| 【発明の名称】 |
毛髪化粧料 |
| 【発明者】 |
【氏名】佐藤 央子
【氏名】宇津 敦
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】(A)水及び油に不溶の粉体 4〜20重量%、及び(B)不揮発性シリコーンオイル 成分(A)に対して0.3〜10重量倍を含有する毛髪化粧料。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 (A)水及び油に不溶の粉体 4〜20重量%、及び(B)不揮発性シリコーンオイル 成分(A)に対して0.3〜10重量倍を含有する毛髪化粧料。 【請求項2】 成分(A)の粉体が、球状粒子である請求項1記載の毛髪化粧料。 【請求項3】 成分(A)の粉体が、平均粒径1〜30μmである請求項1又は2記載の毛髪化粧料。 【請求項4】 成分(B)のシリコーンオイルが、25℃の粘度50mPa・s以下である請求項1〜3のいずれか1項記載の毛髪化粧料。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、毛髪に塗布したときの指通り・くし通り性、ボリュームアップ性に優れ、油性感が全くないふわっと軽い感触の仕上がりが得られ、かつその仕上がりが長時間持続する毛髪化粧料に関する。 【0002】 【従来の技術】毛髪スタイリング剤には、毛髪に塗布したときに指通り・くし通り性等を向上させるための潤滑成分として、種々の油性物質が配合されている。しかし、これらの油性物質は多量に配合すると、好ましくない油性感がでたり、油の重みでスタイルが崩れやすくなるという問題があった。 【0003】このため、毛髪のすべり等の感触を改善する目的で、粉体を配合した毛髪化粧料が提案されている(特開昭59−184115号、特開平4−124121号)。しかし、粉体は毛髪に塗布すると白く見えてしまうため(白化)、少量しか配合できず、感触を十分に改善できなかった。また、自然な質感にボリュームアップしてその仕上がりを持続させることもできなかった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、指通り・くし通り性に優れ、油性感の全くないふわっと軽い感触の仕上がりが得られる毛髪化粧料を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、不揮発性シリコーンオイルを粉体に対して特定の割合で用いれば、白化を起こさずに十分の量の粉体を配合でき、指通り・くし通り性、ボリュームアップ性に優れ、油性感が全くないふわっと軽い感触の仕上がりが得られ、しかもその仕上がりが長時間持続する毛髪化粧料が得られることを見出した。 【0006】すなわち、本発明は、(A)水及び油に不溶の粉体 4〜20重量%、及び(B)不揮発性シリコーンオイル 成分(A)に対して0.3〜10重量倍を含有する毛髪化粧料を提供するものである。 【0007】 【発明の実施の形態】本発明で用いる成分(A)の粉体は、水及び油に不溶で、通常の化粧料に用いられるものであれば特に制限されず、例えばケイ酸、無水ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、タルク、セリサイト、マイカ、カオリン、ベンガラ、クレー、ベントナイト、チタン被膜雲母、オキシ塩化ビスマス、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化鉄、群青、酸化クロム、水酸化クロム、カラミン及びカーボンブラック、シリコーン骨格を有する微粉末、これらの複合体等の無機粉体;ポリアミド、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリウレタン、ビニル樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂、フッ素樹脂、ケイ素樹脂、アクリル樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、ジビニルベンゼン・スチレン共重合体、シルクパウダー、セルロース、長鎖アルキルリン酸金属塩、N−モノ長鎖アルキルアシル塩基性アミノ酸粉末、これらの複合体等の有機粉体などが挙げられる。これらのうち、特に有機粉体が好ましい。 【0008】成分(A)の粉体の形状は特に制限されないが、球状粒子が好ましい。また、粒径も特に制限されないが、平均粒径1〜30μm、特に1〜10μmが好ましい。成分(A)としては、特に球状ナイロン、ポリメタクリル酸メチル樹脂が好ましい。 【0009】成分(A)の粉体は1種以上を用いることができ、全組成中に4〜20重量%、好ましくは4〜15重量%、特に好ましくは5〜10重量%配合される。4重量%未満では感触を十分に改善できず、20重量%を超えても効果は大きく変わらない。 【0010】本発明で用いる成分(B)のシリコーンオイルは、不揮発性のものである。揮発性のものでは白化が起こりやすく、また仕上がりの持続性にも劣る。シリコーンオイルとしては、例えばジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等が挙げられる。シリコーンオイルは、25℃の粘度が50mPa・s以下、特に5〜20mPa・sであるのが好ましい。 【0011】成分(B)のシリコーンオイルは1種以上を用いることができ、成分(A)に対して0.3〜10重量倍、好ましくは0.5〜2.5重量倍、特に好ましくは0.6〜1.5重量倍配合される。0.3重量倍未満では粉体の白化を十分に防止できず、10重量倍を超えると油性感が感じられる。また、シリコーンオイルは、全組成中に、2〜20重量%、特に3〜15重量%配合するのが好ましい。 【0012】本発明の毛髪化粧料には、更に通常の毛髪化粧料に用いられる成分、例えば保湿剤、増粘剤、起泡剤、酸化防止剤、油剤、香料、色素、噴射剤などを、本発明の効果を損なわない範囲で配合できる。 【0013】本発明の毛髪化粧料は、通常の方法に従って製造でき、例えばクリーム、ミルク、ジェル、ローション、エアゾールフォーム、エアゾールスプレー等の何れの剤型にもでき、整髪剤等として好適である。 【0014】 【発明の効果】本発明の毛髪化粧料は、白化を起こさずに十分の量の粉体を配合でき、指通り・くし通り性、ボリュームアップ性に優れ、油性感が全くないふわっと軽い感触の仕上がりが得られ、しかもその仕上がりが長時間持続する。 【0015】 【実施例】実施例1表1及び表2に示す組成の成分を混合して毛髪化粧料(原液)を調製し、これを噴射剤(LPG)とともに原液/噴射剤=90/10でエアゾール缶に充填して、フォーム剤を得た。得られたフォーム剤3gを長さ20cm、20gのトレスに塗布し、20名の専門パネラーにより以下の項目について以下の基準で評価し、パネラー20名中最もスコアの高かった評価基準で示した。 【0016】(評価基準) (1)指通り・くし通り:◎;未塗布と比較して非常に良い。 ○;未塗布と比較して良い。 △;未塗布と変わらない。 ×;未塗布に劣る。 (2)油性感:◎;油性感が全くない。 ○;油性感が少しあるが不快でない。 △;油性感があり不快。 ×;油性感が非常にある。 (3)ボリュームアップ効果(外観):○;未塗布よりボリュームがある。 △;未塗布と変わらない。 ×;未塗布よりボリュームがない。 (4)白化(外観):○;白化がない。 △;よく見ると一部白化がある。 ×;明らかに白化がある。 (5)仕上がり感の持続性(7時間後に評価):○;塗布直後と同等である。 ×;塗布直後より劣る。 【0017】 【表1】
【0018】 【表2】
【0019】実施例2(ヘアスプレー) 以下に示す組成のヘアスプレーを常法により製造した。 【表3】 (成分) (重量%) (原液) PMMA粉末(10μm) 10.0 ジメチルポリシロキサン(5mPa・s) 15.0 パルミチン酸イソプロピル 5.0 グリセリン 1.0 香料 0.1 エチルアルコール 残量 (原液/噴射剤(LPG)=90/10) 【0020】実施例3(ヘアローション) 以下に示す組成のヘアローションを常法により製造した。 【表4】 (成分) (重量%) 球状ナイロン(5μm) 5.0 ジメチルポリシロキサン(10mPa・s) 4.0 エチレングリコールモノエチルエーテル 0.5 トリメチルグリシン 1.0 エチルアルコール 25.0 香料 0.1 水 残量【0021】実施例4(ヘアフォーム) 以下に示す組成のヘアフォームを常法により製造した。 【表5】 (成分) (重量%) 球状ナイロン(5μm) 7.0 ジメチルポリシロキサン(10mPa・s) 7.0 ジプロピレングリコール 1.0 ポリオキシエチレン(6)ラウリルエーテル 0.3 リン酸ナトリウム ミリスチン酸イソプロピル 0.5 エチルアルコール 15.0 香料 0.1 水 残量【0022】実施例5(ヘアクリーム) 以下に示す組成のヘアクリームを常法により製造した。 【表6】 (成分) (重量%) 球状ナイロン(5μm) 10.0 ジメチルポリシロキサン(10mPa・s) 5.0 ポリオキシエチレン(8)ラウリルエーテル 0.5 リン酸ナトリウム セタノール 2.0 スクワラン 5.0 カルボキシビニルポリマー 0.5 水酸化ナトリウム液 適量 エチルアルコール 5.0 香料 0.1 水 残量【0023】実施例2〜5で得られた毛髪化粧料はいずれも、粉体による白化がなく、指通り・くし通り性、ボリュームアップ性に優れ、油性感が全くないふわっと軽い仕上がりが得られ、しかもその仕上がりが長時間持続した。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000918 【氏名又は名称】花王株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年7月8日(1998.7.8) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100068700 【弁理士】 【氏名又は名称】有賀 三幸 (外4名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−26242(P2000−26242A) |
| 【公開日】 |
平成12年1月25日(2000.1.25) |
| 【出願番号】 |
特願平10−193060 |
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