動作を行うことにより、(イ)遅延手段9の設けられていないパチンコ機1の制御回路8が最初に電力供給を受けること、(ロ)遅延手段9の設けられていないパチンコ機1の制御回路8が最後に電力供給を受けること、が考えられる。(イ)の場合は、遅延手段9の設けられていないパチンコ機1の制御回路8が電源オン動作に伴い直ちに電力供給を受けて制御動作を開始するか、又は、パチン遅延手段9の設けられていないパチンコ機1にゼロと遅延手段9での最小タイマ値との間のタイマ値に設定されたタイマを設け、そのタイマが電源オン動作に伴い計時動作を開始し、係るタイマ値の計時後に係るパチンコ機1の制御回路8が電力供給を受けて制御動作を開始するようにしても良い。(ロ)の場合は、遅延手段9の設けられていないパチンコ機1に遅延手段9での最大のタイマ値以上のタイマ値に設定されたタイマを設け、そのタイマが電源オン動作に伴い計時動作を開始し、係るタイマ値の計時後に係るパチンコ機1の制御回路8が電力供給を受けて制御動作を開始する。 【0019】(第4実施形態)図4〜図5は本発明の第4実施形態であって、図4は電源回路を示し、図5はフローチャートを示す。 【0020】図4に示すように、この第4実施形態は、前記遅延手段9がパチンコ機1より取り除かれ、トランス2が前記遅延手段9に相当する遅延手段9Aを内蔵したことを特徴としている。商用電源3、ブレーカ4、コンセント5、電源コード6、プラグ7等の要素は第1実施形態と同じである。 【0021】遅延手段9Aは、電源投入判定部20、接続パチンコ機数設定部21、ディレイタイム用乱数発生部22、乱数検出部23、乱数判定部24、ディレイタイムマップ25、電力出力部26、書替可能な不揮発性の記憶部27、RAM28、不揮発性の記憶部29を備え、図4に示す処理を実行することにより、同一機種の複数のパチンコ機1の全部における制御回路8の遊技が繰り返される周期タイミングを不整合にさせるために、電源投入によりトランス2から複数のパチンコ機1の制御回路8の全部への電力供給の開始がそれぞれ異なる時期に行われるようにする。 【0022】電源投入判定部21は、トランス2の側での電源オン動作に伴い、電力がトランス2より供給されることにより、電源が投入されたことを判断し、同判断結果情報をディレイタイム用乱数発生部22に出力する。 【0023】接続パチンコ機設定部21は、前記と同様な操作者がトランス2に接続されたパチンコ機1の全部の台数に相当する数値を入力することにより、その数値を記憶部27に格納させる。 【0024】ディレイタイム用乱数発生部22は、電源投入判定部20からの電源投入判定結果情報により乱数発生動作を開始する。この乱数発生動作により発生される乱数値は少なくともトランス2に対するパチンコ機1の接続可能な最大数か、またはそれ以上の数に定められている。 【0025】乱数検出部23は、ディレイタイム乱数発生部22がカウント動作を開始した後に、記憶部27よりトランス2に接続されたパチンコ機1の台数に相当する数値を抽出し、その数値に相当する数だけ、或る時間間隔を置いて、ディレイタイム乱数発生部22でカウント動作された乱数値を検出し、検出する毎に、検出した乱数値をRAM28に整列格納する。 【0026】乱数判定部24は、乱数検出部23によりRAM28に格納された乱数値のうちで同じ値ものが有るかを判断し、同じ値がある場合は乱数検出部23に検出動作指令を出力する。これらのRAM28に格納された乱数値のうちで同じ値ものが有るかの判断と、同じ値がある場合での乱数検出部23への検出動作指令出力とは、RAM28に初めに格納された乱数値の全部と上記検出動作指令出力に基づきRAM28に新たに格納された乱数値の全部とが異なる値となるまで繰り返される。そして、RAM28に格納された乱数値の全部が異なる判断により、同判断結果情報を電力出力部26に出力する。 【0027】ディレイタイムマップ25は、設定乱数値とディレイタイムとの関係を規定する情報として記憶部29に予め設定してある。設定乱数値はディレイタイム用乱数発生部22で発生可能な乱数値だけ定められ、ディレイタイムは設定乱数値の個々に1つずつ対応しかつ全部が異なる値に定められている。又、ディレイタイムにはゼロを1つ含んでも含まなくても良い。 【0028】電力出力部26は、乱数判定部24からの全部の乱数値が異なる値である判断結果情報により、RAM28より乱数値を抽出し、その乱数値をディレイタイムマップ25に照合し、ディレイタイムマップ25より乱数値と同一の設定乱数値に対応づけられたディレイタイムを抽出してRAM28の乱数値とは別の領域に格納する。このディレイタイムのRAM28への格納はRAM28より抽出した乱数値毎に順に整列される。その後、電力出力部26はRAM28に格納されたディレイタイムのそれぞれに基づき同ディレイタイムの整列順に従いトランス2に接続された同一機種の複数のパチンコ機1に1台ずつ電力を順次供給する。 【0029】この第4実施形態の動作について図5を参照しながら説明する。前記と同様な操作者がブレーカ4(図4参照)の操作により電源オン動作を行うことにより、ステップ501での処理が始まり、ステップ502において電源が入ると、ステップ503においてトランス2に接続されたパチンコ機1の台数である接続パチンコ機数Nを検出し、ステップ504において乱数値を接続パチンコ機数Nと同数だけ取り込む。そして、ステップ505及びステップ506の処理により取り込まれた全部の乱数値が異なる値となった後、ステップ507において各乱数値に応じディレイタイムを設定し、ステップ508においてステップ502の電源投入から各ディレイタイムの経過後にトランス2に接続された同一機種の複数のパチンコ機1に1台ずつ電力を順次供給し、ステップ509において電源初期投入処理の1サイクルを終わる。 【0030】この第4実施形態によれば、トランス2が遅延手段9Aを内蔵したので、トランス2に接続されたパチンコ機1のそれぞれに遅延手段9を取り除きつつ、同パチンコ機1それぞれにおける遊技の繰り返される周期タイミングの不整合化を適切に図ることができる。 【0031】(第5実施形態)図6は本発明の第5実施形態を示し、図4の遅延手段9Aに相当する遅延手段9Bがパチンコ機1のプラグ7と制御回路8との間に設けられたことを特徴としている。 【0032】(第6実施形態)図7は本発明第6実施形態を示し、図4の遅延手段9Aに相当する遅延手段9Bがトランス2とブレーカ4の間に設けられことを特徴としている。 【0033】(第7実施形態)前記第5実施形態では遅延手段9Bを全部のパチンコ機1に対応させて設けたが、前記第3実施形態と同様に1つのパチンコ機1に遅延手段9Bを設けず、それ以外のパチンコ機1のそれぞれに遅延手段9Bを設けても良いが、この場合、遅延手段9Bのディレイタイムにはゼロを含まないもとする。 【0034】(第8実施形態)前記第5実施形態では遅延手段9Bをパチンコ機1のプラグ7と制御回路8との間に設けたが、遅延手段9Bをプラグ7とトランス2のコンセント5とに接続する形態でも良い。 【0035】 【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれば、同一機種の複数のパチンコ機が電源投入を同じくするように同じトランスに分岐接続された状態において、複数のパチンコ機の全部が同時に電源オン動作された場合でも、それぞれ異なる待機時間が経過したときに、パチンコ機の制御動作が開始することにより、遊技の繰り返される周期タイミングが適切に不整合となるので、遊技者が、体感器を使用した遊技法を行ったとしても、電源投入を同じくする同一機種の複数のパチンコ機の全部における遊技が繰り返されるタイミング周期を類推することは困難でり、未熟な遊技者と熟練な遊技者との間における遊技の公平さを向上できる。請求項2の発明によれば、遅延手段をトランスに設けたので、パチンコ機それぞれの構成が従来と同じであっても、パチンコ機それぞれにおける遊技の繰り返される周期タイミングの不整合化を適切に図ることができる。請求項3の発明によれば、遅延手段を複数のパチンコ機に設けたので、同じトランスに分岐接続された同一機種の複数のパチンコ機のうちの1台においても、大当りのような遊技の繰り返される周期タイミングが電源オン動作毎に一定となることは大幅に減少でき、営業日の異なる毎に、或る1台のパチンコ機での遊技が繰り返されるタイミング周期の類推の困難性を一層向上できる。請求項4及び請求項5の発明によれば、遅延手段をパチンコ機とトランスとの間又はトランスと電源との間の何れかに設けたので、パチンコ機それぞれの構成とトランスの構成とが従来と同じであっても、パチンコ機それぞれにおける遊技の繰り返される周期タイミングの不整合化を適切に図ることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000154679 【氏名又は名称】株式会社平和
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| 【出願日】 |
平成10年7月22日(1998.7.22) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080296 【弁理士】 【氏名又は名称】宮園 純一
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| 【公開番号】 |
特開2000−37506(P2000−37506A) |
| 【公開日】 |
平成12年2月8日(2000.2.8) |
| 【出願番号】 |
特願平10−206971 |
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